その亡骸は偉大にして強固だった
彼の奏でる旋律は時を経て
永遠に流れ続ける
幾何学を試し
その構造は果てもなく
静かに築かれている
溢れる鼓動とともに
バロックを組み立ててゆ ...
年賀状売り出すたびに笑う鬼
マイナンバーもう刺青にしてしまう
長くなる短かった杭の話
木々の天蓋
墓標
隙間から降る明確な透明
風が髪を揺らしている
日が地面と繋いでいる
細く
弛まず消えていく時間は薄く
薄く体に積もり根を張る
...
チンポコと言うと
ピーが入るのは
言論の自由を阻害する行為
と考えたキンタマ王子は
テレビに出たら
天安門原爆落として中国人皆殺しと
キチガイ病院の通院カードをSuicaにしろと
皮剥き ...
何かを本気で伝えたいのは
感情がどうしようも
なくなるからだろ
好きだぁああああーーー
とか
腹立つぅうううううう
とか
さみしぃいいいーーーっ
とかね
...
新しく入った子が
社員さんに怒られてた
ぼくはきのう見た
あの子がお局さんに
習っているところを
今しがた怒られたそのやり方は
きのうお局さんに習った通りだった
その子は一言 ...
万国旗は青い風にはたはた…揺れ
園児等が駆け回り、賑わう
秋の運動会。
染色体が人より一本多く
まだ歩かない周と、並んで坐る
パパの胸中を{ルビ過=よ}ぎる、問い。
――僕等はあわ ...
天に昇った恩師が好きだった
白のグラスワインを
向かいの空席に、置く。
あまたの想い出を巡らせ、僕は
白いゆげを昇らせる
珈琲カップを手許に、置く。
――そうして夢の対話は、始まっ ...
いつになっても
明日がくるのがこわい
ひとりはこわくはないのに
明日がくるのがこわい
わからないからこわい
あなたのことのように
しらないことにかこまれて
しらないふりをし続 ...
死んだら幽霊になったり
天使にでも悪魔にでもなれる
生きたら生きたままにしかなれない
生きる事は素晴らしい
死ぬ事は見窄らしい
素晴らしい人に見られたいが為に
不自由に生きるのは嫌だ
見 ...
言葉を
全力で守る
シュプレヒコールを唱える事が
ハロウィンのパレードと
どれだけ同じに見えようと
発言するほど
唇寒く
弱点を突かれ
攻撃されることになる ...
このあたりまえの しあわせは
世界のどこでも
あたりまえではない
ふつうでいられる しあわせは
今この2015年 にほんの
わたしの しあわせ
小平市の住宅街でバリバリと音が鳴り
とつぜん、目の前の住宅が取り壊された
私は三か月前から仮の住まいを持つだけなので
家が壊されるこまかな事情は知らず
事情を知らないゆえ
その家は突然、取り ...
空は高く
遠く
ぼくを迎えいれてくれる
少しだけ寂しいけれど
青く染まってしまったぼくは
静かな誘いにコクリと頷く
透明な羽が肩から生まれ
いよいよ旅の刻が来た
自由な大 ...
きっと、
数えきれない罪のうえにある私だ
きっと、
その甚大さに耐えられる私だ
それゆえに、
概ね後ろめたいのが、私の「ありがとう」
水がうかんでいる
水がくっきりとうかんでいる
水がすっきりとうかんでいる
ここは35000ft
ー42度の世界
水はすっきりと浮かんでいる
水は湖のあるところに浮かんでいる
水は都 ...
自称キンタマ詩人の
キンタマ王子は
てにをはがおかしいので
しばしば
「お前、それでも自称キンタマ詩人のつもりか!」
と批判されるが
「てにをはがおかしいことを
逆に訳に分からなくなって ...
鏡のなかの、
少女のままの彼女に
メールをする。
液晶の水面は、
音もたてずに目を閉じる。
鏡のなかの少女は私だ。 ...
手のひらに、
とぎれとぎれの物語がまじわるように、
とぎれとぎれの時間のなかを旅している。
風は、
私にまとわりつく
薄い襞を食んでいく。
一衣も纏わぬ身体になった私の心は、 ...
元気くれる向日葵畑は眩しくて短い夏を思い切り生きる
国道を少し進めば田舎町田舎はゆっくり時が流れる
どんな時もその瞬間を楽しもう生きていること実感出来る
黄昏のオレンジ色に浸る街深い ...
いつか説明できる自分になりたいとおもったが
いつも途中でひきかえしてばかり
丘の上の教会の牧師さまを質問ぜめにし
彼の額の皺がひとつ増えたのをみとどけて
それでもつぎなる質問をかんがえつづ ...
頭を傾けるほんの些細な仕草にさえ
目を奪われるのは
なぜだろう?
振り向いた瞬間に
目が合っただけで
微笑んでしまうのは
なぜだろう?
正直に言えば
これが初めてじゃな ...
家に帰ってきて
ノートパソコンを開いて
ブラウザを起動したら
Googleのロゴが映るはずの画面に
-閉店-
誠に勝手ながら
インターネットは本日を以て
閉店させていただきま ...
木曽路より伊那に
湖の大津市を出て今日一日景色を眺めかく歌にせむ
クリスチャン五十年瞬く間過ぎ神信じても人は儚し
車乗る四人はみんな信仰にいそしむ人にありにけるかも
話し合う ...
世界に色を添える人というのがいる
あなたがいないと
世界が終るというほどではないけれど
世界がちょっとだけ色あせる
そんな人たちがもうたくさんいなくなって
世界はもう青ざ ...
冬はなりたての死刑執行人
このぎこちない朝に
辺り一面に自らの恐怖をこぼしてしまう
例えばそれはつめたい雨のしみとして路上に
例えばそれは朝日の顫動として線路の途上に
世界が沈黙 ...
きみが奏でるインプロビゼーション
太陽がさししめすデスティネーション
私はずいぶん整理されたのかもしれない
まるで骨格のように洗われるだけになりたいと
素朴な島人でありたいと心底おもっ ...
きみは
とてもきれいだから
それが理由で
いつか死ぬんだよ
うらやましいな、
冬の檸檬を
ひとつ
ポケットに入れている
きみの感性を
いつだってぼくは
軽蔑してます。
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
Bに捧ぐ
レタス
自由詩
3
15/11/4 1:53
年賀状売り出すたびに笑う鬼
北大路京介
川柳
2
15/11/3 23:45
マイナンバーもう刺青にしてしまう
〃
川柳
6
15/11/3 23:44
長くなる短かった杭の話
〃
川柳
4
15/11/3 23:44
ルーツ
はて
自由詩
1
15/11/3 23:29
キンタマ王子、チンポコが力を持った時代に生きて
花形新次
自由詩
0
15/11/3 23:25
オブラート
もり
自由詩
2*
15/11/3 23:12
稲穂
〃
自由詩
2*
15/11/3 22:55
秋の運動会
服部 剛
自由詩
8
15/11/3 22:43
机上の対話
〃
自由詩
0
15/11/3 22:27
こわがり
朧月
自由詩
2
15/11/3 22:24
表面
リィ
自由詩
3*
15/11/3 21:50
沈黙が力を持たない時代に
Lucy
自由詩
15*
15/11/3 21:09
2015年4月16日
Miumi深...
自由詩
4
15/11/3 20:53
窓枠
高橋良幸
自由詩
9*
15/11/3 20:48
巣立ち
レタス
自由詩
3
15/11/3 20:30
ありがとう
千波 一也
自由詩
3
15/11/3 20:03
水
Miumi深...
自由詩
6
15/11/3 16:36
キンタマ王子、てにをはがおかしい
花形新次
自由詩
2
15/11/3 16:13
扉
あおい満月
自由詩
5*
15/11/3 15:40
体温
〃
自由詩
7
15/11/3 15:35
元気
夏川ゆう
短歌
1
15/11/3 15:34
クープランの墓
梅昆布茶
自由詩
11
15/11/3 15:33
恋はいつも初めてを連れてやってくる
文字綴り屋 ...
自由詩
1
15/11/3 14:14
インターネット閉店
閉店
自由詩
7
15/11/3 11:04
木曽路より伊那に
生田 稔
短歌
4
15/11/3 11:00
世界の染色法
りゅうさん
自由詩
1
15/11/3 9:22
冬のはじまり
葉leaf
自由詩
4
15/11/3 6:23
いつか失ったものたちへ
梅昆布茶
自由詩
17*
15/11/3 0:23
冬の檸檬
左屋百色
自由詩
9
15/11/3 0:07
1750
1751
1752
1753
1754
1755
1756
1757
1758
1759
1760
1761
1762
1763
1764
1765
1766
1767
1768
1769
1770
1771
1772
1773
1774
1775
1776
1777
1778
1779
1780
1781
1782
1783
1784
1785
1786
1787
1788
1789
1790
4.33sec.