にらめっこ好きの女や花月夜
花盛り青信号に気づかない
宏大な界が突然開ける
視界右上奥に
空の濃く暗らんだ青が微かな裏光りを帯び沈黙して在る
視界中央仰げば
巨大な白雲無数、それぞれの意図を持ち漂い溢れ流れている
視界正面遠く近く
...
朝はどんな時刻にでも既に始まっている。早朝でも真昼でも真夜中でも、すべての時刻に内包される原時刻として朝は既に始まっている。朝は一日が運動するにあたって、その駆動の弾性を持つ時刻としていつで ...
サミットに来る各国首脳陣が
いい儲け話で盛り上がっているのに
日本はちっとも名前が出てこないじゃねえか
ったく、しみったれてんな
こうなりゃ、沖縄辺りをタックスヘイブンにして
政治家や暴力団 ...
明日の海には
溶けてしまう
希望や光は
海溝に沈み込んで
もう帰らない
君がこのコミュニティの中で
過ごしてきた時間は
もう戻らないし
違うコミュニティの中で
同じように ...
冬獣空気のなかへ走りゆけ
厚揚げを肴に一杯やろうと思い
小銭入れを握りしめて
商店街へと向かった
近道をしようと団地の公園を横切ろうとしたところ
厚揚げに似た薄茶色のぽってりとした猫がニャァと誘うので
ぼくは猫のあと ...
バドミントン選手が
賭博をやった結果
オリンピックに出られなくなったのに
競輪選手が
オリンピック代表になれるのは
矛盾ではないのか?
答えはノー
すべては違法かどうかの問題なのだ
で ...
春はいつも落ちる ...
人が死んだら神様になると子どもに言ったら
神様が死んだら何になるのと聞かれた
神様はたぶん死なないよと言ったら
なんで死なないのと聞かれた
死ぬのは生き物だけ
神様はタマシイだけだから
...
果物屋は空調がきいている
バナナの薫り
痛んだ苺のにおい
小さな路面電車
通りすぎる車窓のひとつに
あなたの暗い顔
今、どう暮らしているの
スーツを着ていたわ
仕事かしら
...
近所にスーパーができたので
ひとりぼっちで買い物に行った
自動扉を中に入ると
アナキストとすれ違った
笑ってやれ アナキストを
さあ 渡ろうじゃないか
どこへ
どこへともなく
いつ ...
ぬるい肩ら、
いまは{ルビ抱=いだ}きあう
あたたかな那由多に
{ルビ細雪=ささめゆき}、
うす燈り
耳のなかの馬にのり
ぬるい肩、はなれていく ...
自称詩人は犯罪者かその予備軍だ
詳しく言うと
ナチュラルボーン変態や詐欺師だ
ナチュラルボーン変態で有名なのは
ペンペン草田男(58)
こいつは猫なで声自称詩で
頭の弛いオバチャン ...
かあさん
わたしは誰ですか
昨日は もう弔いました
それでも自分がわかりません
若い桜の樹ばかりの町
そこでわたしは生きています
信じられますか
そこでわたしは生きています
弔 ...
温かな陽射しを浴びて
細い腕の静脈が
緑色の葉脈となってしまったのは何時のことだろう
そう
苦しみのない世界に来てしまったのだ
父が死に
母が死に
弟が死に
妹が死に
失うものはすで ...
失う口形を魔の辺りに視て尚も孕むかシ
トワに問う意味に倦み編みあぐね拗ねる
ウタの蒼さ麻袋に包み墓に供え貫かれた
裸の螺の水仙うねりのネを張り伸ばし蝕
される音韻のシズク触覚でハジク悼むこ
...
私ハ、亜十夢。
アノ日カラ、人間ノフリヲシテ
娑婆ニ混ジッテイルノデス。
胸ノ蓋ヲ開イタ燃料ハ
何時モ ばうわう 燃エ盛リ
気ヅイタラ…今日モ日ガナ
鼻息荒ゲテ! 働キマシタ。
...
門の前はひっそりとして
呆けた顔で、立ち尽くす
{ルビ襤褸着=ぼろぎ}の男
雨の滴は、腕を濡らし
門柱に ぺちゃり と
白い糞はこびり、落ち
(この世を覆う、雨空に
数羽の烏は ...
干からびたあたまの中で声
が、き、こえ、る、
どよう
丑の日
今日
からは
湯呑
電話
抹茶
あじ
反則技
かけて
ごらん
なさい
よせよ
だっと走る
...
跳び越えた水たまり花咲いている
誰だと言う指の隙間から桜
花びらを浴びて生け贄になります
「思春期」
疎ましく膨らんで
悩ましく弾けて
狂おしく奔って
暑苦しく押し黙って
思春期なのか
四月は変拍子
狼狽える前髪で
躊躇う指先で
彷徨う吐息で
蹌踉め ...
セックスは単なる体液の交換だと
映画のセリフを引用して
カッコつけて見せたが
ポコチンはビンビンで
先っちょはもう濡れているのを
リルは見逃さなかった
「ちょっとー、いやだー、やめてく ...
憧れてはいけないと思うし
聞く尊さゆえに忍んでる
私は私でいても良いのだなどと
思い切ることが難しくてもそれでも
夜空にオリオン座がかならずみえてそれが
不思議ではなかったそんな頃
畏 ...
すべての家の窓は閉められている。
通りには誰ひとりいない。
路地裏は灰色の匂いがする。
この世に僕一人しかいないような感覚。
家並みを抜けると開けた田園地帯になる。
僕は ...
料理の雑誌に載っている
誰にでもすぐ出来る簡単料理
時間もあまりかからない
時間をかけて出来た料理のように
見た目も味も変わらない
簡単に出来ることだけを考えて
楽しい美味しい料理 ...
オルゴールが穏やかに流れる
喫茶店の窓から外を眺めると
桜がさらさらと散っている。
春が終わろうとしている。
桜の薄いピンク色の花びらが
ひとつまたひとつと僕のいる
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
にらめっこ好きの女や花月夜
北大路京介
俳句
1
16/4/11 12:39
花盛り青信号に気づかない
〃
俳句
5
16/4/11 12:38
VISION.02
ひだかたけし
自由詩
4*
16/4/11 12:24
朝の詩学
葉leaf
散文(批評...
2
16/4/11 5:26
闇社会
花形新次
自由詩
0
16/4/10 22:22
明日の海には
瑞海
自由詩
3*
16/4/10 22:16
冬獣
河瀬由子
俳句
0
16/4/10 19:18
夕暮れ
レタス
自由詩
2
16/4/10 18:45
猫真似
花形新次
自由詩
0
16/4/10 17:52
桜の木の下には
TAT
自由詩
2
16/4/10 17:05
半分神様
イオン
自由詩
1*
16/4/10 17:02
青い商店街
印あかり
自由詩
7+*
16/4/10 16:56
近所にスーパーができたので
オイタル
自由詩
3
16/4/10 14:27
nayuta
草野春心
自由詩
3
16/4/10 10:42
自称詩人は犯罪者かその予備軍だ
花形新次
自由詩
0
16/4/10 10:41
信じられますか
もっぷ
自由詩
1
16/4/10 7:20
春死なん
レタス
自由詩
2
16/4/10 5:07
書くか・ソレデモ
ただのみきや
自由詩
7*
16/4/10 0:51
亜十夢の丘
服部 剛
自由詩
0
16/4/9 20:43
門
〃
自由詩
1
16/4/9 20:08
干からびたあたまの中で
ふるる
自由詩
5*
16/4/9 17:54
跳び越えた水たまり花咲いている
北大路京介
俳句
1
16/4/9 12:10
誰だと言う指の隙間から桜
〃
俳句
3
16/4/9 12:10
花びらを浴びて生け贄になります
〃
俳句
1
16/4/9 12:09
発条式発泡詩 <1>
nonya
自由詩
14
16/4/9 10:23
ミッキー吉野家&ラリルレロラリ「肉体関係」
花形新次
自由詩
0
16/4/9 8:00
モノドラマ
もっぷ
自由詩
2
16/4/9 5:48
人生の選択
ヒヤシンス
自由詩
5*
16/4/9 5:43
簡単料理
夏川ゆう
自由詩
2
16/4/9 5:24
予感
ヒヤシンス
自由詩
3*
16/4/9 5:14
1655
1656
1657
1658
1659
1660
1661
1662
1663
1664
1665
1666
1667
1668
1669
1670
1671
1672
1673
1674
1675
1676
1677
1678
1679
1680
1681
1682
1683
1684
1685
1686
1687
1688
1689
1690
1691
1692
1693
1694
1695
加筆訂正:
書くか・ソレデモ
/
ただのみきや
[16/4/10 12:07]
さらに二文字修正しました。
書くか・ソレデモ
/
ただのみきや
[16/4/10 9:05]
三文字くらい誤字修正しました。
4.65sec.