泣いている猫に
どうして泣いているのと
問いかけても
それの応えはなく
泣いている鳥に
どうしてなの、と聞いても同じで
君に尋ねても同じで
わからなくて
空を見上げて
君だけのこ ...
鬱でも病気でも何でもなく、
光に黒い陰が差すように
平静のうちにそれを抱え、
にこにこと笑ううちにそれを抱え、
その図体に溜め息を吐き、
手綱を握り、
時に小路を諦め、
時に重さに泣きな ...
仕事がなくて、怒られなくて、
好きなだけ寝ていられて、
頑張って生きる必要だって、なかったとして
明日は、何処に行こう
そんな簡単な問いに答えられる自信が、毛頭ない
焼きすぎたパンにマーマレィドをぬろうとしたら
イチゴの瓶をひっくりかえしてなんもかんもべたべたジャムまみれ。
こねくりまわしたミックスジャムでパンに張り手くらわしてペロリと食べた。
あは ...
水の鳥
ぼくの胸に生い茂る森の中
水の鳥が飛ぶ
涙雨を降らして
夢と希望の水の翼で
飛んでいく
飛んでいく
夕日の向こうに
消えていく
消えた向こうで
叉水の翼を広げて ...
馬鹿なシティーボーイいばってばっか
それなりにうつむいて差し込むポッケ
そんなわけないのにひとりぼっち
人ごみがマジゴミみたいで軽くショック
人工の砂浜ではてしなく曇るオレンジ ...
投げるから捕ってねと言い虚栗
差し障りある表現か秋の雲
嫁見ると嘘発見器の針揺れるあした天気になりますように
視線知る暮れゆくふりの匙加減いずれ闇夜の独りの踊り
上弦の月に委ねた言葉はもう私を離れ空に散らされ
青と白の珠が光に埋もれてく散開星団に積もる埃
星の死は時を経て ...
ラーメンの
魚介の薫りに
誘われて
そっと暖簾を
かきわけてゆく
牛タンを
鉄板越しに妻をみて
にんまりと
頬笑むくちびる
濡れる夕食
「暴力的な愛を掲げて愚劣な民が行進をしている」彼等の真実はあまりにもステレオタイプだから、俺のスピリットは勃起しない、蟻が巣に食物を運ぶような勤勉さがステージを上げるわけじゃない、そこには必ず目的 ...
悩む
何を信じ
何を疑うか
叫ぶ
どうしようもない
掻きむしりたい
苦しみに塗れて
生活する中で
信じられることは
もちろん
誰でもなくて
たった一つ
君の ...
待ち合わせ
時計をみれば
3分遅れ
バスは来ない
焦る心臓
上水の川のほとりの桜水食堂
銀だらの照焼の匂いがする厨房から出てきた
おかっぱ頭の彼女は紅い鼻緒の下駄を鳴らし
橋のたもとのオレンヂ色の街灯を灯す
近くの洋館に咲くタイサンボクが薫る街の角 ...
あの路地を曲がれば
糸杉の垣根がみえてくる
トマトを見つめる匂いのなかで
ぼくは牛乳を買ってくるのを忘れた
たどった路を戻りながら
牛乳 牛乳とつぶやいた
こんな時間に牛乳屋はやっ ...
もろみの薫り漂う街に住んだことがあった
二両編成の電車が走る街
午前2時に仕事を終えて
少しアンモニア臭い
チャルメラを食べる儀式が日課だった
あらゆる生物は眠りにつき
ぼくとチャルメ ...
夜の布に包まれたような感覚
ここから逃れたい
けれども
どこへ行けば良いのか
私には考える時間がなかった
砂のように
時間が過ぎてしまう
私はいつも夜にいるのだ
そうして車の走る通 ...
最近 気になる 乙女を見かけた
木に成っている 訳ではないが
白い肌は 美しい
芳しさが 届く程 近寄れなかった日々
棘のような 細かな葉先
切っ先 鋭い 捨て台詞で
笑い飛ば ...
夜が皮を剥いで、
真っ赤な朝を迎えたような傷が、
手のひらに滲んでいる。
あなたは見えないナイフを手に私を傷つけた。
...
姉の夢の中で兄は死んだ
復活の予兆だ、と姉は笑った
病院の先生に難病指定だと言われた、と兄も笑った
消費社会、大量消費社会
消耗、消滅、穀潰し
受け取るだけで
貪るだけで
自分から何もお返ししない
それが嫌で
生産的になりたい、と思った
実際のところは単に
排出
し ...
静かの海は
氷砂糖のようで
わたしの身体
ひいやりと
あの影の部分
ホルマリン漬けの子宮
眠ってる
おおぜいのひとが
わたしを可哀想と泣いてしまうので
わたしはなんだか可笑しく ...
継ぎ目もなくすきとおる
うしろすがたのような青
とおくからきた風がとおくへとぬけていき
休日のざわめきや
かすかにひびく水音や
何重奏もの葉擦れを
はこんでいく
ふと見る枝に
リボ ...
年に一回会えるかどうかで
素面をまるで見たことがない
おんしゃー飲みゆうかや!
にゃあ!
知っちゅうかや、にゃあ?
猫もこたつを出て行くほどに猫
みかん ...
グラスの中に
ひとかたまりの雲が浮かんでいて
グラスの底へと
静かな雨を降らせている
夜になると
そのグラスの水底から
地球がひとつ
生まれでる
うまくやってやろうとすると
どうして自分がいやになるのだろう
自分の顔をおきにいり登録できない
人がふえているらしい
まだまだつきあってかなきゃならない
自分だからすこし
大切にし ...
樹上の葉が
地面の落葉に言った
「下からの眺めは最高でしょう!
こっちは旋毛しか見えません!
何色だったか ぜひとも
教えてくださいねー!」
落葉は咳払いを
ひとつ
上に向って ...
Aは「冷たい」と言い、
Dは「優しい」と言う。
Gは「変態」と呼び、
Jは「変人」と呼ぶ。
「テクニシャンだよ」と、M。
「好き者すぎて付いていけないね」と、P。
「バカ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
悲しい君に
這 いずる
自由詩
2*
15/11/18 8:04
虚無
あなろぐ時計
自由詩
2
15/11/18 5:38
迷子
〃
自由詩
1
15/11/18 5:33
毎日がパ!レィド!
レモン
自由詩
6*
15/11/18 5:00
水の鳥
万年筆 紙
自由詩
1
15/11/18 3:22
3分バージョン・すごい死にたい気持ちのまま生きていく
モリマサ公
自由詩
6
15/11/18 0:52
投げるから捕ってねと言い虚栗
北大路京介
俳句
5
15/11/18 0:19
差し障りある表現か秋の雲
〃
俳句
2
15/11/18 0:18
嫁見ると嘘発見器の針揺れるあした天気になりますように
〃
短歌
5
15/11/18 0:17
汚染された夜の踊り
深水遊脚
短歌
1*
15/11/17 23:54
中華そば
レタス
短歌
2
15/11/17 23:32
焼肉
〃
短歌
2
15/11/17 23:27
無に芽吹く意・伸縮
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
15/11/17 23:21
無題
瑞海
自由詩
2*
15/11/17 23:19
バス停
レタス
短歌
1
15/11/17 23:19
橋
〃
自由詩
7*
15/11/17 23:06
ジョバンニ幻想
〃
自由詩
5
15/11/17 22:49
錆びた街
〃
自由詩
5
15/11/17 22:33
夜
佐藤伊織
自由詩
2
15/11/17 22:31
高砂百合(たかさごゆり)
藤鈴呼
自由詩
4*
15/11/17 22:17
パズル
あおい満月
自由詩
9
15/11/17 22:09
復活の呪文
徘徊メガネ
自由詩
1
15/11/17 21:56
僕は何を受け取る事が出来るだろうか?
凍月
自由詩
5*
15/11/17 21:36
魄
レモン
自由詩
12*
15/11/17 20:58
「むすぶ」
小夜
自由詩
5
15/11/17 20:24
土佐のおんちゃん
もり
自由詩
0
15/11/17 20:07
卓上の神話
塔野夏子
自由詩
5*
15/11/17 20:02
お気に入り登録
朧月
自由詩
1
15/11/17 19:54
秋の高尾山 男たちへのレクイエム
もり
自由詩
2*
15/11/17 19:39
私にまつわるエトセトラ
レモン
自由詩
6*
15/11/17 19:35
1642
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1650
1651
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1658
1659
1660
1661
1662
1663
1664
1665
1666
1667
1668
1669
1670
1671
1672
1673
1674
1675
1676
1677
1678
1679
1680
1681
1682
4.52sec.