夜風に当たっていると、昔のことを思い出している気がする。何も、意味は無いのだが。天気予報で報じられていた雨は、降っていたのだろうか。屋内にいたので気づかなかった。卓球を、テレビをつけるとやっていた。日 ... 真夜中、夜に目が覚めた。
水の滴り落ちる音がしている。
入り口近くの洗面台からだ。
足をおろして、スリッパをひっかけた。
亜麻色の弱い光のなか、
わたしの目は
(鏡に映った)わ ...
割れた画面のむこうで自動変換が暴力をふるう
インターネットの毛布は今はもう夢で
冷えたテスラのなかでがたがた震えながら運ばれる(どこへ?)
世界が終わるとしたら午後だろう
希望的観測! ...
つめたい万華鏡のまばたきが
角笛吹きの感傷を揺らし
梢のうへから、いやみな天使が
それを微笑つた。
琥珀いろの木洩れ陽と
昼下がりの回想が
共謀して、道化師を泣かせた。
腹立たし ...
のびやかしなり折り重なり
冷たく熱く色づく
この世界という光の帯、

あなたの内懐に響き渡り躍り

孤独という怪物 すきとほります。
遠隔ローターをパンティに仕込んで
難しい哲学書を朗読させながら
パチッとスイッチを押すと
急に眉間にシワを寄せて
「あ〜、う〜」と苦悶の表情を浮かべる
そこでスイッチを切ると
「フーッ」と ...
やばい噂を聞いちゃった

話せる人 いなくて困る

しょうがないから 井戸に叫ぶ

ちょうど 九官鳥が井戸に落ちていた

救助された九官鳥が叫ぶ

死んだら 神に質問攻めされる ...
風が吹けば時が進み
そして命も進む
全てが進むにつれて
風が汚れて重たくなった
人々は汚い風を拒み
世界に壁を作り
さらに風と空気を汚し続けた
やがて風は吹かず時は止まり
もう明日が見 ...
          - l'impromptu


擬人街を訪ねるなら{ルビ外套=コート}だけ着て行けばいいさ

隱喩に似る薄筋、縫工筋は

いつだって皺だらけのリトグラフ何故 ...
心の奥歯で氷を噛み砕きヒタスラ
貴女の声のヒビキ映り染み入る
この能動の意識という舞台に

貴女という根源の実感の何か何物か

(浮き立ち鮮やか漂うこの幾筋ものヒビキヒカリ)

わたし ...
  

みんなおらっちのこと「さんらー」ってよん
でるけど、おらっちにはもっとちゃんとした
「せいとく」っていうかっこいいなまえがあ
るのに。でもかんじはかけないからさ、「さ
んらー」でい ...
○「空港トイレ」

若い女が出てきた
何かとても不機嫌な顔だった
まあ 愛想のない女だなあと思った
中へ入ると男性用の便器が見当たらない!
おかしいなあ?
と思って
上の掲示を見ると
...
 藻いろの川に夕日がくぐると
 透明がぼんやり
 浮かびあがり
 水は流れていたのだとわかる
 落しものや誰か
 生きてるもの生きてないものに
 黒い影が時おりゆらめく

 今はまだ気 ...
  通り過ぎて
  あなたの胸に
  影になってから
  はじめて言葉がきらめいた
  海老蔓の秋 はじめから 記憶の形をして
夕暮時の
晴れた日の西の山の上の
空が蒼く透けた色をしている
死なないで、と
言ってくれた人の声を
思い出そうとした
けれど山は夜をむかえて

死なないで、と
言ってくれた人の思いは ...
メンヘラを馬鹿にする君あてみるともやしアオムシ貧相な顔


*
#メンヘラネット調べ

* 何らかの精神疾患を抱えている人や、抱えていると思われる人を指すネットスラング。特定の精神疾患を指 ...
鉛の十字のレプリカは積み上げ。擦り切れるまカレンダーに曳く。
居間、22時59分。夢見たよな箱庭で人生ごっこ。灰石と忽(ゆるが)せ、
凖しく廻る。点を老いては。何度でも書き足されている星星に、
...
   キミと公園で



 これ以上、人を好きになるのはよそう
 そんな別れかたはやめて

 公園をかるい足どり
 コーヒー片手に横ぎる
 服が脱ぎたいって
 わたしは好きなのに
...
 飛びこまないか
 と貴方の声が 重かった

 飛びこまなくたって
 水面に 映った顔に見入るだけで
 水底に横たわれる
 と私の声が かわいていた

 ときのすぎゆく早さは
 相寄 ...
ありがとうを
何回言ってきただろうか
それでも言い足りないのは
感謝したい存在が
無数にあるから
風の叫びを きけ

魂からの雄たけびで 一撃

露骨が過ぎる 猫なで声

やってくる秋 去っていく夏

浜辺に行って 貝を集めたい

聞かなくても わかるカンケイ

男転が ...
大人になって分かったのは
この世は無常ということ
出会いや別れはともしびのように
儚く明滅する
ONとOFFをくり返す
愛していたことや恋しかったこと
心が含む砂利のような味で
恐れなく ...
この世界という
無意味を掴んだら
この無意味という
力動に包まれたら
次に行って生きて

 
欲はあっても執着はない
荒れほど在った
食欲も性欲ももはや囚われず
自由なる大海、恋愛 ...
旦那に愛されている タバコに嫉妬

もうどうにでもなれな わたし

なんでもやり過ぎる わたし

やり過ぎる時あり やらな過ぎる時あり

秋風が心の隙間をとおってく

くだらなくと ...
 おおきな
 朝日を 笑いながら
 数えきれない鳩が輪になって
 時の繋がりが聴こえてくるような
 羽根を打つほどうつくしい游び

 壁にぶつかるんじゃないか
 そしてそのまま吸いこまれ ...
高く濃くなる秋、きっとすぐ澄んで
晴れ渡るとして、なんともさみしい
夜の都市、煌びやかなネオンサイン
キレイだろうけど、中身はカラッポ

 あゝやっぱり突き抜けよう
 あゝやっぱり還ってい ...
凍りついた曇りぞらと

あをぐろく{ルビ執念=しうね}くうねる海の

きたぐに

確然としてくらいちからのくに

俺は心ひそかにきたぐにを愛し

乾燥した都市から遠く北方を ...
秋は遠い
肩にこうべをあずけて眠る
ひとりの女のように

一匹のトンボがくぐりぬける
それ以外なにもない
綿の花をあしらった
青くくすんだヴェールの下

静かな死者の息づかい
遠く ...
「こんなショート動画を作ってごらんよ 炎上するから」

あなたがそういうのでその通りの動画を作ったら
ほんのわずか 煙が出た

たなびく

麻のスカーフの時は流れ
スカルの住処は一極集 ...
昼から雨が降るみたいなん
でもちゃんと
てるてるぼーず
つっといたし
今年の夏は本当に暑くて
公園にも行けなかったから
今夜の夏祭りだけは
出店がでるよ
絶対や
最近の出店は
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
卓球中継とスピーカー番田 散文(批評...1*23/10/2 1:04
陽の埋葬田中宏輔自由詩9*23/10/2 0:58
午後についてはるな自由詩223/10/1 17:56
絵本 (旧作)石村自由詩5*23/10/1 17:05
LOVEレター〇孤独という怪物ひだかたけし自由詩7*23/10/1 16:59
とびっ子花形新次自由詩023/10/1 16:48
ゲーマールルカ ne...自由詩1*23/10/1 16:45
よごれものリィ自由詩1*23/10/1 16:19
Wear Do墨晶自由詩3*23/10/1 16:12
詩想20ひだかたけし自由詩323/10/1 15:52
さんらー は (散文詩 10)AB(なかほ...自由詩323/10/1 15:51
旅の恥は掻き捨て1ホカチャン自由詩1*23/10/1 15:39
よどみsoft_m...自由詩4+*23/10/1 14:13
海老蔓草野春心自由詩10*23/10/1 13:01
天より高いこしごえ自由詩4*23/10/1 12:42
メンヘラを光に足立らどみ短歌4*23/10/1 12:42
狼狽あらい自由詩023/10/1 12:27
キミと公園でsoft_m...自由詩3*23/10/1 12:08
湖と蝶リリー自由詩3*23/10/1 11:58
※五行歌「感謝したい存在が 無数にあるから」こしごえ自由詩3*23/10/1 10:59
おかしくなる・・・ルルカ ne...俳句3*23/10/1 8:54
成育黒髪自由詩4+*23/9/30 22:29
五行歌、籠のなかの球根(改訂)ひだかたけし自由詩723/9/30 17:19
いま この瞬間ルルカ ne...俳句5*23/9/30 16:40
翼あるものsoft_m...自由詩12*23/9/30 16:03
時 すきとほりひだかたけし自由詩8*23/9/30 15:22
きたぐに (旧作)石村自由詩4*23/9/30 12:44
孤独なポーンただのみきや自由詩5*23/9/30 11:17
おどり松岡宮自由詩323/9/30 10:48
夏祭りwc自由詩4*23/9/30 9:51

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