『ナポリタン』
失敗だった。
ナポリタンは。
味は申し分なかった。子供の時に食べて以来、忘れていたケチャップの酸味が甘さがやわらかく口の中に広がり、そしていたずらっぽく唇のま ...
うずまくうちゅうの
端っこにして
まん真ん中、
川瀬さんを背負い
ずぶずぶ泥濘む
薄闇のこの土地を
足もとに気をつけてと
背後から鋭くも温かな声
一歩間違えると
ずるっと土の崩れ沈み ...
救急車が先を急いでいる
どこかで誰かが死んだ
それは自分には無関係
そうかも知れないけれど
自分が救急車で運ばれても
どこかで野垂れ死んでも
他人には無関係
関係ないから笑ってる ...
17歳
20歳
なんか始まった
30歳
まただ
いやそれじゃないがな
いやそうだよ
はいペプシ開けました
いつでしょう
知るか
半年後
ペプシ?
彼のこころには「恥」がない
彼のこころには「公平」がない
愛する者が此処にしかいないから
此処に綴る
それは理解できる
だが
問いかけに応えもしない
彼は「誠意」というものが ...
答えは簡単です。暗殺されたのち彼が残した
動画を探すとほぼすべてが若者たちとの対話
ばかりだったことに理由があります。彼はし
かも政治的立場や意見の違う大学生たちのも
とへ「わたしを批判してく ...
わたしのこころ
たったひとつ
わたしのものだ
映る外界に
真理を見よ
わたしのこころ
置きものではない
わたしを離れない
言葉と行動は
こころに
眺められる
蛇のように脱 ...
あー、ねえ、いくつもの川を渡った。昼間にも、夜中にも、明けがたにも。きみの50歩が、僕の42歩。少しずつ齧るようにして日々。こんなのはもうさんざん使いまわされて流行おくれだってわかってても跳びあが ...
自販機の前に立ち 今日を終える合図を押す
逃げ切った気分で喉の奥へ流し込む
心の行き場を探して終電車に揺られていく
斜めな夢に落ちる人
今夜を終えれずはしゃぐ声
帰る場所はあるの ...
全身が、逢いたがっている
だれか好きなひとがいると
子どものころから、こうだ
いつまでつづくのかと呆れられてる
夏も終わりの色に変わり
秋の音色を奏ではじめている
トンボた ...
チーズを選びながら
泪が溢れた
逢いたい
ベーコンを選びながら
声を上げて泣いた
逢いたいよ
アイスを無意識につかんで
更に哭いた
逢いたい逢いたい
コロナビ ...
詩人が死を司る死神の恩寵を受けた人たちならば、
詩のサイトのみんなには申し訳ないけど、裏切り者と
罵られても私は詩人にはなれないのだろう。
詩人ではなくありきたりの毎日を生きている成人は
...
SNS検閲、思想の均一化、そして言葉を発した者が
社会的に抹殺される時代。正しさの定義がだれかに
よって狭く歪められている。そのだれかとはだれか。
たとえば清潔で静謐な県政を敷いた兵庫県知事斎藤 ...
ほおづえをついたら
消えるくらい細い 月だね
知らないあいだに
こおろぎが まぎれ込んでたから
窓をあけて 夜に帰したよ
りーん あちらから
りーん こちらから
遠くても 呼びあ ...
ものも言わず恋をひと皿たいらげて幼い瞳で匙を噛むひと
顔彩で頬をよごして雨のバス違う生き物のふりして座る
それにしても
いい詩がたくさん
こさえられては
わすれられていくなあ
いい詩っていうのは
よんだらなんだからふわっとして
金木犀みたいな香りがする
知ってる
知ってるよ俺にはそ ...
フジバカマが 咲いてた 千年前 袴みたい と笑った子がいた
アサギマダラのオス は その花の蜜を なぜか精力剤に使う
皆 気が狂ったように 河を憎んで そこにフジバカマが 咲いた
何 ...
あなたはいつも嫌味を言う
あなたはいつも悪口を言う
あなたはいつも皮肉を言う
あなたはいつも罵倒を言う
あなたはいつも暴言を言う
私を嫌って
私を憎んで
蹴落として
あなたの溜飲が ...
叩かれる音のない鼓の
むなしさは
真空にひろがり
私をつくる
階段を先に降りる君が
僕を見つめ
斜視がかわいい
琥珀の空間に
溶け込むような君の声が
チョコレートより甘く
キャラメルよりもせつない
僕は初めて
手をつなぎたいと思った
たぶん、分 ...
エデンの内側
世界が浄化された夕方
紫色の大空は
私の内側と今までの人生を栄光にした
しばらくすると
またたくまに世界は闇に染ってゆく
あれからもう2年
ただ
気持ち悪いのでご ...
自分の命や人生は自分で使いたい
いつの間にか知らない人に使われて
自分が使う時にはもう
残りわずかしかない
今日でも明日にでもなくなりそうだ
何の為の命や人生だったのか
空には羊雲
空の底には私
私のほほにそよ風
そよ風に
無限の光
思い出して
あのまなざし
まなざし深く静か
遠く
遠くて近い
魂
あのまなざしの魂
まなざしの魂と
近くて遠い ...
枯葉が駆けてゐるだけの炎天
夏に取り残されてゐる擂り鉢の中
まめな母の日記帳残される
福島で除染作業に携わる人の中に
二十代半ばくらいにみえる若い女の人がいた
TVのインタビューに
「働かなければ食べていけないので」
と答えた砂埃の中の彼女の姿が
忘れられない
彼女が今 ...
You & Me
深く潜って
宙返り
上も下もわからなくなるまで
You & Me
太古に還る
ダンダダン
鼓動が波となり岩を砕くまで
You & Me
合わさればumi
...
緑葉は濃く
青空は透き通り
水は緑に染まり
青となり流れる
岩にぶつかった波は
白い音を奏でる
無色透明に
僕は染まる
そして、消え去る
川の ...
X(Twitter)で先日、
「詩人の役割りとは?」という話題になり、
その方は、
「現代に警鐘を鳴らし、より良い未来を予言すること」
と答えてらした。
そんなこと考えてみたこともなかった私 ...
それは今朝起こった出来事
いいえ眠りの中ではなく
いいえ夢の中ではなく
覚醒した意識の視界
私は瞑目しながらも
明るみ澄んで観ていた
今まで見たこと無い一線
幾つも閃き鮮明に走るのを
...
夕風に舞ってくる
モンシロチョウの薄黄色
一雨ぬれた秋草に
もう 雲間から
淡いの光が差している
こおろぎたちの戯れる
エクスタシーにポツンと一人
置き去られ
三 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
東小金井『ナポリタン』
北村 守通
散文(批評...
3*
25/9/17 13:05
きよせかわせ清き夢
ひだかたけし
自由詩
2
25/9/17 12:48
無関係
海
自由詩
7*
25/9/17 12:31
また始まり
カッラー
自由詩
1
25/9/17 12:16
こころを騙るものよ
りつ
自由詩
1*
25/9/17 9:44
チャーリー・カークは何故世界の若者のこころをとらえたのか
室町 礼
散文(批評...
3+*
25/9/17 9:38
わたしのこころ
杉原詠二(黒...
自由詩
2*
25/9/17 9:14
メモ(日記)
はるな
散文(批評...
2
25/9/17 8:55
次の言葉を探している
自画自計
自由詩
2*
25/9/17 8:36
一本道
秋葉竹
自由詩
2
25/9/17 7:07
逢いたい
りつ
自由詩
1*
25/9/17 7:03
例外
足立らどみ
自由詩
2*
25/9/17 5:05
きみたちはそれでも詩人というのか?
室町 礼
散文(批評...
2+*
25/9/17 4:42
つうつう(0916)
唐草フウ
自由詩
8*
25/9/16 22:08
恋をひと皿
福岡朔
短歌
1*
25/9/16 21:55
自愛
道草次郎
自由詩
4
25/9/16 21:20
藤袴
guest
自由詩
2
25/9/16 21:16
iro
f
自由詩
0
25/9/16 20:33
満たす
足立らどみ
自由詩
3
25/9/16 20:27
愛しさ
降墨睨白島/...
自由詩
6*
25/9/16 19:19
気持ち悪いのでござります
カッラー
自由詩
1
25/9/16 18:34
わずか
リィ
自由詩
0
25/9/16 17:41
ある詩人の絶筆
こしごえ
自由詩
9*
25/9/16 16:53
残暑
紅茶猫
俳句
3*
25/9/16 15:13
石の糸
そらの珊瑚
自由詩
8*
25/9/16 12:42
umi
海
自由詩
5*
25/9/16 12:28
清流
多賀良ヒカル
自由詩
2
25/9/16 12:02
質問『あなたはなぜ詩を書くのですか?』
りつ
散文(批評...
1*
25/9/16 11:28
ヌース/カタチのイノチ
ひだかたけし
自由詩
5*
25/9/16 9:54
秋にいる
リリー
自由詩
9*
25/9/16 9:13
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
0.17sec.