春一つにっぽんの目と耳が待つ
子と母とその母と会う春の川
春の風父さん遺すバーバリー
ライラック同じ匂いの母子連れ
パリ行きのチケットリラの花薫る
い ...
小さな穴を掘って
小さな埋葬をした
小さなかなしみに
小さな花を供えた
小鳥には翼があるから
虫のようには眠れないだろう
空を忘れてしまうまで
地中で長い長い夢をみるだろう
...
その肩を掴んで、
どこまでも歩いた。
思念が浮かんでは、
沈みを繰り返した。
私は痛む胸を押さえながら、
水のなかに深く沈む。
たくさんの目が、
目のなかの目を見つめている。
目の ...
少子化対策だからと言って
アホカップルの子供ばかり増えても
日本のために良くないし
生まれてくる子供も
酷い目にあわされることが確実なので
妊娠が判明した段階で
胎児一人につき5000万円 ...
紫が、れん・煉瓦。
かすか(に)ふえかさ・かさなって、
わたしら、また、ねね・ねむ・眠たくなる
のろい、泡の、すきとおったまぶ・目蓋
(に)ハリガネの蚊が
お ...
聖オホーリオは暗闇に差し込んできた光に目をこらした
愛だった
セント・オホーリオのどん底の2 ...
何かの気配に目という耳を澄ますと、
背後に誰かの指をみた。
振り返ると、
目から耳を、
耳から指を、
指先から声を垂らした、
私が立っていた。
私の指先から垂れる声は、
ひどく力な ...
依存性とは外的な要因が大きく作用してしまうものである。いくら遺伝子の魔術によって勧誘されようにも、実際に巡り合わなければ誘惑されることもないのだ。
澄んだ青空のもとで長時間待たされる。これ ...
*
中学の頃の話だ。近所のセントバーナード犬をよく散歩させていた。
図体は巨大なくせに子犬に勇ましく吠えられると、かならずいそいそと私の方へ戻ってくるような気弱な(あるいは優しい)奴 ...
僕がいくら部屋に閉じこもって
この部屋の空気を濁したって
窓を開けた先の空気は澄んでいる
そういうものだよね
いくら夏の砂つぶを挟んだままのサンダルを
玄関に置いていたって
誰も僕を連れ出 ...
破裂弾の様な狂気の寝起き姿で歯を磨く君の覚醒を感じた私は私ではないまま無防備な姿で小さく寝息を立ててる真実の狂姫だ。二本の脚が限りなく連鎖して朝陽に濡れ乍らまだ拭い切れてないアダムの筋 ...
縄跳びに入れない跳べない桜
初桜僕はどこに来たんだろう
姥桜絶望的に横たわる
「誠に勝手ながら…」
とくれば、こう続くのが世の倣いである。
「○○日と○○日は、お休みさせて頂きます」
大型連休、盆休み、正月の他、不定期で休むときなどにも、よく見かける。こん ...
幸せはいつか
カケラを変えてしまう
悲しみはいつか
色褪せてしまう
記憶はいつか
眠ってしまう
だからカタチにして残す
僕はもう
今をなくしたくはないから
...
未来より
過去を考える
青い
意味を失った時間が流れていく
意味を失った感情が流れていく
継ぎ接ぎの体で
継ぎ接ぎの体で
水から出て行こう
火から出て行こう
幻聴を剥がして
何処か ...
小さな嫉妬の粒を
指先でつまんで丸めてみる
日暮れて家へ帰ろうと思うのだが
行く先が知れない
たくさんの人たちが
出立する暮れ方の川辺の
薄れていく土手の向こう
たわんでいくぼくの背 ...
雨のあいまに草がのびていく
つみとってもつみとってものびていく
春は毒だ
帰る場所もないのに咲いてしまう
色あせた空やアスファルトを塗りに行くだけならやめておいたほうがいい
外は灰色
長い冬のあとも忘れぬ雨の匂い
街は濡れその色を自ずと濃くする
足音は秒針よりも少しだけ速い
白昼夢は一番星のよう ...
ふりかえる
と誰かが押下した起爆装置だった
粉塵をかいくぐってくる
音速以上のものたち
重力を必要としなくなった動作は
マリオネットのように崩れる
排熱しようとする換気装置の
こころ ...
僕は知っている
満月の夜
梟の声響く夜半過ぎに
一の社の榧の古木は
封じられた記憶、取り戻し
社裏の小さな瀬に
小さく泡立つ冷たい流れに
月の光は毀れ落ちては千々 ...
《ひどい! わたしの蕾に粉砂糖したの
姉さんでしょう
《あなたがはしゃぎ過ぎなの
わたしはまだ帰り仕度の最中よ
《ああうるさい こんな早くから蝉はよして
まだうたた寝したいじゃない
《駄目 ...
指ひとつ夜に融かして冬ひとつ
迷う背に涙の匂う二月かな
種火から双つの声と双つの葉
冬あおぐ二十三時の命かな
戸惑えば戸惑う ...
帰国してしばらくし、落ち着いてきたので、仕切り直そうかと思い、これを書いています。詩を投稿する前に、自分の考えの「もと」になるものを整理し言葉にしようと思ったからです。
私はときどき、人 ...
百均で買ってきた
ミニチュアの黒いうさぎは
手のひらに載せて
選りすぐろうにも
どれもみな
哀しくなるほど同じ顔
同じ姿勢同じ表情
どうしてこんなに正確に
大量生産できるのか
まるで ...
例外なく、夜は長いものだ。人は夜の長さから逃避するため、夜に眠ることを覚えたのかもしれない。夜になると時間は凝固して、空間はつぶれてしまう。そして恐るべきことに、眠ることを許されない夜もある。 ...
まなざしを夢に見るまで耳奥に遠い旋律夜明けのサティ
君だけを知っている記憶、冬風に燃える炎よいつか雪片
いつの日かめぐり来る日のグノシエンヌ海にピアノを置きざりにして
さ ...
微細なノイズが連続する頭蓋の内壁で半端な崩落のまま凝固した自我が瓦礫の隙間で高笑いをする午前の一瞬、極限まで見開いても目視ままならぬ目と麻痺した鼻腔の捉える嘘、甲状腺の異常の懐 ...
始まる前は 長いなぁと
おもっていても
いつのまにか 千秋楽が
来てしまう
十五日間の大相撲場所
そうだ そうな ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「西へ西へ」 2016.03(八句)
もっぷ
俳句
2
16/3/27 15:12
つばさ
yo-yo
自由詩
9*
16/3/27 14:38
海を噛む
あおい満月
自由詩
2
16/3/27 14:36
やはり妊娠税は必要だ
花形新次
自由詩
0
16/3/27 13:56
nemuri
草野春心
自由詩
0
16/3/27 13:29
聖オホーリオの偶像
TAT
自由詩
1
16/3/27 13:09
指先の声
あおい満月
自由詩
4*
16/3/27 12:43
ニコチンよ永遠に
アラガイs
自由詩
10*
16/3/27 5:16
ぜんぶ
ハァモニィベ...
自由詩
2*
16/3/27 2:49
十代の腐臭
うみこ
自由詩
2*
16/3/27 2:20
『「深層放射」=「空喰い女」』 (百四十字詩) ★Odb ...
ハァモニィベ...
自由詩
2*
16/3/27 1:50
縄跳びに入れない跳べない桜
北大路京介
俳句
1
16/3/26 23:48
初桜僕はどこに来たんだろう
〃
俳句
0
16/3/26 23:47
姥桜絶望的に横たわる
〃
俳句
0
16/3/26 23:47
貼り紙世界の果て
カンチェルス...
散文(批評...
1
16/3/26 23:43
僕のカケラ
幸絵
自由詩
0
16/3/26 23:42
ブルー・ノスタルジー
ゴースト(無...
自由詩
3*
16/3/26 22:43
小さな嫉妬の粒を
オイタル
自由詩
4
16/3/26 22:05
つみとる
はるな
自由詩
9
16/3/26 21:52
ときあかす
高橋良幸
自由詩
1*
16/3/26 21:33
アンインストール(ゴル投稿長考版)
〃
自由詩
0*
16/3/26 21:26
闇を背負う人
夜雨
自由詩
1
16/3/26 20:14
四季姉妹
ただのみきや
自由詩
9*
16/3/26 19:48
白と常在
木立 悟
俳句
1
16/3/26 19:33
01. つまり真実とは何か
塗絵 優作
散文(批評...
1
16/3/26 19:23
ベンジャミンバニー
Lucy
自由詩
21*
16/3/26 19:04
肯定
葉leaf
自由詩
1
16/3/26 16:39
夜明けのサティ
石瀬琳々
短歌
3*
16/3/26 12:58
ランチの時間
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
16/3/26 11:39
卒寿に想う
信天翁
自由詩
1
16/3/26 9:47
1641
1642
1643
1644
1645
1646
1647
1648
1649
1650
1651
1652
1653
1654
1655
1656
1657
1658
1659
1660
1661
1662
1663
1664
1665
1666
1667
1668
1669
1670
1671
1672
1673
1674
1675
1676
1677
1678
1679
1680
1681
加筆訂正:
四季姉妹
/
ただのみきや
[16/3/26 19:58]
誤字修正しました。
4.57sec.