水の笑い 光の小石
ころがるころがる
夢からこぼれる
雨の日 傘の内の青空を廻す
ふたりで暮らすはずだった部屋は、
最初から何かを待っているように静かだった。
地下鉄の線路が近く、
夜になると鉄の響きは、くぐもって届いた。
その音が窓を震わせるたびに、
...
まばら 言葉の散布
ちらちら舞い続き
専ら冷え込む
この朝に 、
真っ直ぐ射し込み
放散する陽光受け
あれまっ!
西の地平遥か
くっきりにょきっと
輝き浮き出る
富士の高嶺 ...
今の状況を冷静に考えてみよう。LEDが明るい白壁の部屋。家具はない。窓もない。恐ろしいことにはドアもない。唯一の出入口は床にぽっかり開いた暗い穴だ。穴から半身乗り出している人は、あれは人なのだろうか、 ...
Yとは友達だった
しばしば話し込み
時に酒を飲み
気の置けない関係だった
熟練した監察医とはいえ
友人の亡骸を切り刻むのは
ごめんこうむりたかったが
公僕の悲しさ
選択の余地は ...
+
ひろびろとしたアパートメントのお部屋にごろんと浮かんでいる笑顔のような空気感。振動で生きていること、してゆきます。
◯
リビングでおおきい絵を描きます。うさぎラグーのうえでヨ ...
○「電車の中の会話」
じいちゃん二人の会話が面白かった!
「Kさんは79歳まで働いて
仕事をやめて5年後に亡くなったんだよ。
あんなに元気だったのにね。」
「家にいても何もすることがないから ...
死にたいと
思う時もあるが
絶対に死ねないと
思うことにしよう
命は、生きたいのだ
・
雪が
つもった
翌日の午後に
日なたぼっこをする私。
お日さまぽかぽか
・
...
正しい不正解
妄想みたいな過去
嘘みたいな現在
知りたくもない未来
間違った正解
やわらかく挟まれている
誰かが決めたあるべき姿
安心を得るために着ぐるみ着て
本心ゼスチャーしても ...
ヘミングウェイが入ってきた。
(レイモンド・チャンドラー『さらば愛しき女よ』32、清水俊二訳)
元気そうじゃないか。
(チャールズ・ウェッブ『卒業』1、佐和 誠訳、句点加筆)
プルース ...
私の今の命は
ろうそくの芯
あと、何日燃え続けるのかと
突然の風できえてしまうのか
不注意で自分の息で消してしますのか
炎はかすかに揺れ動いてる
音もなく、ほん ...
生きている
だけでやまいは訪れて
彼岸へつれてゆきたがるのか
生きる糧
なんていっぱいある意味で
死にたがるのはバカだと想う
いちねんが
そろそろ終わる小 ...
(なかには森と同化している人もいるのでしょうが)
ぼんやりと
ほんらい人は
森に住んではだめなのではないのだろうか
最近なんとなく、思ってみたりしています
...
何度も忘れようとした
泣きじゃくるアイツを
何度も忘れようとした
惨めな自分を
何度も忘れようとした
絶望した彼を
何度も忘れようとした
諦めたあの人を
何度も忘れようとした
壊れた ...
柔らかな日差しの中で
肩を並べて話をしよう
苦しみの世について
悲しみのあったこと
不幸に負けなかったこと
善良な友人たちの助け
この世は信頼に値する
悲惨は誰かが直していく
...
赤信号
ここの信号は
変わるまで長い
運転席から見やる舗道は
眩しいくらい明るい
紅葉した連なる木々が
夕日に照らされて輝く
ひらひら
赤、黄、茶の葉が
人々の上を舞う ...
ふるえる
ふるえる
ふるさとなき
さむいさなか
はらへり
かさこそ
おちばのまい
はらへるふるえる
ぅううおぉおお
もうたまらずに
ぽわぁんぽわぁん
はずむたましい
しいんしい ...
+
ねぶくろを着こんでごろごろと歩きたいような気分かな。冬の洗礼を受けている。友人との待ちあわせの場所をスーパーマーケットのおそとのベンチと予定している。お送りするためのお手紙をレストルームで ...
時間は川に流れ込んで
海に注がれていった
思い出は沖の方の
船が網に集めている
オレンジ色が海面を揺らして
波の音がだんだん寂しくなる
水平線に飲まれていく太陽
思い出を吹き飛ばす風 ...
罪か ああ
物には罪は無い
物には罪は無いけれど
罪があるとしたら
人の行為(こうい)のある部分に罪がある
私には罪がある
私の罪は
私の罪に
ゆるされることはない
ゆえに
私 ...
あなたがほかの{ルビ女=ひと}と
仲良さそうにしていると
ざわめきが立つ
これは嫉妬と呼ぶのだろうか
所有欲なのだろうか
愛。
ということばは
書くはしから安っぽく穢れてしまうので
...
ハナミズキの葉がいちまい
歩道の煉瓦に落ちていた
秋の刷毛をなんども塗り重ねた深い赤色
葉裏にのせたあさつゆは
指にはめたダイヤモンドよりも
透明にかがやく
風にひるがえってしまえば
...
スカッと傷がつけられる
傷が痛む
化膿させてはいけない
消毒して綺麗にしなければ
心の傷も同じこと
傷ゆえに立ち直れなくなる人もいる
その場合
誰も責任を取れない
傷だらけの手 ...
恐れもなく
行く道は
どこまでも続く
いつか来た道
またゆく道
汗がにじむ
生きている
峠を越えて
行かねばならぬ
それが生きるということ
へこたれてはたどり着けぬ
...
○「一刻千金」
老人ボケやすく
詩なりがたし
○「マイナー保険証」
年寄りにとっては
マイナーな保険証だ
前は
窓口へ出すだけでよかったのに
○「生き方」
生き方は
口では ...
若い人を見て
今の自分と比べる
ちょっと、お年寄りかな
お年寄りを見て
今の自分と比べる
ちょっと、若いかな
今は刻々と音もなく
未来へ進み、過去を刻む
...
君のお姉さんの言葉は
論理的にも倫理的にも
破綻した言葉だよ
カッコイイ……
チャッピィ、言ってやって
言ってやってよ!
こうなれば訴える先が
裁判所から
AIになっただけとい ...
胸の奥にしまいこんである
宝物みたいな想いは
大切すぎて
詩にかけない
たった五文字
ことばにすれば
安っぽくなる
このままずっと秘めたまま
あなた達を救うためにすべてをなげうった。
自分の欲望を、現在を、過去を、未来を。
足りないから、あなた達でさえ捧げた。
縋り付いて泣いていたのは私だった…はず。
冷凍食品は捨てるために温め ...
光の線が
立ち入り禁止の帯になる
わたしの目の前では
走っていく車の音は
いつも郷愁を掻き立てる
永遠へと届きたいこころを
載せて去って行く
ヘッドランプが一瞬窓ガラスを照らす
...
日付順文書リスト
タイトル
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日付
ノート(62Y.11.14)
木立 悟
自由詩
5
25/12/4 20:28
アパート(修正版)
板谷みきょう
散文(批評...
3
25/12/4 20:24
昇天の朝
ひだかたけし
自由詩
6
25/12/4 19:49
濃緑のドア
佐々宝砂
散文(批評...
7
25/12/4 17:41
Yの解剖
やまうちあつ...
自由詩
4
25/12/4 16:31
いっぽいっぽはいはいするきもち
百(ももと読...
散文(批評...
2*
25/12/4 16:00
独り言12.4
zenyam...
自由詩
3*
25/12/4 15:40
※五行歌 二首「絶対に死ねないと」
こしごえ
自由詩
4*
25/12/4 15:00
本当を失っていく
海
自由詩
6
25/12/4 12:29
僕タチハ、ミンナ森ニイル。
田中宏輔2
自由詩
12
25/12/4 12:13
ろうそくの芯
多賀良ヒカル
自由詩
1
25/12/4 10:22
骨
秋葉竹
短歌
2
25/12/4 7:48
熊が教えてくれたこと
足立らどみ
自由詩
5*
25/12/4 5:18
メロスとテロル
泡沫の僕
自由詩
1*
25/12/3 23:22
この世への信頼
杉原詠二(黒...
自由詩
1*
25/12/3 21:50
赤信号のあいだ
花野誉
自由詩
11*
25/12/3 19:54
メタルボックス
ひだかたけし
自由詩
5*
25/12/3 19:46
さくらこ・イズ・ビューティフル
百(ももと読...
散文(批評...
3*
25/12/3 19:00
時と思い出
海
自由詩
7*
25/12/3 16:11
罪か ※(音楽付き)
こしごえ
自由詩
5*
25/12/3 15:21
祈り
りつ
自由詩
4*
25/12/3 13:50
秋は満ちて行く
そらの珊瑚
自由詩
7*
25/12/3 12:31
傷と救い
杉原詠二(黒...
自由詩
0
25/12/3 11:25
行く道
〃
自由詩
0
25/12/3 10:18
独り言12.3
zenyam...
自由詩
3*
25/12/3 7:46
今の自分
多賀良ヒカル
自由詩
1
25/12/3 7:12
ちゃっぴぃ
りゅうさん
自由詩
5*
25/12/3 7:03
たった五文字
りつ
自由詩
3*
25/12/3 6:28
私は間違ってなかった
泡沫の僕
自由詩
1
25/12/2 21:43
世界と人
杉原詠二(黒...
自由詩
1*
25/12/2 21:13
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
加筆訂正:
※五行歌 二首「絶対に死ねないと」
/
こしごえ
[25/12/4 15:49]
本文の終りに、小日記を追記しました。^^拝礼
秋は満ちて行く
/
そらの珊瑚
[25/12/3 14:02]
少し修正しました
0.16sec.