ぼくは 鍵をかけるけど
果たして それは
ドア一枚を隔てた
あちら側を守りたいのか
こちら側を守りたいのか
考えてたら 遅刻した
カゴの中で今日も小鳥が歌う せかい
街の ...
いよいよ人気研究グループSTAPが
今年一杯で細胞分裂するらしい
あれだけ世間を騒がせておいて
まだ辞めていなかったのかという
気もするが
なんでも、STAPの育ての親とも
言える人が
...
サヨナラといえば君の
傷も少しは癒えるだろう
どうしたんだ。頭がパニック
何故なんでを繰り返す。自問自答
離ればなれになってしまう
未来は暗く、何度あなたたちに救われただろう
すごくフ ...
青い闇の中に
うすく光って浮かぶのは
吊された
右半身だけの
白いレースの婚礼衣裳だ
その左半身を
纏って逃げ去った美しい少年は
そのまま白い流星と化したという
そもそもその衣 ...
月夜ばかりではないから分かる
曇りの夜は 風の薫りに敏感になり
雨の夜は 自然の奏でる音に耳を傾け
新月の夜には 星の灯が一層強く輝く
どの夜も等しく
愉し ...
なみなみと注がれた盃に
映る
かつて訪れたもの
掴むことも消すこともできず
ゆらり ゆらして
とけることもかけることもない
見つめれば朧
目を閉じればありありと
油絵の月の ...
たしかだとは言えないんだが風の音とも音楽ともつかない
遥か彼方より開いたドアからやってくるもの
空っぽのそらの高みに燃え尽きようとする太陽
響きが海岸に打ち寄せるところに遠くからやってくる僕 ...
牡牛座があって
牝牛座がないとか
牡羊座があって
牝羊座がないとか
許されると思ってんのか!
乙女座があるじゃないか?
フフ、そう来ると思ったぜ
乙女とおっさんには
明らかに違 ...
八月一五日、僕は早朝仏壇の前で線香を上げ
手を合わせ、妻の位牌に向かって詩の息を吹きかける。
随分長い間詩を書かなくなった僕は肺の中にたくさんの思いが膨らんでしまい
他人様には気づか ...
蜩やカレーリゾットオムライス
故郷の地球の土や蝉の声
恋人に投げつけられた油蝉
揚げすぎたコロッケがはじけた飛沫をたてる
これ以上もう無理の逃走本能がわきおこる
さまざまなバリエーションの試み
フジツ誠のお歳頃
透かしそこねた屁の具の香
あゝ、こんなさみしい呼鈴きいたこ ...
秋立って 盆が過ぎ
虫の声 増しに増し
日中は 酷暑にて
夏の日よ 思い出に
盛衰の 無慈悲さよ
誰も皆 是非も無く
黒い冬 無常さよ
私一人 心待ち
真っ暗な部屋に差し込む月明かり安心感に包まれて泣く
しっとりと夜を濡らした通り雨電話鳴り響き嫌な予感する
背中見て相手の想いよく分かる素直になれない何かが覆う
商店街夕方になり閉まっ ...
いきなり水曜におぼれる水に酔う
ふんでおくれ
ところう どころう
水びたしのことばは
町の名をいいまちがいながら
おたがいはりつき
電柱のほうにながれてかたまり
白々 ...
悲しみのヴェールに霧が溶けてこの村に訪れる晩夏が眩しい。
お前と過ごした最後の夏はこのフィルムに焼き付いて時を彩る。
優しさは或る晩の静けさに紛れて、一枚の絵画には音も無い。
描かれ ...
このコートのポケットにはまだ
約束をたくさんのこしてるの
果たすべきありがとうたち
それは深呼吸のしあわせ
狗尾草の季節に立って
金の風のさざなみを聴く
東京の空は世界一のあおさ
こんな ...
夏がビー玉に映っている
セミが静けさを連れてくる
氷が爛れるほどの熱がすっと引いてゆく
夕立だろうか?
めきめきと育つ入道雲 遠雷がきこえる
風が稲穂をゆらし
水面 ...
細胞にも見える
宇宙にも見える
額縁で収まらないスケール
空間を越えていくスケープ
大自然を見た時に
感じるような感動
止めどなく 止めどなく 止めどなく
ニ ...
年に一度きりの花火は
雨上がりの夜空に咲いた
濡れた地面から漂い始めた
靄に包まれながら
どん どん どどん
光鮮やかな花が 次々と咲いては 散る
無数の色に輝き 夜を照らす
閃 ...
東の窓は開いていて
陽のあたる床はささくれていた
暑さでひび割れた落雁と塩
花や空と比べるにはあまりにも浅ましく
水や音と並ぶには濁っていて
会えない体で生温く生きていても
...
俺はまだ
あの唄の歌詞の力を信じていたい
...
その問いかけはまったく正しく
答えられないって知ってるくせに
問いかけたキミたちはずるいぞ
でもね、世の中ってやつは
答えられないことや応えられないことばっかりで
できてたり ...
さようなら
さようなら
みんな簡単に手をふるけど
この夏は
一度きりの夏
君も
甘夏色の帽子をふって
家路に着くんだね
僕は途方に暮れている
渡したいものがあるけれど
今日は誕生日でも
記念日でもない
項垂れるむこうに
ぽっかり浮かぶ
...
目覚めると光が降り注いだ
何ものも 邪魔しない
うつくしい朝焼けに
私の心はじりじりと音を立て続け
どこまでも形を失いそうだった
昨晩は
正しくない言葉が
海に捨てられて ...
蝉時雨しか聴こえない
それがどんなに
静かで豊穣なことか
思えば遠くへ来たもんだ
俺はもっと平凡な人生を歩むと思っていたよ
それがどうだ
こんな仕事に就き
こんな病を得
こんな人と ...
この手に
白い本を抱えて
まだ見ぬ夜明けを
待っている
今は さよなら
いつか必ず 君の事を
確かな形にして
受け止めるから
待っていて欲しい
あの夜から
随分と遠 ...
右耳の中に抱えた不発弾は
頭の芯を溶かすように
熱をじんわりと継続させる
一筋の涙が頬を伝うのに気づきもしない
耳の後ろのリンパ腺は腫れ上がらない
熱は永遠に下がらないのではないかと疑いたく ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
せかい
もり
自由詩
1*
16/8/17 22:47
STAP細胞分裂2
花形新次
自由詩
0
16/8/17 22:36
やっぱり解散するんだ。。。。
独奏
自由詩
2
16/8/17 22:11
初夜譚
塔野夏子
自由詩
3*
16/8/17 22:09
夜空の教え
葉月 祐
自由詩
0*
16/8/17 21:42
闇と盃
ただのみきや
自由詩
5*
16/8/17 21:03
からっぽの空
梅昆布茶
自由詩
2
16/8/17 20:04
おいらはフェミニスト
花形新次
自由詩
1
16/8/17 18:23
二人の朝
……とある蛙
自由詩
5
16/8/17 16:55
蜩やカレーリゾットオムライス
北大路京介
俳句
0
16/8/17 12:05
故郷の地球の土や蝉の声
〃
俳句
0
16/8/17 12:05
恋人に投げつけられた油蝉
〃
俳句
1
16/8/17 12:04
ほ ° ん °
soft_m...
自由詩
2
16/8/17 11:59
処暑向かい
藤山 誠
自由詩
0
16/8/17 11:53
商店街
夏川ゆう
短歌
0
16/8/17 5:30
水曜
末下りょう
自由詩
4*
16/8/17 4:32
晩夏
ヒヤシンス
自由詩
3*
16/8/17 3:53
柵
もっぷ
自由詩
3*
16/8/17 0:29
空電歌謡は奈落のまぼろし
高原漣
自由詩
3*
16/8/17 0:13
大細胞 / 大浮遊 / 大宇宙 ~ 8/4(木)鑑賞 『アダ ...
komase...
自由詩
1*
16/8/16 23:48
さらさらと ゆく
葉月 祐
自由詩
2*
16/8/16 23:44
東の窓
はるな
自由詩
3
16/8/16 23:31
フランダースの犬
TAT
自由詩
3*
16/8/16 19:31
「大人になったら」GLIM SPANKY<SUNRIS ...
平瀬たかのり
自由詩
4*
16/8/16 19:10
甘夏(再掲)
渡辺亘
自由詩
2
16/8/16 16:18
贈り狼
やまうちあつ...
自由詩
2
16/8/16 14:56
綺麗な言葉だけを身に付けて世界を歩けばいい
かんな
自由詩
4*
16/8/16 13:43
思えば遠くへ来たもんだ
渡辺亘
自由詩
2
16/8/16 11:24
夢の始まり
葉月 祐
自由詩
2*
16/8/16 0:08
熱帯夜の爆弾
坂本瞳子
自由詩
0*
16/8/15 23:04
1632
1633
1634
1635
1636
1637
1638
1639
1640
1641
1642
1643
1644
1645
1646
1647
1648
1649
1650
1651
1652
1653
1654
1655
1656
1657
1658
1659
1660
1661
1662
1663
1664
1665
1666
1667
1668
1669
1670
1671
1672
加筆訂正:
闇と盃
/
ただのみきや
[16/8/17 21:11]
誤字脱字修正しました。
闇と盃
/
ただのみきや
[16/8/17 21:10]
誤字脱字修正しました。
さらさらと ゆく
/
葉月 祐
[16/8/17 20:00]
細部の微調整をしました。
さらさらと ゆく
/
葉月 祐
[16/8/17 16:29]
とんでもないミスに気付いたので、一文削らせていただきました。
7.89sec.