もしも背中に翼が生えていたら

こんな闇

飛び越えていくのに

屹立する光の柱

眉間から伸びる紫のオーラ

醜い豚のような身体

美しくなりたいと思った

光の側に ...
いびつなこの星

の大気を

この手で触って

不純物の

ざらざらする感覚を

確認する

今の僕には

樟脳



必要だ

あの香りさえあれば

現 ...
美しくなりたい

そう思った

ヒキガエルのように醜い身体

身動きすらままならない

吐き捨てたくなるような現実ばかり

夢を見ることに

何の意味ももてない

遥か彼方 ...
恋はね、鬱の一種なの。
そんなことばを教えてもらった。
恋ひとつで病気になれる、
そんなあなたが羨ましい。

狂おしいぐらいの恋を、
いつから休んでいるのか。
脳内麻薬はからっぽなのに、 ...
眠れないわけではない
ただ眠らないだけなのだ
そんなこと 知っている




そんなことを知らないだけ




これはやまい?




保険点数稼 ...
あなたはいつも、
私の前を歩いていた。
私にはそれが、
とても誇らしかった。

はじめて出会ったのは、
高校の入学式。
女子校だった私たちは、
友達づくりに精を出した。

あなたは ...
街にログイン、伝わらない言葉
見渡した限り、エラー
バグった。あなたは狂った
好きなんて意味が違う
精一杯の笑顔を作って
歩くことが辛かった
ウザかった先輩や後輩
1人でいるのが楽しかっ ...
キンタマ王子こと
キンタマ王子清介さんが
ストーカーと見られる女に刺され
意識不明の重体となった

女はキンタマ王子さんの部屋に
合鍵で浸入しているところを
地下アイドルグループ「大船0 ...
サガンの小説で出てきた
コートダジュールという地名
リゾート感の強い響き

日本にはないような海岸
人を引き寄せるカラーがある

落ち着いた時間が街を染める

古びた街に見えるけれど ...
 遠い記憶を辿ると僕はいつでも森の中にいる。
 そこには寂しさも悲しみもない。
 ただ胸のワクワクするような楽しみや嬉しさばかりある。
 自分一人だけの秘密がいつでも隠されている。

  ...
 昨日僕は坂道のてっぺんから街を見下ろしていた。
 今日はどうだ。
 坂道を転げ落ちて深い谷底から宙を見上げている。
 たかが一日で人の人生なんてどうにでもなるようだ。

 昨日僕の窓は ...
あじさいが虚ろに白く弾けている
八重咲きの皐月の朽ちた先に
猛々しく百合の立ち誇る
結ばない実を体じゅうに埋めた女と女が
安らかな泥濘を探して
月夜 月夜 と鳴いている
剛力の親指の爪垢を
取り出して
瓶詰めにする
瓶が黒い爪垢で
一杯になったら
蓋を開けて
鼻腔の奥まで臭いを
一気に吸い込む

むむむむむむむむ
むむむむむむむむ
むむむむむむむ ...
虹が見える二時
真夜中の朝二時
濃紺の闇夜
靄のように
七色の帯が拡がる
けれど対岸に別れた
二児を結ぶことなく
幻影は二次元のごとく
弄ぶ心を二字で書き表す
ことは叶わず煮え湯なら ...
何をした罰なのか
記憶が定かではないのだが
子供の時分は
反省部屋と呼ばれていた
離れの中の暗い部屋に
よく閉込められていた。

何も無い中に一組だけ置かれた
机と椅子について
陽が ...
幼い頃
それはとてつもなく恐ろしくて
地獄からの使者だった
雨戸を閉めた漆黒の中で
どれだけ涙を流しただろう
母を呼んでも応えは無く
父を呼んでも応えは無かった

それは
ぼんやりと ...
透明な水と同化した魚影の群れが
ときおり鱗の鏡を翻し
水面に立ち尽くす
ぼくを魚たちが笑う

その刹那を画像に留めようと
幾千のシャッターを切っただろう

虹の根元を見つけるような作業 ...
ドリフとは現代でいうSMAPに魔法の粉をふりかけたもの 壁じゅうに御札が貼られてる部屋で君の裸を念写している 街頭の演説の声高すぎて野良犬ばかり集まってきた 灰皿の中で堂々としてる
レシート裏に付いたキスマークは
あなたからの挑戦かも知れない

火を付けたら灰になってしまう
破ったとしても屑になってしまう
水に付けたら苦しんでくれるだろうか?
...
健やかな時ばかりじゃないさ。
 
雨の月曜日だってあるさ。
 
デートを断られる週末だってあるさ。
 
独りでつまんない時だってあるさ。
 
病に臥せる日もあるさ。
...
光点の移動、鮮やかに残響し
至高の形象、彫塑されていく

青はいよいよ青く
白はいよいよ白く
闇に映えて闇に映えて

響きの交錯と分離は絶え間無く
運動性の中でのみ只在る崇高

肉 ...
無限とはなんだろう 昔から学者を悩ませている
無限などは存在しないという学者がいる

無限という概念が必要な学者もおり 無限は何種類もあるという
無限自体がわからないのに それが何種類もあると ...
    愛犬が吠えたてるなか
        東隣りからは
  車庫シヤッターの上昇音が
        西隣りからは
     二階雨戸の開放音が
平和なかぜとひかりを包みこみ
  梅雨 ...
【黄金の川】

主述の黄金律が 逆さに流れている川が
ランゲルハンス諸島には或る
島では、今日も甘美なインシュリンの雨が降り
下降気流で冷やされた土壌に蜜の匂いが立ち上がっている

...
都鳥(みやことり) したい放題 急降下 知ってた

罰は選べない


それだけはお願い、と思うほどの

それこそが罰なのだと思う
綿菓子器の真ん中で
砂糖がはじける甘い匂いを
思い出していた

縁日の夜
神社の鳥居の影が作る深い闇は
永遠に私の心の中

御神木の向こうに
ぽっかりと浮かぶ
白い狐面

...
玄関に人が来た気配があって
急いで出ると誰もいない
そんなことが何度かあって
もう相手にしなくなった

冷蔵庫にしまっておいた桃に
歯型がついていたこともあって
ぞっとしたものだが
見 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
題「あの夜を見たかい」ジム・プリマ...自由詩2*16/6/11 16:42
「樟 脳」自由詩1*16/6/11 16:30
「イザベラへ」自由詩1*16/6/11 16:20
香りあおい満月自由詩216/6/11 13:33
平々凡々 一歩ずつ世江自由詩116/6/11 10:10
大親友あおい満月自由詩1*16/6/11 9:01
失恋独奏自由詩116/6/11 7:52
キンタマ王子、刺される花形新次自由詩0+16/6/11 6:43
コートダジュール夏川ゆう自由詩116/6/11 5:23
森を想うヒヤシンス自由詩3*16/6/11 3:52
後悔と反省の狭間自由詩4*16/6/11 1:18
女と女はるな自由詩816/6/11 1:14
花形新次自由詩016/6/10 23:51
にじよ坂本瞳子自由詩016/6/10 23:28
私と反省部屋 くろねこ自由詩1*16/6/10 23:00
髑髏レタス自由詩116/6/10 22:51
明日自由詩3+*16/6/10 22:13
ドリフとは現代でいうSMAPに魔法の粉をふりかけたもの北大路京介短歌116/6/10 21:46
壁じゅうに御札が貼られてる部屋で君の裸を念写している短歌116/6/10 21:46
街頭の演説の声高すぎて野良犬ばかり集まってきた短歌216/6/10 21:45
ミナト 螢自由詩416/6/10 21:04
生きてさえいれば 元親 ミッド自由詩216/6/10 20:16
思考シ.02ひだかたけし自由詩416/6/10 18:59
無限の考察st自由詩0*16/6/10 18:15
鳴神月(三)信天翁自由詩116/6/10 13:10
川辺にて(三篇からなる オムニバス)るるりら自由詩6*16/6/10 10:38
都鳥st川柳1*16/6/10 4:24
因果ガト自由詩2*16/6/10 2:54
篝火自由詩7*16/6/10 2:47
誰か春日線香自由詩016/6/10 0:51

Home 戻る 最新へ 次へ
1644 1645 1646 1647 1648 1649 1650 1651 1652 1653 1654 1655 1656 1657 1658 1659 1660 1661 1662 1663 1664 1665 1666 1667 1668 1669 1670 1671 1672 1673 1674 1675 1676 1677 1678 1679 1680 1681 1682 1683 1684 
加筆訂正:
川辺にて(三篇からなる オムニバス)/るるりら[16/6/11 10:27]
誤字を訂正しました。ご指摘ありがとうございます。
4.63sec.