驟雨の後の林道に僕の悲しみが溢れている。
それは僕がそこにいない悲しみ。
僕らが出会った薔薇園に憧れという名の薔薇が咲いている。
憧れを持ち続ける勇気を見失わないように。
...
その年のクリスマスや新年の前後数日間は、Aの家族や親戚たちと過ごした。灰色のコンクリートの家々がならぶ、未舗装の路地の両側に、電熱線を用いたクリスマスのデコレーションが、毎晩点滅した。見捨てられた家屋 ...
壁壁壁壁壁壁壁
空空カ空空空壁
私空ガ空私空壁
空空ミ空空空壁
壁壁壁壁ド壁壁
道道道道道ア道
壁壁壁壁壁壁壁
私のヒトミの中に私。
私のヒトミの中の私 のヒトミの中に私。
...
俯せで眠る無防備な背中が大きくて
つい頬ずりをしてしまった
爪を立てたくなる衝動を
必死に抑えてみた
喉から流れ出た撫で声は
自らにも気色悪く
化物のそれとさえ思われた
瞬き ...
死んだ人の数で
騒ぐ度合いを決めてると
テロリストの思うつぼだぞ
そんなこと言いつつも
震災以降
大事件、大災害の基準が
万単位になっている自分がいる
しっかしよ
宗教的なバッ ...
大人になってもコミュニケーションがうまくならないから
まっすぐ伝えてしまうわけでもなく
いじけた言葉をぶつけている
傷つけて、癒されているような
みすぼらしい虐待行為に
...
ぷらり
蜘蛛が空から垂れてくる
私は呆けてそれを眺める
あなたは私の「蜘蛛の糸」か
そう問いながら
糸をすくって
この指の中にゆらゆら揺らしてみる
無防備にぶら下がった蜘蛛は
...
人生生きてたら
楽しいこもあるでしょ
と
笑顔できかれて
ことばが出てこなかった
つくりわらいは
苦虫つぶしたような顔にしかならなくて
そのときああって思ったんだ
いつからなん ...
コーヒーを飲みながら エルマンのチャイコフスキーを聞く
脳にプログラムされた コーヒーと音楽のプログラムがロードされ
マルチタスクで動作する
時どきコールされるサブルーチンは
...
いま歌っているのだろうか心から
誰かに伝える努力をしているだろうか
僕はソングライターではなかったのだろうか
きちんと生きているだろうか
きちんと本を読んでいるのだろうか
ドラッ ...
眠るように
堕ちてゆく
空から一直線に
落とし穴へと向かって
洞窟のような
通路の中を
ただ真っ直ぐに
堕ちてゆく
一定のスピードで
速くもなく
遅くもなく
ぶれることな ...
ためらい、とまどい、こい、きみのずぼん、
はちぶんめまでいかない、このもどかしさ、
わたし、あなた、きょりかん、てをつなぐ、
そのあせばんだ、かんかくさえも、しゃつ、
らむね、ごく ...
もう七二年も昔になりましたか
第二次世界大戦が
マスコミの話題になるとき
浮かんでくる光景は
地方都市の国民学校3年生の教室
腕白な少年どもに囲まれて
おまえはスパイだと
小突 ...
砂の羅列
土埃舞う
少女のスカート
紺色の切れ端
幾星霜
水気を徐々に含みながら
営みというにはあまりにスローで
一回の瞬き
菩薩の腕
老いた人のようにひび割れているのに
優しく温 ...
蔵の中に閉じこもりたい
ひんやりした冷たい空気の
喧騒から逃れられる場所で
骨董品やら
古文書やらに囲まれて
しばしの間でいい
現実から逃避したい
壁を求めて、森は
燃える
壁のない森
なんて
美しい森
わたしの暴風を
かなしい
金槌の硬さに例えて
燃やす
焔が先端を追いやる
あ、らわれる平原
泣くほどの
水がめは
どこ ...
教師は
クソ左翼で
頭が悪いくせに
人を教育しようなどと考える
とんでもなく厚かましい
連中なので
幼いころから
ずっと嫌いだった
ましてや帝京大学卒で
教師を目指すなんて
冗 ...
花をあげよう
海に生に死に始まりに終わりに
全てを包む海に
一つだけ花を
くやしさたゆたう
たぷたぷたまる
ひしゃげたおさらに
ひたひたたまる
すやすやねむる
ぼうやとおじょうにゃ
おとなになるまで
ないしょだよ
たいくつへんくつ
きゅうく ...
差別はいけない等と
言うつもりもないし
第一、俺には
言う資格がない
何故なら
サガミハラ聖斗に対して
「帝京大卒風情で
小学校の教師にもなれなかった野郎が
何偉そうなことぬか ...
160728
猫カフェの無料ドリンク券を押し頂き
帽子屋へ急ぐ
この暑さでは帽子が無くては耐えられない
お目当ての帽子屋には女物の装身具、
アクセサリーなどが所狭し ...
古い家財道具を片付けながら
スピーカーから音を鳴らす
若いあの人の声が、聞こえてきた
突然の、夏だ
憧れの、あの季節
可愛かったあの子、すらりとした脚
どこかへ、何かへ、気持ちだけが走り出 ...
輝けぬ星を数えて深くなる闇でときどき君が待ってる
約束を誓う小指を離すとき君の香りが耳を掴んだ
文房具背中に載せて机マン普段の彼は四つん這いマン
涙がこぼれた。午前7時まえだった。レフォルマ通りを過ぎたところにある、緑の木々に囲まれた小さな公園を出て、教会前の、溝に空のペットボトルや食べ物 のかすが投棄された下水管の匂いのする路地を、歩いていた ...
いつの間にか私はすっかり健康になり
霧雨が降る夏の日に
じっとりとした汗をかくようになりました
決して集めることのできない水滴を
体に吸い付けて
はじき出して
感官としての人差し指を
...
梅酒に酔っ払い
…鼓動は高鳴り
(一本の染色体が、視える)
細いひとすじに
今夜、雷鳴は閃くだろう
わたくしという存在の
只中に
聖の青春が
いよいよ今秋
上映されると聞いた
単行本で読んだとき
電車の中で
不覚にも号泣してしまった
ノンフィクションとしては
かなりのものだった
せっかく楽しみにしてい ...
夏の髪は濡れている
わたしの髪が揺れている
遠浅の海はそのなかで年老いていく
形態が機能に従い
それぞれの行為が所定の位置に置かれていく
気晴らしのような裁断の美しさ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
いつかの生活
ヒヤシンス
自由詩
3*
16/7/30 3:07
藝術としての詩 続
天才詩人
自由詩
1
16/7/30 0:55
優しい「の」は吐血している。 頭イタイいたい。
幽霊
自由詩
3
16/7/29 23:30
飼い猫
坂本瞳子
自由詩
2*
16/7/29 23:19
テロの影響
花形新次
自由詩
0
16/7/29 22:17
かなしいおとな
短角牛
自由詩
0
16/7/29 22:04
蜘蛛
田園
自由詩
1*
16/7/29 20:40
もう一度生きよう
七尾きよし
自由詩
0
16/7/29 20:38
コーヒーと音楽のマルチタスク
st
自由詩
0*
16/7/29 16:11
ソングライター
梅昆布茶
自由詩
10
16/7/29 12:11
堕ちてゆく
坂本瞳子
自由詩
4*
16/7/29 10:24
しちぶんめの夏
かんな
自由詩
3*
16/7/29 8:49
八月の光景
イナエ
自由詩
4*
16/7/29 8:36
くう慕情
秋也
自由詩
2*
16/7/29 1:32
隠れ場所
坂本瞳子
自由詩
1*
16/7/29 0:52
森
乾 加津也
自由詩
5*
16/7/29 0:24
教師志望
花形新次
自由詩
1
16/7/28 23:44
生きてください
リィ
自由詩
3*
16/7/28 23:42
ひらがなにすりゃあいいってもんじゃない
faik
自由詩
4
16/7/28 23:31
帝京大学差別はいけない
花形新次
自由詩
0
16/7/28 20:22
しちぶんめの夏
あおば
自由詩
5*
16/7/28 17:32
流行歌
うめバア
自由詩
4
16/7/28 14:26
輝けぬ星を数えて深くなる闇でときどき君が待ってる
北大路京介
短歌
2
16/7/28 12:02
約束を誓う小指を離すとき君の香りが耳を掴んだ
〃
短歌
1
16/7/28 12:02
文房具背中に載せて机マン普段の彼は四つん這いマン
〃
短歌
0
16/7/28 12:02
メキシコ
天才詩人
自由詩
3
16/7/28 6:37
風のつよい日
マチネ
自由詩
5
16/7/28 1:50
ひとすじの光
服部 剛
自由詩
0
16/7/28 0:59
どうしてくれるんだ
花形新次
自由詩
0
16/7/28 0:46
切って縫う
DFW
自由詩
4*
16/7/27 23:37
1641
1642
1643
1644
1645
1646
1647
1648
1649
1650
1651
1652
1653
1654
1655
1656
1657
1658
1659
1660
1661
1662
1663
1664
1665
1666
1667
1668
1669
1670
1671
1672
1673
1674
1675
1676
1677
1678
1679
1680
1681
加筆訂正:
藝術としての詩
/
天才詩人
[16/7/29 10:35]
フォーマット調整 (字句変更なし)
藝術としての詩
/
天才詩人
[16/7/29 10:33]
フォーマット調整 (字句変更なし)
藝術としての詩
/
天才詩人
[16/7/29 10:31]
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