恥ずかしいことの言語サラダ
唐突にわたしたちのヒューリスティックスが
肌の自在にさわったから
今何してる?mtg?

最大のフルーツは今日も
小さな花をひらいている
見て、嗅いで、触 ...
0. 序:文体研究として花形新次を扱う意義

花形新次の詩は、露骨な俗語・嘲笑・攻撃性・社会批評が混在するため、従来の抒情詩の「文体研究」の対象として扱われにくい。しかし、その極端な言語構造こそが ...
まだ何かを期待している
おまえ!
おまえだよ、おまえ!
自称詩人になってしまった時点で
もう何も残っちゃいないのが
まだ分かってないのか?
あ、どうしょうもねえ奴だな
秘密組織に言って
...
ギョッとする金色を
醸し出し発光させ
狭い水槽の中でも
絶えず身を翻し
華やぐ盛りに
どろりどろん
死んで死に絶え
底の屍物質と化し
腐り果て視界から消え

ひらりひらひらなみそよ ...
私が私に食べられてしまった

私は吸い込まれ、消化され

無の中へ溶け込む

時を失い、時と一体となり

夢の中を泳ぐ
詩によって孤独な戦いを強いられている

木の葉が井戸に落ちて水の輪が拡がるように
深く深く地底まで潜り込むように
言葉は解釈を違えて迷子になる

託した想いは誰かの思いにすり替わっては
...
冬は
ウサギになる

セロリばかり食べている
それだけ食べていれば
からだじゅうが綺麗にすき透る気がして

むろん
そんなことはないんだけどね

悲しみが
薄まるような気 ...
相手の傷が私に移り
互いの範囲で緊張する
これ以上はだめ
一息ついて
後でまた考えてね
わたしも言い過ぎないから

あなたが幸せになることが
一番大切だから
そのためということは
...
もみじの赤のグラデーション
花よりも鮮やかに
寒い空気を温める

ひとりよりふたり
ひとつのポケットの中
つないだ手

知らん顔して
ふいに手を引く
はじまりの魔法
一瞬で体ごと ...
苦しみに負けないで
倒れたらわたしが抱き起こしてあげる
懸命に看病するから

明日の方向は
頼りなくても
鳴る鐘が
今を告げる

涙は
愛を証する
見える?

あなたが大切
...
闇を想う。
私の周りは落とし穴だらけ
一度はまった私は
闇の昏さを知っている

光を想う。
引き上げてくれた先生は
私に光をあててくれた
私という樹木は
すくすく育っていった

...
林檎の内部には
乾いた正常な絶望があり
その鏡の
理想化された煙の海辺で
きみの通過できない空間が
雨に熱狂的な暗示を加えている

雨は吟味された言葉の正義と連続性
そして消費された壮 ...
○「お茶飲み話」
兄弟や近所の人たちが
何気なく集まって
お茶を飲みおしゃべりをする
いつまでもこの平和が続きますように

○「人類の危機」
もう国どうしで争っている戦国時代では
ない ...
君の音が途絶えてひさしく
陰か
陰に
陰だ
振り返った電信柱の裏に
光が眩しい曲がり角に
車窓の先にある河川敷を歩く人に
君がいた
幻が現実にかぶさって覆い
目は
正解を見た

...
日本人には責任という言葉の意味が
わからないのじゃないかと思う

やっぱりあれじゃないですか
腹を切る、ザシュ

切らなくていいから
今度、穴埋めしてくれよ

僕は責任の意味、わかっ ...
窓口で呼ばれるのを待っている
番号札を握りしめて
延々とオルゴールが回る

私は大層な夢を
にじむ目で見たが
光ばかり
きらきら、きらきら
夢がにじんで
許してくれるような
余地も ...
玄関の鍵が、ゆっくりと回る音がした。夫の帰宅だ。
時計の針は八時半を指している。
いつもなら「寒かった」と呟き、靴を脱ぎながらコートを椅子に放り投げる乾いた音が続くはずだった。
だが、今夜は、家 ...
「やっぱやーめた」といえば
自分の発言がなかったことになる
って思ってません?

そこは自分の部屋じゃなくて
公共の場ですよ。
公共って
そんな生っチョロイもんじゃないですよ。

「 ...
金魚掬いの穴破れ
杏飴を貴女と懐かし
私たち、いつから別れ
忘れ難く西門に去り
私、と 私、と
拍子 刻んで

不可視 時の破れ目

互い 穴繕い 、
必ず熱く戻り来る
{引用=

白い吐息に、

深山は十六夜の雪明り
影を踏む音も 粉雪にすわれ、


 人の気配など
ありようもない午の刻
新雪に足跡を残しては、
森をさまよい
 さまよい
  ...
 (自分は必死に必死に必要なことだからと堪える
 、)衝撃を背景にして(耐えるけれども同時に
 今)すこしとぎれた
 ヒトが憂げにあまる一話一句を。

 狭い砂時計の護岸を彷徨う住人にと ...
「ソルト曜日」
不老不死の種を手に入れた
水鳩池のアヒルは
真四角を真正面に置いて
説教を止めない


「ラムネ曜日」
倒木を眺めている
鳥の背に雪が降る
左巻きの蛇の舌
傘より ...
怨霊は穏やかに、奈落の底はなだらかに落ちる、誰もが気付かないうちに二度と這い上がれないところまで落ちてしまう、そしてあらゆる拷問の餌食になる、あの世の目的は別にある、天国だの地獄だの信じる必要は無 ... 散歩の帰り道

ガス会社のフェンスに
ひとさし指先ほどの
緑のサナギ
アゲハの類か

細い指先で畳まれた
葉っぱのようで、
その美しさを観察する

雨風を凌げるものなど
周りに ...
白い四角い紙に

リズミカルに

ペンが走り

私が生まれる

こんにちはと

恥ずかしげに挨拶を

私は文字で言葉になります。

宜しくね!
トマト祭で投げられた
トマトのように潰れている
投げた人らは楽しいだろうが
こっちはたまったもんじゃない

不可逆だよ ソースにでもしてくれ
この鯨の背から望む{ルビ黝=あおぐろ}い海はいつ果てるのかとんと判らないのだが、僕たちは進まなければならないのだ。ときたまに視界を滑空する海鳥たちは果たしてどこでその羽根を休めるのか、僕は夢想しながら ... 針金のような幻が
時にしたがい空気を震わせる
消えてゆく像は
わたしの内に印象として溶ける

そうだった!
愛が多すぎて見間違えちゃったんだった!
ていねいに訂正しておくね
あなたの像 ...
アサリの砂抜きをしている時
舌のように貝殻からはみ出す
足を見ると食欲をそそられる
ちょっとセクシーなのもいい
伸びしろみたいなニクいやつ

短い足で遠くまでは行けない
けれど移動する時 ...
光がわたしを
照らし出してくれたことがあった
悲しみの気持ちを柔らかく包んで
喜びの気持ちを明るく強調して

わたしは愛の炎に燃え立つ
永遠が現れる空の下
共苦ってなんだろう
いっしょ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
スクーミー竜門勇気自由詩125/12/8 20:52
ChatGPTによる花形新次文体論 ――逸脱・攻撃・ユーモア ...花形新次散文(批評...025/12/8 20:29
冬の花自由詩125/12/8 20:04
アイス・ソウル ── 冬の金魚ひだかたけし自由詩425/12/8 19:40
我夢中もしくは夢我無中多賀良ヒカル自由詩125/12/8 16:30
孤高栗栖真理亜自由詩325/12/8 15:38
冬のウサギ秋葉竹自由詩225/12/8 15:13
彼岸を探して杉原詠二(黒...自由詩2*25/12/8 14:39
はじまりの魔法自由詩625/12/8 13:25
苦しみに負けないで杉原詠二(黒...自由詩2*25/12/8 11:35
無題渡辺亘自由詩025/12/8 11:03
林檎、あるいは生贄の友達牛坂夏輝自由詩425/12/8 8:25
独り言12.8zenyam...自由詩2*25/12/8 8:00
くらげ這 いずる自由詩225/12/8 7:11
気軽にりゅうさん自由詩2*25/12/8 6:34
窓口這 いずる自由詩325/12/8 6:21
母さんはね(修正版)板谷みきょう散文(批評...025/12/7 22:24
寄生虫おまる散文(批評...3+25/12/7 21:55
タイムひだかたけし自由詩425/12/7 21:23
湯屋 Ⅱ月乃 猫自由詩10*25/12/7 20:47
Nostomaniaあらい自由詩225/12/7 20:10
曜日曜日紅茶猫自由詩6*25/12/7 17:58
土の中に種を見つけることからそれは始まるホロウ・シカ...自由詩125/12/7 15:36
越冬サナギ花野誉自由詩13*25/12/7 13:54
恥ずかしがりやの文字多賀良ヒカル自由詩025/12/7 13:40
ラ・トマティーナ天竺葵自由詩025/12/7 13:26
鯨の音森 真察人自由詩125/12/7 12:19
像と現存在杉原詠二(黒...自由詩2*25/12/7 11:32
伸びしろ自由詩525/12/7 10:57
涙を守る光杉原詠二(黒...自由詩1*25/12/7 9:52

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