みにくい子さやかなうその時を経て立つ日にそれでもアヒルと名乗る
母の名をカケスと知らず巣立ちの日ジェーイと鳴いて留鳥である
なみだより弱いものなし生きるためなみだを捨てたカラスのこ ...
森が鳴っている
人には聞こえない音が、聴覚を
拒んで
分断されることもない
価値のある
地図上の広がりとして
さらけだされた命を包んでいる
照らされなければ何も無いと
錯誤する
...
ホタル星が輝く六月 僕の憧れが浮かび上がる
清流にレスタージョイの船 思い出達が月光の影
口笛でメロディー 思いつくままに吹けば 夜明けのなごり星
Hello!summer Hello ...
ハル あんたはもういない
海のそばで 消えた
道端のヒメジョオンがわたしのすねを傷つける
あんたの笑顔はここにない
だからわたしは風邪をひく
炎天下の通り雨みたいなハルの ...
窓を閉じる音
主人の居ない蜘蛛の巣の夏
自ら内を選んだ羽
硝子のそばから離れない
骨の寺院
どこか低いところから来る雪
小さな本をめくる
風の夢の終わり
...
160721
ちょっとTightな言葉だね
釣り針を無くし困っていると
海に潜って拾ってこいと
海彦が山彦に命じたのは
まじめなテレビは海の味方する
不真面目なラジオ ...
夏になると
私の中の情熱が少年のかたちになって
駆け出す
迸る光と熱のただ中へと
緑かがやく丘の上で
積乱雲の巨塔を見あげ
四方から降りそそぐ蝉の声を
またそれらがふと止んだときの静 ...
きみ、はじく、つめ、のおとまで、あゆみよる
しずかにないた ひぐらしのこえ
よるまではだまっていようこいなのか
くちびるとじる くらやみのなか
わたし、から、だきし ...
真赤に爛れた陰唇だから
真夏の海はとても滲みるのよ
(「真赤な陰唇」唄シレドビバリー)
その昔
女性は実に陰唇だった
(テレビ小説「月のものが来た」より)
貴女の陰の唇に
私の唇 ...
この虚ろな気持ちは
満たされることなく
時間が過ぎてゆく
笑顔の作り方を忘れ
言葉を発することもなく
身動きもせずに
ただ一点を探して
視線が彷徨う
宇宙の闇には
光の射 ...
万年筆の血液が乾いてしまったようだ
無理もない
数年うっかりと放っておいたのだから
いちにち、はとても長いくせに
すうねん、は
あっという間に感じるのはなぜだろう
風、が通り過ぎていく
...
涙をミルク瓶につめると海に流れる
浮くとか浮かないとかは
もんだいではない
夜の水面にぴか、るような愛なのか
恋なのか杞憂なのか
わたしの、恋情などほうっておいて
ロシアの夜空 ...
9月5日(金) 曇り
今日学校へ来たら 上履きがなくなっていました
スリッパを履いて教室へ行ったら
誰かのクスクス笑う声が聞こえました
9月8日(月) 晴れ
教科書が ...
本当に美しいものは
言葉には表せない
それらを再現できるのは
読み手の魔法なのだ
夏雲を見上げると
君がいたグランドを思い出す
フェンスの向こうの
湿った土の匂い
古いグローブ
蝉の声
いつしか自分も年をとり
陽炎の中
長い一生をとぼとぼ歩いてる
...
静かが覆い被さってくる
喚き立てても
逃げてみても
追いかけてくる
どこまでも
必死になって
走り続ける
朝陽に迎えられても
静かがそこにいる
偏頭痛を伴って
この身を雁字搦めにす ...
子供の頃僕には夢があった
大人になって夢が変わった
それから毎日死ぬまで
いい夢があったらそれを見続け
飽きたら違う夢を見てきた
そして夢は使い捨てられた
コーラ・コーラ・コカコーラ
コーラ・コーラ・コカコーラ
ブルースカイ・夢のような・サンシャイン
僕らの青春・グラフティー・ビジュアル系の・ボーイ・&・ガール
ヘーイ!コーク・マックのハ ...
自由な形式で書かれた詩、略して「自由詩」
とはいえども
俺が 本当に 自由に書いたところで
結局それは
ただの言葉の羅列としか思われねえンす ...
草葉に風の足音
夏の光の深い底で焼かれる虫たち
夜に置き忘れられた
艶やかな目に乾いた夢が映り込む
生と死の歯車が柔らかく噛み合って
素早く回転する
濃厚で豊満な匂 ...
なんだろうね、つまり、ドーナッツの○の話しさ。○から見えるきみのめ。 めっ。どうしてやろうか、と。ぼくは、ずーっと○を○を、ドーナッツはフレンチクルーラー、くるくるめがまわる。どうしようか。ど ...
その二つの縁が
絡まるような角度を願って
すっと線を引く
描き始めた弧の
片側に あなた
向こう岸に わたし
渡し船は 一層
いっそう不安は募り
物悲しいけど 大丈 ...
鎌倉花火大会だそうだ
不細工なオネエチャンが
浴衣姿でウロウロしている
不細工はどう足掻いても
不細工なのに
しかし、花火というと
アホみたいにアホみたいな奴らが
集まって来るのは
...
コバエが大量発生していた
尋常ではない数だ
近くに変死体があるのではないか?
コバエと言えば
夏場の変死体
彼女はそう考えた
「人間なら良いけど・・・
猫だったら可哀想だ」
と思った
...
今ならわかる
小沢健二が一体何にあの頃
立ち向かっていたのか
少女たちはもう初めから知っている
ああぼくはもう
46歳になってしまったのに
小沢健二は
遠くの星が変換 ...
愛くるしい笑顔を振りまいて
罪の意識の欠片もなく
多くの人を虜にする
愛苦しい想いを人の心に育み
自らは微塵も苦しむことなく
魅惑の眼差しを投げかける
愛狂おしいほどに
堕ちてゆ ...
銀河の果てに
ぼくらは此処に生まれ
何処に往くのだろう
いま納豆ご飯を食べている妻は
ぼくがどんな事を思っているか
想像できないらしい
永遠の嘘を吐いて
ごめんね
ぼくはや ...
なにごとにもかなしみばかりの日日のなか夏空の雲まばゆいばかり
つかみそこねた声の粒が
まるで赤い宝石のように
風に舞って堕ちていく
はらはらと
ぬるっとした感情を持て余して
動けなくなった
なんで手に入らないんだろう
時空の歪みに心を寄 ...
眠りたいのに
眠りたくない
眠りに堕ちるのが
怖くはない
あまりに眠すぎて
眠りたいという
感覚がもう
分からなくなった
眠りについたら
二度と目が覚めない
なんてこと ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「トリ・リングス」 七首
もっぷ
短歌
3
16/7/22 0:05
森のこと
いっと
自由詩
0
16/7/21 23:12
夏の詩が聞こえてくる・・・
星丘涙
自由詩
1*
16/7/21 23:03
ハル
DFW
自由詩
0
16/7/21 21:51
白と底(夜と昼)
木立 悟
自由詩
5
16/7/21 21:09
山の日
あおば
自由詩
1*
16/7/21 20:55
夏の日々
塔野夏子
自由詩
6*
16/7/21 16:24
きみ、はじく、
かんな
自由詩
0*
16/7/21 16:20
ラリルレロラリ&マスオカキッコーマン「真赤な陰唇」
花形新次
自由詩
0
16/7/21 16:10
真実の姿
坂本瞳子
自由詩
1*
16/7/21 15:42
ふたたびの夏
そらの珊瑚
自由詩
13+*
16/7/21 15:11
涙をミルク瓶に
かんな
自由詩
3*
16/7/21 12:55
ある生徒の日記
涙(ルイ)
自由詩
0
16/7/21 11:47
文字
ガト
自由詩
6*
16/7/21 3:37
残像
〃
自由詩
3*
16/7/21 3:12
静か
坂本瞳子
自由詩
1*
16/7/21 1:55
泡夢
リィ
自由詩
1*
16/7/20 22:57
コカコーラ
星丘涙
自由詩
3*
16/7/20 22:46
自由とはいえども
黙考する『叫...
自由詩
4
16/7/20 21:16
火葬詩転生
ただのみきや
自由詩
12*
16/7/20 20:47
なにも浮かばなすぎてこわい(阿ト理恵さんとズー連詩作)
ズー
自由詩
4*
16/7/20 20:30
瓶詰めの夢
藤鈴呼
自由詩
1*
16/7/20 19:17
花火好きに対する殺意
花形新次
自由詩
0
16/7/20 19:06
尋常ではない
〃
自由詩
0
16/7/20 18:25
小沢健二
はだいろ
自由詩
2
16/7/20 18:01
ロリータ
坂本瞳子
自由詩
1*
16/7/20 12:04
水の星に生まれて
レタス
自由詩
2
16/7/20 11:33
かおるのおと 2016.07.20
もっぷ
短歌
3
16/7/20 9:21
声の粒
もずず
自由詩
4
16/7/20 2:32
眠らない男
坂本瞳子
自由詩
1*
16/7/20 1:30
1644
1645
1646
1647
1648
1649
1650
1651
1652
1653
1654
1655
1656
1657
1658
1659
1660
1661
1662
1663
1664
1665
1666
1667
1668
1669
1670
1671
1672
1673
1674
1675
1676
1677
1678
1679
1680
1681
1682
1683
1684
加筆訂正:
火葬詩転生
/
ただのみきや
[16/7/21 20:22]
かな一文字変えました。
5.01sec.