寒い朝、可燃ゴミの日だったので、袋をまとめてゴミ出しに行った。
ゴミ置き場にはたくさんのゴミ袋が山のように積み上がっていて、
そばではカラスが一匹、首を傾げながら袋の中身をじっと見つめていた。 ...
160223
自衛隊は何をしている
国土を侵略されたのだから
すぐに取り戻すのが筋だろう
二国間の争いだから
憲法違反にもならないはずだ
すぐに、ジェット戦闘機で
攻撃し ...
木々は裸に剥かれ冷たい風に
枝先を震わせている
白いベンチは錆ついて
今はだれも座るものもない
緑の葉が深呼吸を繰り返す
...
岡村隆史のオールナイトを聴きながら御苑トンネルをぬけて甲州街道を飛ばしていた。飛ばすといってもお客さんにありつかなければならない。左側に気を付けながら繁治はダッシュボードに目をやった。
さっきコ ...
吸着力が激しい磯巾着
口にチャックが常套句
夜になれば
群れるモスキート達と お友達
性質が悪いと
ブルーライトを キラキラさせて
闇の向こうに去っていきますが
青信号 ...
生きることの最果てには
哀しいことだけれど
とても深い孤独さえあって
少しでも幸せに
生きることが
生きた証として
残れば嬉しいのだろう
それが人間の運命と云うもの
そう誰かに愛さ ...
悪い事をした人はその悪い事を
正さなくてはならない
正すことは無にする事
悪い事を正すのに人が死ななくてはならない
正しい事なのにそれが残酷に見えて
正しいというのは優しくて立派で
間違い ...
あんなに大事だった針を
谷底に落としてしまったせいで
かかとからほつれた赤い糸が
林間をくねくねと絡まっている
まるで血管を張り巡らせたかのごとくに
山の中をうろつき
あるいは全体を火事の ...
カタカナニスルト
ヨミヅライノデ
カナリヒドイコトヲ
カイテモ
ダレモキヅカナイ
カノウセイガタカイ
ソレヲゼンテイニ
キンタマノニオイニツイテ
カコウトオモウ
シカシ、ヨク ...
突風がふいたときに、持っている荷物を手放したいと思った。わたしは橋の上を歩いていて、右手にお気に入りの傘をさしていた。それを風が揺すっていくままに任せ、世界がどうなるのかを見てみたいと思った。この傘は ...
手を貸そうか、なんて
わたしが必要としていないのを知っていて言うんだ
1530円をレジで払おうとして
財布にない10円玉を探すふりをして
冷凍庫で乾いてしまったような伝言を
今更思い出した風 ...
アキレスと亀を追い抜きゴールイン国旗纏ってボルトのポーズ
ケータイがゆれてほどけて耳を抱くあなたの声はマシュマロで好き
ライバルと手が重なったカルタ会小野小町の札奪われる
雪が降ってきた、白い雪はどれも同じスピードで落ちてくる
その雪をゆらす風は無い
そんな中、電車を待つ一人の女性の髪に、雪が振り落ちていくのが見えていた。
ホームの白線の内側の黄色いタイル ...
我らこんなにちやほやされて
受難だ
なぜと言って危害を加える輩も出る
可愛すぎて食べちゃいたいという心境は
わからんが
狙いにされることが困難だ
そういう理由じゃな ...
眠りはいずれ海に至る山奥の渓流
眠りが海に至る直前に人は目を覚ます
人は覚醒の光の中におぼれ
眠りは海の中に混じる
眠りは海の中で最も深い眠り
死の眠りとなる
人が眠りとともに ...
星々は瞬かず 月は今宵も新月
永遠のように夜は深く
宇宙のように果てなく
そして愛のように孤独だ
朝刊の放り込まれる音がして
偽善者のような眩しい陽が昇り
見えなくていいものまでも白日 ...
火葬がいい
わたしを構成していた炭素原子はリサイクルされ
その二酸化炭素が空へ散布されるのだから
わたしは暴挙にでた
勇気をだして
コンパクトディスクプレーヤーに
ベートーヴェンのピアノ・ソナタを入れて
眠ることにした
かけめぐる血潮
駆け巡る旋律
これからどうしていけばいいのか ...
ぷわりんこん と 心地よい風が 小気味良く響く
そんな 季節
クソ暑い中では 感じられなかった 良い気分が
広がります
四季から二季に変化するのでは、なんて言われる
温暖化
...
矛盾故に
絡まったしまった
お前のAVコード
一端全てを外し
ひとつひとつ
ほどいてやれば
誰だって
復元は可能だ
例えば
生まれてこのかた
善人になど
お目にかかったこ ...
まだ名も無かった頃
星たちはその進化を眺めていた
自慢の種に自惚れよう
目前の出来事を見定めるために
たとえ避けられないとしても
長い長い夜は遅れてやって来る
―科戸の ...
―生まれたら死ぬまで
残されていくのかな
風が吹き抜ける
車が通り過ぎる
ほとんどの事は並行して
何食わぬ顔のまま過ぎる
たまに泣いたり
たまに笑ったり
ゆ ...
音楽が全ての和音を使い果たし、さざ波になったとき、
フレディーを亡くした女王にレクイエムを捧げた巨匠も去った。
薄暮の砂漠で一人、千年前の種に水を与えながら
「創造」という名の光輝を想う。
...
いつものように散歩道を歩いていた
散歩道の上を どこまでも 一人だったけれど
2つ目の駅を過ぎていく時に傾斜を少し越え
そして 角のコンビニの雑誌に触れ
また 私は行くのだろうと思う そ ...
私はマクドナルドの店員ではないけれど
いつもツナマヨおにぎりを買っていく彼に
スマイルを大サービスしています
私達の目は形の無いものをどれだけ見つめることが出来るだろう。昨日の陽の光の形を、10年前の雨の滴る上空を、過ぎ去った記憶の思い出を。薄ぼんやりとした過去の欠片は、今日の一日をボロボロと噛み砕いている。 ...
あの日瞳に映った空は
きっと君のどこかに仕舞い込まれ
ときおり顔をのぞかせ驟雨となって
だれかに降り注ぐのでしょう
こころと身体は不可分です
ホイットマンが僕のどこかに
宿っていて欲し ...
まだ芽吹いてもいない木々ばかりが立ち並んだ雑木林の向こう側で、未だ上空に昇りきれない太陽が日々周回している。木々が光源を遮るそのかたわらで2月、すれ違う町並みは古い映写機で投影されたようなかすれた色彩 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ゴミ袋と手首
wakaba
自由詩
1*
16/2/23 7:38
ひだまりだまりねこねころがり
あおば
自由詩
4*
16/2/23 0:50
錆びたベンチ
石田とわ
自由詩
13*
16/2/22 23:53
沈丁花
吉岡ペペロ
自由詩
5
16/2/22 22:53
ちりめんのこい
藤鈴呼
自由詩
3*
16/2/22 22:04
花束の季節
りゅうのあく...
自由詩
10*
16/2/22 21:55
独り言16
リィ
自由詩
0
16/2/22 20:14
ほつれ
春日線香
自由詩
4
16/2/22 20:14
キンタマ王子清介、クズハオマエダ
花形新次
自由詩
0
16/2/22 20:09
魔が差す
ユッカ
自由詩
5
16/2/22 19:21
春が立ちあがる音(ゴル投稿長考版)
高橋良幸
自由詩
6*
16/2/22 18:55
アキレスと亀を追い抜きゴールイン国旗纏ってボルトのポーズ
北大路京介
短歌
0
16/2/22 18:23
ケータイがゆれてほどけて耳を抱くあなたの声はマシュマロで好き
〃
短歌
1
16/2/22 18:23
ライバルと手が重なったカルタ会小野小町の札奪われる
〃
短歌
2
16/2/22 18:22
もう、キット雪の日
らいか
散文(批評...
0
16/2/22 16:50
ネコの日に思うこと
りゅうさん
自由詩
1*
16/2/22 15:36
眠り
葉leaf
自由詩
4
16/2/22 6:40
朝
HAL
自由詩
5*
16/2/22 4:39
空へ
殿上 童
自由詩
18*
16/2/22 2:35
ピアノ・ソナタを聴きながら眠る
fujisa...
自由詩
1*
16/2/22 0:20
風の香り
藤鈴呼
自由詩
0
16/2/21 23:54
自称詩人が今年中に絶滅しますように
花形新次
自由詩
1
16/2/21 23:50
You can still make it.
時々
自由詩
0
16/2/21 23:33
命題
〃
自由詩
0
16/2/21 22:38
執政官の告示
西天 龍
自由詩
1
16/2/21 22:25
いつもの道を
番田
自由詩
3
16/2/21 22:09
三行詩『ツナマヨ』
しょだまさし
自由詩
1
16/2/21 21:45
世界
鷲田
自由詩
5
16/2/21 21:23
ミッション
梅昆布茶
自由詩
20
16/2/21 20:05
百分率
高橋良幸
自由詩
2
16/2/21 17:59
1660
1661
1662
1663
1664
1665
1666
1667
1668
1669
1670
1671
1672
1673
1674
1675
1676
1677
1678
1679
1680
1681
1682
1683
1684
1685
1686
1687
1688
1689
1690
1691
1692
1693
1694
1695
1696
1697
1698
1699
1700
加筆訂正:
花束の季節
/
りゅうのあくび
[16/2/22 21:58]
推敲
4.91sec.