通勤途中に猫がしんでいる
そのそばをわたしはとおる車で
みなけりゃいいのに
毎日それをみる
毎日
しんでいるなあとおもったり
ごめんなあとおもったり
なんともおもわなかったり
...
飲んだくれたって いいでしょ?
だって 人間に 生まれてきたんだもの
たまには 飲んだくれたって いいですよね
虫なんかに生まれたなら
夜中じゅう ただ鳴いていなきゃなりません
それか勤 ...
半そでの白さをひとつ武器にして、僕らは夏に向かっていくのだ
不戦とか書き連ねるような思いなど、カレーライスに混ぜてしまえば
ほら、鐘が聞こえるようだ、この日には、この地に、俺ら、めざめゆく ...
時と場所が
選ばれながら
Cigaretteの煙が立ち昇る
日々はどんな天気でも
ずっと続いている
隔離された
都会の喧騒や
夜空の果てでさえ
微かな炎による煙は
あらゆる病気を ...
血も汗も涙も我慢汁も
すべて流し切ったとき初めて
全力を尽くしたと
言えるのではないでしょうか?
ええ、その通り
精液まで出すのは
やり過ぎだと思います
どれだけの言葉を用いても
伝わらないでしょうが
今わたしはとてつもない力で
あの日の時間を刻み込んでいます
すべてを
幸せだとか切ないだとか
そんな表現が陳腐に感じてしまうから
...
描き続けた夢は
水に溶けてゆき
色は薄れて水絵になった
夢なんてそんなもんさ
ジジイババアに
人権なんかない
という暴言には
断固抗議したい
ジジイババアにだって
ある程度の権利は保証されている
何故なら
ここでいうジジイババアとは
歳をとったジジイババア一般の ...
風呂に行こうとすると、玄関先にコオロギ、風呂屋の壁にナメクジ、帰り道にカマドウマを見た。虫に好かれているのか、小雨で少し虫たちがフィーバーしているのか知らないが、 もしかすると地震の前触れで、虫たちが ...
光と樹木が交差する
あの夏の濃い陰りを抜けて
ヤンマゆくよ
感光した記憶の傷痕なぞり
迷える樹海の鬱蒼を越えて
ヤンマゆくよ
うすい双翅に光彩を弾き
風の流れを遡り
この目が耳 ...
太陽から逃げ
砂漠に夜が満ちる
疲れて眠る黒髪を
オアシスの女たちが
優しく梳き解いていく
男たちは横になったまま
闇を見つめて
その音を聞く
唇に夜気がふれ
女たちの頬 ...
貯金箱の底に
去年の赤い夏休みがある
使い切れずにとっておいて
よかった
海に浮かんでる
夜の船から落ちたのだ
手拭いを絞って水を飲む
水温はすこし冷たい
あとどのくらい
生きていられよう?
疲れてただ沈むのか、苦しんで
溺れるのか
潜っても底は見えない ...
二つに一つではなく
二つにして一つ
それが足のうらで生きるということ
とおく球場が夜空に灯っている
町あかりが滲むように澄んでいる
ぼくらは史上最強のまんなかだ
...
女子供を守れない男を
内心軽蔑しているくせに
危険な目には合わせたくないという
だけどよ
危険は何処にだってあるんだぜ
例えば隣人の変態だ
今まさに変態が洗濯物の
パンティを狙ってい ...
私がいないなら、
あなたがいる。
あなたがいないから、
私がいる。
いつも時計のように
交わっては消えていった、
数秒の肌の記憶。
何度生まれ変わっても
告げられな ...
狭くなる階段 明滅する灯り 迂闊に晒した腕が冷え行く
イカ焼きを分け合う二人 唇のおたふくソース言い訳に 吸う
「左様なら」字を確かめて噛み締める 繕う理由なんてなくても
...
夜つかむ指
蒼に凭れ
曇の前の穴
はざま過ぎる鳥
引きちぎるたび
生まれる渦
一点に吊られ
回る星座
夜の裾を浸す銀
すべての星が鈴に鳴り
朝も昼も ...
目に映る風景と
もはや言葉を交換できない
私は風景から情緒を受け取らず
風景も私によって何も証明されない
風景は完膚なきまで破壊されていて
私の視線もその破壊を継続するのみだ
...
「幸せですか?」「はい、幸せです」
言葉にしなくとも伝わる想いあって
言葉にしたら崩れそうな想いもある
でも口にしちゃう
とってもこそばゆくなるのに
「信じます」「後悔します ...
今一度会えるのならば、
今一度聞けるのならば、
貴方の顔を見て、
貴方の口から聞きたい。
まだ体の中には
“貴方の言葉”が幻のように響き、
ゆっくりと、ただゆっくりと
流れ、そして時 ...
夜の空気が
皮膚を貫き
意識・無意識の壁を透過する時
生きていることを感じるんだ
(みんなもそうだろう?)
夢幻を感じることで
生きていける
(みんなもそうだろう?)
怪人二十面相が生 ...
立ち尽くす
散りばめられた屑の中
告げられる心臓の音を
手で握った
止まらないでとただ握った
*あいうえお作文詩
あとだしのあいしてる
あとだしのあいしてる
あとだしのあいしてる
こんなんで勝っても
うれしくない。
...
秋雨、降り続く夜
傘もささず
両手広げて
瞑目し歩いていたら
「君は独りで何をやっているんだ?」
巡廻中のおまわりさんに呼び止められ
「や、なんか情欲が芯部から噴き上げて身体が ...
五円玉の穴から覗けば見える都には雨が降り夏を追いまわし秋を連れてくる鈴虫の声高くお月見だ紅葉だと騒ぎ立てる人々をしりめに私は静かにしていたい静かにしていたい静かにしていたいだけなのに頭上のスピーカーは ...
あるコックは料理をつくりました。
鍋からはじっくりと煮込まれたトマトの匂い。
テーブルには真っ白に洗われたシーツの上に、真っ白な皿が並ぶのでした。
コックは言いました。
「ひとさじのスプーンは ...
あらゆる疑惑や憎しみは
頭で考えるからおこるのだ
だからからだで感じよう
それも足のうらで感じよう
遠く離れてきみを想う
生きているかも
死んでいるかも
...
不眠症の彼に、ホットミルクを淹れるのがわたしの仕事だった。
ある夜をきっかけに、彼は眠ることを忘れたという。
どんなに体が疲れていても、睡魔は彼には訪れず、ねばつくような夜 ...
感傷的なババアは
少女のような心を
ヒリヒリさせて泣いている
涙は
くっきり刻まれた
ほうれい線をつたい
やがて下水道へと流れる
ババア
おまえの泣き顔はすべてを凍てつかせる
バ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
猫へ捧ぐ
朧月
自由詩
7
15/8/30 21:19
秋色夜曲二 <虫の鳴く夜に>
南無一
自由詩
2
15/8/30 21:00
半そでの白さが夏と戦う武器でした
たにがわR
短歌
1
15/8/30 20:46
Cigaretteに灯された火
りゅうのあく...
自由詩
4*
15/8/30 20:11
全国高校ブラスロック選手権
花形新次
自由詩
0
15/8/30 20:00
告白
AquAri...
自由詩
6
15/8/30 19:58
薄夢
リィ
自由詩
0+*
15/8/30 19:41
ジジイババア擁護
花形新次
自由詩
0+
15/8/30 17:56
かなこ
nemaru
散文(批評...
1*
15/8/30 17:55
ヤンマゆくよ
ただのみきや
自由詩
17*
15/8/30 16:31
月は
mizuno...
自由詩
4
15/8/30 15:02
赤い
〃
自由詩
2
15/8/30 14:41
海に
〃
自由詩
2
15/8/30 14:34
足のうらで生きる
吉岡ペペロ
自由詩
3
15/8/30 11:06
後悔
花形新次
自由詩
0
15/8/30 9:53
はなびら
あおい満月
自由詩
13*
15/8/30 9:03
挨拶
深水遊脚
短歌
2*
15/8/30 8:38
鈴へ 虚ろへ
木立 悟
自由詩
4
15/8/30 8:36
帰り途
葉leaf
自由詩
2
15/8/30 5:01
言葉
斎藤 九
自由詩
0
15/8/30 2:04
整
りり
自由詩
1
15/8/30 1:53
プレパレイション・マスク
ゴースト(無...
自由詩
7*
15/8/30 1:10
鼓動
小日向 ココ
自由詩
0
15/8/30 0:44
しょなし
もり
自由詩
2*
15/8/30 0:20
雨中コミュニケーション
たけし
自由詩
3
15/8/29 22:02
真鍮の都/即興ゴルコンダ(仮)投稿.68
こうだたけみ
自由詩
5*
15/8/29 21:42
人の孤独
藤山 誠
自由詩
1*
15/8/29 20:53
疑惑や憎しみ
吉岡ペペロ
自由詩
5
15/8/29 20:20
ホットミルク
愛心
自由詩
4
15/8/29 20:08
センチメンタル・ババア
花形新次
自由詩
0
15/8/29 18:53
1858
1859
1860
1861
1862
1863
1864
1865
1866
1867
1868
1869
1870
1871
1872
1873
1874
1875
1876
1877
1878
1879
1880
1881
1882
1883
1884
1885
1886
1887
1888
1889
1890
1891
1892
1893
1894
1895
1896
1897
1898
加筆訂正:
聖域
/
ただのみきや
[15/8/30 11:57]
何文字か修正したり削ったりしました。
人の孤独
/
藤山 誠
[15/8/29 21:01]
一部修正
人の孤独
/
藤山 誠
[15/8/29 20:57]
一部修正
4.68sec.