最近はめっきり聞くことのできなくなった
あの声
祖父が購読していた週刊誌に挟まれた
女の顔と富士山と訳のわからないものが
不揃いで並べられた不思議な絵
一瞬感じた引力のような力強い声 ...
少しがさついた指先が冷たくて
それでも「有り難う」という言葉が
何だか妙にあたたかい
特に大それた事をした訳ではない
ただ、世知辛い社会から追い出され
家も家族も失った人達に
水のよう ...
面白きを生むか? 美しきを生むか?
ピカソは美しきではなく、面白きを生んだ。
ゴッホも美しきではなく、面白きを生んだ。
ダヴィンチが生んだものも美しきではなく、面白きだったと思う。
美しきはな ...
「さりげない日々につまずいた僕は」
「星を数える男になったよ」
った詩があって
大好きだったんだけど
けど
なんだよ、それって
とかちょっと冷静になって
今は想うよ
『さり ...
図星がストライクゾーンに入る
黒目がおたまじゃくしとなって
白目の中を慌ただしく泳ぎまくる
いっそここから抜け出し
白目剥き出したぁい
手足よ早く生えろ
滑落していくエゴ、
地滑りし続け
疼く私なしの一日に
打ち下ろされる一撃
もはや何の計画も無く
内に秘める純粋な怒り、
この混沌の世に夜に
闇に病み犯され
沈み込む重心
尚 ...
冷たい牛乳には
もはや靑々しい牧草の薫りは
しない
干し草の味がする
だけだ
僕は夜もすがら
睡魔と闘ふ日々は
棄てゝしまつた
創作の為だとか
さう云ふ事ぢやなしに
たゞ、 ...
燐光を見た
どちらかと云へば
アレッホ・カルペンティエエルの中で
熱されたディキシーランドのやうなジャズ
D.W.ライト氏が持ち上げた
ヘイデン・カルースの隠遁
とは一歩二歩違ふ
燐 ...
(546)カスバの女
完璧な歌謡曲は地中海を望む
ここはちのはてアルジェリア
どうせカスバのよるにさく
アフリカ北方のアルジェリア
北がつくからと言っても雪は37年ぶり
初 ...
いま、わたしは、西院というところに住んでいるのだが、昨年の三月までは、北山大橋のすぐそば、二十歩ほども歩けば賀茂川の河川敷に行けるところに三年間いた。その前の十五年間は、下鴨神社からバスで数分の距離 ...
この頃はソース焼きそばにハマっている。自分の作り方は次の通りだ。
焼肉用の厚切りの豚バラ肉を125gを、5ミリくらいの細切りにして醤油(大匙、一杯)をかけて混ぜておく。
次にお湯を沸か ...
ここいらへんでは氷柱はみられない。駅前のマンションの前に、水のあがらない噴水(池でもないし、あれってどういうつもりだろう)があって、冬のいちばん底になるとようやく薄く氷が張るくらいだ。
部屋のな ...
ロバート・ブライとベティ・ペイジに
性を一單位として
クールに処理しやうとするならば
その前に
本当の男らしさ・女らしさについて
何らかのアプローチをせねばなるまい
例へば
今思 ...
人類を何度も絶滅させた
もちろんフィクションの中でな
と語るおじさんの声は楽しげ
指の間で弄ぶアンプルが危なっかしい
外からくる敵が昔は流行ったが
世界を水晶にしちゃうとか
風が強すぎ ...
○「焼酎文化」
疲れたら焼酎をのむ
嫌なことがあったら焼酎をのむ
うれしいことがあったら焼酎をのむ
友が集まったら焼酎をのむ
お湯七に焼酎三で
いやお湯六に焼酎四で
いや五五で
それぞ ...
すこしだけ慣れて来たから
美しい声と想えた
晴れるならさわやかな空
水色に映る微笑み
真空のこころ潤す
恥じている君を抱きたい
ささやかなときが流れて
やすらぎの肩を抱きしめ ...
ねえ、おかあさん
どれがいい?
大人になったら買ってあげるね
これ、ダイヤじゃん
ガラスみたいでつまらないよ
こっちの赤とか緑のとかがいいよ
この紫の綺麗だな
高いんだろうな
...
地は堕ち人々の叫びが聞こえる
笑い合った家族が一瞬にして哀しみに変わる
疲れ切った人々の朦朧とした現実
瓦礫の下に生き埋めとなった人々の無念な嘆き
年の始まりが自然による災いの炎と化す
...
わたしはいなかった。
人を一人も殺さなくて、男と言えるかね?
人間と言えるかね?
もう一度言おう。
人を一人も殺さなくて、男と言えるかね?
人間と言えるかね?
太宰治は沢山人を殺したよ。
ジョンレノンだって、 ...
早春が癇癪も躍ったものの
ぽつんと見えている天窓などあれば私は、
気持ちの頬骨が保持できるぐらいの欲しがる
芯に往復する棹だ。雨曝しに ...
蒼い蒼い海が拡がる
私が仰いで憧れた
白い沫に包まれながら
思いっきり泳ぎたい
願いは届いただろうか
あの海に
どこまでもどこまでも泳いで
辿り着きたい夢の天(ソラ)
奇跡と奇跡が重なって
僕は芽生えた
勾玉のような魂と肉体
トンネル抜けて
命の泣き声をあげた
今は暗闇で泣いている
八方が塞がって
どこにも居られない焦燥感
僕が僕を否定する
鏡 ...
朝に行き交う人々の
一人一人の顔を見定めて
誰一人からも救い手のない
自分自身を改めて見定めて
ふっと安堵しすっこ抜け
東京の新年の日々は快晴続き
透空澄み渡り青い明るみの
只々 ...
思はず
詩のパンチラインに
「よく分からないけれど」と
書いてしまつたが
詩は
よく、分かつた處、に
宿るものだ
これは勇み足
反省頻り
神の事はよく知らぬ
それは本当なのだが ...
冬飲む水は
躰を冷やすので
内からの震へを
伴ふ
内なる震へ
何やら
神の事を思ふが
水といふ
即物的なものゝ代表格
にも
その反應は
齎されるのだ
尤も
神への震へは
...
(544)するすみ(匹如身)
かつて派遣切り暴力企業全盛のころ
日比谷公園での炊き出しがあった
大空を翔けていく その前に
あの子犬タロモモとの暮らしと生涯9年と11年も
わ ...
{ルビ形象=フオルム}を一つ一つとらえ、それを書物のなかに閉じこめる人びとが、私の精神の動きをあらかじめ準備してくれた
(マルロオ『西欧の誘惑』小松 清・松浪信三郎訳)
言葉ができると、言 ...
「クレクレ星人の独り言 16」の続きを書く。
「銀河騎士隆盛記 零」の感想を、悲壮な思いで待っていると書いたが、実のところを言うと、現代詩フォーラムの投稿仲間のA氏に、作品を読んでみて欲しいとお ...
[鬼子母涙次キシモ・ルイジ冬の句③]
風邪引きの貴女が今日もミニとはね
水鳥や水掻き持つは足掻く為
取り敢へず手を繋いだり冬夕焼け
風呂吹きは裸に昆布コブを纏ひたり
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
声
栗栖真理亜
自由詩
1
25/1/16 1:39
人間の尊厳
〃
自由詩
4*
25/1/15 22:16
浅薄詩
鏡ミラー文志
自由詩
2*
25/1/15 21:47
「流星」
秋葉竹
自由詩
1
25/1/15 21:42
おたまじゃくし
海
自由詩
5*
25/1/15 18:45
A Day Without Me*(改訂)
ひだかたけし
自由詩
4
25/1/15 18:14
深夜から夜明けに向けての数十行
髙任勇梓 T...
自由詩
2
25/1/15 18:13
燐光
〃
自由詩
1
25/1/15 17:26
野施行十二単衣 ㉗
水恋鳥魚夫
散文(批評...
1
25/1/15 16:01
THE GATES OF DELIRIUM。 ──万の川より ...
田中宏輔
自由詩
9*
25/1/15 15:12
「クレクレ星人の独り言 18」
ジム・プリマ...
散文(批評...
0*
25/1/15 14:17
メモ
はるな
散文(批評...
2
25/1/15 13:19
偶像 -スタアたち-
髙任勇梓 T...
自由詩
1
25/1/15 10:13
わたしのおじさん【きょうのソネット】
佐々宝砂
自由詩
1*
25/1/15 10:10
独り言1.15
zenyam...
自由詩
1*
25/1/15 9:38
しろいやすらぎ
秋葉竹
自由詩
0
25/1/15 8:17
トロイメライ
たもつ
自由詩
2
25/1/15 5:30
共に越える
栗栖真理亜
自由詩
4*
25/1/15 0:24
地球最期の日
すぬかんなが...
自由詩
3
25/1/14 23:13
おにいちゃんへ②
鏡ミラー文志
自由詩
3*
25/1/14 22:53
疒
あらい
自由詩
1
25/1/14 22:32
楽園
栗栖真理亜
自由詩
0*
25/1/14 18:51
顔を失って
海
自由詩
6*
25/1/14 18:50
新たな朝に
ひだかたけし
自由詩
6*
25/1/14 18:21
いゝのかも
髙任勇梓 T...
自由詩
1
25/1/14 17:57
震へ
〃
自由詩
0
25/1/14 17:23
野施行十二単衣 ㉖
水恋鳥魚夫
散文(批評...
2
25/1/14 15:51
LET THERE BE MORE LIGHT。 ──光の詩 ...
田中宏輔
自由詩
9*
25/1/14 14:34
「クレクレ星人の独り言 17」
ジム・プリマ...
散文(批評...
1*
25/1/14 13:10
鬼子母涙次③
髙任勇梓 T...
俳句
1
25/1/14 12:53
177
178
179
180
181
182
183
184
185
186
187
188
189
190
191
192
193
194
195
196
197
198
199
200
201
202
203
204
205
206
207
208
209
210
211
212
213
214
215
216
217
5.08sec.