肉を食べたはずなのに、
私はさかなを吐く。
さかなたちは私の咽喉から、
ぴしゃぴしゃ、
躍り出て、
シンクの ...
修善寺の源泉で
足湯に浸した
両足は
鬼の如く真っ赤に染め上がり
旅人は心に決める。

――この足で、日々を切り裂こう

娑婆の世を生きるには
時に…鬼と化さねばならぬ
が、赤い仮 ...
秋の空に
魂が飛んでゆく

澄んだ鋼色の空に
身も心も消えていった

今日の時計ゆっくりと
カチリ カチリ と緩やかに
気怠く秒針は時を刻み続けていた

豊穣の祭りも終わりを告 ...
修善寺の蕎麦屋の座敷にて
{ルビ熱燗=あつかん}を啜り

天せいろを食した後の
油が浮いた器のつゆに
喰い千切られた、桜海老の顔

白い光の小さく宿る
黒い目玉

{ルビ茹=ゆ}で ...
酔い醒めに
冷えた徳利頬にあて
せせらぎに揺る、竹林の笹  
カレーライス    木枯らしの吹く帰り路
鰹節        路地裏の猫がにゃあと鳴いた
シーチキン     のどをなぜればゴロゴロと
ビーフシチュウ?  温かな音色を奏でる
クリームシチ ...
ヒトの創造において、

花にも心は宿っている、という{ルビ仮定=たとえ}はされても
人にも心は宿っている、という{ルビ仮定=たとえ}はされない

同じ、いのち、なのに、なぜ。
失敗だらけの日常を
遠いところから見ると
私は大地や雲になる

弱さや渦巻きも見えない
遠いところから見ると
私は名前の知らない星になる
名前のつかない闇になる

どんなものにも ...
ユネスコのせいで世界が揉めている 民主党またブーメラン投げている デロリアンワーゲンでなく良かったな あるひとの発言に

ある日であった一つの詩に

感銘をうける

けれどわたしは 言葉そのものに

感動をおぼえたことは

きっとただの一度も、 ない

発言をした人物の思想に惹 ...
         1 
優に百メートル超える長い土塀に囲まれた屋敷の前を通って、ぼくは毎朝、小学校へ通った。広い屋敷の庭には松の木や樫の木がうっそうと繁っている。白い土塀のかわらの上に木々が暗い森の ...
家の敷居や襖の線や開閉ドアを隔てて 深い河が流れている
隣の部屋なのに、もう渡る舟の手掛かりはなくしたままだ
河の底から 十二年前に口を交わした孫の燥ぎ声が
時々聞こえてくるのが楽しみで  ...
こどものころ
うそをつくときドキドキした
あいての顔をみられなかった

今は簡単に嘘がつける
安心して話しができる

ほんとうのことは
真っ白な綿につつんで
大きな木の根っこにうめる ...
パチパチと線香花火の音がする夏の終わりを見ている気分

トンネルを幾つも抜けて辿り着くまだまだ暑い夏を旅する

眠気取るコーヒー飲んで仕事する残業多い時期乗り越える

向日葵は育ちが早く力 ...
私はホームに立っている。線路越しに街道を行く人々が見える。私はこの一年半ですっかり表情が変わったことだろう。顔の造作というよりは、顔の語り出す意味が変わった。
就職してから、次から次へと ...
思い出に浸って 満ち足りた気持ちになるのは

あの頃がシアワセだったからだろう

いまよりずっと、単純に生きていた若き日々

いまよりずっと、孤独を抱えていた日々

ひとりぼっちの未来 ...
愛に怯えた人は
自分の肉を食べる

そして絶望する
血の海の中で
欲と涙が拮抗する
その繰り返しを以って
死へと邁進する

暗がりに潜む
もう一人の私は
私を目隠しして
何 ...
大脳を満たした構造物の流れが
彼の微弱な心音を乗せて
樹々の隙間を貫きながら
空に消えてゆく

硬く焼き締められた鋼のような
銀鱗を纏う龍は
天を突いてゆく
凍り付いた旋律は
涙 ...
キンタマ王子は
キンタマに関する歌を集め
キンタマ歌集を作ることにした

日本中のキンタマ歌人に呼び掛けたが
応えたのは亡き親友カメアタマ枢機卿と
どこの馬の骨か分からない
ちつのひだ滑 ...
いやだいやだ、こわいなあ、こわいナァなどと
怪談ばなしのように唱えていた矢先に
とはいえ、季節は残暑で
玄関が雑然としていたのをきっかけに
勢いをつけて飛び越えてしまったがため
ついこの世界 ...
もうとうに亡びてしまった実家から
突然、荷物が届く
なまもの扱いのそれを開けてみると
ビニール袋に小分けされたなにかの刺身が
ぎっしりと詰まっており
特にこれといった説明書きも見当たらない
...
しにたい                 (モリマサ)
なんでこんなにみんなにあやまってばっか
つかれた
つかれた
つかれた
つかれた
詩をやめたい
てゆーか詩とかできない
コンセプト ...
ニコニコした悪に
ウィンクして
お茶をいれて
一緒に飲んで
たわいもない話をして
電車に揺られて家に着き
お風呂に入って
眠る前
今日の日記を書き始めたが
あと一行が足りなくて
の ...
 紺でもない
  青でもない
   空は空いろとなって
    白い雲をそだてている

そ し て 
     やさしく みつめている
      
      卒寿となった
    ...
軽トラックの
荷台から
あふれんばかりの、かや
山盛りということはこういうことだ
現役で農作業をされている人が
こんなにも近くにいるということが
無性に嬉しい
今朝スーパーで見かけた車の ...
娘が宝籤を撫でている。宝籤はおとなしい犬とは言えないお転婆だけれど、餅のようなてのひらが宝籤の黒い毛並のなかをせわしくいったりきたりするあいだはおとなしくしている。自分よりちいさいものだと分かって ... 窓の内を飛ぶ鳥が
ますます大きく ますます遅く
重なる紋を浴びながら
粉の光を泳いでゆく


触れることなく覆う雨
横へ横へすぎる雷鳴
見え隠れする鳥たちの
波ばかり ...
金のため笑っチャイナのエリザベス
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ガムあおい満月自由詩715/10/27 20:17
鬼ノ涙   服部 剛自由詩615/10/27 20:13
釣瓶落としレタス自由詩215/10/27 20:13
海老の目服部 剛自由詩315/10/27 20:05
修善寺の蕎麦屋にて短歌115/10/27 19:55
家路レタス自由詩0*15/10/27 18:51
だからわたしは、*******。もっぷ自由詩515/10/27 17:58
とけてゆく昼寝ヒルズ自由詩415/10/27 17:41
ユネスコのせいで世界が揉めている北大路京介川柳015/10/27 16:52
民主党またブーメラン投げている川柳115/10/27 16:52
デロリアンワーゲンでなく良かったな川柳315/10/27 16:52
感銘w.tsub...自由詩115/10/27 13:37
チューしてあげる島中 充散文(批評...1*15/10/27 11:45
核家族為平 澪自由詩915/10/27 11:26
みちしるべ朧月自由詩515/10/27 9:34
向日葵夏川ゆう短歌015/10/27 6:53
旅立ち葉leaf自由詩215/10/27 5:57
未来のまえに短角牛自由詩115/10/27 1:07
羨望瑞海自由詩5*15/10/26 21:23
Bの旋律レタス自由詩2*15/10/26 20:42
キンタマ王子、古キンタマ集を編む花形新次自由詩215/10/26 20:41
コール高橋良幸自由詩2+*15/10/26 20:12
なまもの春日線香自由詩115/10/26 20:04
モリマサ、ポエムやめるってよ。モリマサ公自由詩515/10/26 16:55
ウィンク昼寝ヒルズ自由詩015/10/26 16:36
想いはかすれて 九信天翁自由詩115/10/26 12:03
かや刈りそらの珊瑚自由詩1215/10/26 11:51
00はるな散文(批評...115/10/26 10:18
迂回路と虹木立 悟自由詩515/10/26 9:08
金のため笑っチャイナのエリザベス北大路京介川柳315/10/26 8:33

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