てのひらの紅い花
恋とともに散りました
頬をかすめた桜花
友とともに散りました
胸に抱いた白い花
母が亡くなり散りました
空を仰いで流れる
涙を
そっと指でなぞり
想 ...
今日は
何も言わない
ベランダに干しておく
青と白がきれいだ
五月の風を吸わないかなあ
わたしはバター
熱いあなたの舌に
乗せられ転がり踊り
少しずつ少しずつ
溶かされトロリ
液状になるの
そしたら、
一人難儀に苦悩する
愛しいあなたも
いつのまにか
蕩け溶け ...
無責任感を強くしたい
なんの根拠もなく君に
大丈夫だよ!と言う
毎朝 毎朝言う
あめがふっていても
きっと晴れるから!と言う
それで一歩がだせるならいいじゃないか!
と言って笑う ...
もしもたとえば恋の詩を
どこかで発表したならば
こんなに狭いそのどこか
きっと思惑され放題かと
匿名希望のそれ以前とは
全く私の居る場所なのに
なにゆえひろびろ考えて
自分の知るあて ...
hayataroは
下手の横好きで
日本料理を作っては
客に振る舞っていた
クソ不味かったが
周りは優しい人か
味の分からない人ばかりで
批判の声は上がらず
本人は、けっこうイケてる
...
血と汗を滲ませ剃刀の刃を渡る
常に生死の境を行ったり来たり 死に飲み込まれる事もある
絶望を通り越した世界を垣間見ては発狂する
誇大妄想の中 天国と地獄を往来しては祝宴と裁きの繰り返 ...
作品としてあげた物の中には、私が書き置きとして書いている物が有ります。作品にする為の物で、それは作品では無いと言われる方もいらっしゃるでしょう。
たまたま、昨晩見た言葉が有りました。それに対 ...
19はせとぎわ
まるで、
永遠の淵の上を片目瞑りで歩いているようで
いっそ転げ落ちたりなどしても19は美しい
美しさだけがすべてだと信じている脆さ儚さ
命など大したものではないのだと
心か ...
茹だる夏の向日葵畑の真ん中で
自分のためだけに泣いてみたい
1日の長さを感じながらね
泣き疲れて眠って起きても
まだ太陽は誰のためにでもなく
燃えていてくれるんでしょう
あと50億年の命の ...
明日の姿が見たくて
空を仰ぐけれど
深い藍の色が拡がるばかりで
不安を覚えたくなる
拙い想いだから
蹴散らして 下さいと
何の価値もないように
小さな声で
それは 恋ですか
池の中で
うつむいている だけの
ぽわんと浮かぶ 波紋が
破片のように 思えたら
...
ふわり舞ういぐさのカーペットに、くっきり白くひかるやまぼうしの花、ひかげでお腹を出して寝そべる犬や、ミニクーパーの下でおひるねちゅうの猫、水鉄砲で遊ぶがきんちょたちに、ちゃりんこの蛇行運転じい ...
サウザンクロスで降りた人は
どうなったのだろうか。
家庭教師の青年や幼い兄弟は
みなサウザンクロスで降りて行った。
あのリンゴも一緒に持って行ったようだ
リンゴはいつからそこにあったんだ ...
失ったものはいつか取り戻せる
友情も愛情もそして心も
何度失ってもまたもとどうり
時間は戻せないというけれど
時間はいくらでもあるから戻らなくていい
けれど命だけは
何故1度失った命は取り ...
わたしは初夏
水の跳ねるところへ座り
地べたを行く蟻に尋ねる
( )
空を行く鳩にも尋ねる
( )
枯れ行く薔薇たちに尋ねる
道を急ぐ人びとには
...
よちよち歩いてきた
とぼとぼ歩いてきた
つまずき よろめき 倒れては
起き上がる
その繰り返しだ
倒れても 倒れても 起き上がればいい
横にずれても
...
ほんとうのことを、
ただ、ほんとうのことを、
触られたくないばかりに、
腹に膜をつくった。
人はそれを「ウソ」と呼ぶだろうか。
半透明のしらたきみたいな私の膜は、
私をみるみる肥らせて、
...
ないものがいらない。
ないものがない。
ないものがある。
あるものがない。
ないもののなかのあるものがない。
あるもののなかのないものがない。
ないとあるは背中をあわせて。
互いの糸 ...
いつかどこかで君と会えるなら
今は静かな想いを胸に秘め
落ち葉と一緒に地面に寝転ぶ
空を眺めても星はまだ居ない
雲が流れたら見えるだろうか?
放課後の教室に入る時は
扉を閉めて君の ...
自称詩人の孤独死について
考えようとしたが
やっぱり止めた
何故なら
死ぬこと全般が孤独なのであって
例え自称詩人同士が
お互いの哀れな境遇に共鳴し
首を絞め合って死んだとしても
やは ...
仔犬を胸に抱いた少年
あるいは
眠っている赤子を
抱っこ紐で抱えた母親
のように
買ったばかりの
ラナンキュラスの
花束を
両手で持ち
包装紙の隙間から覗いて
微笑ん ...
家族そろってごはんをたべた
自分の話しばっかりするあね
テレビを独占する父
祖母の言動にぴりぴりする母
さりげなく長兄にだけ自分の分をすすめる祖母
そしてわたし
すみっこのわたし
だけど ...
十九は束の間
十九は束の間
菫色の空の様に
勝手に暮れて
夜が来る
十九は束の間
東京は
中野の駅に程近い
三畳一間のアパートの
部屋に一人で
...
あんな思い出もあったね
こんな思い出もあったね
中には君を苦しめる思い出も。
荒ぶる記憶は君の心の中を目茶苦茶にし
破壊し尽くした
大丈夫
僕が君を100年守ってあげる
思い出したら僕の ...
100億光年離れた
レッドポイント星(赤点星)に
帰りの燃料無しで
送り込まれたhayataroは
役立たずの自分が
実験台にされたことを知り
人類への復讐を誓った
酸素も水も食料も ...
愛したのは
哀しい目でした
わたしより弱いひとしか愛せませんでした
あなたはいつも俯瞰していました
わたしのことも俯瞰していました
わたしの浅ましさ
こころの醜さ
あなたはいつも俯瞰していまし ...
今の今、あるところに
100億年hayataroくんがいました
hayataroくんは古文漢文がいつも赤点で
先生に叱られていました
今度赤点取ったら留年よと言われ
hayataroくんは困 ...
落ちる白い壁、この真夜中
沈黙の充満、物という物
剥き出しに在り
全てが均一に在るという
無機の死の奈落
無言の虚無の生々しい幻の告知
そうして俺はこの胸の広がりゆく空洞を抱え
物質 ...
声に出して
言ってみると
すべて嘘になって
飛んで行ってしまいそうで
心の中に
ひた隠しに
してきたのだけれど
あんまりにも
見せびらかしたくなって
聞いて欲しくなって
共感して欲 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
流れるままに
レタス
自由詩
4
16/5/13 17:12
休心日
やまうちあつ...
自由詩
1*
16/5/13 16:03
優しい女
ひだかたけし
自由詩
3
16/5/13 15:38
無責任女
朧月
自由詩
2
16/5/13 10:50
たとえばではなく恋歌を
もっぷ
自由詩
4*
16/5/13 8:42
100億年hayataro「自称日本料理人」
花形新次
自由詩
0+
16/5/13 8:22
悪魔の子
星丘涙
自由詩
0*
16/5/13 7:41
『昨晩書いた事について』
媒体
自由詩
1
16/5/13 7:04
19.9
銀泡千水
自由詩
1
16/5/13 3:43
向日葵畑
〃
自由詩
1
16/5/13 3:22
トゥモロー
坂本瞳子
自由詩
2*
16/5/13 2:33
壁際の恋
藤鈴呼
自由詩
1*
16/5/13 0:26
波うつカーペット
阿ト理恵
散文(批評...
5*
16/5/12 23:55
サウザンクロス
枝
自由詩
2*
16/5/12 23:38
再会
リィ
自由詩
1*
16/5/12 22:59
よろこび
はるな
自由詩
1
16/5/12 21:45
歩く
星丘涙
自由詩
5*
16/5/12 21:35
風船
あおい満月
自由詩
5
16/5/12 21:23
ないとある
〃
自由詩
1
16/5/12 21:22
予感
ミナト 螢
自由詩
1
16/5/12 20:53
自称詩人の孤独死
花形新次
自由詩
0
16/5/12 20:32
街角
Lucy
自由詩
17*
16/5/12 20:21
満腹族
朧月
自由詩
2
16/5/12 19:42
十九は束の間
yasuto...
自由詩
1
16/5/12 16:54
無題
渡辺亘
自由詩
2
16/5/12 13:13
100億年hayataro「100億光年の孤独死」
花形新次
自由詩
1
16/5/12 12:42
馬鹿
印あかり
自由詩
5+*
16/5/12 8:16
100億年hayataro
花形新次
自由詩
0*
16/5/12 4:10
真夜中の恐怖
ひだかたけし
自由詩
6
16/5/12 4:00
永遠の独り言
坂本瞳子
自由詩
1*
16/5/12 1:53
1665
1666
1667
1668
1669
1670
1671
1672
1673
1674
1675
1676
1677
1678
1679
1680
1681
1682
1683
1684
1685
1686
1687
1688
1689
1690
1691
1692
1693
1694
1695
1696
1697
1698
1699
1700
1701
1702
1703
1704
1705
加筆訂正:
「春への遺しもの2016」
/
もっぷ
[16/5/13 14:46]
戴いたコメントを頼りに「こみあげる激情の日の東京のビルのこの部屋離陸をしたし」⇒結句を「いま離陸せよ」と直しました
3.54sec.