世界で一番の工学者たちが
導き出した最適解に
僕らは乗っかって走りだす

爪に挟まったスラッジを
犬歯でこそぎながら
よそ見は70秒以内ならOK
ハンドルを足の小指でいじっている場合 ...
君を知らない僕が
愛してるっていうんだ
そんなの真に受けちゃいけねーよ
どこでもいいや
酒飲めるとこ知らない?

組み伏せて聞き出した
あの詩の続き
なんてことなかったな
新しく ...
もう大丈夫だよ
痛くもないし
悲しくもないし
怒ってもないし

もう心配ないよ
辛いことはどっか行った
病気の場所はきえた
苦しい空気は流れてった

もう嫌な景色
かくさなくって ...
入り口ふたつ出口みっつで
どこから入ってどこから出るか
選択可能な未来はむっつ。

のぼり梯子ふたつ落下ロープみっつで
どこから登ってどこから降りるか
選択可能な未来はむっつ。

未来 ...
 
言葉はいつも裏切るから

唇をあわせて

せめて、ぬくもりをちょうだい



 
暁のうたたね 夢の中で泣いて
白くぼんやりした夜明けの部屋に
ムウドだけが薄く残っている
メランコリックな仕草で 髪をかきあげる


オルゴオルの上で踊る 白鳥が優雅に
ころんころん ...
          160131

明日からは2月だというのに
まだあの二人いがみ合っている
自民党と公明党のように
仲良くすれば良いのにと
野党再編成の行方を見守る
なにしろ
栄ちゃ ...
コーヒー豆を噛み潰したような
苦くてじゃりっとした感触が居座るような日々も
喉元過ぎて過去になってしまえば
すぐに忘れるのが僕のいいところ
ただ楽しかった思い出も
すぐに忘れるのが僕の悪いと ...
早朝の青空に
ふらり 浮かぶ
 白い満月

しんと 静まり返った
人々の意識の空白を突いて

薄白い筋雲たちが
丸く集まった 作りかけのまゆ玉

風に 解けてしまいそうな
はかな ...
山道を辿っていると
なにかの臓物が落ちているのに出会う
それはさいころより少し大きいくらいのもので
草陰で赤く湿っている
ひとつきのこが見つかると
次のきのこが見つかるというが
そのように ...
「仕事、首になった」
今にも泣き出しそうな顔で、
「別れてもいいよ」と言ったきみ


半年探して やっと仕事が見つかったから
長い間 待たせてごめんねって
プロポーズさ ...
午後八時になると
地下の廊下と階段を降りていき
つきあたりの牢にアイオンスはいる

アイオンスは
青い毛皮に
五本の足と三本の尾を持つけど
顔だけは犬に似て整っていて
嘘ばかりしゃべる ...
ぼんやりと池袋の中を
歩き回っていた 休日
アイフォン修理工房でアイフォンを渡して そして
暖を取る場所を探して 私は歩いていた


西武の中を歩きまわり
スポーツ用品売り場に立つ  ...
エネルギッシュなはずの街を見回しても
私以外は答を導くことが出来ない

時計が回るだけの何の変哲もない日常
下を見ても上を向いても川は流れる

なぜ いないのか
なぜ おまえだけがいない ...
処女雪へ抜けた犬歯を投げる妻 雪の花宇宙がひとつ死にました 無機質なビルの一室雪の窓 ウクレレできゃりーぱみゅぱみゅ唄う父あした天気になりますように パンがなくケーキを食べて5キロ増あした天気になりますように 恋人かそうじゃないかの線を引く君の線とは交わらなかった きみはいつも、
真正面からは現れない。
肌寒い風の吹く如月の、
白樺の間から手を伸ばして、
私の背中を包み込む。
それは時に冷たくあたたかい。

きみが透明な糸を指に通して、
あやとり ...
「文学金魚」http://gold-fish-press.com/

「文学金魚」ってウェブ文芸誌があります。実はぼくもこういう感じのを作りたいと
常々思ってたんです。「文学極道」の代表をやって ...
希望だらけの言葉に隠した

不安や焦りを

君は抱えて歩いてる


くちびるを噛みしめながら歩く
帰り道は

光を影が隠す


不器用さゆえに
君も
孤独というの ...
連日の 真冬日にも
   番狂わせがある
      「小春日和」という

きっと
「宇宙」自身も
 時として 一服したいのだろう

こどもたちが
   確かな 日向を選んで
   ...
あなたが笑っている
あの頃とちっとも変わらない笑顔で
透明な手が拍手している
わたしの胸が温かくなる

あなたが俯いている
心無い言葉の礫に打ちひしがれて
透明な手が拒んでいる
わ ...
「いままで問題がなかったのに
 息子が突然不良少年になりました」
「そうですか、何か変化点があったはずですが?」
「心当たりがありません」
「そうですか、だったら、なぜなぜ分析をしてみましょう ...
あなたの居ずらい世界
あなたの群れない世界
あなたの取れない世界
あなたの見れない世界
あなたの成れない世界
あなたの意味ない世界
あなたの要らない世界

あなたの言えない世界
あな ...
どこのどいつが
見返りなしに
献金なんかするって言うの!
それに
法的に裁くことが
出来ないかもしれないのに
雰囲気だけで
社会的に抹殺するって
余りに酷いんじゃなくて?

フラン ...
  蓬色の夜、
  つぶれた{ルビ褥=しとね}に居て
  夥しい数の接続詞らが
  わたしの躰の至るところで
  いっせいに哄笑をはじめたので
  何か 訳のわからない一塊の
   ...
自称詩人は
最後をキメようとして
取って付けたような
クソ1節を追加することで
クソを完全なるクソとして
仕上げる

本人は内心
「キマったぜ!」と
ほくそ笑んでいるようだが
そも ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
六輪バギーは荒野を殺す竜門勇気自由詩016/2/1 12:46
バイポーラトランジスターズ・オーケストラ自由詩116/2/1 12:26
ゾンビ ティル ゾンビ自由詩016/2/1 12:06
未来の数くろねこ自由詩3*16/2/1 8:24
せめて殿上 童自由詩14*16/2/1 1:32
東風藤原絵理子自由詩516/1/31 23:47
両成敗が止まらないあおば自由詩2*16/1/31 22:59
参加賞中村 くらげ自由詩216/1/31 22:57
白い月いねむり猫自由詩616/1/31 22:49
目印春日線香自由詩116/1/31 22:22
『たとえば キスできる範囲にいること』座一自由詩4*16/1/31 21:26
アイオンスはないてない村乃枯草自由詩1116/1/31 20:29
池袋の路上から番田 自由詩116/1/31 18:56
おまえだけがいない宣井龍人自由詩12*16/1/31 17:56
処女雪へ抜けた犬歯を投げる妻北大路京介俳句116/1/31 17:38
雪の花宇宙がひとつ死にました俳句2+16/1/31 17:38
無機質なビルの一室雪の窓俳句116/1/31 17:37
ウクレレできゃりーぱみゅぱみゅ唄う父あした天気になりますよう ...短歌016/1/31 17:17
パンがなくケーキを食べて5キロ増あした天気になりますように短歌016/1/31 17:16
恋人かそうじゃないかの線を引く君の線とは交わらなかった短歌016/1/31 17:13
あおい満月自由詩6*16/1/31 16:02
web情報誌文学金魚について語るオダカズヒコ散文(批評...1*16/1/31 15:38
帰り道幸絵自由詩116/1/31 15:34
老細胞の呟き信天翁自由詩1+16/1/31 15:20
透明な手nonya自由詩20*16/1/31 14:02
突発性不良少年イオン自由詩0+*16/1/31 14:00
あなたの要らない世界自由詩2*16/1/31 13:58
アマリ花形新次自由詩016/1/31 12:15
shitone草野春心自由詩316/1/31 11:26
キメるのは下品花形新次自由詩116/1/31 7:21

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