花びらを浴びて生け贄になります
「思春期」
疎ましく膨らんで
悩ましく弾けて
狂おしく奔って
暑苦しく押し黙って
思春期なのか
四月は変拍子
狼狽える前髪で
躊躇う指先で
彷徨う吐息で
蹌踉め ...
セックスは単なる体液の交換だと
映画のセリフを引用して
カッコつけて見せたが
ポコチンはビンビンで
先っちょはもう濡れているのを
リルは見逃さなかった
「ちょっとー、いやだー、やめてく ...
憧れてはいけないと思うし
聞く尊さゆえに忍んでる
私は私でいても良いのだなどと
思い切ることが難しくてもそれでも
夜空にオリオン座がかならずみえてそれが
不思議ではなかったそんな頃
畏 ...
すべての家の窓は閉められている。
通りには誰ひとりいない。
路地裏は灰色の匂いがする。
この世に僕一人しかいないような感覚。
家並みを抜けると開けた田園地帯になる。
僕は ...
料理の雑誌に載っている
誰にでもすぐ出来る簡単料理
時間もあまりかからない
時間をかけて出来た料理のように
見た目も味も変わらない
簡単に出来ることだけを考えて
楽しい美味しい料理 ...
オルゴールが穏やかに流れる
喫茶店の窓から外を眺めると
桜がさらさらと散っている。
春が終わろうとしている。
桜の薄いピンク色の花びらが
ひとつまたひとつと僕のいる
...
2メートルおきに眠る
肥えた兎
薄桃色の淡い毛並みは
ゆれて
ゆれて
蒼い夜
泡が浮かぶ
球体に敷きつめた
草は
安らかな時代の彫刻
銀兎はあらわれ
消える
おばけ ...
きみにもたぶん
色んなことがある
公転と自転をくり返し
わけがわからなくなる日ばかりで
砂時計を抱きしめたまま
大気圏を突破すると
今度こそ本当に笑うよ、と ...
【無口】
山高帽の男の顔は見えないが
どこにでもある石を缶詰のように
開けようとしている
男にだけにわかる匂いを閉じ込めたのは
誰なのか
日記帳の文字の旧字体が
机 ...
となりには透明色の孤独さん
遠くに並んでいた劇の数々が
間近でにわかに動き始める
近くで私を統括していた原理が
いくつもの山の彼方に拡散する
遠さの中にはいつでも近さがあった
人のためにするという行為の目的 ...
春に叫べども
春に泣けども
ジグザグな道を脇目もふらず
僕らは駆けていく
クライマックス
バラ色の未来
黄金郷
究極の悟り
ノーノー
否否
そんなものより大切で大変な何かが裸で寝そ ...
バドミントン賭博?
何を言ってんだ!
対戦してる奴等
どっちも知らねえのに
怖くて賭けられるかっつうの!
オグシオはいねえのか?
オグシオは!
えっ、そうじゃない?
バドミントン選 ...
160408
65年前のアメリカ製ラジオが
らじるらじるの代わりに
春に小雨が降る/なんて歌ッテイルよ
小生意気だね
RCAの5級スーパーは110ボルトから
100 ...
文春の影響力は海を越え
パナマ版が発売されたらしい
得意の暴露記事も
世界的なレベルになって
プーチンや習近平、メッシ
が標的にされているとか
いやはや
文春恐るべし
夜が好きで
夜に生きてる
人が寝静まった空間が
なんともいえず落ち着く
ダメな人間だとよく言われるけど
ダメでいいと思うようになった
みんな
期待にこたえたいから
泣くんだ
自分の幸せを
願ってくれる人のために
苦しむんだ
誰も私の幸せを望んでなければ
私はこんなに苦しんだりしない
何が幸せかよくわからない夜がある
泣いて凍えて
来ない誰かを待っていたころ
こんなにつらいことはないと思ったけれど
それでも
そんなに誰かを愛して幸せだったのかもしれない
空はいつみても変わらない
時が流れて色々なものが変わるけれど
空だけは変わらない
毎日空は新しいのに懐かしい
空には思い出がいっぱい
みんなが忘れても
空を見ると思い出す
笑顔の日も涙の ...
初日に 薬指 前歯の裾野は愛しく、私の毛細をいたぶっていたわって
ふりかえって 斜に構えた 真四角に切り取られた、寂しい目をしているインフレイム
「だった」「だった」「だった」旅路の瞬間みたい ...
仙台味噌に小松菜のナメコ汁
明日のは朝好物のたたきゴボウ
花筏に娘を乗せて月眺む
重い銀のライターで炎を灯した刹那
冷たい過去を浮かべて
薄笑いをした
紫煙に過ちを想い出し
真紅のドレスを纏ったマリーに
こうべを垂れて
俺はただの苦笑い
グレンリベットをも ...
花は枯れたら散るだけだ
僕は枯れたら蘇る
明日を夢見ても願いは叶わない
今を生きないと明日は来ない
僕に明日は必要ない
君に立ててしまった中指
もう戻れないのに涙が出る
浮かない顔し ...
誰をも許さない鋼鉄の精神を
保ち続けていけるのか
いまは我慢比べをしている
だが
脆弱な精神は
柔らかなパールの首飾りに溶けて
沸き立つ性欲が勃興する
生きているということはこう ...
おでんの季節は終わって
次にくるのはもり蕎麦だ
やがて素麺がやってくる
そして鴨南蕎麦の到来だ
ふうふうと鍋焼きが誘う
スーパーマンでさえ
胸にS字の全身タイツを着て
スーパーであることを
目に見える形で主張しないと
今一つ自信が持てないのに
自称詩人が自称詩人ではなく
詩人だと平気な顔でのたまうのが
死 ...
まず言う なれない と
それから ならないように
汚していると
まず ならないので 安心するように と
まず言う なれない と
それから なるように と
きれいにし ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
花びらを浴びて生け贄になります
北大路京介
俳句
1
16/4/9 12:09
発条式発泡詩 <1>
nonya
自由詩
14
16/4/9 10:23
ミッキー吉野家&ラリルレロラリ「肉体関係」
花形新次
自由詩
0
16/4/9 8:00
モノドラマ
もっぷ
自由詩
2
16/4/9 5:48
人生の選択
ヒヤシンス
自由詩
5*
16/4/9 5:43
簡単料理
夏川ゆう
自由詩
2
16/4/9 5:24
予感
ヒヤシンス
自由詩
3*
16/4/9 5:14
おやすみ
物川祐治
自由詩
2
16/4/8 23:45
白い花
もり
自由詩
2*
16/4/8 20:33
姫たちのお茶会 中
るるりら
自由詩
9*
16/4/8 10:08
孤独
河瀬由子
俳句
0
16/4/8 7:46
新任地
葉leaf
自由詩
3
16/4/8 4:19
虹色の走者たち
秋也
自由詩
0
16/4/8 2:55
バドミントン賭博問題
花形新次
自由詩
0
16/4/8 1:01
一日中雨の日にバイクが過ぎる
あおば
自由詩
2*
16/4/8 0:41
パナマ文春
花形新次
自由詩
0
16/4/8 0:16
わたし
ガト
自由詩
1*
16/4/8 0:09
答え
〃
自由詩
2*
16/4/8 0:03
体温
〃
自由詩
1*
16/4/8 0:01
アルバム
リィ
自由詩
0*
16/4/7 23:48
ゆいちゃん
04
自由詩
1
16/4/7 23:41
妻の優しさに
レタス
俳句
1
16/4/7 23:09
朝餉
〃
俳句
0
16/4/7 23:05
川面にて
〃
俳句
0
16/4/7 23:02
酒場にて
〃
自由詩
2
16/4/7 22:57
メンヘラに恋しました
独奏
自由詩
1
16/4/7 22:47
鉄人(或は願望 笑!)
レタス
自由詩
2
16/4/7 22:21
四季
〃
自由詩
0
16/4/7 21:31
スーパーマンのS
花形新次
自由詩
0
16/4/7 21:05
ぼくはうりものにならない
nemaru
自由詩
2*
16/4/7 20:31
1633
1634
1635
1636
1637
1638
1639
1640
1641
1642
1643
1644
1645
1646
1647
1648
1649
1650
1651
1652
1653
1654
1655
1656
1657
1658
1659
1660
1661
1662
1663
1664
1665
1666
1667
1668
1669
1670
1671
1672
1673
加筆訂正:
姫たちのお茶会 上
/
るるりら
[16/4/8 10:07]
********つづく**********を加筆しました。
4.81sec.