割れた鏡の破片を踏みつけた朝、床中に広がる、真赤な俺の血液、足首をきつく縛って、軟膏を塗り込む、幸い破片は表面に浅く残っていただけだった、鋭い痛み、何をするにも億劫、特別な予定も無いのでその日はじ ... 小さな赤い火が仄かに燃えている囲炉裏の暖かな炎よ
皆笑顔で囲む夕べ
画家の描く絵のように時は止まったよう
笑顔向ける家族の穏やかで優しい団欒
慎ましやかに流れる家族だけの時間
枯芙蓉リストカットの血を啜る

裸木に打ち付けられて息絶える

美少女と銀杏落葉を踏みしめる

襟足に紅葉舞い散る美人妻
 無害なことばかり話す有害な人
 舌先から 論理が涎のように垂れて
 皺くちゃのスーツに染みをつくる

 キミに足りないのは嫉妬心だよ
 そう言われた 丸ノ内線の車内で
 他人か知り合 ...
例えば誰にも振り返られなくても
一粒しかない命を投げ出すことは出来ますか
妻子に捧げるのならあり得るでしょう
交差点ですれ違った人に大切な命を差し出すのは
そう簡単にできることではありません
...
眠れぬ夜にやって来る
鬼と化した魂の行進
お前もかと
鬼に胸をを突かれ寝たふりをする

布団を出ちゃいけないよ
魂を連れていかれるよ

鬼たちは楽しそう
騙されちゃいけないよ

...
仕方ない星人に囲まれて、仕方ない 仕方ない
仕方なく、この星に放り込まれたことを知り じゃあ、仕方ない
欲しい好きやりたいに出会って
そのために他のことは、仕方ない
大事大切尊敬するべきものに ...
 ジィっと合掌して目蓋を閉じていることが多くなった。微笑みを浮かべてずっと静かにしている。血圧が低くなってゆく。心拍数は最低で59回。手首につけた血圧計にあたまを軽く乗せてから一気に脱力するの ... 空無の暗闇の果てに 
火花放つ鱗光
厳粛な瞬間の開け
別次元の響きに至る

とても遠く唸り鳴っていた声
今の此処に鮮明に聴こえ入り
意味無き意味超えた歓び充ちて
内なる雷鳴轟きのずんと ...
(番外編41―23―3―2)兼好は、残念ながら

夏と冬の自然観を欠落させている
「もののあわれは秋こそまされ」
「こころも浮き立つものは、春の気色(けしき)」
ほか、

三大随筆に食事 ...
朝起きてカーテンを開けると
電線にわたしがいる

鳥の姿をしているが
見間違うわけはない

数十年かけて探し回って
こういうかたちで出会うとは

じっとこちらを見ているが
とくに興 ...
まっ青に晴れた空の下
うなりをあげた風と共に
ちょっと前の未来からやってきた
小さな落下傘部隊が
地上に舞い降りてくるけど
今しか見えないにんげんには見えていないらしい
彼らは透明の弾を連 ...
心のなかに
空っぽの部屋がある
空っぽにしてある
なにかなくしたわけではなくて

空っぽの部屋は空っぽだから
タンスもない本棚もない
ラグも敷いてないし椅子もない
ポスターもカレンダー ...
離婚。

それはいちばん容易い手段
私もあなたもラクになるでしょう

“妻”の座にプライドもあった
執着もあった
意地にもなってた

だけど
それでいいの?
と問われた時に
ど ...
何が自分にとって悪いのかわからないです、と言った、何が起こるのかわからないから、物事が起こってから対処するしかないんです、とも。カウンセラーは、少し考えて、あなたの中で何が起こっているのかを検証す ... いつの頃からかお風呂に
クジラが住みついている
巨大な体を丸めて
浴槽に収まっている
餌は何処かでとってくるようで
元気そうにくるくる回りながら
水浴びをしたりする
種類を調べよ ...
枯葉の落ちた道は
思うことも特に無く 存在する
時間の積み重なった事実に
今日も川が光っていた


僕はある歌手の公演を見た 
少し寒い日だった
友人と帰りがけに 少し
会って 感想 ...
誕生石はトパーズ

子供の頃は
冴えない石だなぁ…と思い
嫌だった

そんな私が
トパーズを見直したのは
ブルートパーズが現れたから

なんて綺麗なんだろう
トパーズも悪くないと ...
喉元にナイフ押し当て憂国忌

三島忌にアメリカ兵を斬首する

懐に爆弾隠し憂国忌

初時雨髪の雫を口で吸う

朝冷えに少女の肩を抱き寄せる

憂国忌バーガーショップに立て籠もる
...
2024年4月5日に日本テレビ金曜ロードショーで新海誠監督作品の「すずめの戸締まり」が放送されることを知り、その日は1日の仕事終わりに座布団の上にのんびり座りながら観た。
ちなみに新海誠監督作品は初 ...
Amazonプライムの中の核戦争ドドヤーン
シアタールームに積み上げた本たちが
ドサ
何とかしてよね年上彼氏
震災が来たら一緒にシノーネ
粗大ごみ廃棄300円券をペタ
高枝切り鋏をやっとの ...
赦すこと 
と他者に言いながら、
自らは愛する相手他者を
刺し殺そうとする・した
この自己欺瞞を軽く流す愚か者。◯
 アーケードを沢山の人が歩く
 なにも考えていないときの
 脳内のような光景

 半透明な意識が血管を流れていく
 言葉がダマになってそこかしこで死んでる
 ふと 誰かの気配を感じて振 ...
 
「自爆営業」はパワハラに該当する場合もあると明記する
なんて電子レンジに生きた子猫を入れないの類。世知辛い
というより、SNSの成果、さらに追い打ちをかけて
共通認識を壊していくのだ。 ...
嘘の蓄積
宿便のよう
いつもどこか優れない

ホラから生まれるホラー
天井の木目が顔に見えて
天井に睨まれる

良心の呵責が
眠れない夜を提供する

明日が来るたび
腹の中が黒 ...
唇と唇を重ね合って
舌と舌を絡め合って
きみの口の中の粘液を
舐め尽くしたい
きみの唾液を飲み干したい
それ以上のことは不要だ
例えきみが要求したとしても
股間をモゾモゾさせたとしても
...
司りに従い小路をいき続け
青々とした木の葉の一枚ふわりふらり
足許に着地し揺蕩いながら懐いてくる

苦しく狂い乱れる流浪の時を終え
止まるべくもない時の留まるに此処
ゆっくりゆくり裂け開く ...
黒か白か
白か黒か
肌色に近い赤か

波にゆらめく生命線
分断しては繋がり溶けこむ
下降線と上昇線

鏡の前で無理やり口角を上げようと努力する人のように
Uの字を描いては徐々に薄まり ...
マガモがシベリアからやってきてはにぎやかに鳴いている
人造湖に多くの渡り鳥達が群れていた
赤い大きな橋のたもとにあった古い山小屋旅館は解体されて
長い年月に蓋がされた

昨日今日、ほぼ今年最 ...
(番外編41―23―2)
正田篠枝さん さんげ と言う原爆歌集

さけあふる
さけあふりてしがいやく
おとこのまなこなみだにひかる

作り方はうまいと言えなくも悲惨が伝わる 
技巧無し ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
パーフェクト・ワールドはなにもかも未定ホロウ・シカ...自由詩124/11/25 22:05
団欒栗栖真理亜自由詩324/11/25 20:44
愛の句集花形新次俳句124/11/25 20:31
涎(2024.10.31)草野春心自由詩324/11/25 20:22
殉愛レタス自由詩6*24/11/25 20:01
百鬼夜行自由詩4*24/11/25 19:00
イミナシ草鏡文志自由詩3*24/11/25 18:25
蜂雀の一生天使るび(静...自由詩2*24/11/25 18:22
到来する時の間にひだかたけし自由詩224/11/25 18:19
(531―23―3―2)野施行千代に八千代に水恋鳥魚夫散文(批評...124/11/25 14:44
にせものやまうちあつ...自由詩224/11/25 14:01
フリスビーそらの珊瑚自由詩7*24/11/25 13:58
空っぽの部屋【きょうのソネット】佐々宝砂自由詩724/11/25 12:02
本能りつ自由詩1*24/11/25 11:41
メモはるな散文(批評...124/11/25 9:21
水平線たもつ自由詩324/11/25 7:17
冬の入口番田 自由詩024/11/25 1:55
ブルートパーズ─永久の青─りつ自由詩5*24/11/25 0:10
憂国句集花形新次俳句324/11/24 23:02
人災は閉じられない「すずめの戸締まり」栗栖真理亜散文(批評...324/11/24 22:19
震災の前松岡宮自由詩424/11/24 22:08
五行歌、GetAngry戦慄(改訂)ひだかたけし自由詩5*24/11/24 20:56
アーケード(2024.10.30)草野春心自由詩024/11/24 20:06
ai(advocater inkweaver)さん、まかり通 ...足立らどみ散文(批評...4*24/11/24 19:36
天井に睨まれ自由詩6*24/11/24 18:56
絡め合いたい花形新次自由詩124/11/24 18:24
小路より大路へ、そして(改訂)ひだかたけし自由詩424/11/24 17:50
慟哭栗栖真理亜自由詩024/11/24 17:39
初冬の夕刻山人自由詩1424/11/24 15:09
(531―23―2)野施行千代に八千代に水恋鳥魚夫散文(批評...224/11/24 14:35

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加筆訂正:
Cosmos/鳥星[24/11/24 16:10]
これで最後の推敲とします。完成の完成です。
0.19sec.