少年は決意した
高校生になったら
皆の前で
自分の言葉でしゃべると
そのために
今の学校からは誰も受けない高校を
選ぶのだと
例え面接があろうとも
はっきりものを言うと
緘黙していた ...
肉体だけが失われた
魂だけになった人々のすむ世界は
遠くて
案外近い、のではないか
たとえば
風の吹いてくる方角に向かい立ち
乾いてゆく眼球の映す景色が
そのまばたきのたびに
一枚 ...
この降っている雨粒をすべて集めても
なお余りある巨大な器がある
この限りなく大きな器は
怒りか悲しみか諦めか安らぎか
いや、すべての感情を兼ねることで
もはやすべての感情を超越し ...
墜落する戦闘機
中に人が乗っている
中にきっと人が乗っている
その人はお父さんお母さんがいて
尊敬するお兄さんお姉さんがいたかもしれない
可愛がっていた弟妹がいたかもしれない
撃墜された戦 ...
僕、私、俺や自分が世界中に溢れてる
そんなありふれたものじゃないと
私は誰かさんとして
生きてるわけじゃない
名前を知ってる
生まれた時も場所も
そして自分を知ってる
私は私として生きて ...
いいことはすき それはいいことだから
歌はまんべんのないレクイエム
少女も老婆も祝福される
くつがえされない真理
革命は戦いではない 現実じゃないから
コーラの泡みたい
わたしたちはつぶつ ...
徹夜明けで深い眠りのはずが
妻の巨大な鼾に起こされた
鬼の居ぬ間の洗濯…
そんな言葉が鼻先をよぎる
買い物ブギなぼくは
一日のうち5%程度はスーパーで過ごしたいのだけれど
鉄拳宰相はそれを ...
夜眠る
じっとして目を瞑る
夜はこれから
しんとする
自動車の音も消えていき
ゆっくりとなだらかな
長い坂を下っていくような
細長いストローで息を吹きかけて
手のひらがくすぐったいよう ...
真弓玲36歳
元宝塚歌劇団亀組トップスター
真弓玲37歳
クリトリスが敏感な女
クリトリスに触れると
すぐに濡れてしまう女
でも
アソコは
サバの臭い
いつもサバの臭 ...
“相手とコミュニケーションが取れない
この作戦は決行するしかない
我々には戻る場所が無くなった
補給する術も材料もない
我々は戦うという選択肢を取らなければならなくなった
この暮らしを守るた ...
流れ星を数える夜は
一人寂しく冷たい黒
おやすみのあとの秘め事は
誰にも気付かれない
空の星を金平糖にして
食べていることも
誰も気付かない
約束したのだ
海のクラゲと
星がいな ...
冷たいモルグの中でじっとしている
後悔の跡の中で
溺れ死なないのは
彼女を見ている目があたたかいから
人にまで暖かさを分け与えるあの子の陽の
おかげと知っているのに
妬んでいるのは私の心の ...
やらないという選択にも覚悟がいる
やらずにコンプレックスにするくらいなら
素直にあこがれて近づく道を選びたい
ブッチャーがフォークで
テリーファンクの腕を刺したとき
みんな騒いでいたけれど
僕はそうではありませんでした
フォークは痛そうに見えなかったので
「僕なら柳葉包丁で頸動脈を狙うのに」
...
空の色が無くなり
銀盆のような
アルミニウムの月が昇っていた
少し戸惑いながら
東の空を眺めていたら
雲霞のような
鳥の群れが
北の方角を目指している
不思議ではないのだけれど
ぼく ...
府中の霊園の芝生に、僕は坐る
目の前の ✝遠藤家 の墓前に
炎と燃えるポインセチアの植木鉢と
グラスに日の射すワインを、置いて
初めて訪れた十五年前の夕暮れ
左右に生けた紅白の薔薇は
...
生きたつもりはなかった。この連鎖に組み込まれたのは硝子
を割らないかぎり抜け出せないとあなたが教えてくれたから
で、パリン、パリンと時折響くその音が誰かの脱落を知らせ
て、そのことに安堵している ...
なんの肥料にもなれず
ただの炭酸カルシウムと化す
ヒト
水に溶けは
すこしは土壌改良剤にでもなるのか
死してなお
何も残さなかったと言われるのは
嫌だ
せめて
何かの爪痕 ...
沈潜
水流から飛び立つ鳥達
冷えて透明に波打つ大気に
勢いよく流れ込み同化して
鳴いては耳を澄まし
耳を澄ましては鳴く
大気のコトバ、律動しながら響き
鳥達は従う、向かうべき方角 ...
ひらり はらり 浮かび上がる
白い ワンピース
あなたが 思い浮かべたのは
きっと そちらなのでしょう
残念ながら 枝の先に とまるのは
白い鳥ならぬ さるすべり
桃色 ...
まひるの余韻が
からだに蓄積して
わたし
気怠く溶けてしまう
触れないゆびの熱が
くうき 揺らして
ざわめいてるのは
柔らかに開いた毛穴から踊る火照り
芯でくぐもる泡気は
微かな ...
今しかない過去も未来も此処にない見慣れた景色に今を実感
海外を旅行すれば文化とか環境違い戸惑うことも
青春の青々とした恋心水平線の向こうにいる君
良く育ち野菜の収穫もう間近やること多 ...
キミのハナウタを聞く
石鹸の香りがする
キミの手料理を食べ
何気ないことをしゃべり
キミの笑顔に癒やされる。
あって当たり前のことだけど
...
死んでないよね
生きてるよね
返さなくていいから
生きていることだけ
知っていけたらいいのに
幸せだよね
笑っているよね
傍に居られなくてもいいから
あなた ...
わたしは通わない方の血液
生なら何度か受けた
赦されていない言葉を並べるための流れ
滞ってはよく沈んでいる
室内の透明な瓶にプールされている
照らさない方の光が加速してはいなくなる
わ ...
生まれました
もうずいぶん前のことです
そして、それを思い出す日です
そんな日は
誰かの死ぬ日でもあります
また、だれかが殺されたりもします
そして、それを思い出す日です
命 ...
たぶんもうすぐあかりがきえる
世界中のあちこちで いや 世界中で
ひつじはもう眠っている
きりんもとうに休んでいる
あかりがきえる
あかりは消される
祈ると祈らざるに関わらず
あ ...
と壁の隙間から真っ白な腕が伸びて
画鋲を全部引き抜こうとしている。
顔を出さないのが唯一の救い。
輪郭は憎しみの対象になる。その様子を
ソファに腰掛けながら僕ら二人は眺めていた。
そして ...
ダバダ
ダバダ
ダバダダバダ
ダバダ
ダバダ
ダバダダバダ
体かくして
顔隠せず
白い世界に
赤い頬
ダストがかすめる
鼻の先
一瞬
シュ ...
邪悪な自分が
恐ろしい
闇に埋もれた暮らしがイヤで
太陽の下に
憧れたのに
普通がいいって
普通を選び
普通だなって がっかりしてる
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
少年は決意した
イナエ
自由詩
7*
15/11/25 9:18
薄暮の街で
そらの珊瑚
自由詩
19*
15/11/25 8:46
虚の器
葉leaf
自由詩
3
15/11/25 5:36
祈りの燈火
秋也
自由詩
2*
15/11/25 1:28
世界で1人の
リィ
自由詩
1*
15/11/25 0:55
ゴースト・パーティー
管城春
自由詩
5
15/11/25 0:49
サーモン宰相
レタス
自由詩
4
15/11/25 0:21
夜のはじまり
灰泥軽茶
自由詩
5
15/11/25 0:12
女優 真弓玲
花形新次
自由詩
0
15/11/24 23:26
戦争
鷲田
自由詩
6
15/11/24 23:01
おやすみがなくなったら
瑞海
自由詩
8*
15/11/24 22:56
箱姫
這 いずる
自由詩
2
15/11/24 22:16
やらない覚悟
しょだまさし
自由詩
0
15/11/24 21:23
キンタマ王子、凶器、狂気、驚喜
花形新次
自由詩
1
15/11/24 20:14
透明になった空
レタス
自由詩
7
15/11/24 19:57
日溜りの墓
服部 剛
自由詩
7
15/11/24 19:57
虚構の庭
管城春
自由詩
4
15/11/24 19:23
死してなお
天竺葵
自由詩
1
15/11/24 17:20
沈潜
たけし
自由詩
7*
15/11/24 14:16
時ふわり
藤鈴呼
自由詩
1*
15/11/24 14:07
放熱
レモン
自由詩
10*
15/11/24 13:09
海外
夏川ゆう
短歌
1
15/11/24 5:58
当たり前に出来ること
元親 ミッド
自由詩
1
15/11/24 1:38
音信不通のあなたに
愛心
自由詩
3
15/11/24 1:31
スタンドアロン
管城春
自由詩
4
15/11/24 0:54
おれのたんじょうび
たりぽん(大...
自由詩
3
15/11/24 0:30
たぶんもうすぐあかりが消える
はるな
自由詩
4+
15/11/24 0:25
[:poster
プテラノドン
自由詩
2
15/11/24 0:12
教室暖房なし
北村 守通
自由詩
2
15/11/23 23:52
矛盾
ガト
自由詩
6*
15/11/23 23:49
1635
1636
1637
1638
1639
1640
1641
1642
1643
1644
1645
1646
1647
1648
1649
1650
1651
1652
1653
1654
1655
1656
1657
1658
1659
1660
1661
1662
1663
1664
1665
1666
1667
1668
1669
1670
1671
1672
1673
1674
1675
4.05sec.