龍脳を噛み砕き朝を知る ただ前を見つめていても
なにも始まらない
心が飛び立とうとしても
身体が邪魔をする
息を飲む
眉をひそめて
時が過ぎるのを待ってみたりする
時間はなにも解決しない
陽は上り
月は沈み ...
その名は釈迦という
森羅万象に眼を奪われ
哀しみと美しさに
その眼差しを静かに落とす

彼は旅を続け
悲しみを喜びに変えて
今も我々を救済し続けている

彼は神や仏といった
遠い存 ...
この島はタツノオトシゴに似ていて
龍の系譜に連なっていた

大地に走る雷鳴が走り
銅鑼が鳴る
人々は狂騒し
天地に祈る

龍に連なる人々は
哀しみを喜びに変えて
またひとつ
慈愛 ...
  右腕や左腕やどちらでもない腕などがそこに浮かび、
  かえってきたのか向かっていくのか全然わからないが
  アルミ製のサッシ越しに月面の色でくりかえされている
  気は確かだ気は確か ...
  かたむいた胸を
  祭太鼓が踏みかためていく
  永遠へ向うあなたの黒髪の隙、
  円形・方形の一群は街を滑落し
  ひかりとかげを揺れ模糊となっていく
  わたしのさびしさの刹 ...
  なにかに似たなにかが
  わたしの緑色を這って{ルビ滑=ぬめ}る
  朝陽も入り込めない太い闇を
  しずくのような眠りが円く湿らす

  
  葡萄味で棒状の鬱
  なにか ...
いったい全体
こいつのどこが
ファンキーなのかと思っていた
クソつまらない歌は
まったくファンキーじゃないし
見た目はファンキーの欠片もない

それが他人の女房を孕ませたからと
涙なが ...
あなたに、
いったいいくつの、
何かを捧げればいいのだろうか。
与えるよりも捧げること。
三六年間、
向き合ってきたあなたに。
繋いできたその手に。

なにもいらない、
私が元気で働 ...
約束が降り積もって行く。
 
日々の喧騒に埋もれて行く。
 
古くなった約束が堆積していく。
 
そしてやがて見えなくなる。
 
「近々」は「そのうち」になり
  ...
川っぺりの、橋の袂の
 
新緑の木下で、ちょっと一息。
 
川の上には、同じ色の風が流れてて
 
木漏れ陽が流されていく。
 
青空が青くない。
 
けど、清々 ...
タンスが真っ白だったら心を解き放てるのに
ふかふかのぬいぐるみが僕と手をつないでくれる
身にまとうスカートが僕たちの一つの生命線だ
庭の片隅に
見知らぬ動物がいた
大きさは子供のカバほど
象のような顔をしているが
あれほど鼻は長くない
気になるのは目
いつでもうるうるうるおって
いまにも涙があふれそう
暴れるでもな ...
遠くから犬の遠吠えが聞こえる
きっと寂しいのかもしれない

私は鏡に映る醜い自分の顔を見つめ
この顔も芸術作品ひとつだと妙に納得する

この世の全てはアートだ

髪 爪 胸の膨らみ 腰 ...
彼らはゲームを楽しんでいるのではない
生きるために餌を追い求め
真剣な勝負をしているのだ

魚食をあまり好まないUSAをそのまま飲み込むことで
何となく格好良くなりたいのか知らないが
刺激 ...
石鹸は温かい紅茶だ
ぐるぐるオレンジ色にくるくる溶けていく
カーテンが柔らかく揺れた朝。ラジオ体操をする老人の笑顔が眩しい
ニコニコ生放送で若い女の子が踊っている
肌を露出すれば一定数のファンは獲得できた
男って単純
八ヶ月後彼女は望まない子供を妊娠する
ビッグエコーでカンパリオレンジを飲み過ぎたのだ
自分の肉体 ...
「あすは曇りがちで
 午後には雨となるでしょう」

    そういう 予報を耳にして
   その日は 予定を変えたのに
   水無月の気圧はあまのじゃく

俗にいう梅雨の晴れ間がのぞきこ ...
撮影が終わるように
またビジネスが始まっている街に雪が降る

もうインディアンは見失ったブランケットを捜さないだろう
トンキン湾に展開している米国第七艦隊は何処にも着弾しないミサイルを満載し
...
ー 宣教師を刺殺した ー

DMM.COMの最新作を調べると
ずらっと義母モノが
並んでいることがある
そこに何らかの意図が隠されていると
宣教師カルロス・フェルナンデスは疑ったが
疑惑 ...
夜へと漕ぎ出す小さなボートに
 
キミとふたり。
 
ウイスキーの波に揺られて、揺られて
 
キミとふたり。
 
闇夜の空は真っ暗闇で
 
星一つありゃしない。
 
同じく海も ...
一章 血

黒人の肌からは
真夏の匂いがする

この血はどこから来たのか
それを辿ることができるのは
魂の道筋があるから
来るべき主語の行方があるから

主語のない国へ僕は行こう
...
・祝祭

白い犬がいる。犬は座ったままじっとぼくを見ている。静かな観察だ。
()

ぼくはそれを打ち間違える。そっと立ち上がって、と書かれる。静かな観察は静かな祝祭に変わる。
(白い犬がい ...
木の上で生活し始めてからもう三日も経つというのに、兵士たちの姿は消えない。消えた、と思ったときには、また別のところから、姿を見せている。鳥たちの羽ばたき、猿の鳴き声のリズム。私の走りはちょうど重なる。 ... 一次元はわかる 二次元はわかる 三次元はわかる
四次元はこの世界 

このふえた次元の 時間がわからない
 
時間はちぢむことがあるという
星ぼしの光は 遠い過去のものだという
その星 ...
たとえばこの声が届いたとして
たとえばこの夢が叶ったとして
僕らは絶対のシンデレラ
死ぬことすら許されない硝子のヒールに苦しめられて
ねえ 知っていて? 慣れない靴は足を傷付けるの
ねえ 知 ...
貴方は貴方の醜い部分を認めない
自分が真面であり神聖であるように振る舞う
貴方は僕を馬鹿にする
自分が同じものであるにも関わらず
その目を塞いだのは誰なのか
それとも見えているのに見えないふ ...
ごめんね神さま
いますぐにゆるす、がほしい
この{ルビ心音=こころね}の証しに
樹海に奔って自爆したい!
男は女に幻想を持ち
女は微塵も持たない

男が絶望したとしても
女は決して心中したりはしない

少年だった頃に
すでに月から降りて来る物を
知っているんだ君たちは

三角ベースで野 ...
真夜中に響く鴉の鳴き声に慄く
翼はためかせる音に恐怖する
鳥目だろうに
この闇夜を翔け抜けて行くのか
それとも大鴉よ
お前の翼がこの世の闇か
また鳴くのか
私を呼んでいるのか
二度とあ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
レタス俳句116/6/9 22:41
夜明け前坂本瞳子自由詩016/6/9 22:40
レタス自由詩316/6/9 22:27
列島自由詩216/6/9 21:54
多い腕草野春心自由詩3*16/6/9 21:46
かたむいた胸自由詩316/6/9 21:30
自由詩216/6/9 21:28
ファンキー花形新次自由詩016/6/9 21:17
窓の虹あおい満月自由詩016/6/9 20:48
約束が降り積もって行く。元親 ミッド自由詩116/6/9 20:32
祈りよ、飛んでゆけ。自由詩116/6/9 20:30
生命線水宮うみ自由詩0*16/6/9 19:45
やまうちあつ...自由詩116/6/9 19:17
鏡に映る醜い自分の顔もアートだ星丘涙自由詩016/6/9 19:09
キャッチ&リリースレタス自由詩2*16/6/9 17:39
石鹸水宮うみ自由詩1*16/6/9 17:02
もこみち馬野ミキ自由詩116/6/9 16:46
鳴神月信天翁自由詩216/6/9 16:44
祝祭日梅昆布茶自由詩516/6/9 11:07
カルロス・フェルナンデス花形新次自由詩016/6/9 8:13
ウイスキーの海で。元親 ミッド自由詩216/6/9 7:33
大洪水kaz.自由詩4*16/6/9 5:48
祝祭自由詩3*16/6/9 5:41
続・銀の雨自由詩2*16/6/9 5:33
時間の考察st自由詩016/6/9 4:59
掘った芋弄るな鳴神夭花自由詩016/6/9 3:25
抉られたその耳に囁いてあげる自由詩116/6/9 3:19
眠りの前にもっぷ自由詩316/6/9 2:26
女が男を恋するとき梅昆布茶自由詩316/6/9 2:11
今宵もまた坂本瞳子自由詩016/6/9 2:03

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