わたしからあかんべ
あなたからは木の葉
たからもの 小指ではさみ
あたたかな秋の 空へかえそう
うたたねしながら
ときどき見てる
からみぐあい
...
満ちても欠けても美しい
月は
満ちることも欠けることもない
くもった鏡
見つめきれない太陽の
希釈された容姿をまとい
見上げる者のこころを映し
憂いに潤み
満ち引く愛を
蒼白の殺意へ ...
男になってさ
女子をかっこよくエスコート。
わたしなら
出来ると思う
男より男だから
キスだって、ハグだって、セックスだって
そこらへんの男より
ずっと
スマートに ...
真昼間コーラ片手にハグをする
幸いを知っているからこその汚点
食いに走る私を誰が止められよう
クラゲみたいな女です
ナチュラルとダサいをはきちがえてる
片思いだって立派な ...
洗濯は今は
洗濯機がやってくれる
スイッチを押すだけである
僕の子どもの頃は
洗濯板というものがまだあった
家庭科の授業で
洗濯板を使って洗濯をする実習があった
と記憶している
しかし ...
光陰を慕い
陰光を慕う
緑の吐息 その悲しみ
深い山ひだを隠し
川の流れをむすぶ
だが その中に
何を結び得よう?
あなたの声は
電話線のむこうに確 ...
待ってます
待ちくたびれました
来る気がなかったと
許さんぞっ
闇堕ち確認
書くこと自体を
楽しめばいい
文字を書いて
発表できるだなんて
そんなアナタ
投票権がある
誰 ...
冷蔵庫が音もなく
坂道を転がっていく
薬屋の坊やがその様子を見て
花の名前を口ずさむと
雲ひとつない青空は
木々の亡骸を歌う
むかし此処いらに
小さな書店があったことなど
思い ...
白衣の少女は密室で睡る。鉄格子を嵌められた方形の窓。翼を休めに来たと思しき青い小鳥の喧しい囀りが、彩りを帯びた一連の言葉として彼女の脳裏へ綴られる。砂の海、炎の山、氷の大陸。こっちにおいで。孰れも少女 ...
缶の中のペンキに
白い指を沈めながら
僕の目を見つめたまま
煙草を君はふかしている
毒のような息
眼鏡の裏側に回り込む煙
その甘さがよりいっそう
一息でも吸い込んだら
もう終わりだ ...
不足分を補うための恋愛
誰にもある心の傷を自ら広げては遊んでる
不毛な恋こそ面白くて死にそうな自分が愛しい
誰だって最後は骨 さらっさらの
気味悪いほど人を好きになる自分をたし ...
ダイエット地獄 アルコール地獄
シガレット地獄
地獄 地獄 地獄
アリ地獄の世界 広がるばかり
なんで こんなに食べたいの
なんで こんな食べなきゃイライラしちゃうの
なん ...
君は見たか? あの地平線を・・・
気高く沈んでいく太陽を・・・
日が昇る国から 日が沈む国へ・・・
いいや、聖徳太子ではない!
断じてない!
聖徳太子のように
そんな手紙は出し ...
赤いサソリ留まるソーセージのような壺の取っ手
真っ暗な闇にくすんだ黄の満月が貼り付いて居る
笑う眼の無い石膏像は此処には居ない誰かを迎え
無数の青白い小さな尖った花達の足下に散らばる
ゆ ...
ぎらぎらと陽が照っている
草木が緑に燃えている
世界のゆらゆらと揺れている
折しも二匹の紋白蝶が
絡み交わり輪を描き
白々と視界を過っていく
何処まで辿り着けるだろう?
自ら生き ...
なんか 犬小屋を壊されてた わたし
犬小屋なんか持っていなかったんだけど
なんか 壊されてた それで
ふと上を見ると彼らは
次は月を壊しにかかっていたんだけれど
わたし 月を所持した覚えはな ...
不思議なことって
あるんだ
それはなぜかというと
不思議なことが
あるから
熱帯夜続く日々
窓をアミ戸にしていたら、
虫たちのさまざまな
お歌が
聞けた日々
見つけてはいけない
声の
足首だけを残して
息を散らした
書き記すその先の
うつろの体温に
暮らしを溶かしながら
包む目の灼熱
やわらかい星たちの分裂を
おのが背に貼られた地図に行き ...
胸騒ぎの朝
週末にやって来た
まねからざる台風
傘を差しても濡れそうだ
こんな時の為に
有給休暇ってあるんじゃないのか
自分勝手に定義付けしても
...
連続ドラマは伏線が張られて
気になるから続きが見たい
自分の生活には台本がないので
伏線は張られていないけど
気になるから人生の続きが見たい
出身地や学歴職歴と結果に
因果関係があ ...
給料日の朝は
女房が珍しく玄関まで見送りながら
「今日はまっすぐに帰ってきてね」
とやさしく声をかける
会社に着くと
いつになく仕事に力が入る
給料袋を渡される時間になると
上司から一人 ...
藤島ジュリー景子の
母親はメリー喜多川であるが
父親が誰かはあまり知られていない
ジュリーの父親は
沢田研二ではなく
藤島泰輔という作家だ
藤島泰輔という作家の作品を
ひとつも読んだこと ...
宵闇に吸い込まれてゆく花花火
秋雨のしのしのと耐えるばかり
にぎわいを求めて集う秋の雲
小ぬか雨痛みを閉じてひたに降る
宵闇に問いを重ねる神無月
街のひろがりを映した 水たまりの空が
土に吸いこまれてゆく ゆっくりと
ちぎれる雲と太陽 深い青を
夕暮れを待たず その透明を失わせ
風に押し上げられた 鳥たちの翼が
噴水 ...
あなたは静かに家をつくりはじめる
静かに 何年もかけて
あまりにも美しくそれは成されたので
家ではなく 森や 額縁や ひとかたまりの風に見えた
静かに何年も何年も
何年も何年 ...
やったーっ!
ありがたい
さて
銀河の岸で
小鬼へ手をふる私
きみにあげた 乾いた骨は
ある深さの空で生まれ
漂っていたのだと思う 低い声で 細い管で
貪る世界から すこし離れていたかった
喉の重みからぬき出した小骨
きみにあげられない ...
認め合えない事を砕けたと思ってる時点でそこは暗いのだね。示す理解は認識しているという事であって、生み出すのを委ねられているんだよ。見守ってるから?手探りでしか熱感は辿れない。だからその熱を宿さなければ ...
女になれない
女になりたくない
少女でいたい
少女じゃいられない
あっちこっち
にらみつけてさ
時々
ふわっと笑って
意味深にウィンクして
わたし容易じゃないよ
...
こんなにまで 大人になって
実は 中身は赤ん坊だなんて
そんな滑稽な事
白状出来やしない
いつもいつも 毎日のように
あの頃に帰れたら あの頃に帰れたら
母のお腹の中で
眠っていたい ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
しえすた
soft_m...
自由詩
13*
23/9/10 14:02
月の味方は詩人だけ ・ ニ
ただのみきや
自由詩
3*
23/9/10 14:01
男より男
ルルカ ne...
自由詩
1*
23/9/10 13:00
2023年9月10日 日曜日 自由律俳句 10句
〃
俳句
1*
23/9/10 12:39
洗濯物
ホカチャン
自由詩
0
23/9/10 9:19
電話線
リリー
自由詩
3*
23/9/10 9:05
エア・ラヴ
りゅうさん
自由詩
2
23/9/10 7:30
風景の終わりに
たもつ
自由詩
11
23/9/10 5:58
少女と剃刀from前橋百物語
医ヰ嶋蠱毒
散文(批評...
1
23/9/9 23:33
deepdeepdeeper in deep
竜門勇気
自由詩
1*
23/9/9 22:28
2023年9月9日 土曜日 自由律俳句 10句 ルルカ ne ...
ルルカ ne...
俳句
2*
23/9/9 21:01
地獄という名の・・・
〃
自由詩
0+*
23/9/9 20:25
聖徳太子vs清少納言
〃
自由詩
0*
23/9/9 20:03
柔らかな死
ひだかたけし
自由詩
6*
23/9/9 17:32
ぎらぎらと、ゆらゆらと(改訂の改訂)
〃
自由詩
2
23/9/9 15:23
(多分)
由比良 倖
自由詩
3*
23/9/9 13:08
※五行歌 二首「虫たちのさまざまなお歌が聞けた日々」
こしごえ
自由詩
2*
23/9/9 11:05
勾玉エロス
ただのみきや
自由詩
2*
23/9/9 10:31
台風襲来
佐白光
自由詩
0
23/9/9 10:27
伏線回収
イオン
自由詩
1*
23/9/9 9:50
思い出すこと 給料日
ホカチャン
自由詩
5*
23/9/9 6:44
藤島ジュリー景子
花形新次
自由詩
1
23/9/8 20:19
つれづれと俳句
朧月夜
俳句
5+*
23/9/8 18:10
誰
soft_m...
自由詩
4*
23/9/8 17:24
家
はるな
自由詩
17
23/9/8 15:46
※五行歌「銀河の岸で 小鬼へ手をふる私」
こしごえ
自由詩
4*
23/9/8 15:24
サクリファイス
soft_m...
自由詩
5*
23/9/8 15:15
『星のない夜』
武下愛
自由詩
2*
23/9/8 14:23
ヤバイ!!そろそろじゃない?
ルルカ ne...
自由詩
0*
23/9/8 13:53
40歳の女
〃
自由詩
4*
23/9/8 13:27
189
190
191
192
193
194
195
196
197
198
199
200
201
202
203
204
205
206
207
208
209
210
211
212
213
214
215
216
217
218
219
220
221
222
223
224
225
226
227
228
229
3.23sec.