青のしたの鉄のむきだしすべりだい ななめにういた赤錆の音
(なるほど)と(それもそうだね)と(なるほど)
(出していいよ)と(でもまだ待って)
いつまでも凍えてるわけにはいかないでし ...
ささやきかけるかさのかげ
母音の樹が揺れる
ふたりで歩いていく
丘の上へ 遠くまで
のびていく記憶
いそがなきゃ
走りはじめる
わたしたちを
月が見ている
それを ...
クリちゃんにも
包茎ってあるのよ
ちゃんと剥いて上げないと
臭いのもとになるし
感度も悪くなるみたい
でもね、きっと自分では
よく分からないから
貴方が何も言わずに
時たま
剥いてあ ...
おちよは
ペンペン草田男との
やり取りを何ら不審に思わなかった
自称詩人に有りがちな気持ち悪さに
慣れすぎていたからかも知れない
だからペンペンの
「会って詩について語りましょう」という
...
喉のおくに、
何かがからみつく。
潰れた声がでる。
声は声ではなく、
毛を生やして、
毛孔から這い出てくる。
たくさんの、
得たいの知れない、
毛玉が這い出てきて、
私をとりかこむ。 ...
私はカルピスのいちごオーレの底にたまった沈殿物。
五百ミリリットル入っていても果汁は一パーセントにも満たない。
濃いピンクのふりをしても、先生たちは私のことを講堂に響く大きな声で、赤点、ギリギリ ...
直ドラで右股関節を捻挫した
ダフった衝撃がそこに集中してしまったのだ
向きをかえただけで襲ってくる激痛で
寝ることと座っていることが辛くて仕方なかった
立っているときがいちばん ...
明日になったって
現実は何一つ変わらないからね
僕らには
明日を受け入れる強さが必要で
うつむいてばかりなんていられない
だけど時々
嘘を本当に変えるチカラが欲 ...
私たちはいつも窒息しそうになってる
水の中にいるわけでもないのに
息ができなくなるような気がしている
口をパクパクさせて吸い込もうとする
手をブンブン振り回す
私たちは確かに
いき ...
君よ、童心のまま
舞踏せよ
日々の動作の只中に
あの炎を垣間見るまで
冬晦日わが腸で燻ってる悔しさの種よいかわるいか
『潮騒』の一頁目でわが詩はひっくり返るほどの衝撃
日日を記し思い出の写真託してみるネットはとわじゃないとしっても
会えない ...
ハイフェッツをリピートかけて聴く夜の朝までの距離はあまりに近し
ハイフェッツのCDジャケット彼は手にわが子のようにバイオリンを抱く
背景があかいCDジャケットのハイフェッツはもうこ ...
スマートフォン持ってなくても部屋のなか指無し手袋三月未満
ほんとうは私が誰かわからない明日も昨日もみつけられない
深呼吸するといいよとアドバイス父ならくれたふと思い出す
...
咳き込んで
数日
まともに眠れず
置き薬は
役立たずで
ようやく
よく効く薬を
手に入れても
結局
それまでの
蓄積か
少しも眠れず
動画サイトで
...
そのやわらき
てをにぎり
あいしていますと
つげるとき
くろうして
そだてたはなの
いちりんの
かべんなんぞに
なみだする
きのうは
いきていたはずの
つめたくなった
...
連日
本曇りの弥生が続いている
気温はおとなしくなったのだが
体温は気ままにとはゆかない
卒寿の身では
冬装束で身構え続けている
遠くで鴉がうなっている
森の息使いは まだ
...
手の込んだ料理手軽に作る時代電子レンジが時間短縮
頬染める夕暮れ時のオレンジ色思いで染める前向きな色
頑張れと心に響く天の声無理することを頑張るなと言う
擦れ違う昔何処かで逢った人あ ...
空気がしんと冷たくて
部屋の家具は然るべきところにある
住人はどこにも見当たらず
先程から大根をすりおろす音だけが
悲しいほど陰気に響いている
緑色の毛むくじゃらの腕が
五本の指で大根をむ ...
昔MACARONIがあった
MACARONIを知らないものはいなかったけど
お腹に収めるものとして知っていはいた
食べたことはなかったみんな
存在として歴史に残っていた
私のここは何処か ...
地球の瞼の中
君はまだ眠らない
君の脈拍だけがうるさいほど
時は水底に泥濘を成している
月は、もう長くない
誰も新しい命を止められない
美しい響きに目眩まされた凡夫が
また一人白んで ...
オバチャンの自称詩人にすり寄って飯と体にありつければグー
善人を気取った奴の弱点を突いて今夜も飯にありつく
多くの喜びを得る為には、多くの苦しみを味わわなければならないように
相反するものは比例する
しかし何かを得れば、何かを失うのも事実
一つのことは、一つのままではいられない
物事は暗喩としての形 ...
開いたら痛いの痛いの飛んでいくそういう本があったらいいな
御利益のある神社だけ載っているそういう本があったらいいな
開いたら空腹感が満たされるそういう本があったらいいな
熱気球溺死しそうな花の海
街中の鳩時計鳴る花朧
堕天使の血を吸いあげて咲く桜
いっつも一緒について回る
娘がかなりの不細工なので
わたくしドラゴンとしては
顔面にドラゴンタトゥーを
入れたくなるのですが
それはテロ行為ですから
止めたいと思います
(でびっどふぃん ...
おなかの小魚はときどき小ちゃな声で鳴くたいせつな奴だ
電子ジャーの独り言を翻訳しながら夜が明ける
痛みっていつも友達だったなこれからもよろしくな
僕の休日は病院に奪われてディスカウン ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
むきだし
はるな
短歌
3
16/3/8 23:08
樹と記憶
渡邉建志
自由詩
4
16/3/8 23:03
ただの産後「クリを剥く女」
花形新次
自由詩
0
16/3/8 22:56
ペンペン草田男(50)「おちよさん」
〃
自由詩
3
16/3/8 20:59
孵化する声
あおい満月
自由詩
6
16/3/8 20:52
足並み
為平 澪
自由詩
7
16/3/8 20:34
幸福
吉岡ペペロ
自由詩
7
16/3/8 20:02
現実への抵抗
幸絵
自由詩
1
16/3/8 19:55
いきぐるしさ
藤山 誠
自由詩
2
16/3/8 19:08
炎
服部 剛
自由詩
3
16/3/8 19:01
かおるのおと「砂の城」6首
もっぷ
短歌
3
16/3/8 15:11
かおるのおと「楽になれるお薬」5首
〃
短歌
2*
16/3/8 15:10
かおるのおと「みあげると空は」6首
〃
短歌
2
16/3/8 15:08
ロー・パワー
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
16/3/8 12:53
憧れ
ドクダミ五十...
自由詩
1
16/3/8 10:44
老細胞の呟き(十)
信天翁
自由詩
1
16/3/8 10:03
頬
夏川ゆう
短歌
0
16/3/8 5:53
おろし
春日線香
自由詩
3
16/3/8 1:41
MACARONI
這 いずる
自由詩
2
16/3/8 1:31
ヘレン
スカートはし...
自由詩
1
16/3/8 1:28
ペンペン草田男(50)変態短歌集
花形新次
短歌
1
16/3/7 23:17
相反するものは比例する
狩心
自由詩
0
16/3/7 23:07
開いたら痛いの痛いの飛んでいくそういう本があったらいいな
北大路京介
短歌
3
16/3/7 22:43
御利益のある神社だけ載っているそういう本があったらいいな
〃
短歌
2
16/3/7 22:42
開いたら空腹感が満たされるそういう本があったらいいな
〃
短歌
0
16/3/7 22:42
熱気球溺死しそうな花の海
〃
俳句
1
16/3/7 22:42
街中の鳩時計鳴る花朧
〃
俳句
0
16/3/7 22:42
堕天使の血を吸いあげて咲く桜
〃
俳句
0
16/3/7 22:41
小諸ドラゴン「ヒラリーとドラゴンタトゥーの娘」
花形新次
自由詩
0
16/3/7 22:21
とっても素敵な世界へ
梅昆布茶
短歌
14*
16/3/7 22:16
1650
1651
1652
1653
1654
1655
1656
1657
1658
1659
1660
1661
1662
1663
1664
1665
1666
1667
1668
1669
1670
1671
1672
1673
1674
1675
1676
1677
1678
1679
1680
1681
1682
1683
1684
1685
1686
1687
1688
1689
1690
加筆訂正:
ミステリアス・パロディは月夜を染めて
/
りゅうのあくび
[16/3/8 20:36]
本文再編集と引用文編集
ミステリアス・パロディは月夜を染めて
/
りゅうのあくび
[16/3/7 22:37]
遅筆により推敲
4.56sec.