花曇りドライアイスのけむりかな
夕桜抱っこした子が重くなる
沈んでしまうのが怖くて怖くて
呼吸にフィルターかかってる
溺れてしまうのを恐れてる
君は死んだ魚みたいな目をしているね
奇跡に縋らないと浮きあがれない
...
彼らの声を聞いていた
夢みたいだ
夢だった
僕の顔には唾が引っ掛けられて
薄ら笑いだけしか持ち物がなかった
うまくやったつもりで
声は遠ざかる
誰かが今死んだね
ささやき合 ...
その都市は極めて奇妙な特徴を持っている
すべての建築物は窓を持たず、扉すらない
従ってその都市を俯瞰すると
一見広大な墓地を見るようである
しかしどの建築物も天を衝く高層ビルだから
道路 ...
淡い太陽とそよ風が流れる五月。
森を抜けた小高い丘から見渡せる大海原。
キラキラ光る波間に浮かぶカモメ達。
沖合には大きな帆船が漂う。
新しい季節の到来に胸が高鳴る。
自 ...
幸せが広がるばかりで
止まらない流れに乗っている
自由は止まらない
悪い流れはすぐ止まる
自分が創り出す流れ
何処までも終わりが見えない
ポジティブに考える
いつも笑顔で過ご ...
何も無いのに
意識をつなぎたがって
真っ白な生地に
絵の具をかけ散らす
とめどない言語フラッシュ
突き止めようとしているのは
もともと正体のない自分
呼吸し
食事し ...
夢を 見た
青く暗い森を照らす
金色のランプ
彷徨い続けていると
やがて二次元の
紙の森になって
すべてが影絵になった
幼いころ
母が作ってくれた影絵
数十年ぶりに迷 ...
鉛筆で、ノートのページに横線を引く。
上に白い入道雲を描く。
太陽は紙の外側にある。
雲と横線の間にもう一本、水平線。
横線と横線の間にあるのは、青い海で、
白く波打つのは風があったから。
...
目を閉じて
目を閉じて再生する
晴れ渡った空の深い青と
瞼の裏側に焼きついた残像
風に散った桜の淡いピンクと
足元に積もった枯葉のグレー
晩冬の風の冷たさと
陽 ...
工夫できない者ほど
他者に強要する
部活帰りに彼と一緒になった
「今日は疲れたから引いて帰ろうよ」と言われ
何だか嬉しくて自転車を降りた
ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
部活仲間 ...
燃えるもえる、
私が燃える。
街は安穏を保ちながら、
流れるながれる、
それぞれの岸に向かって。
燃えるもえる、
私が燃える。
私だけが燃えている。
人々は手を休めて、
それぞれの鏡 ...
大抵の男は
一生に一度
岬の秋幸に憧れるものだが
だからと言って
妹とやっちゃおうと思う
真剣モードの奴はあまりいない
一方、常に真剣モードの私は
枯木灘の秋幸に憧れたので
弟に石 ...
もしもおまえがひとりで
いけないんなら
おれがおまえといっしょに
いってやってもいいよ
もしもおまえがひとりで
うたえないんなら
おれがおまえといっしょに
うたってやっ ...
ひみつをして
泡をのんだら
夜がひとつきえた
三角 四角 五角 六角
とじない円をゆめみながら
とにかくさびしかった
パリィン。
斬りつけるような輝き
立体に組みたてることを
途中で飽きられ
かたちにならなかった僕らの
最後の復讐
(また皿が割れた。
お母さん、お母さん。
僕 お母さんを愛 ...
どっちかの理由で選んだ
どっちかはどっちかでしか無いんだ
二つたまたまそこにあった
もう僕は盲目
そいつらはどっちもナッシングの類さ
いいぞ 駄目野郎
翼はないけど羽ばたけるさ
寒く ...
車の運転はもうしなくてもよい
車が人を乗せて自動で走るからだ
そしてコンピューターという機械も姿を消した
言葉が、写真や絵文字となって
画像は脳へと直接送られる
ほとんど ...
ほんの一瞬
暖かな風が吹いた。
「良く来たね。」と歓迎をするかのように。
茶色に広がる裏手の木は緑色に染まり
父が眠る墓石を優しく包んでいる。
「お父さん。行って来ます。」
ぴ ...
一枚の写真を眺めると
緊張した面持ちの5人家族。
この日は主役の末娘が
口をへの字にしてレンズの中心を見つめている。
(少しでも良いから笑えばよかったのに。)
20年後
写真を手帳 ...
日のあたる西の縁側。
誰かの気配を感じて
はっ!と振り返る。
そこには胡坐をかき
半纏姿で茶をすする在りし日の親父が
にこりと笑って手を振っていた。
「元気でやっているか?困っ ...
目を閉じれば
いつだって自由に
本を読むことができる
そして本たちは折にふれ
少しずつふえていく
二年越しのラズベリーが
...
160419
お地蔵様に
お線香を立てる
火が付かない百円ライター
今では何というの
使い捨てライターー
君とおんなじだねと
お地蔵様が
典型的な顔をして笑う
だ ...
この目には見えなくても、
手だけはいつも知っている。
手のなかの目。
感度は光よりも早い。
この手が汗ばむと、
何よりも危ない未来への暗示
のなかにいる私。
どこに行くのかわからぬままに ...
私は苦しい
嘘みたいに何も見えないまま
生きているかも定かじゃないまま
何処に行くかも分からないのに
生意気にも、私は寂しい
薬の味を染みつけて
幻の見える景色を嘘みたいに感じながら
琥 ...
ヤッてることは
ほとんど変わりない
どっから切っても
おんなじの金太郎飴なのに
新作が出ると
購入せずには入られないのは何故なのか?
今度はきっと
新たな発見があるはずだ
淡い期待 ...
よろしい
明日からはおれが苔をたべ
きみが最後の一個を奪い合おう
べつのひとになれないという
事実
だけが
残る
横滑りする思考が頭蓋の内壁に残した掻き傷、そいつが過去や現在をイレギュラーに跳ねさせてマインドは行き場のないジャンプでいっぱいだ、昼なのに薄暗いのはきっと雨のせいなんかじゃない、なにかが俺の瞼 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
花曇りドライアイスのけむりかな
北大路京介
俳句
2
16/4/23 12:54
夕桜抱っこした子が重くなる
〃
俳句
3
16/4/23 12:54
普通
アレだよアレ
自由詩
4*
16/4/23 12:47
ポケットにあるのはポケット以外の全部
竜門勇気
自由詩
1
16/4/23 12:15
その都市 1
非在の虹
自由詩
1
16/4/23 7:05
五月~憧れ
ヒヤシンス
自由詩
3*
16/4/23 6:20
止まらない
夏川ゆう
自由詩
0
16/4/23 5:24
LAMIA
ガト
自由詩
2*
16/4/23 3:09
魔女
〃
自由詩
2*
16/4/23 3:07
ひとりでスケッチ
光冨郁埜
自由詩
17*
16/4/22 23:22
おぼえがき
大覚アキラ
自由詩
3
16/4/22 21:59
工夫と強要
しょだまさし
自由詩
2
16/4/22 21:18
自転車を降りて
〃
自由詩
1
16/4/22 21:14
ほむらたび
あおい満月
自由詩
0
16/4/22 20:52
憧れ
花形新次
自由詩
0
16/4/22 19:50
RCサクセション
大覚アキラ
自由詩
1
16/4/22 18:44
五面体
はるな
自由詩
1
16/4/22 18:15
いっとうの流れ星
印あかり
自由詩
3*
16/4/22 13:08
オーライ・ナッシング
竜門勇気
自由詩
0
16/4/22 12:06
(@_@;)
atsuch...
自由詩
5*
16/4/22 12:05
彼岸の頃に。
梓ゆい
自由詩
1
16/4/22 4:40
もと居たところ。
〃
自由詩
1*
16/4/22 4:16
昼寝の時間。
〃
自由詩
1
16/4/22 4:04
愛撫
石田とわ
自由詩
5*
16/4/22 0:26
初恋ライター
あおば
自由詩
5*
16/4/22 0:17
マイム
あおい満月
自由詩
2
16/4/21 21:08
乱雑
智鶴
自由詩
0
16/4/21 21:05
ある女優のものばかりが増える
花形新次
自由詩
0
16/4/21 20:52
凡人
哉村哉子
自由詩
0
16/4/21 15:59
白紙のページには何かを書いておけ、次はそこから始めればいいと ...
ホロウ・シカ...
自由詩
0
16/4/21 15:32
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1688
3.59sec.