タトゥーを入れているのは
ならず者か島帰りか
未開人だというのは
世界共通認識だ

ファッションだなんて
言っている奴は
それを認めたくない
根性なしだ

正々堂々、俺は
昔なら ...
花のブロウチを舐めてみた
ああこんな味か。とふに落ちて
疑問の芽がひとつ摘まれたので
多少こころよく布団へ帰る



体が眠ってしまわれたので
わたしは心と遊んでいる
鼻ですら ...
仏間に置かれた古い位牌。

昭和十九年七月二十九日、ビルマ國ニテ戦死。
薄くなった金箔の文字で
位牌の主を語っている。

この家は最後娘一人となり
今から50年以上前に血筋が途絶えたのだ ...
ある朝
ヒナのために批評している
ツバメの雛が巣から落ちたのだ
百均の店員の
みなでしつらえた
段ボール製ヒナ落下防止板の設置位置について
ヒヒョウしている
作業が遅れ
巣からな ...
昭和十九年七月二十九日、ビルマ國ニテ戦死。

仏壇の片隅に置かれた位牌の主を
私は知らない。

毎年お盆になると
固く絞った白いタオルで先祖の位牌を磨き
家族みんなで迎え火を焚く。

...
あたしたちはむかし
旅をしていた
ジョナサンみたいに
求めるもののある旅だ

いつか終わるとは思っていた旅を
いよいよ終えたとき
わたしたちのどちらもそれに気がつかなかった
世界は ...
かみひとえで間に合わなかった
決意の、剥製を
溶けかけた終着駅にさらしている



草が生い茂り
傾いたプラットホームの白線が
一から始まり一で終わる全てをさえぎり
オポチュニス ...
待ち遠しい


白ソックスの
四足歩行で
夏まで
渡れ

日々の汚れが
レールを漱ぎ

雨降る
早く

雨降れ
もういっそ

止まずに

線路を洗う
土砂降りの ...
朝が来れば



白い陽は裏道の吐瀉物を洗い

雨は嘘のように上がっていて

青い風が僕らを試すかのように
今日を連れてくる


それは等しく親 ...
最後まで聞くよ
君の気の済むまで
存分に話しなよ

君が正しいとも
間違っているとも
決めつけないで
耳を傾けるから

頑張れとか
こうしたらどうか
なんて励ましたり
アドバイ ...
マグカップに世界の全てを注ぎ込み

飲み干してみる

月も星も太陽も

銀河の全てを胃袋に流し込む

人類の紛争も文化も経済も

文明全てを胃袋に流し込む

天地創造の後の全て ...
殺してもいいけど
せめて愛してください
好きなら死んでやる
路上生活者のように毎日が過ぎてゆく
ランボーのように地獄の季節も創出できず
安吾のようにデカダンに遊ぶ余裕も無く
冷たい缶ビールで無聊を凌ぐ

僕の故郷であるペンギン村では
あられちゃんが ...
私は父の後を歩いた
そして 目も当てられないぐらい通りは快晴で 
何かこの店の名物らしく独特の味がした 
今日 私は 父とどじょうを食べた


私は時間に間に合った 
誰に会いに行く ...
戦いがはじまれば
君は何と戦うのだろう
ゴジラであれサイバー攻撃であれ
何と戦っているのかさえ知らされず
戦う日々が来るんだろうか
蜩が鳴いているから
この、
暑い夏を思うのかもしれ ...
こんな夜は土砂降りに撃ちつけられたい
大の字を描いて仰向けになってやろう
どうせこの小道には車どころか
野良犬だって通り過ぎはしないから
足をバタバタさせて大きな声で叫んでやろう
酔っぱらい ...
誰の影も後ろに居ない人の世を夏の夕暮れ今だけ隠せ サンダルに小石が入ったので
右を脱ぐ、裸足歩道の上に
途端、俺は声上げる
うわっ 熱っ!

いよいよ猛暑襲来に意識朦朧と
短パン、Tシャツ、サンダル姿で
ドトールへふらふら向かっていたの ...
合唱コンクールの練習で
僕は真剣に歌った

そしたら馬鹿にされるは
いじられるはで
散々な一日に…

女子は男子との練習を
拒絶し始めて

僕はそれからも
意地になり声を
張っ ...
じりじりと西陽を受けて
眩暈を感じたぼくは
電車に飛び込み
死んでしまおうかという衝動にかられた

全てを捨てたなら楽になれるのだ

鰻を食べて満足そうな妻の横顔を見たら
涙が滲んでき ...
外は今日も猛暑だそうだ

私はエアコンの利いた部屋でくつろいでいる

バナナとキューイフルーツを食べながら新聞に目を通し

アイスコーヒーを飲んでいる

身も心も健やかだ

何の問 ...
朝に 山の頂上にいる山吉様に祈る
大きな杉の木 細かな葉の揺れ
ただ 裏山に向かい手をたたき
深呼吸を 幾度か繰り返す

すって はいて
大きく両手を動かし 空気を循環
鳥が羽ばたくよう ...
 ない、ということを理解するのに
 今までかかった

 それを伝えられるようになるのに
 あとどれだけかかるだろう

 こんなにも満ちあふれているのに
 本当はなんにもない

  ...
ゴールドベルク変奏曲は   バッハが音楽を手ほどきした
不眠症に悩む        カイザーリンク伯爵のために
この曲を作り演奏して    彼を安眠させたという曲で
ある高名なピアニストが    ...
本当のことを言ったら叩く世界 キンタマ王子率いる
キンタマ国のテロリスト5人が
沖縄そば屋に
人質25人とともに立て籠り
突入した警察と銃撃戦を繰り広げた
テロリスト5人は全員死亡
警官も2人死亡した
人質25人のう ...
許せないだけだ

彼らはひとを許せないだけだ

ひとが幸福を感じる価値観を許せないだけだ

その価値観は正しくないと示したいだけだ


妊娠でもしたのだろう

きっと

こん ...
黄昏に染まった町を背にして
こっそりタバコ吸った 紫煙 ユラユラ×2
あのころの僕は いらん子って呼ばれて
遠くの 煌めく物ばかりを見ていた

オレンジ色の草に寝っ転がって 縋りの猫とた ...
夢は白黒で見なければならないのに

最近はカラーばっかりだ

世に溢れる色彩に

寝ているときにまで縛られているのだ

液晶だとかデジタルだとかスマホだとか

ぼくらはあいつらに溜 ...
真夏日の暑さが続く中の発熱は厄介で
自らの体温と外気がほぼ同じというのは
得も言われぬ不思議な感覚を覚える
体温計の目盛が三八度を越えると
自分はいかにも重病人になった気分で
悲劇の主人公よ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
タトゥー考花形新次自由詩0*16/7/4 19:38
眠れない夜たちへ印あかり自由詩4*16/7/4 18:52
我が家の歴史。梓ゆい自由詩416/7/4 18:39
あたいずむるるりら自由詩8*16/7/4 18:24
途切れた時間。梓ゆい自由詩316/7/4 18:09
ジョナサンはるな自由詩316/7/4 17:42
密度DFW 自由詩1*16/7/4 16:29
雨降るLucy自由詩6*16/7/4 10:02
朝が来ればTAT自由詩016/7/4 7:01
気の済むまでしょだまさし自由詩216/7/3 22:05
世界征服星丘涙自由詩1*16/7/3 21:48
死ぬほどリィ自由詩1*16/7/3 21:31
新しい地平線梅昆布茶自由詩616/7/3 20:50
父と雷門で番田 自由詩316/7/3 20:05
それが永久の眠りだということをかんな自由詩4*16/7/3 19:51
土砂降りの月光を浴びて坂本瞳子自由詩0*16/7/3 19:40
かおるのおと 2016.07.03もっぷ短歌216/7/3 19:35
思考シ.09ひだかたけし自由詩316/7/3 17:32
一枚の羽根しょだまさし自由詩016/7/3 17:06
ホームにてレタス自由詩1+16/7/3 16:19
ある日曜の朝星丘涙自由詩2*16/7/3 16:17
羽呼吸砂木自由詩6*16/7/3 10:59
なにもない塗絵 優作自由詩116/7/3 10:12
皮肉なパラドックスst自由詩0*16/7/3 10:08
本当のこと颯太@川柳3*16/7/3 10:02
キンタマ王子、銃撃花形新次自由詩016/7/3 7:32
独裁者たちの憂鬱吉岡ペペロ自由詩116/7/3 2:38
14歳颯太@自由詩1*16/7/3 2:36
夢は白黒吉岡ペペロ自由詩316/7/3 0:00
真夏の夜の熱坂本瞳子自由詩1*16/7/2 23:30

Home 戻る 最新へ 次へ
1629 1630 1631 1632 1633 1634 1635 1636 1637 1638 1639 1640 1641 1642 1643 1644 1645 1646 1647 1648 1649 1650 1651 1652 1653 1654 1655 1656 1657 1658 1659 1660 1661 1662 1663 1664 1665 1666 1667 1668 1669 
3.73sec.