朝目が覚めて
いつもないてる
パンをかじって
いつもないてる
なきながら
運転している
なきながら
朝礼している
音楽聴いて
いつもないてる
シャガールを見て
いつもないてる
...
ベランダを覆いつくすケヤキの枝に
キジバトの巣がある
朝六時
キジバトの鳴き声で眼が醒める

ジュウイチジニキテクダサイ
ジュウイチジニキテクダサイ

十一時に?
どこへ?

夢 ...
浅い息の淵をたぐって、人混みのほどけた場所へ、同じハッピに同じサンダル、出場の順番を待って、盆踊りの夜は凍える。アルコールの傾斜を滑り、秩序や光が失われる場所へ、根源的な連帯が訪れる瞬間へと、 ... 猫背になって
かなしんでいる間にも
朝顔はぽっかり藍色に咲いていた
ああ
にんげんやめちゃいたいよ
胸に
おそろしいほどすきとおった何かが
じぐざぐ刺さって
なみだがぼろぼろ落ちるけど ...
完璧を求めてキャンバスを黒く塗りつぶす
深い闇に飲み込まれ息もできない

虚ろな瞳を宙に漂わせ怠惰に時をやり過ごし
凍り付いた世界に言葉を探してみても
インスピレーションは機能しない

...
        真夏

真夏がきた       とうとうきてしまった
極暑の夏は       きらいだ
梅雨ぞらのほうが    まだましだ

動物園の白くまが    あえいでいる
ペンギ ...
とあるキャバクラの前で
自信満々の呼び込みが
声を張り上げてピーアールしている


客たちは
一度は
振り返るけれど
すぐに
興味を無くしてしまう

(ああ、あの店か)
...
崩落した道を見下ろす
堤防に身体を預けて
夏からの束の間の避難訓練


午後の約束は先延ばしになって
それ以外の予定もなくって
戻ることも出来たけれど
久しぶりにコーラが飲 ...
ぼくの想い
大切に 大切に
水をあげて
ようやく花が咲いたんだよ


でも
きみにはもう
見てもらえないんだね
あたしの秘密を教えてあげる

条件が揃うとね
あたしの涙は宝石になるの

ソファの上
スカートの上
畳の上
ベッドのシーツの上

転がった水滴は固まって まるで硝子玉
多分塩の結 ...
古いガラスのように蒼ざめて鳴り響く

 ――あれは なに?


       掌の海から跳ねる両目を失くした魚
           それは
テノヒラ 温かすぎる子供のテノヒラで
   ...
アンパンマンだって頭を食べられたくないだろうさ クラッシクが流れるカフェ 香るホットコーヒー
タバコの煙見つめながら もの思いにふける

本を読んだり 瞳を閉じたり 緩やかに過ぎる時間

カフェの空気に溶ける無口なマスター 波うたないカフ ...
お腹が空いた
もう動けない
干からびてしまいそうだ
このまま朽ちてしまいたい

弱音は尽きることがない

天に目を向けると
まあるいお月様が白く輝いている

不意に一筋の涙がこぼれ ...
砂浜の太陽は燃え上がり
空気の密度が上がって
我々を押し潰そうとする

一心不乱に水をかく
不細工に水面を蹴りつける
魂を少しでも前に押し出さなくちゃいけない
例えばスライムのように
自由自在な味わいなど どうだろう

かき混ぜても かき混ぜても
ミキサーには叶わない充実さを兼ね備えた
魅惑の味

きっと ミルキーもびっくりするような 
...
夏の砂浜は賑やか
夏の開放感がそうさせる

人工の砂浜は良くない
天然の砂浜が良い
自然の優しさを感じられる

笑顔が絶えないあなた
波の音が創り出す今
幸せしか感じない

賑わ ...
燃える炎を眺めていると
この瞳が燃えてしまうのではないかと
そんなことを想像してしまう

目蓋に感じる炎の熱は
愛惜しく
覚めないで
消えないで
と願う

この目の中に
その炎を ...
私が愛した始まりが消えてゆく
私が愛したおもいでが消えてゆく
私が愛した時間が消えてゆく
私が愛した幸せが消えてゆく
私が愛した不幸が消えてゆく
私が愛した人たちが消えてゆく
私が愛した私 ...
昼間の灼熱を細くたたむカーテン
ひだのすき間から
生々しく、風
湿気をはらんで
消え入るような声で鳴く

こうこう、こうこうと
或いはそれもまた夢だったのかもしれない

窓ガラスに埋 ...
穏やかな気持ちでいたい
人に優しくしたいとさえ
常に思っているのだけど
些細なことにもどうにも
イラッとしてしまったり
いらいらを抑えられずに
燻りが続くこの心の中を
掻き毟りたいほど歯 ...
スーパーマリオカートというレースゲームの最後にはレインボーロードってステージがあって、まっ黒な宇宙空間みたいなところに浮かぶ七色の床の上、マリオたちが走ったりぴょんて跳ねたりするんだけど、ぼくはマリオ ... 自称詩人は
その程度の実力で
詩人を自称するぐらいですから
恥を知りません

日本人は
何よりも
恥をかくことを
嫌う民族ですので
結論から言うと
自称詩人は日本人ではありません
...
 幸政くんは蹴りを止めた。柏木くんは蹴りが顔に当たらないように肘でガードしたまま丸まっていた。政志くんに似せるための変身はもう不要と思ったのだろう。メタモルフォース11は解除されていた。動かなくなった ... これまで宇宙の始まりからインフレーション、ビッグバンと説明してきました
が、最近の日本の多くのノーベル物理学賞受賞者は、この宇宙論と非常に密接
に関係した理論などでの受賞となっています。また、外国 ...
きらきら
という絵本を
君に読み聞かせるのだけど
結晶の写真がきれいで
君のお気に入り
ひとつ 指さして
パパ! と言う
ママ! ととなりの結晶を指さす
次々に 結晶が
...
柔らかい光から逃げようと
藤棚を下から眺める
滝のよう流れる花びらが
春の喜びを押し付けてくる

地面いっぱいに散らばる藤を見て
また俺だけが生き残ったのだと思う
春を感じすぎたのだ
...
しんしんに張った空気が
白い息を粉々に薄めていく
冷たくて暗い夜には
誰だって一人ぼっちになった気持ちだった筈だ

去年の冬を思い出そうとしても
上手く思い出せないでいる
額から汗を滴ら ...
愛の終わりに時計がカチカチと鳴る
珈琲を流し込み
何と言ったら良いのか
白けた時間が過ぎてゆく

何時切り出したらいいのか迷うっていたら
彼女の方から切り出してきた

もう終わりです
...
 自動販売機

 500円玉が手からこぼれる

 行くつく先は暗がりの中

 蹴りたい気持ちを抑える悲しさ

 転がる 転がる

 お金も 人も 人の心も

 行くつく先は ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ないてるやまうちあつ...自由詩2*16/7/24 13:25
七月の忘れ物たま自由詩15*16/7/24 13:08
表裏葉leaf自由詩316/7/24 10:35
にんげんの色田中修子自由詩3*16/7/24 10:19
スランプ星丘涙自由詩0*16/7/24 9:59
夏のさかりにst自由詩0*16/7/24 7:31
それでも店には違いない(誰にでも書ける詩)ホロウ・シカ...自由詩016/7/24 1:25
あの日の夏の蒸発自由詩2*16/7/24 1:13
花が咲いたよHonest...自由詩016/7/24 0:57
月が綺麗な夜は泣かさないで愛心自由詩116/7/23 23:11
絶望の希望はただ乾いたピストルの音ただのみきや自由詩6*16/7/23 23:10
正義水宮うみ短歌016/7/23 16:45
カフェリズム星丘涙自由詩2*16/7/23 16:05
寝床にて坂本瞳子自由詩1*16/7/23 14:32
海辺藤山 誠自由詩116/7/23 13:24
カクテルドレス藤鈴呼自由詩1*16/7/23 9:18
賑わう砂浜夏川ゆう自由詩016/7/23 5:28
巡りて坂本瞳子自由詩1*16/7/23 1:04
返してリィ自由詩016/7/23 0:14
不眠症つどい自由詩116/7/22 22:27
お願ひだから坂本瞳子自由詩0*16/7/22 19:58
重い身さわ田マヨネ自由詩4*16/7/22 19:38
恥ずかしい自称詩人達花形新次自由詩0*16/7/22 16:31
Miz 20深水遊脚散文(批評...016/7/22 15:06
日本・世界のノーベル物理学賞受賞者と宇宙論st散文(批評...0*16/7/22 13:48
ちいさな詩人かんな自由詩8*16/7/22 13:22
藤尽きて藤山 誠自由詩116/7/22 4:25
夏夜の心臓自由詩016/7/22 2:45
おしまいレタス自由詩316/7/22 1:26
転がる佐白光自由詩2*16/7/22 1:07

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加筆訂正:
Miz 19/深水遊脚[16/7/22 8:39]
ライトスウォードをライト・ソードにしました。
8.9sec.