鉄の臭い 匂い立つ
布団半分が血糊ベッタリと
昼間片目で歩いていて転げ
これはイカンと部屋に帰り着き
そのまま鎮痛剤ガバガバ飲み
いつしか眠りに落ちて
夜に目覚めればこの様だ

自らの ...
言葉が厚いナイロンシートの
壁にぶつかって流線形に歪む
喋るのは得意ですが独りです
世界は四角く私たちは丸いと
思っていたのに傾いた地軸に
逆らえない街の人と通じない
回転しなが ...
地下鉄で知らない場所へ
私は向かう スイカを取り出し
今日も 電車に乗って 私は
何をするのか 今日は 覚えていない


この寒い日の道のりを越えて
友達は来るのだろうか 私の中で
そ ...
あの日から
知らないうちに始まったけど

歩き始めたら
もう
戻ることはできない


でもね

進む速さは
君が決めていいんだよ


たまには
止まってもいいし

...
何処に行ったのかしら
私の膝と、温かさに溢れる秘密
高い背中を見ていたら
今日もいつの間にか夕暮れ
琥珀のグラスを傾けて
少し煙を燻らせて
その指、滴、氷の音
眠る私の華を誘う

ほ ...
まず目がおかしくなった
そして、
耳が
最後に鼻が

青いセーターの上に
鼻血が垂れる
ぼたぼたと垂れる音が聞こえる

青いセーターは
アンナが2年前に編んでくれたもの
アンナは ...
静かな 夜半のことだ

やせ細った月が 薄く流れる雲を照らして
とぎれとぎれの 心細い街灯を にじませている

昼でも閉まっている商店街には、
野良猫の姿もない

凍える自分の足音だけ ...
カラスの鳴き声がした。
小学校の帰り道、ひとりで帰っていたときのことだ。
前方に広がる、両端が田園の、まっすぐな道の直線を見ていた。
いつも一緒に帰っている幼なじみが、休みの日だった。
立ち止 ...
時が支配者であるという命題に
生は何時も屈服する
1日は24種の蒼い乾びた血液から成り立ち
時を忘れた瞬間に赤い血流は体内を巡る

生の瞬間は忘却に潜んでいる
小さな人間の小さな脳内に
...
とても卑屈に落ちた時
みあげることなど役に立たない
そのことをほんとうに知っているあなたは
宇宙のどこかに居るのだろうか

そう思ってわたしは空をみあげる
荒れるはずだったのがうそのような ...
エゴの実の涙に映る住まひかな

エゴの木の向こうにある お茶室

拙者、手前を接写にせんと欲するも いと難し
むず痒くなる程に 蚊と応戦するも また哀し

放置すれば痛し 引っ掻けば赤く ...
落としたお年玉が道端にある
種がコンクリートの上で花咲いた
鼻先に持ってこられた餌
それは僕の弱さだと気付いた
無知に夢中になった
自意識だと思うが僕が担った
過剰に反応する感情
部屋に ...
連日メディアが報じる
人気タレントの不倫騒動
全然関係ないおばちゃんが
怒りながら石を投げてる

主イエスキリストが
もし今日地上に降りてきたら
罪を犯したことのないものだけが石を投げな ...
人の不幸を祈るようにだけはなりたくないと願ってきたが 
ふとくちずさむ怜子

噴水はその尖端から凍りゆく わたしも液体を手放してゆく

目を閉じてうしろむきにすすみます一メートルがわたしの限 ...
国家試験合格を目指す人たちの中で
唯一学問を目指していた
法学研究科に所属しながら
自分は哲学専攻だと思い続けた
周りから優秀さを嘱望されながら
結局試験には受からなかった
友人が次々 ...
君が居ない 僕が居る 僕が居ない 君が居る
出逢いが遅過ぎたと 幾ら嘆いた所で

戻れない 星に居る 時を乗せ 星は回る
誰の力を必要とせず 僕等が出逢って
仕舞った奇跡

寂しさを ...
陽が射せば 雪は溶ける

溶けた雪が 枝に幕を張り

百日紅の 深い爪痕

晴れた空に 水は乾き

哀しみは 消えない
指先が触れる。
指先が動く。
私の一日がはじまる。
ことばを書くことは、
身体の一部のようなもの。
私がそっと、
何かの気配や、
匂いを感じただけで、
そこからもう、
物語がはじま ...
家もない、
名前もない女の子になってみたい
食欲の束縛から解放されて
たとえば風になりたいと
だけど記憶は手放したくない
良いことばかりじゃないのは他人とおなじ
そしてわたしだって
ぽか ...
静かに灯りが消えた暗い部屋
液晶が映し出す鮮明な青空と
持たされた銃の重さと
あなたの命の重さと

僕は何を思えば良いのだろう
現実の違いに目を閉じてしまう
瞼の向こうでは
また銃声が ...
憧れかわして恵比寿の電車 私じゃない不倫効果でゲス一位 涙捨て生まれ変わるの江戸の雪 コンタクトレンズに伊達眼鏡かけた女を色眼鏡で見ている 関取は横の動きが苦手だしそこを突かなきゃ負けそうな恋 風が大河のように重い土地で
腰を落とし 捻じれて育った
樹は 首を傾げ 雲を聞いている
節くれだった片目で
ヒレンジャクたちのお喋りに
口をはさむでもなく
遥かな海や
見渡す限りの黄金の ...
  しろいつららが
  落ちてきそうで 落ちてこない午後


  まぬけな顔で 口をあけて
  なんの涙か 涙さえうかべて
  あなたがその 錆びた屋根をみている


  ぼ ...
ぽっかりと空いた穴に

当てはまるものなんて

何もなくて


あなたの置いて行った想い出でも

埋めることができない


いろんなもので
埋めようともしたけれど
...
let go
あなたの服に嘘が付着する
夜がこぼれミルク瓶に詰められ
わたしの朝に届けられる

speak
濡れ衣という緑茶に茶柱がたつ
旋律をねり込んだスコーンを焼く
あ ...
あ オチタ
 あ オレタ
  あ コロガッタ
   あ キエタ


もう 何も無い
ただ 結果だけが
自由な行為の結果だけが
ひろくひらき広がっている
高曇りの薄白い空の許
モノ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
血 噴き出るままにたけし自由詩516/1/24 22:07
揺らぐ街為平 澪自由詩1516/1/24 21:57
ダウンジャケットのフリーター番田 自由詩316/1/24 21:50
いっしょに歩こう幸絵自由詩016/1/24 21:20
にゃあ智鶴自由詩216/1/24 21:11
青いセーターopus自由詩016/1/24 20:06
静かな夜半のことだいねむり猫自由詩216/1/24 18:39
まっすぐすぎてこわい道ユッカ自由詩416/1/24 17:46
鷲田自由詩316/1/24 16:21
冬の凪に隠れてもっぷ自由詩216/1/24 15:43
私だけの一枚藤鈴呼自由詩0*16/1/24 15:43
押韻詩人の言葉独奏自由詩216/1/24 14:17
世界は不仕合せになりたい公山いと自由詩016/1/24 10:33
或いは絹ずれの音そらの珊瑚短歌11*16/1/24 8:08
法科大学院葉leaf自由詩1+16/1/24 7:17
消えない灯り颯太@自由詩016/1/24 7:06
夜雪アラガイs自由詩5*16/1/24 3:51
物語あおい満月自由詩9*16/1/24 2:14
早春の川もっぷ自由詩416/1/24 0:23
灯りが消えた部屋颯太@自由詩2*16/1/24 0:07
憧れかわして恵比寿の電車番田 俳句116/1/23 23:29
私じゃない不倫効果でゲス一位俳句016/1/23 23:29
涙捨て生まれ変わるの江戸の雪北大路京介俳句216/1/23 21:18
コンタクトレンズに伊達眼鏡かけた女を色眼鏡で見ている短歌116/1/23 21:17
関取は横の動きが苦手だしそこを突かなきゃ負けそうな恋短歌216/1/23 21:17
冬眼鏡ただのみきや自由詩18*16/1/23 19:23
tsurara草野春心自由詩4*16/1/23 17:25
穴の中幸絵自由詩116/1/23 16:28
はなしてかんな自由詩8*16/1/23 15:13
切断〇補強たけし自由詩6*16/1/23 14:59

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