全ての汚れを知って
あなたは美しくなる
漆黒と深い赤
妖艶な瞳で見つめる
砕いた夢の果て
感情を散らかしたような空間で
涙と悲鳴は混ざり合う
瞬く光の中
あなた ...
納戸に牛の首の男たちがいて
いつ見ても
輪になって下を向いている
一体何だろうと思って
家族に訊ねてみると
別に気にしなくていいんだという
皆に了解されているのならば
害をなすこともない ...
今日も
野菜といっしょに売られる
店員の呼び声に包み込まれて
行儀良く並んだ大根の色つやを見比べ
身長と体重を確かめているあなた
それは昨日
あなたから延びた手が
子宮にし ...
練りに練った詩
今からここで 淡々と 放っていく
一貫性はない
論理にかけるかもしれない
かといって
「感性が爆発」
というほどの内容でもないかもしれない
...
眩しかった
眩しすぎた
鮮やかだった
鮮やかすぎた
会えた
それだけでよかった
話せた
それだけでよかった
戻れない季節
戻せない季節
描いても ...
日高の高速道路
三六〇度
地平線
雲がもくもく湧く
冠作る
やっぱり地球は丸い
空は秋の空
日高の高速道路
前からトラック
馬の列
隙間から
空見上げてる
これから秋の大会 ...
かけひきを手放したあと一本の綱は誰とも手をつながない
おそらくは終わりのない作業と思うどこまで磨くか靴磨くように
憂鬱にふりかけられた粉砂糖かけられたまえこうべを垂れて
つまらないこ ...
2015.9.29.
走り書きのような 何かめちゃくちゃだけど
強さがある 未熟だけど
息切れしたんだろう そして足を止めてしまった
なのに見上げれば いつだって
Tree blue 初 ...
お願いがあるのです
私が着ている
裂け目と泥にまみれたこの服を
ハサミで切り裂いてください
フォンタナのキャンバスのように
時にはためらいながら
時には迷いなく切ってください
お ...
年老いた漁師が舟を出す
どんな嵐の日でも舟を出す
獲物を市場で売り
貧しい食事をとる
変わっていくのは彼の目の色だけ
段々鮮やかに
朝焼けを映すようになってきた
波に翻弄され
嵐に ...
楽団と歌い手
聞き手
歓声に手拍子
ドラムにシンセ
クラリネット
スウィング スウィング スウィング
ジャジーな時間
この空間を作った我ら全てへ
心地よさという最高の褒美
一体感は突 ...
右に進むも
左に進むも
失敗を経験に変える道
春も終わりかけの六月。
ふわりと放物線を描いて
空高い躰からはなれる
白い羽毛の
雪のように舞い落ちる
そのさまをみると
冬の厳しさは思い出される寂しさに
ふ ...
当たり前の 形より
変わり種が すてき
きっと 空からの 贈り物だね
きみは つぶやく けれど
打ち上げて いるのは
地上 からなの
想いの カケラの
代わりだね
カキ ...
キンタマが臭いと言われた
すごく心外だった
でも、ひょっとしたら
そうかもしれないと思った
彼女が嘘をつけない人だから
その日から
僕は柔軟体操をするようになった
三本の矢の何本か折れている
福山が結婚しても僕がいる
歯医者から敗者になるか日歯連
眠ってたら鼻に付く臭いがして目が覚めた
味噌汁が音を立てて野菜ごと焦げてた
歩いてたら鼻に付く臭いがして目を見やった
動物が焦げて朽ち果てていた
泣いていたら鼻に付く臭いがして涙が引っ ...
歯がぽろぽろ抜け落ちる夢を見る
朝、畳に散乱する歯を集め
封筒に収めていく
もういくつも仏間の地袋にしまってある
いずれ程よい時を見計らって
庭の空いた箇所に撒いてやると
毒草ばかりが生え ...
驚くほど
貧乏くさいこと書いて
よく恥ずかしくないもんだ
リアルに貧乏だったとしても
もっとゴージャスに
グラマラスに
書けないもんかね
って、少なくても
ネットに書き込む金はあん ...
鉛筆の芯を、削る。
何処までも鋭く、削る。
(誰かを傷つけるのではなく)
{ルビ褪=あ}せた現実に、風穴を空ける為に。
十月の空 軽やかに
抜け落ちた天使の羽根
青へ青へと沈んで往った
解かれながら天の淵へと
いっせいに湧きかえる小さな羽虫たち
凝縮された生と死が充満した宇宙 裂くように
歩いて往く 衣 ...
空になった孔の底から、
風が吹き抜ける声が聴こえる。
喉の奥が苦しくて、手を伸ばす。
(届かない、でも感じる) ...
左手の小指にまわるトパーズがいつかの夏の空をなぞりて。
一抹の不安枕に眠りゆく終電までの線路の軋み。 ...
飯場に着くと、俺たちは襤褸雑巾のようにへたり込んだ。ねばい汗が皮膚に不快に絡みつき、作業着は雑菌と機械油の混合された臭いを放っていた。風呂は順番待ちだし、俺たち人夫は泥のような湯船に浸かるしかな ...
名付けなさい
君を縛る暗闇を
君を閉じ込める闇の正体を見極め
君自身が
名付けるのです
例えば
「コウモリ」
と名付けたら
君の闇からコウモリが
切りとられた影絵のように
現れ ...
キンタマが痒いのではない
キンタマ袋が痒いのだ
キンタマに罪はないのだよ
王子はそう言うと
シンデレラに
そっと
口づけしました
秋空には
はぐれ雲が多い
悠々と明るい
残骸のようでもある
切られても切りつけられても
青空があるからこそはぐれ雲
約束をしてもはぐれ雲
予定を告げてもは ...
緑が輝いている
木立の葉、群れて揺れ
光を透かし、風に舞い
緑が燦めき燃えている
辺り一面、辺り一面
何て懐かしいのだろう
まるで
異界に居るようだ
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
生きるべき道へ
十一月の失敗...
自由詩
1
15/10/8 19:57
牛の首
春日線香
自由詩
1
15/10/8 19:50
日常
イナエ
自由詩
9*
15/10/8 18:37
練りに練った詩
komase...
自由詩
1*
15/10/8 14:39
いつかどこかの風の便りで
〃
自由詩
4*
15/10/8 14:39
日高の風景
didiki...
自由詩
2
15/10/8 12:33
秋のサンダル
そらの珊瑚
短歌
10
15/10/8 11:01
Tree blue
余韻
自由詩
0
15/10/8 9:21
花を探します
小川麻由美
自由詩
4*
15/10/8 8:56
漁師
葉leaf
自由詩
3
15/10/8 6:14
ミュージックライブ徒然と
秋也
自由詩
1
15/10/8 3:06
進め
北大路京介
自由詩
12
15/10/8 2:28
麦秋
駱駝一間
自由詩
1*
15/10/8 2:09
空からの 贈り物
藤鈴呼
自由詩
5*
15/10/8 1:02
キンタマ王子、自分で確かめる
花形新次
自由詩
3
15/10/7 23:31
三本の矢の何本か折れている
北大路京介
川柳
8
15/10/7 23:08
福山が結婚しても僕がいる
〃
川柳
5
15/10/7 23:08
歯医者から敗者になるか日歯連
〃
川柳
3
15/10/7 23:07
焦げた臭いがした
斎藤 九
自由詩
0
15/10/7 22:53
毒
春日線香
自由詩
1
15/10/7 22:33
貧乏くさい奴がキライ
花形新次
自由詩
1
15/10/7 22:31
色鉛筆
服部 剛
自由詩
5
15/10/7 22:02
秋・反羽化
ただのみきや
自由詩
17*
15/10/7 21:44
青空
あおい満月
自由詩
8
15/10/7 20:49
リング
〃
短歌
3*
15/10/7 20:42
出稼ぎ人夫
山人
自由詩
4*
15/10/7 20:10
名付けなさい
Lucy
自由詩
24*
15/10/7 19:57
キンタマ王子、かくのを止める
花形新次
自由詩
2
15/10/7 17:40
はぐれ雲
吉岡ペペロ
自由詩
5
15/10/7 17:09
午後の奇跡
たけし
自由詩
3
15/10/7 14:45
1677
1678
1679
1680
1681
1682
1683
1684
1685
1686
1687
1688
1689
1690
1691
1692
1693
1694
1695
1696
1697
1698
1699
1700
1701
1702
1703
1704
1705
1706
1707
1708
1709
1710
1711
1712
1713
1714
1715
1716
1717
加筆訂正:
秋・反羽化
/
ただのみきや
[15/10/7 21:58]
最後から三行目「小さな蜘蛛」を「おまえたち」に変えました。
3.88sec.