「でも、サルとかクマも二本足で歩くわよ
はいこれ、揚げ出し豆腐と生ビールね」
「あのね、ママ
常時二足歩行ができるのは
人類と鳥類だけらしいよ」
「あぁ、鳥ね、そうよね」
「同じ二足 ...
もう止まないかもしれない
そんな雨が降りつづいている
街も道路も車も人も
みんな水浸しになっている
ほんとに誰かが
大きなバケツの水をぶちまけたのだろうか
梅雨の終わりの最後には
雨の神 ...
朝になったら帰るよ
おでんの湯気がかかった空に
箒にまたがる少女がふらついている
ガムのキシリトールが
吐息が白くなる原因じゃない窓際で
ネズミに小さな毛布をかけて
花の香りの在り処を訊け ...
神様が作った骨の成り立ちを考えれば
猫背であることはとても自然な成り行きであるのだけど
猫背である自分をウインドウ越しにうっかり見てしまえば
あんまり素敵じゃなくて
ちょっとだけ無理をして背中 ...
はい 間違いございません
わたしが〝ラッキーストライク〟です
本家本元
「首相投卵事件」以来
多くの有名著名人ばかりを狙った
スロウアンエッグテロリスト
今や多くの模倣犯が現れて
巷で ...
ごめんね 誰よりも幸せになりたいの
午後の終わりにキスした
あいつの
可愛いあの子
白いシャツから透ける小さな胸に
唯一の純粋は響かない
ピアノ
君の傷みをわ ...
何もない一日 雲を泡立てて貝殻模様のカップを洗う
花の雨 眠るわたしのこめかみにふれているのはくちびるですか
モノクロのアネモネきっとあなたならうすむらさきを選んで写した
...
洪水が激しく流れたが
それに先立って激しく流れた風景の束があった
音響が激しく鳴り響いたが
それに先立って激しく鳴り響いた光の板があった
先立つ抽象的な激流によって
地上の生物の ...
自称詩人が首を吊って死んだ
アパートの隣人が
異臭に気付き
管理人が部屋に入って
ぶら下がっている自称詩人を見つけた
足元には遺書とみられる
便箋が置いてあったが
意味不明なので
...
近頃は笹の葉があちこちでさらさらしてるので、
私だってさらさら言ってみたかっただけです今日
は、朝から土砂降りで髪がくしゃくしゃしてやり
きれないから、毛布かぶって学校なんか休んでし
まえ全員 ...
人が笑っている
マユミが笑っている
マユミは母
オサムは父
オサムは死んでいる
首を洗って待ていろ、と
テルヒコに言われ
二十年、首を洗って待ち続けた
首だけがただ
...
ああ、なんだか、気持ち、悪い、なあ
浮遊、世界から、
他人から
だって、
伝わんないし
わたし、言葉、下手だし
わたし、言いたいこと、
胸の中で勝手に、消えてくし
怒り ...
気に入っている散歩道
あなたも気に入ってくれた
砂浜へと伸びる道
都会とは違う
のんびりした雰囲気しかない
夕日を浴びて輝く身体
心が輝いてお互いの想いが見える
オレンジの海 ...
冷たく滑らかな床の
上を
温くなったコーヒーが
ゆっくりと這って行く
読み終えたばかりの本の一文字
一文字をばらまくつもりで
窓に寄りかかる
新しい窓
新しい壁
繰り返される
明る ...
投げ遣り世界選手権があったなら
多分優勝出来る気がする
どうでも良いけど
初めての彼女に恋人が出来て
いつの間にやら別れてた
どうでも良いけど
だいたい全部どうでも良い
すれ違う ...
「白紙にむかって歌うんだ」
返事のこない手紙を書くつもりでいい
短冊を前にして何を願えば、誰も傷つけないで済むのだろう
白いホール、病院の入り口に飾られた笹
僕が何も書けないでいると
宝 ...
わたしは わたしのふしくれた手で
ちっちゃな墓をつくる
アラビアじゅうの香料をふりかけても
消えない前科が わたしにはある
一篇の詩をつくるのに
殺してきたあまたの言葉
本当のことを書こう ...
150703
どろぶねにのつているつもりはないのですがと、せんちょう
演劇部の練習は今日も順調
ささのはを頭に載せた艮狐
美人に化けるのもお上手で ...
閉じ込められていた扉が開いて 一斉に流れ出す
群集に紛れる 安心感に包まれて
たくさんの孤独は 水族館の鰯になって
同じ水槽の中を 泳ぎ続ける 死ぬときまで
独り暗闇に潜んだ金魚の ...
降りしきる雨が落ち着いた頃
とある大学のために建造された駅前でモーニングをいただく
早く出たから着くのが早すぎただけのこと
Aセット:
トースト
ゆで卵
アイスコーヒー
( ...
毎日が当たり前でうめつくされているから
あらがうこともしないでいた
それをひとは逃げというだろう
水分をとらないでいたら
いけませんよ おじいさん
何度いってもとろうとしない
おじいさ ...
みずみずしい
罪、の
ようなもの、を
砕かなければ
それは、
きみの、
思惑どおりになんか
ならないんだよ。
うす甘い
恭順の墓標
、のように、ね。
たとえ
輪廻転生があっても
わたしは もう たくさん
だから
もう これでいいと 神様に 申し上げます
たしかに この世界は
美しい でしょう
でも
それ以上に 醜いものが
...
またしても発光した
女の白い肢体が
光の凝集、
散開しながら
うねり震えフルフルフル
神々しく発光し続け
肉は物質、物質は光の
そしてそして、
光それじたいは
フカシ ...
鋭い鋼は鉈にはなれぬ
心折れてごまかしの軟膏を塗る夜
赤チンで治るなら骨は折れない
今夜はせめて伽羅を抱く
新幹線こそ
高度成長の象徴だ
旅が情緒から
ビジネスへと変わり
のんびり
ほのぼのとした
日本人の振る舞いが
あくせくした
余裕のないものに
なってしまった・・・
すべては ...
猫抱いて
布団にもぐりこんで
旅に出る
砂漠を越えたら
乾いた風
砂丘の向こうに
もうすぐ海が見える
猫と私と
長い旅のシエスタ
水飲み場に来る
ハチドリのように
忙しなく輝く彼女たちは
羽音のせいで
互いの声が聴こえないらしい
あんなに楽しそうに
声を交わしているのに
誰も
相手の話など聞いていないん ...
いちばん重いひらがなは
ら
だね。
ら がぼく以外の
大勢をふくむなら
ぼくら、なんて
かんたんには 言えないや。
かるく歌ってもみるけどさ ららら
やさしい人に、やさしくしたい
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
手羽先をつまむ指先
イオン
自由詩
2*
15/7/4 15:54
雨が降りつづいている
yo-yo
自由詩
7*
15/7/4 15:48
Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:
竹森
自由詩
2
15/7/4 15:42
猫背考
そらの珊瑚
自由詩
19
15/7/4 15:02
『ラッキーストライク』 卵から始まるはな詩⑦
ただのみきや
自由詩
15*
15/7/4 14:08
ラドファ
いるみ
自由詩
3
15/7/4 14:01
詩歌集「うずく、まる」より自選十五首
夏嶋 真子
短歌
14*
15/7/4 13:25
大洪水のあと
葉leaf
自由詩
3
15/7/4 12:30
自称詩人の首吊り
花形新次
自由詩
1
15/7/4 11:38
そんな気はさらさらないってつぶやく口のなかでだけ/即興ゴルコ ...
こうだたけみ
自由詩
4*
15/7/4 10:42
薔薇
たもつ
自由詩
20
15/7/4 10:39
同意
かの
自由詩
1*
15/7/4 6:08
夕日を浴びて
夏川ゆう
自由詩
1
15/7/4 5:54
渇きの癒えた午後
noman
自由詩
1
15/7/4 2:08
どうでもグッド
たいら
自由詩
2
15/7/4 0:23
「白紙にむかって歌うんだ」他6作
クローバー
自由詩
1*
15/7/4 0:05
卵塔場
伊藤 大樹
自由詩
4
15/7/4 0:03
そんな気はさらさらないってつぶやく口のなかでだけ
あおば
自由詩
6*
15/7/3 23:55
電車
藤原絵理子
自由詩
7
15/7/3 22:03
枯死未満
中川達矢
自由詩
2
15/7/3 21:52
ねむりにつくまえのじかん
朧月
自由詩
3
15/7/3 21:46
Y、に
草野大悟2
自由詩
3
15/7/3 21:34
輪廻転生
南無一
自由詩
0
15/7/3 20:55
元基再認
たけし
自由詩
1
15/7/3 20:35
終末
レタス
俳句
0
15/7/3 19:44
新幹線炎上
花形新次
自由詩
0
15/7/3 19:21
シエスタ
ガト
自由詩
3
15/7/3 18:15
WATER BIRD
〃
自由詩
1
15/7/3 18:11
いちばん重いひらがな
もり
自由詩
10*
15/7/3 15:38
一行
若桜
自由詩
1
15/7/3 14:07
1850
1851
1852
1853
1854
1855
1856
1857
1858
1859
1860
1861
1862
1863
1864
1865
1866
1867
1868
1869
1870
1871
1872
1873
1874
1875
1876
1877
1878
1879
1880
1881
1882
1883
1884
1885
1886
1887
1888
1889
1890
4.58sec.