あなたへ、

人の顔を見るのが怖かったね

中心にポッカリと空いたブラックホールに吸い込まれて
2度と帰れないと思っていたね
きっと宇宙の中に私はいないと思っていたね

臆病な ...
          160531

静かに佇む沼のほとり
ミシシッピーアカミミガメの大群が
小島を占拠している
在来種をあっという間に駆逐してしまったのだろうか
海外からの強力な種に手も ...
緑色の空が
割れた

音を立てて
亀裂が走り
世界中のあらゆる動きを止め
すべての瞳の矛先となり
沈黙がこの世を覆った

その直後
轟音がすべてを掻き消し
涙を誘い
人々から思 ...
羽生が負けた
年下だがほぼ同世代と言っていい
羽生が負けた
自分より20も若い挑戦者に負けた
頭脳スポーツなんだから
若い方が有利に決まっているが
天才の羽生なら
いつまでも勝ち続けると ...
恋人たちは喜びをわかちあい
老人達はバックギャモンに余念がない

子供達は無垢に世界を徘徊し
大人達は株価のチャートに気を取られ

僕はといえば太陽に労いの言葉をかけて
しけた煙草に火を ...
荒れ狂う波にもまれ

心乱れ漂っている

海の底に沈み行く

酸素を吐き出し

泡と化して

沈み行く

静かな暗い海底で

心静かに眠る
カワセミの 失敗つづきの ダイビング 逃げる小魚 もう日が暮れる  いつも星にゆめみがち
あてた牙の先に灰色の

NaClだったの
MgClだったの
窓ガラスに横たわり夜を横目に
「星空と眠る」
アルカイックな追悼

睡眠が上手に出来なくて
常に ...
新アメリカ大統領の意向を受け
日本も核兵器保有が可能となったことから
私たちPanasonyも
持ち前の技術力を活かして
高性能の核兵器を大量生産します!
手のひらサイズで
歩きながら発射 ...
海が
 光の海が
  広がる狭まる
   明るみ眩んで
   暗まり遠退き
  揺らぎ揺らいで
 静まる感覚
奥まる意識


秘かな降臨
 気づきの一瞬
  凝視の継続
   ...
ちょんちょんと ひょっこりコルリ 藪の中 激痛深夜包む静謐
包む深淵に踏み沈み
朦朧と憧れ昇る境の段、

ハレルヤ飛び降りろ!

溶け消え逝く恍惚迷妄、
抑え抑え意識保ち
内奥の木霊に愛の響き聴く

律動し続ける宇宙に
...
   優柔不断に打ち過ぎた
卯月 皐月が素通りとなって
   セイロンサファイアの
     鳴神月を出迎えた
寒がりな卒寿のおひとりさま

     広場の木立ちには
   回遊の子雀 ...
騙されたってかまわない
優しいことばが好きだから
信じたふりも上手だし
信じたいうそがいまほしい

騙したってかまわない
優しいことばに限っては
信じたふりなら大丈夫
だけど約束してほ ...
玄関先に
見たこともない塊が
置いて在った

きっと 強風で まとまった落ち葉なんだろうということは
一瞬で 見てとれた

けれども

昨日まで 真っ白だった アスファルトが
...
姉妹は今日も
山間にある店に行く
季節は うつろぐ
路にはスイカズラが咲き
神経の先端が 花の香りに触れると
セカイのことなど すっかり わすれ
やるせなさと はかなさの間に
路が 現わ ...
積もっていく時計の針に
鮮やかな液体がこぼれた
限りなく近い原野では
いつでも表土が逆襲されている
試すことなど何もなかった
挑むことなど何もなかった
すべての仮定は欺瞞的だから
...
元気よく笑うあなたは人気者周りの空気一変させる

詩を書いて心の中に浮かぶ光永遠と呼ぶ愛に変わった

スイーツに囲まれた夢甘過ぎる食べてないのに口の中甘い

覗き穴心の中を覗くため恐れや不 ...
闇夜、午前零時

ひらひらと
羽織っていた服を脱いで
部屋の中央に垂れた紐を引くと
パチンと音がして光が消えた
肢体を浮かべる闇は
今もどこかで葬式が執り行われている、
ということを連 ...
オオタカの幼鳥はかわいい 一月ほどで親と同じ大きさになり
いつの間にか巣立ってしまう 大きすぎて巣に3羽は無理となるためだ

巣立った幼鳥は人を恐れない 1メートルくらいまで近づいた時もある
...
カーテンがぐるぐるになってもわたしまだあなたのこと愛してる
まるであたまが猫のてるてる坊主みたいだ
オルゴールとは女の子の声のことなので聴いてると緊張する
暖かい白黒写真のような人が三日三晩 ...
ちっぽけな舌で
舐める水は
透明で
汚れていない

何もしていないが
何かを残したいと
焦っては
転んでしまう

世界は透明で
朝は鮮明で
夜は虚空だ

夕暮れの川べりを歩 ...
街路樹の若葉のかげに見えている赤風船は僕のかなしさ キンタマ王子は
長年の広島県民の期待に応え
現職のキンタマ王子としては
初めて広島を訪問することになった
広島のアトミックドロップ記念公園で
演説を行い
「世界からインキンを無くすことが
...
とめどなく押し寄せる疲労感を
払拭する術を知らずにただ継続する
そこには達成感も満足感もなく
光は欠片さえも見えない
喉の渇きを覚え
空腹感を思い出す

嗚呼
これを欲求不満と呼ぶのか ...
黙ってただ生きる
ということができない

永久に
見つけてもらえないから
暗いさみしい器の底で
発語したがる
別なあたし

世界中でたった一人の
ひとに向かって
そのひとだけに
...
パンツ脱ぐつかのま股に毛がふかし身捨つるほどの男はありや もう駄目なのかと何度も心の中で呟く

歳を取り過ぎて何かに間に合わないのか

何に間に合わないのか 何を恐れているのか

正確には分からないが あまりにも道を踏み外し過ぎて

私には救 ...
フラスコの底に立ってる私
ここから覗く世界が限りなく
どこも邪魔や目隠しのされてない
限りなく 世界そのもの であってほしい

なぜって 曇るばかりのこのガラスのこちらから
背伸びしても屈 ...
今日は雨が降った
明日は曇りかもしれない
心臓がどくどくと脈を打っているのがわかる
草木の匂いが濃くなっていくのがわかる
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
あなたへ、ゆるこ自由詩616/5/31 22:27
からだのもちぐされあおば自由詩5*16/5/31 22:26
トゥモロー (二)坂本瞳子自由詩016/5/31 22:06
羽生が負けた花形新次自由詩216/5/31 19:32
ふたたびスケートボードに乗って梅昆布茶自由詩1016/5/31 18:39
サイレント星丘涙自由詩2*16/5/31 17:49
カワセミst短歌1*16/5/31 14:19
ぐるぐるメリー物川祐治自由詩116/5/31 13:43
お言葉に甘えて花形新次自由詩016/5/31 12:57
臨界(改訂)ひだかたけし自由詩216/5/31 12:39
コルリst俳句0*16/5/31 12:28
均衡(改訂)ひだかたけし自由詩316/5/31 12:15
望郷(九)信天翁自由詩416/5/31 11:41
優しいことばが好きだからもっぷ自由詩316/5/31 11:40
まつかざり藤鈴呼自由詩2*16/5/31 10:45
姫たちのお茶会 下るるりら自由詩3*16/5/31 9:46
発火葉leaf自由詩216/5/31 6:51
心の中夏川ゆう短歌016/5/31 5:17
闇夜、或いは月の朝村上 和自由詩116/5/31 5:06
オオタカの幼鳥st自由詩2*16/5/31 3:55
癒されたい水宮うみ自由詩0*16/5/31 2:02
bluewithin自由詩216/5/31 1:13
街路樹の若葉のかげに見えている赤風船は僕のかなしさフユナ短歌116/5/31 0:13
キンタマ王子、広島に行く花形新次自由詩016/5/30 23:05
ピリオド坂本瞳子自由詩016/5/30 22:32
発色Lucy自由詩15*16/5/30 21:51
パンツ脱ぐ六九郎短歌016/5/30 21:08
神様憐れんでください星丘涙自由詩0*16/5/30 20:44
ここもっぷ自由詩4*16/5/30 20:31
黄緑の夕方藤山 誠自由詩016/5/30 20:05

Home 戻る 最新へ 次へ
1680 1681 1682 1683 1684 1685 1686 1687 1688 1689 1690 1691 1692 1693 1694 1695 1696 1697 1698 1699 1700 1701 1702 1703 1704 1705 1706 1707 1708 1709 1710 1711 1712 1713 1714 1715 1716 1717 1718 1719 1720 
加筆訂正:
ここ/もっぷ[16/5/31 0:48]
2連3行目「知らなかった眺めを」⇒「在るがままの眺めを」
3.8sec.