小雨がしとしと降る日も
草木が生い茂り青い匂いが立ち込める暑い日も
キンとした凍てつく空気と澄んだ星空が迎える寒い夜も
通りの桜 公園の櫻 自慢の小さな庭のさくらが咲き揺れる麗らかな日も
赤い ...
同じことを繰り返しながら
過ごす毎日でも
時間は流れている

信号が赤から青に
変わったときのように

たくさんの人が
立ち止まっては歩いている

どこへ向かって ...
毎朝みる、幾人かの顔が
通り過ぎる朝の道の向こうから
杖をつき、背を丸め…近づいてくる
95歳のトメさんと、目が合う。

――あら、今週も会ったわねぇ

毎週火曜は、通院らしい。
毎週 ...
恋は昇ったり降りたりで、草臥れる。
恋は遠のいてゆくほどに、懐かしい。
太陽は、今も僕の胸に燃え盛り
{ルビ永遠=とわ}に手の届かない――幻  
あの日、出逢いの風は吹き
互いの杯を交わしてから
ひとり…ふたり…銀河は渦巻いて
空白の{ルビ頁=ページ}に――僕等の明日はあらわれる
御茶ノ水
ニコライ堂の
鐘が鳴り
ハイカロリーの
定食を食う

三分の
時が待てない
ジレンマに
カップヌードルの
美味さをおもう

岸壁を
目指した
若き日々
空はいま ...
いっそ
このまま
逃げてしまおうか。

という純粋は、

間近に控えた病床での浅い眠り
耳鳴りのような
譫言を以て
熱を
帯びるのでしょう

少女の恋する瞬間は
レモンバ ...
フられるのは嫌い
片足で
もう何日も立っている
だから嫌い

答え合わせできない
不合格通知のよう
ぐずぐずと振り返る
やけになって騒ぐ
だから嫌い

私は
歯を食いしばる
...
凡庸な言葉の花束に
なんの価値があるのだろう?
いくら集めたところで
枯れてゴミになるだけじゃないか

そんなことを考えていると
自分のペン先から流れ出ているもの全てが
所詮ゴミ処理場直 ...
  或る糸が……否、
  生温い 呼気に似た
  細ながく冷たい白さが
  頭上から垂れてくるのを
  待っている……夜に、私は
  その影が たとえば ツルリとした
  薬缶のお ...
  
  木陰に座り
  目をとじたまま
  わたしは笑いたかった
  あなたが居なくなったあと


  透明な礫の群れが
  わたしを通りすぎていく
  躰を 穴だらけにしなが ...
魚屋に
問えば応える
秋鯖に
舌をなめては
味噌煮を選ぶ

甘鯛の
味をだきしめ
飯を食う
海の優しさ
潮が香りたつ

秋味の
川面は紅色
晩秋の
儀式は永遠に
水を彩 ...
       151122

7号のクリスマスケーキを注文する
7号は当店の標準品ではありませんから
1ケ月前までに願いますと言われ
うーむと呻る
電話口では顔が見えない
見えなくて良か ...
お前は死んだ方が良い

声が聞こえる
朝の公園
鳩の鳴き声に混じって
老人たちが太極拳をやっている

大佐の言うお前は
俺ではなくて
すこし向こうにいる
日本人の男のこと
両脇を ...
ふたりだけのフィクションを食い破りつつ一秒前が次々燃える


「コンティニューしますか」神父は微笑んで湖に差す光が嫌い


除染した区域の薔薇も薔薇だからぼくらは何を殴ればいい ...
きみの腕の湾曲に身をゆだねてた UFOみたいにさみしいかたち


ひだまりの造花の庭で三輪車が錆びていくのをみつめていたね


てのひらがちいさいとこぼれおちていく色とりどりの ...
大量の血を吐いた夜を忘れない チャリティの結婚願望だね、どれも外したいとき外せる鎖


皮膚のした脈打つきみの平熱のただ、なだらかな痛みをたどる


水彩画ここで過ごした季節たち カルピスのうすい夢みたいだ ...
バロックの符号は今も新しく
私を魅了する
彼と私には何の関係もないのに
私は彼に魅了され続けている

彼は神という存在を啓示した

私は仏という人間に指をさす

交わることはあるのだ ...
湯豆腐の季節がやって来た
鍋を挟んで
小学校以来のお前の顔が
ようやく和らいできた

俺は少し安心した

話す言葉はすべて昔の想い出ばかり
繰り返し
繰り返し
語りながらも飽くこと ...
おまえの国をつくれ

おまえの国の国歌を唄おう

いっしょにおまえの国歌を唄おう

オレもいっしょにおまえの国歌を唄おう



おまえの国をつくれ

おまえの国の国旗を振ろう
...
ラッキーワン
ラッキーツー
ラッキースリー
ラッキーフォー
ラッキーファイブ
ラッキーシックス
ラッキーセブン
ラッキーエイト
ラッキーナイン
ラッキーテン
ラッキーイレブン
ラ ...
言葉の森に悩み
その入り口に分け入ると
そこは精霊たちの庭だった
ぼくは言葉を失くし
心の動きがなくなってゆく

言葉を失ってしまった

もう悩むことなどは無いと願う
樹間から空に向 ...
◎アイルランドに落ちてた死体を煮出してこそいで滋養に食わせ
遠くへ出掛けに行ったきりあなたは首しか戻らない
汚濁の髄 その魂の根刈る鎌 溶いた闇かと黒すきり
睡魔正史を剥がすわ侵す なにが時か  ...
「そうか、とうちゃん、もう地球には
 ボクら以外に宇宙人はいないのかぁ」
「あぁ、そうだ
 大震災で原子力発電所が壊れた時に
 みんな帰っちまったんだ
 もう誰も、こんな危ねえ星、欲しがらね ...
あなたに辿り着いたのは秋
次のわたしは冬から始まる
寒さに耐えられたら
咲けるかもしれない
青い穴の中に白をくゆらせ、
朝と夜、晴れと雨、
春夏秋冬の色に、移ろう空

日の差すを拒まず、飛行機を拒まず、
歓声も、文句もお構いなしの態度の、
世界最大の、偉大な空洞

シャツの襟 ...
ヨラさんは小児麻痺だった
ヨラさんはよく笑った
ヨラさんはそのたび涎を机に垂らした
ヨラさんは頭が良くてクラスでいつも1番だった

僕はヨラさんを笑わせるのが好きだった
僕はヨラさんの涎を ...
右目が腫れていて
よく見えない
まぁ、そうだよなとか思いながら
薄汚れた道を歩く
遠くの方で
「ボー」と
何かの音が鳴っている

風に煽られて
火照った身体が
冷めて
また温まる ...
猿も木から落ちるかどうか
私が見た 赤い尻は 川下りの最中だった
橋の上だった
木では無かったから 解らないだなんて
想像力の 欠如

ケツをまくっても 
欠如してしまった思想は ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
優しい家秋也自由詩115/11/23 1:34
銀杏散るchihar...自由詩5*15/11/23 0:36
丸い背中   服部 剛自由詩215/11/22 23:59
自由詩215/11/22 23:58
空白の頁自由詩215/11/22 23:57
学生時代レタス短歌3*15/11/22 23:02
夢翔レモン自由詩8*15/11/22 22:53
フられました倉橋ゆい自由詩315/11/22 22:45
言葉の廃棄物天竺葵自由詩215/11/22 22:44
utsusemi草野春心自由詩215/11/22 22:17
kokage自由詩215/11/22 22:03
秋の宴レタス短歌315/11/22 22:02
ホールケーキのありかただとか あおば自由詩5*15/11/22 21:41
キンタマ王子、炎 花形新次自由詩015/11/22 20:51
HAPPY BIRTHDAYしろいろ短歌4*15/11/22 20:40
優しい世界短歌7*15/11/22 20:37
15年前レタス俳句115/11/22 20:35
遠い水音しろいろ短歌4*15/11/22 20:34
旋律レタス自由詩215/11/22 20:08
晩秋の夜に自由詩315/11/22 19:38
おまえの国をつくれ北大路京介自由詩415/11/22 19:24
ラッキーナンバー自由詩815/11/22 19:11
迷路レタス自由詩215/11/22 18:57
最悪 場合死 至 病なけま、たへ...自由詩1*15/11/22 18:53
宇宙人@とうほく.jpイオン自由詩2*15/11/22 18:13
終着秋自由詩1*15/11/22 18:08
空し、空あなろぐ時計自由詩215/11/22 18:07
ヨラさんたけし自由詩10*15/11/22 17:20
Bodyopus自由詩115/11/22 15:25
さるすべり藤鈴呼自由詩3*15/11/22 13:42

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