火がないのに
いつでも
沸きたてのお湯が出てくる
昔、むかし
食卓の上に
魔法瓶という魔法があった
ただいまと
帰ってくる
冬のこどもたちのために
とても温かい飲み物が
瞬時に ...
灰色の空の下
灰色の占い師たちが
灰色の広場に集まっていた
占いの順番を待つ行列を
灰色の煙がすぎていった
螺子を横に倒したかたちの
巨大な灰色の建物を
人々 ...
家族ってなんだろな
一緒に住むから家族かな
ごはんを食べたら家族かな
一緒に寝たら家族かな
見続けられても
ほっとかれても
悲しくなるんだよ
家族って
帰り道
どこもかしこも冬の空気で
しんとした夜のそらに
ぽっかり月が浮かんでいた
北風の冷気が全身を刺す
爪先はもう完全に冷え切っている
死んでしまったのではないか
と思うく ...
私の心のさざなみは
骨となったのちにも止むことはない
(たとえば)
十六年前の路傍のつゆ草がいま
そう 決めたようです
人間とは
これに答えられる人は詩人
どうして書いてるの?
これに答えられる人も詩人
つまらない質問だね
書いても書かされても
言葉は言葉だから
人は詩人とは ...
どん底に居座る
腹をくくった瞬間に
大地が
ガラガラビッシャ!
ーグワアァン!ドワ
ガーン!と崩れ
海が沈み 都市が沈み
そのどん底が
たったひとりのための
頂になって
お前は泣い ...
いつもくりかえす
ディンディンダンダンディンディンダン
いつもくりかえして
終点はどこにもない
ある日とつぜん断ち切られ
カット・アウト、はい、おしまい、ご愁傷さま
晴れた空をまっぷた ...
店長がいないということで
副店長はパンツも履かずに出勤した
すた丼と芋焼酎と二酸化炭素の混じった息を
ぶちまけながら
「今日は好き勝手やらせてもらうぜ、ひっく」
もちろんこっちもシラフで ...
厳しい雪が 溶けだした日 外で元気な 僕の友達は 自転車に乗って笑っている 川の方へ行くのだろう
僕の心の氷も溶かされる 人皆走り出していく それぞれが散り散りになる 放たれていく
厳しい季節に ...
越えられない 許されてもいない
つるんとした壁を 軽々とひと羽ばたきで
容鳥は笑顔で越えていく 見たこともない
世界へ 想像の中にしかない静かな森へ
平穏な壁の中は 灰色の焦燥に
...
この謎としての世界にナゾナゾ迷走して生き
原点の独りに戻り 愛を共感を持って
内なる霊性に開き委ね自然と死んで行けるなら
これは素晴らしいことだな
未練は未だあるけれど
衰弱が少しは救ってく ...
雪降りて深夜ラジオのON AIR
親友の生前葬や江戸の雪
白黒の少女の写真雪の声
人間は星
人間は石
筐体人間
月とリンク
TAKE ME HIGHER
TAKE ME HIGHER
TAKE ME HIGHER
3回唱えたら光
人間は羽
人間は石
人間へ紫を
...
ぐらぐらと揺れる
フワフワと漂う
目の端でちらつく
「片目を覆って」
ブロンドの白人の男の子
眼は真鍮色
白い体操着の上下とソックス
「穴の空いているのはどっち?」
小さな口が開い ...
希望を乗せて放り上げられた球は
回転しながら
高く 上がり
ゆっ くりと
静・止
落・下 す る
引力に負けてあえなく
抱かれてしまう
理想・思想・夢想
小さな ...
踊る、ひとすじの腕よ
紺色の波濤となれ
ロウリン、
ロオリン
ちいさく かたく
畳まれたままの
つばめたちの
眼
の
影
Lの音が一つ
皿に一つ載った
まもなくあなたの
肺のあたりに茂る森へと
死のような霜が降りる
尖る、Sの音が
折れまがった 裸体の
女たち ...
水のうえをすべりながら
静かにわたしは時計を棄てた
鴨の影が散らばり
夕日をよごすのを見たから
このうえもなくかなしく思ったから
あまりにも悔しくって
青空の端に噛みついたら
前歯が少し浮いただけのこと
決して笑ったんじゃないよ
蹴ろうと思った空缶を
君が先に蹴っちゃったから
握り締めていた拳を開いて
左右 ...
ぶち殺す、ぶち殺す
あっ、吉田さんちのおばさんだ
「こんにちは!」
「あら、清介くん、お久しぶり
元気にして・・・、ウギャー!」
はい、一丁上がり
ぶち殺す、ぶち殺す
あっ、 ...
冬が深まり、各地で豪雪が降り、外気は刺すような寒さで、ものみな凍り付きそうだった。私は復職が徐々に軌道に乗り、周囲の声や目があまり気にならなくなり、集中して仕事に取り組めるようになった。仕事も大詰 ...
ガードレールに寄り掛かり
白いスリムを履いて黒い髪を掻き上げ
冬の陽射し浴びながら
眩しそうに目を細める
今 ソコに居た君
ふっと消えた 今日この青空の下
一瞬結像した鮮明な過去の現実 ...
怖い
社会が怖い
なんかすげー怖い
家をでるときドキドキするのでもう一回おしっこにいく
玄関の扉を開けるとき、不安になり尿漏れする
外にキチガイが居て明日殺されるかも知れない
日付が変 ...
きみは、ぼくの、愛の痛み
そして誰も知らない言葉だった
忘れたことのない言葉だった でももう遠い
舌の上に転がしても 口にすることさえ遙かで
雪が降る、雪が降る、ぼくのさびしい ...
朝の机
オレンジペコを飲む 静かな 朝
朝の口の中に広がる大地の香り
東京の狭い部屋で 私は 朝
朝の中から出かける どこか遠くに
自由になりたい
そう思う私の部屋には
檻にいれられたハムスターがいる
飼っている
私が
檻は私を見ている
その中のハムスターは
ときおり私に立ち向かう
振り返れば今まで
止めを刺さないできた
いくら憎くても
止めを刺さないできた
その割りには
止めを刺されてきた
自然からも人からも
立ち上がる度に
強くなった俺もいる
で我思う
止 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
おとぎばなし
そらの珊瑚
自由詩
23
16/1/28 9:44
ノート(たなびく日)
木立 悟
自由詩
2
16/1/28 9:21
家族
朧月
自由詩
0
16/1/28 9:16
満月
枝
自由詩
10*
16/1/28 8:36
二十歳
もっぷ
自由詩
2
16/1/28 7:04
人詩人
アラガイs
自由詩
6*
16/1/28 3:49
ありがとうございました
もり
自由詩
2*
16/1/27 23:54
虫、虫、虫虫虫
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
16/1/27 23:50
お通しカットで
もり
自由詩
1*
16/1/27 23:35
雪の精がくれた友達たち
黒髪
自由詩
3*
16/1/27 23:10
天秤
藤原絵理子
自由詩
6*
16/1/27 22:47
意識あるうちに魂の広場へ
たけし
自由詩
4*
16/1/27 22:46
雪降りて深夜ラジオのON AIR
北大路京介
俳句
2
16/1/27 22:40
親友の生前葬や江戸の雪
〃
俳句
2
16/1/27 22:39
白黒の少女の写真雪の声
〃
俳句
0
16/1/27 22:21
マナ
ゴースト(無...
自由詩
3*
16/1/27 22:16
(no) silence
opus
自由詩
1
16/1/27 22:08
肉脈の惑星
ただのみきや
自由詩
16*
16/1/27 21:18
tsubame
草野春心
自由詩
4
16/1/27 21:08
nakigara
〃
自由詩
3*
16/1/27 21:06
toki
〃
自由詩
2*
16/1/27 21:04
消耗品
nonya
自由詩
15*
16/1/27 19:51
ぶち殺す
花形新次
自由詩
2
16/1/27 18:45
精神
葉leaf
自由詩
1
16/1/27 14:01
タマシイの浮力
たけし
自由詩
5
16/1/27 13:59
ホワイトホールの黒い鳥
馬野ミキ
自由詩
5
16/1/27 13:57
雪が降る、一月に言葉は
石瀬琳々
自由詩
4*
16/1/27 12:54
はじまり
番田
自由詩
0
16/1/27 9:55
檻の中のわたし
朧月
自由詩
2
16/1/27 9:01
止め
颯太@
自由詩
1*
16/1/27 5:17
1656
1657
1658
1659
1660
1661
1662
1663
1664
1665
1666
1667
1668
1669
1670
1671
1672
1673
1674
1675
1676
1677
1678
1679
1680
1681
1682
1683
1684
1685
1686
1687
1688
1689
1690
1691
1692
1693
1694
1695
1696
3.99sec.