剥がされた ああ、
犬 も……ひとつの
呼吸から ああ、もうひとつの
ことばへと いつわり (靴のよう)
さびしい (想うこと のよう)
犬 も、 ...
何故だかわからないけど
生きてることが
情けないほど
悲しくて
悲しくて
仕方のない春の夜には
先生のことを
思い出して
自分を慰めようと思う
そして
宇宙の広さに
想いをはせ
...
朝の電車は遠い日の裏切りのように
精密な構造を巨大な直流にひるがえして
ホームに差し込む朝陽とういういしく調和する
連動する踏切にはわずかな狂いが入り込み
電車の減速もときおり不規則で ...
珠を数えている。
腕に通された木目の珠を。
祖母が亡くなったとき
父が握っていた大粒の珠を、
父が四角い小さな石塔になったとき
母の手首に引っ掛かった数珠の珠を、
数えている。
...
千羽目の鶴は金色花明り
桜にも詩集にも耳あてる夜
花月夜パジャマのままで連れだされ
孫に話そう
妻や子どもには
とても言えない
だって生々しすぎるでしょ
いつの日か
わたしの前に
現れるところの
孫ならば
静かに
頷いてくれるだろう
時には
笑ってもくれるだろう ...
なぎさは
男性にアソコを優しく
触られるのが好きだった
いつでも触られたいと思っていた
でも、AVの影響か
最近の男性は、潮吹き(本当はオシッコに過ぎない)
をさせようとイタズラに激しく触 ...
世界を構成する元素はとげである
この物質的な世界において
物質とは必ずとげでなければならない
細長い円錐は無限に硬く
割れることも裂けることもない
人も木も鳥も花も
このとげの原子 ...
しらないと言ったそばからうそになる 知りたくないのだ 正しく言うなら
こわいのは戸棚の奥の砂糖壺 ざらめのついた世界はきれい
ここからはからだを脱いできてくださいね 心も脱いじゃう人も ...
手は 夜をすみずみまでたたいて きえた
大事なものと そんなに大事じゃないもの、
をくらべて
でも そんなに変わらなかった
あなたの抱擁のまえで
人生など
あってないようなものだった
...
無数の刃は君を切り刻むが、程なく飽きて君を放り出してしまうだろう
君は致命傷こそ受けてはいないが、失血死の危険にさらされている、そのとき
無数の医者が現れて君に様々な治療を施すだろう、君は ...
雀始巣
すずめはじめてすくう
佐藤さんちの玄関の
パンジーの寄せ植えから
オハヨウを拾い上げて
鈴木さんちのベランダの
古い室外機の裏側から
サビシイを探し出して
...
地雷原という安全地帯でトイレットペーパーを思いっきり転がそうぜ
ドアなんてこの世に存在しないのだから
自由には白い翼がびっしり生えている
おとなになるってことは気が狂うってことで
こどものまま ...
誰かのことを、おもいやったりなんかしたことは
あるよ 人に
やさしくなんかしたことも
あるよいつもそうだったような
気もする いや
いや やっぱりそうだそうだったいつも
人にやさしくしてい ...
近づくこと
遠ざかること
暗い
音節の
蝶番
止まることを拒む
海の裾のドレープ
駆けあがる白い泡
絶えまなく
描き直され
拒みながら ...
「サラサラと
流れるような仕事をする
サラリーマンになるか
ダラダラと
くたびれた仕事をする
ダラリーマンになるか」
「もちろん
ダラリーマンには
なりたくはないです」
...
ここから
線香花火のように見えます
あの日
あなたが燃やした命
このまま
つづくわけがないと思う日々が
案の定
抜け落ちた日々
日々から日々が抜け落ちた日々は
日に日に遠くな ...
誰にも選ばれなかった白い蝶々 背中の羽を忘れ孤独との戯れ
草臥れた風俗を撫で回す通り雨 片目の猫も身構え微笑ってる
気高く振舞っても その実 貧弱 神経衰弱 諦めたら空っぽ
強く生き ...
快楽を求めるために人生を捨てる
戻れない幸せという現実
孤独はそこをどくことなく座り続ける
幸せが僕の肩を叩く
こっちの世界においでよ。
幸せの定義は決まっていない
正義も悪も裏で手を繋ぎ ...
よわすぎて愛でしかない 雨の日にきみが育てた青いポケモン
この世界の終電を乗りついでくようなどこか甘えた気持ち なんだか
ミニチュアの切り株をネコに盗まれて貝柱に座ったシルバニア
...
内実をまったく伴わない
ただ大きな勘違いをしているだけの
クソ自称詩人を引っ捕らえて
殲滅するために
自称詩をラップにして
バトルする偽大会を企画して
自称詩投稿サイトで
募集したところ ...
田舎育ちの若者
都会の生活に憧れて
都会に出てくる
都会育ちの若者は逆に
田舎の生活に憧れたりする
都会と言うだけあって人口が多い
自然豊かな場所が見当たらない
ビル群が何処 ...
丘から見える遠い園生は純白に染まり、
私の吐息と重なって淡く輝いている。
手前に見えるロココ調の建築物はそれ自体が見事な絵画のように
緑一色の額縁で装飾されている。
丘の上に ...
あなたが覚めない夢を
見ているというのなら
僕はあなたの目を覚まそうとする
全てを取り除こう
あなたがずっと
夢を見続けられるように
たとえそれが
昇華することのでき ...
ベッドからそっと抜け出し
サプライズを兼ねて
朝食の準備に取りかかる
ベーコンを焼きながら
野菜を並べて
おっと
コーヒーを蒸らさないと……
やがて物音に気づき
目をこすりなが ...
愛してるって
言うよ
何ひとつも
差し出してはあげられないっていうのに
限られた時間の中で
苦しくてたまらない
ぼくにできることは
詩を書くことだけだ
ひやりとした現実
夢のまどろみのなかで
考察を繰り返すしかない
詩を殴り書きするしかない
こころにメスを入れる
存在の耐 ...
保育園の数が足りないことで
園長が園長として働けない事態が生じている
スーパー「ドラゴンストア小諸店」で
パート従業員として働く
羽竜名人(仮名36)もその一人だ
「私は小児性愛者なので園長 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
inu
草野春心
自由詩
1
16/3/20 21:18
春の夜には
渡辺亘
自由詩
1
16/3/20 19:48
朝の電車
葉leaf
自由詩
2+
16/3/20 16:54
かぞえる
為平 澪
自由詩
9*
16/3/20 15:48
千羽目の鶴は金色花明り
北大路京介
俳句
1
16/3/20 12:55
桜にも詩集にも耳あてる夜
〃
俳句
5
16/3/20 12:55
花月夜パジャマのままで連れだされ
〃
俳句
1
16/3/20 12:55
物語
やまうちあつ...
自由詩
4*
16/3/20 8:38
ペッティング
花形新次
自由詩
0
16/3/20 7:40
とげ
葉leaf
自由詩
5
16/3/20 7:02
しらない・砂糖壺
はるな
短歌
4
16/3/20 1:40
抱擁
〃
自由詩
7
16/3/20 1:07
放り出された世界の中で着地点を見つけたとき
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
16/3/19 23:09
雀始巣
nonya
自由詩
17*
16/3/19 21:47
自由で満たされたプール
水宮うみ
自由詩
5*
16/3/19 19:40
リーパー
塚本一期
自由詩
1
16/3/19 19:38
目交い/そして
ただのみきや
自由詩
12*
16/3/19 19:16
ダラリーマン
イオン
自由詩
0
16/3/19 18:32
すべて
竹森
自由詩
5
16/3/19 17:58
僕等を動かす力の全て
颯太@
自由詩
0
16/3/19 16:07
どこで生きる?
独奏
自由詩
0
16/3/19 15:17
ゆとりスペクタクル
さわ田マヨネ
短歌
7
16/3/19 14:41
浄化計画
花形新次
自由詩
1
16/3/19 13:14
都会
夏川ゆう
自由詩
1
16/3/19 5:22
片想い
ヒヤシンス
自由詩
11*
16/3/19 4:37
かげろう
幸絵
自由詩
0
16/3/18 22:15
朝食
YEWJI
自由詩
3*
16/3/18 21:36
コスモロジー
koukou
自由詩
0
16/3/18 21:21
まどろみのなかの詩
fujisa...
自由詩
2
16/3/18 20:38
待機園長問題
花形新次
自由詩
0
16/3/18 20:16
1666
1667
1668
1669
1670
1671
1672
1673
1674
1675
1676
1677
1678
1679
1680
1681
1682
1683
1684
1685
1686
1687
1688
1689
1690
1691
1692
1693
1694
1695
1696
1697
1698
1699
1700
1701
1702
1703
1704
1705
1706
加筆訂正:
目交い/そして
/
ただのみきや
[16/3/20 14:31]
最終2行を3行にして少し変えました。
目交い/そして
/
ただのみきや
[16/3/20 14:30]
最終2行を3行にして少し変えました。
4.09sec.