鋳掛屋は大阪付近では昭和40年代まで見かけたのだとネットには書いてある。西暦に直せば1965年から70年くらいの期間、日本国が美しい国から、あまり美しくない、やけに忙しく伝統を捨てて、国土開発の名の破 ... 綺麗事を言ってくれ
この雪の外にも街があると
綺麗事を言ってくれ
この凍てつきは
長くは続かないのだと
綺麗事を言ってくれ
お互いさえ見えなくなる
吹雪
口を閉ざす我々は
い ...
ぬるいまどろみのなかでみた
せつなの夢の裾の感触が、
この指に絡みついてはなれない。
けれど、
ひとつの、
拭いきれない痛みがある。
痛みはこの胸を貫こうとするが、
せりあがる熱に溶かさ ...
息の白い朝 マックでコーヒーをたのみ
それを持ち 二階で 温かい それを
手に 椅子に腰掛けていた
毎朝いる二人のおじさん ぼんやりと
無職の私たちは体を寄せ合うようにして
海を見たい
寒いことがなければ
今すぐ海を見たい

黒の中に埋もれるのは
よくあることだ
誰も助けがないのも
よくあることだ
“涙を流した分だけ 強くなる”
この言葉を実 ...
ブスが
人生一度で良いから
男に肘鉄食らわせたい
と思ったのはいいが
ブスの上に
頭が悪かったので
「肘鉄を食らわす」が
慣用句とは知らず
実際に駅のホームで
すれ違う男という男に
...
見知らぬ者が訪ねてきた
滅多に聞けない月の唄と
尖った山頂にしか咲かないという一輪と
いつ終わるのかと不安になるくらい
異国の砂漠の話を嬉しそうに続けていたが
僕は安眠剤を取り出して ...
嵐が続いている
出航する気配はない

待合室の長椅子に座り
吹抜けの雨に濡れる

いつか売店も閉じ朽ちる
行く先も帰路も見失った

出航する気配はない
ただ嵐が続いている
くたびれた幸せ雪の比叡山 お互いに天気の話しかしない低い位置から見てる東京 もう羽根も飛べないほどに抜け落ちて忘れたことも忘れ鳴いてる ようふくをたたむ
しょっきをかたづける
とうふをましかくにきる
みずをのむ
おりがみをおる
よみかけのほんをおく
べらんだにでる
ほしがでている
いまをととのえる
くつしたをはく
...
口笛の奏で、目覚めてこの夜
澄んで響く何処から

明るい旋律音色のループ
微妙に低く高く魅惑の相

聴き入るうちに潮騒磯の香
漂いザワメキ布団が波打つ

扉開いて弓形の白浜
広がり ...
大好きだよ

なみだの古里

もう離ればなれ

表面的でもいい

過去形だけど

大好きだよ


増殖していく

あのひとが

あのひとに

僕は敗北した

...
駅ビルをぶらついてたら
とんでもないものを
見つけてしまった

990円の茶色のニット

値札を見たら
黒字で3400円の文字
その上から赤い文字で990円
積まれたニットの背後には ...
ユキがフッた!
アタリつもって
デンシャ止まって
カイシャ困った
ユキにフラれた
つもりで当たって
あわれ荒れアレ
おわる恋かな
風吹くママに
ユキは降り降り
フリフリチラリ
シ ...
海辺で君が泣く
白いワンピースに
僕はウソつけと
せせら笑う
「だって」って、
言うけど、
泣いてるんじゃねえよ

湯を沸かして
コーヒーを入れる
スピーカーから
ビル・エヴァン ...
人身事故で 私は 今日も
止まっている電車の中
私の目を伏せてつぶやくフレーズ
失われた 読んだ 本の 言葉
失われた それは 死を 忘れさせる
吹雪いていたその日
子供のころは犬になって走り回ってた
溶けかけた雪膝が骨を出しては
小さく苦笑い
だんだんと汗を拭い
だるまもう少し頑張れ
頑張れと強く息を吐き
雪が降る雨になる ...
みどり色と言えば
痰を想像する人も多いと思う
とりわけ、風邪の治りかけの痰は
クリームがかったみどり色で
固めてアクセサリーに
したいぐらい綺麗だ

そこでキンタマ王子は
風邪の治りか ...
客寄せパンダ🐼って
ここ二三十年の間に出来た
新しい言葉だろ?
だからだな、イマイチなのは
何かクドいんだよ
客寄せと
パンダがさ
カブってんじゃないかって

言ってみりゃ
“従順 ...
所属する組織を
離れることって
そんなに悪いことなの?

制裁を受けるくらい
咎められることなの?

示しがつかないって
ヤクザの話?
違うみたいよ

今何年?
2016年
...
          ---気のせいか


寒桜の幻
枯れ木に薄雲
夜より青い暁は
壊れた月へ注がれよ
舞い散らぬ桜はみな幻
恋の朧は夢幻
点くは幻灯、消えるは焔
火 ...
誰一人隣に立たないホームで
北風に吹かれていた 骨の体
私は屍 どんなときでも
死の言葉が不意に口をついた
まだ蕾とも見えない 小さな突起の
春を待っていた梅の枝は 雪の重みに折れる
うららかな鳥の声を聞くこともなく
清冽な香を漂わせることもなく


淀みに映った空は 日に日に冷たく
緩や ...
電線にとまるカラス
黒い数珠のように
とおくで丸く連なる

夕暮れの黒に
まぎれようともせず
ひとりがすきなくせに群れている

だれかが羽ばたけば
みんなとんでゆく
その連なる黒い ...
誰だプールにピラニア放ったの

俺の金魚が喰われちまってる

金魚のハナコが喰われちまってる
同上ガール右に同じ 異論はないとも屁のカッパ
金が無くなり横領し 思わず飛び込む水の音
お気楽自堕落面目破格 強情籠城付和雷同
多くもちっとも語るまい 言葉は話すが交わすまい
良いんじゃないオ ...
チュウ)

咲いては閉じる花
降り注ぐ雨

吸い込んで
壁抜けて
待って
壁抜けて
待って

行って



壁に穴をあけて
乗り込んで
なんて?
きいて!
え ...
 しんしんと降りしきる雪のなか
 そうっと手を伸ばしてみるけれどからっぽをつかんで
 クソっ! って舌打ちしたとき、ふとひとりで戦ってるともだちのうたがきこえた

 彼は世界を暴くために言葉を ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
鋳掛屋あおば自由詩8*16/1/20 23:36
北国の冬フユナ自由詩516/1/20 23:23
ねがいごとあおい満月自由詩516/1/20 22:25
窓の空番田 自由詩116/1/20 22:18
海を見る瑞海自由詩6*16/1/20 22:01
肘鉄花形新次自由詩016/1/20 21:48
疲労かな乱太郎自由詩11*16/1/20 21:33
未だ出航せず くろねこ自由詩0*16/1/20 21:25
くたびれた幸せ雪の比叡山北大路京介俳句216/1/20 21:12
お互いに天気の話しかしない低い位置から見てる東京短歌316/1/20 21:12
もう羽根も飛べないほどに抜け落ちて忘れたことも忘れ鳴いてる短歌516/1/20 21:12
いまをととのえるやまうちあつ...自由詩2*16/1/20 21:03
告知たけし自由詩416/1/20 20:47
なみだの古里吉岡ペペロ自由詩516/1/20 18:31
990円のニット自由詩2*16/1/20 18:09
フラれ歌ただのみきや自由詩10*16/1/20 18:08
Daydream Repeateropus自由詩116/1/20 12:24
本の文字番田 自由詩216/1/20 9:54
だるま寒い中ごくろうさまアラガイs自由詩9*16/1/20 2:55
キンタマ王子、みどり花形新次自由詩016/1/20 2:51
客寄せパンダについて自由詩016/1/20 1:11
残酷物語眠り羊自由詩116/1/20 0:12
寒桜凍月自由詩5*16/1/19 23:15
白い日番田 自由詩216/1/19 22:53
冬の香藤原絵理子自由詩616/1/19 22:16
夜のカラス朧月自由詩416/1/19 21:32
※誰だプールにピラニア放ったの北大路京介自由詩8+16/1/19 21:31
無意見お嬢なけま、たへ...自由詩016/1/19 20:55
lovepoem(会話)汁彦自由詩116/1/19 20:34
-273.15霧慧未央自由詩416/1/19 20:13

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