太古から受けついできた生命を
父と母から受け取って
生まれ出たあなた
いま
腕を広げ
足をのばして
世界の広さを
たしかめている
じゃまするものは
もう ないでしょうに
...
天の川や
知らない星々をいっぱい
かき集めてポケットに入れた
夜と夜の
さらに向こうの記憶
赤や黄色の
光の川を泳いでわたる
人さし指のさきから
星がつぎつぎに消えていく
記 ...
差し伸べてもらえた手を
泥んこのままで掴んだ
なりふり構わずに
その場で泣き崩れた
好きなだけ泣かせてくれて
好きなだけ食べて良いと
まずは好物の鮭料理を
この姿のままで?
会 ...
今日で最後
この場所に来るのは
今日が最後
あの人に会えるのは
想いを告げたいあの人に
でもそれは
自分だけ楽になりたい
最後っ屁
...
言葉がおちてる ぷつぷつにきられて
台所 タイルの水色
削りかけの鉛筆がむなしい
言葉はたびたび
うらぎるようなふるまいをする
季節や 温度もそうだし
寝起きの兎だってそうだ
手 ...
原発事故を
誰よりも望んでいるのが
反原発主義者であるという喜劇
それは、巨人の敗戦を
期待しているのが
当の巨人の選手であるという悲劇に似ている
全力を尽くして
得られるものの方が ...
2016年3月21の吹雪
対
マイルス・デイビス
「Bye Bye Blackbird」
コーヒーの湯気と
古いポートレート
中心を射抜 ...
隆盛の花嫁
関係無いねとばかりにふるふる流星雨
小鹿は震えながら立ち上がろうとして
気の良い老人とサボリの少年は
それを真剣に真剣に見つめている
一つの執念場
かたや企 ...
ぼくはまどろみのなかで詩を書いている
このまどろみが好きだ
世界が落ち着く夜に書く
詩は別の世界へといざなってくれる
ニートでも書くことができるのだ
情念を言葉に
ありえないほどの ...
Tバックがピアノ線だったら
穿いたままウンコした場合
ウンコは真っ二つに
分かれて出てくるのかしら
グリーンベレーに殺られた
ベトコンの
頭と胴体みたいに
一日の仕事を終えて
帰った家のソファに、坐る。
ママは台所に立っている。
人より染色体の一本多い、周は
パパが足を広げた間に
ちっちゃい{ルビ胡坐=あぐら}をかいて
「おかあさんといっ ...
小雨日和に
涙がひとつぶ落ちると
空き箱に海が広がり
折られた便箋が繊維の波をつくる
皆が別れを見出だす
手先を冷たく潤す
水はしわを消さない
刻まれていく訪れに感謝し
なくす ...
幼い日
デパートで迷子になって
必死に母を呼んだ
フロアをひた走り
血眼で母を探して
大声で母を呼んだ
その呼び声は
今も私の中で響いている
私はそれを聞きながらも
日々 ...
snsの誰かのいいねで
久しぶりにあなたの顔をみて
反吐が出る
全部を捨てて
全部を忘れたい
今が幸せだって言いたい
あなたより
ふりかえる女は幸せになれないって ...
霧吹きのような雨はふかみどり
胸の奥まで吸い込んで
わたしは森になる
しばらくすれば
じゅうぶんに水を含み
耳を傾ける
彼らは
永遠を指し示すこと ...
焼き増し
和紙
朱墨
地蔵顔切断
断面
歪
盃
上に饅頭
放置
鳥と鼠
食べかけ
罰
×
葉桜混じり
遷ろう
写り好く
どこを歩いても
君が居る
もうとっくにい ...
現実から目を背けて
ぬるま湯のような仮想世界に
安住する人は
大体が現実から
全く相手にされないか
心底手酷い目に合って
ボロボロに心を病んでいるので
私のように醜い現実を拡張して
ぬ ...
たましいは
きえないって
こんにちわさようなら
きえるってどう
うまれかわるのはだれ
やっぱりあたまでっかち
つまらないちきゅうで
いきものごっこ
...
春一番が吹いた日
「よしこさん、ちょっとばあさんに
会いに行ってくるわい」と言って出ていったきり
行方不明だったおじいちゃんが
小諸市内で保護された
おじいちゃんは
風に飛ばされて
気づ ...
かつて 大本営のあった場所は晴天なり
銀のフォークの並ぶ部屋から見下ろせば
ゆっくりと雲は 流れる
ナイルの川ほどではないにしろ ゆたかな水が輝いて
四方形の掘の水が かつて権威のあっ ...
世界からはじきだされた
社会不適合者
ぼくは詩を書くことしか能がなくなった
身勝手なものだ
強迫神経症はいつまでもどこまでもおいかけてくる
実存性のないぼくはどこどこへいけばいいのだ
これからぼくはアラン・ドロンとイヴ・モンタンが出演している映画『仁義』を観なくてはならない
この作品はぼくの人生におおきな影響を与えるであろう
ぼくがもし仮にアラン・ドロンであったら世界は ...
ラブロボットありさちゃんには
従来のラブドール機能に加え
行為の最中に
自作の詩を呟くという
ありがた迷惑な最新機能も
装備されている
ラブロボットありさ
「哀しい背中」
オー ...
病気になったからこそ
命はそれぞれ
使命を持って生まれてきたのだと
強く実感できる
僕は強く生き抜いて
同じ病気になった人を
励ますことができる
師は言われた
「人の前に灯りをともせば ...
言葉のなかに人が住んでいて、だから言葉が好きだ。猫との会話、想いが届かなかったラブレター、などのなかで、さらさらと人々が暮らす
僕の脳みそを作ってくれたのは彼らの脳みそが放つ言葉たちだ ありがとう
...
久し振りに訪れた賽の河原
幼子が鬼に虐められていないかと降り立てば
広々とした河原には鬼が一匹 所在曲げに石をつんでいた
おめえ 何やってんだ
子どもが少ないが
まさか食っちまったので ...
たわんだ黒の両端から
すべりよる
無数の
整列した たましい
(のようなもの。
ひとつ
また
ひとつ、
ゆるやかに
おちてゆく
とうめいの夕陽たち。
拒んでいるのか
倦 ...
人は生死の境をさまようとき
花園を見ると言うけれど
地獄の蓋が開くという彼岸に
見たのは色を失った現世だった
闇の空から眺めていた
墨色の広大な砂場には
まばら ...
白菜の漬け物食べて笑顔になる自然の味がリラックスさせる
南国の日本と違う乾いた風常夏という愛に守られ
モノクロの写真みたいな冬が来た雪に覆われ他の色減る
想像もつかないくらい大きくて ...
瞳のある歯車
喋る螺子
拒む撥条
むきだしの人間
戦争という病
自明性の喪失
墜死する魔女
轢断、轢断、轢断。
白黒と黒白の黒潮と親潮
引き裂かれ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
赤ちゃんの足
イナエ
自由詩
13*
16/3/24 9:56
ガラスの星
yo-yo
自由詩
2*
16/3/24 7:49
冬の財布
もっぷ
自由詩
3
16/3/24 5:29
最後っ屁
佐白光
自由詩
1*
16/3/24 0:25
手足
はるな
自由詩
4
16/3/24 0:24
きみも大好き野球賭博
花形新次
自由詩
1
16/3/23 23:45
jazzと珈琲と火事と詩
ただのみきや
自由詩
8*
16/3/23 19:51
神のすかしっぺ
ふわふわ
自由詩
0
16/3/23 19:10
自動筆記
fujisa...
自由詩
0
16/3/23 18:59
グリーンベレー
花形新次
自由詩
0
16/3/23 18:42
キャッチボール
服部 剛
自由詩
5
16/3/23 18:30
せんいの波
かんな
自由詩
5*
16/3/23 12:50
呼ぶ
葉leaf
自由詩
2
16/3/23 4:33
sns
藤原猫
自由詩
0
16/3/23 1:09
休園日
七
自由詩
37*
16/3/23 1:09
アラカルト
秋也
自由詩
0
16/3/23 0:22
桜の木の奇妙な実
花形新次
自由詩
1
16/3/22 23:43
たましいは
吉岡ペペロ
自由詩
2
16/3/22 23:30
yoi-yoi「おじいちゃんが風に乗って帰って来た」
花形新次
自由詩
0
16/3/22 19:14
【Paradox Japan】(パラドックス・ジャパン)
るるりら
自由詩
6*
16/3/22 18:48
社会からはじきだされているような
fujisa...
自由詩
0
16/3/22 17:22
仁義
〃
自由詩
0
16/3/22 17:19
ラブロボットありさちゃん
花形新次
自由詩
0
16/3/22 16:09
統合失調症
渡辺亘
自由詩
2
16/3/22 12:46
言葉
水宮うみ
自由詩
0*
16/3/22 11:59
賽の河原
イナエ
自由詩
6*
16/3/22 10:31
レセプター
草野大悟2
自由詩
2
16/3/22 10:28
地獄
イナエ
自由詩
7*
16/3/22 10:07
モノクロ
夏川ゆう
短歌
0
16/3/22 5:32
ダズルのパズル
高原漣
自由詩
0
16/3/22 3:58
1664
1665
1666
1667
1668
1669
1670
1671
1672
1673
1674
1675
1676
1677
1678
1679
1680
1681
1682
1683
1684
1685
1686
1687
1688
1689
1690
1691
1692
1693
1694
1695
1696
1697
1698
1699
1700
1701
1702
1703
1704
加筆訂正:
jazzと珈琲と火事と詩
/
ただのみきや
[16/3/23 21:26]
「歩いて往くを」を「歩いている」へ、「Swingした」を「Swingして」へ変えました。
3.72sec.