姉の夢の中で兄は死んだ
復活の予兆だ、と姉は笑った
病院の先生に難病指定だと言われた、と兄も笑った
消費社会、大量消費社会
消耗、消滅、穀潰し
受け取るだけで
貪るだけで
自分から何もお返ししない
それが嫌で
生産的になりたい、と思った
実際のところは単に
排出
し ...
静かの海は
氷砂糖のようで
わたしの身体
ひいやりと
あの影の部分
ホルマリン漬けの子宮
眠ってる
おおぜいのひとが
わたしを可哀想と泣いてしまうので
わたしはなんだか可笑しく ...
継ぎ目もなくすきとおる
うしろすがたのような青
とおくからきた風がとおくへとぬけていき
休日のざわめきや
かすかにひびく水音や
何重奏もの葉擦れを
はこんでいく
ふと見る枝に
リボ ...
年に一回会えるかどうかで
素面をまるで見たことがない
おんしゃー飲みゆうかや!
にゃあ!
知っちゅうかや、にゃあ?
猫もこたつを出て行くほどに猫
みかん ...
グラスの中に
ひとかたまりの雲が浮かんでいて
グラスの底へと
静かな雨を降らせている
夜になると
そのグラスの水底から
地球がひとつ
生まれでる
うまくやってやろうとすると
どうして自分がいやになるのだろう
自分の顔をおきにいり登録できない
人がふえているらしい
まだまだつきあってかなきゃならない
自分だからすこし
大切にし ...
樹上の葉が
地面の落葉に言った
「下からの眺めは最高でしょう!
こっちは旋毛しか見えません!
何色だったか ぜひとも
教えてくださいねー!」
落葉は咳払いを
ひとつ
上に向って ...
Aは「冷たい」と言い、
Dは「優しい」と言う。
Gは「変態」と呼び、
Jは「変人」と呼ぶ。
「テクニシャンだよ」と、M。
「好き者すぎて付いていけないね」と、P。
「バカ ...
少し疲れている
何かしなくては、と思いつつ
無情にも日は暮れる
「やいやいお前さん、いいかげん
ちっとは力を抜いたらどうだい」
そうやってなだめてくる
どこぞの誰かと
...
朝は眩しい
昨日の出来事は夢と共に去っていき
見えるのは清々しい
外の景色
光が窓から差し込み
新鮮な空気が溢れる
おはよう
おはよう
という声が聞こえれば
皆、それぞれ ...
プラスになろうなろうと
生きよう生きようと
前に進もうとするの
それでも気がつくと
押しつぶされるように重なるストレス
ベクトルの合力はゼロをこえマイナスへ
プラスになろうなろうと
...
よる
世の中の
つくりが
つかめず
来る
狂おしさの
ひかりと
ひかげ
無言の
怒り
身を衝いて
無限の
祈り
みおの果て
朱の映える
あの海の
離宮を
帆を張って
目指そう
天の
ご機嫌悪く
空は
毎日 毎日
泣模様
ある冬日の
前の秋の日に
想いを廻らし
朱の中を
歩く
その日 ...
森の中に暮らせば
なんとか
いきていけると
思ってた
怖い人の群れから逃げれば
大地が優しくしてくれると
誰もいない
静かな町には
誰もいない
風が吹く
それ ...
待ち合わせ待つドキドキが心地良い君の笑顔が徐々に近づく
バス停でバスが来るのを待っている隣の人と季節の話
湖に映った景色幻か自然が作った大きな鏡
眼鏡置き置いたことさえ忘れてる眠い目 ...
私のお父さんの仕事は
箱舟を作ることです
むかし、ノアとその家族と
さまざまな動物たちが乗り込んで
洪水から生き延びたという
あの箱舟です
いつ来るとも知れない洪水に備え
お父さんは毎日 ...
突然の驟雨に匂い立つ森が私を呼んでいる。
どうしようもなくお前たちに会いたいがそれが出来ない。
胸苦しさが止まらない。
次に生まれてくるなら私は森になりたい。
何かに生かして ...
あなたには確固とした道があり
立派な道標もある
でもそれはあなたの道標
私のではない
あなたの道標では
私の道は歩けない
どんなにおぼつかない足で
曲がりくねった道を歩いていたとして ...
詩とは日常のなかの
些細な疑問であったり 好奇心である
たとえば植物の種子のように
風にさらわれ二度ともどらないもの
炭酸水のように底のほうから発生して舞いあがり
はじけて霧散してしまう ...
世話好きな暮らしを離れて
夜更かしの日常に
浸りきる
お節介な暮らしを離れて
自堕落な寝床に
根を生やす
まわりの奴等はといえば
どいつもこいつも
似たようなもんで
...
正しくなくていいんだけど
ちょっとそばにきてほしい
優しくなくていいんだけど
背中に手をあててほしい
たぶんそんなことだけど
だれにもあるとおもうんだ
暗闇に明滅してるテレビジョン孤独な夜のためのスタンス
ぽつねんと机の上のエンベロープ誰に届けるあてもないのに
冷蔵庫の独り言を聞きながらひとり眠れずにいる真夜中
恋しいと淋しいはきっ ...
祖母の言う
ちゃんとすること
は わたしの ちゃんと
と 違うことを感じる朝
すこしさむい
歳月という文字をおもいだす
まったく言葉がでないまま
背中は語るとかね
軽くうなづき ...
夜は時々恐怖が充ちた
般若あるいは快楽殺人者の白い仮面が小さな窓に浮かんだ
どこかの月が妖しく照らした
夜は時々味方になった
メランコリーと夢幻と孤独に溺死するための空気を含んだ
犬の遠 ...
狙われしプラタナスの葉凱旋門
眺めては映る
鏡に
光る光も
混ざりながら
増え減りながら
見せている
走り去る影
回る日差し
明滅する人工灯
不自然な熱の色
気づけばいつでもどのときも
色一つ違う日々で
...
正化さんじゅうなん年
世間では
本を検閲する政府と
守る図書館で
どんぱちやっているらしい
銃弾の飛ぶ
大通りの裏路地で
私たちは聞かせる
ひととき ...
どんな紐も 間違いではないとしても
許されてはいけない夜
打ちつけた卵から雛はかえらない
液晶、あるいはブラウン管
はじめてじゃないってことは
これからもまたってことなのかな?
...
人間みたいな猫を言いかえると
ここではしゃべる猫のことです
うんこ坊やはそんなこと
つゆ知らずなので
滑り台の上から見つけると
ねこにゃんにゃんと
呼びかけながら滑りおりて
ゆっくり近づ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
復活の呪文
徘徊メガネ
自由詩
1
15/11/17 21:56
僕は何を受け取る事が出来るだろうか?
凍月
自由詩
5*
15/11/17 21:36
魄
レモン
自由詩
12*
15/11/17 20:58
「むすぶ」
小夜
自由詩
5
15/11/17 20:24
土佐のおんちゃん
もり
自由詩
0
15/11/17 20:07
卓上の神話
塔野夏子
自由詩
5*
15/11/17 20:02
お気に入り登録
朧月
自由詩
1
15/11/17 19:54
秋の高尾山 男たちへのレクイエム
もり
自由詩
2*
15/11/17 19:39
私にまつわるエトセトラ
レモン
自由詩
6*
15/11/17 19:35
がっぷり四つ
もり
自由詩
0
15/11/17 19:21
朝
鷲田
自由詩
1
15/11/17 18:57
無題(仮題:生のベクトル)
天竺葵
自由詩
0
15/11/17 18:55
みおつくし
シホ.N
自由詩
4
15/11/17 18:31
冒険に!
薫子
自由詩
1
15/11/17 17:56
ビーイング
野澤 尚也
自由詩
1*
15/11/17 16:23
待ち合わせ
夏川ゆう
短歌
0
15/11/17 15:56
箱舟
やまうちあつ...
自由詩
5
15/11/17 15:22
曇りの日
ヒヤシンス
自由詩
10*
15/11/17 14:16
無題(仮題:道標)
天竺葵
自由詩
2
15/11/17 12:54
散文・詩とは、
w.tsub...
自由詩
3
15/11/17 12:43
問うてはくれない人もある
千波 一也
自由詩
6
15/11/17 11:57
まなざし
朧月
自由詩
1
15/11/17 11:56
眠れない夜のミュルミュル
未有花
短歌
8*
15/11/17 9:40
ちゃんとしなさい
朧月
自由詩
3
15/11/17 7:56
サスペンス
香椎焚
自由詩
3
15/11/17 5:05
凱旋門
吉岡ペペロ
俳句
2
15/11/17 0:44
_
雨へのダブリ...
自由詩
0
15/11/17 0:44
正化
フユナ
自由詩
3*
15/11/17 0:35
液晶あるいはブラウン管
はるな
自由詩
3
15/11/16 23:17
猫と
桶谷
自由詩
0
15/11/16 23:11
1647
1648
1649
1650
1651
1652
1653
1654
1655
1656
1657
1658
1659
1660
1661
1662
1663
1664
1665
1666
1667
1668
1669
1670
1671
1672
1673
1674
1675
1676
1677
1678
1679
1680
1681
1682
1683
1684
1685
1686
1687
4.06sec.