盆地は風が微弱で頻繁に空気がたまり大変だと聞くぞ
だが平地をぐるっとする山脈の壮観な岩肌にぶつかる太陽やら月やらの繊維を纏った風が
大空からどえらい風神様になって渦巻き吹きつけると聞くぞ
...
さようなら 言葉よ
いろいろあったけど
楽しかったぜ お前のせいで
いや、おれのせいか
裸でこのせかいに降り立った
お前をお前のままで
いさせるためには
風はあまりにも冷たく
地面はあ ...
梅花ははらり、ゆらめいて
乙女の黒髪染めていく
鶯は唄を奏で
陽光は大地を抱き
春は僕から奪ってゆく
心ふるわす冬の冷たさと
微笑んだ彼女を――
何年ぶりだろう
飯を炊くのは
湿った摩擦音が懐かしい
粉っぽい水の
ぬるぬるとした
妙な
温かさが
ありがたい
かつて
こうして
飯を
炊いたものだった
毎日というわけ ...
遠く
雲が広がっていた日の夜
街の夢を見た
夢の中で
亡霊のようなビル群は
薄く霞んでいた
雲の中で飽和状態になった雨が、
騒めきを連れてやって来そうな気配は、明け方、新聞配達員のバイク ...
蹴っ飛ばされれば誰だって痛いだろう
わたしだっておんなじだ!
コ-クス炉で焼きを入れた
人ならず者の心が暴れても
悲しい人達が溢れ零れようが
俺達の本質は変わらない
争いや諍いをかき集めて
シノギを上げられないのなら
ヤクザと ...
元STAPのオボハルが
つるっぱげの尼に
STAP毛母細胞を
埋め込み増殖させ
ボディコン・ワンレンに
変身させることに
世界で初めて成功した
「これで世界からハゲを
一掃出来ます!」 ...
北風が吹き荒む漁村には
荒れ果てた番屋があり
やせ細った野良猫が
廃船の置かれた船着き場をうろつき
誰も泊まることのない民宿では
年金暮らしの老夫婦が
息子の帰省を待ちわびている
...
すべての厳しさにすべてのひとのやさしさにすべてのひとのせんさいさにすべてのひとのおくびょうさに、すてきなものをありがとうと、伝えたい
すべての方にありがとうを
*****
ふるえ ...
去年の未来。2月4日。ぼくは愛と信じたものを失って、支えが外れてしまった何かのように、部屋でつまづき、倒れ、目から鼻からしょっぱい水を垂れ流して、動物のように、動物の悲鳴のように 叫び、歩こうとしては ...
2011年
幻想とイマジネーションは海にのまれていった
言葉は
誰も
救わなかった
ひたすらネットに作品を作り発表していた人は
減少し
わかりやすい言葉は
心を揺らさない事 ...
いつものようにぼんやりと通りを歩いていた私だ
休みボケしたような その 頭
私のいつのまにかパソコンの不良は復調したようだった
黄色い壁面に 夕暮れの光
休日と言えばAVばかりを 見て ...
許して下さい、社会。
もう払うお金がありません。
社会、もう虐められるのは
たくさんです。
もう慣れた、もう飽きた。
そろそろ違うことが起こってもいいのに、私の
救世主は、現れない。正直に ...
夜空から落っこちた
手作りの翼は
壊れてしまった
膝小僧を擦りむいた
もう風を遡ることは出来なくても
もう雲をつかむことはできなくても
もう衛星軌道にはのれなくても
膝小 ...
悲しいほどの平和
それでも 涙は流される
カラスの鳴き声は 相対的に風に流れて
歌になったり 罵声になったり
鉄の扉を閉ざして
こころを磨いている
金属の鏡のように 水晶の玉の ...
クソ真面目に生きている己を笑う
滑稽すぎる己を笑う
この真面目が
己を殺し
己を生かしてきた
クソの付く真面目など
神様も嫌うであろう
クソなどトイレで流して ...
ゴリゴリ ゴリゴリ 手回しの
コーヒーミルの音がして
こうばしい香りがたちこめる
なんといってもミルは手回し
電動ミルは速くて便利でも
熱で豆をいためてしまう
生豆・グリーン ...
優しさと痛みをくっつけてくれるのは
あたたかさだった
優しさと痛みだけなら傷つけるだけだった
冬の光のような
さわやかな絶望と楽しげなかなしみ
太陽と地球の距離、そのあた ...
ヒラリ
ひとつひとつの
想いは
幻のように生まれては
虹色の色あいの
花ビラとなり
刻々と
その色あいを変化させながら
宙へと
おだやかに 無数に舞っていた
(おぼろな感覚だけを
...
お餅がぷくっと膨らむ。
うぷくっと膨らむ。
お持ち!お持ち!お持ち!
小さいおじさんが駆け寄ってきた。なにか、必死に仰っている。
「どうしたの?小さいおじさん。おもちを食べたいの?熱い ...
ジンジャーエールの
薄いこがね色に光る泡を
優しく、かき混ぜ、溶けるように
わたしの過ぎた惑いを
散らしていった
冬の早朝に舞い降りる霜のビロードで
肌のヒリヒリする感触が
...
我は、影のフィクサーであるぞな
しかも、何役もこなすスーパーマンであるぞな
周囲の者共よ
我に警戒せよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ...
故郷の山々は悠然とそびえ立っていた
故郷の海は満々と黒潮をたたえていた
島民は皆その恩恵に与り
営み暮らしていた
大自然に
感謝し 怖れ 癒されていた
人も本当の実力者は
い ...
耳をすませてごらん 無意識の音がここら中にひそんでいる
そこに声を発してごらん 音と音が関係し合い 減衰し ついえていく
水面に石をぶつける 飛沫が上がり 波紋が広がる
それがアートだ だからキ ...
僕はワンカップを片手に
車窓に体寄せていた
電車の外は雨らしく
ぱたぱたと打ち付ける雫が
声なき声の模様を描き僕を飾る
ざわめきの静寂に叫びを埋めて
引きずる体の亀裂を紐で縛って
...
青い空に
浮かぶ雲は
他にやることもないから
特別にゆっくりしている
なんの充実感もない
無益な時間を消費してるだけだ
一瞬は永遠につながっている魔法
雲よ
あなたは
い ...
「どうしたの?」
「気が変わったの」
女性はこれで
万事オッケーだ
天気と女心は
変わりやすいもんだというのは
世間の一般常識になっている
しかし男は
こうはいかない
「気が変わった ...
炎上する海原が太陽を呑みつくすまでのひととき
血も涙も枯れ果てた がらんどうの蝋人形のような
キミは今鮮烈なRed 海も空も俺も同じRed
「あたたかい」ってキミがもらす
死に際の太陽は世 ...
インターネットで一人でうじうじ言っている人に殺意が沸く
本当にやばいことは現実で起こっている
現実で起こっている
私たち何歳になってもパパとママがセックスしたおかげでできた子供だという事実が ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
盆地の友人
末下りょう
自由詩
5*
17/1/10 2:14
さようなら言葉よ
もり
自由詩
8*
17/1/10 1:53
三月
中原みのり
自由詩
3
17/1/10 1:50
スポット自炊
北村 守通
自由詩
4
17/1/10 0:49
街の夢
うみこ
自由詩
4*
17/1/9 23:47
So do I
もっぷ
自由詩
3
17/1/9 23:16
破面を被れ
差羽ナガレ
自由詩
3*
17/1/9 23:14
元STAP
花形新次
自由詩
2
17/1/9 22:25
寂れた漁村
星丘涙
自由詩
10*
17/1/9 21:54
水花
水菜
自由詩
6*
17/1/9 21:11
気が狂っても望む死
塚本一期
自由詩
2*
17/1/9 20:29
漂流教室
5or6
自由詩
4*
17/1/9 20:26
夕暮れFake Plastic Treeを
番田
自由詩
2
17/1/9 19:56
布団
塚本一期
自由詩
2
17/1/9 19:53
壊れた翼で
まいこプラズ...
自由詩
7
17/1/9 19:36
病院
藤原絵理子
自由詩
3
17/1/9 18:40
クソ真面目
星丘涙
自由詩
3*
17/1/9 18:19
可否道その2
st
自由詩
3*
17/1/9 16:53
工場とららぽーと
吉岡ペペロ
自由詩
8
17/1/9 16:09
凍結(ver.2)
本田憲嵩
自由詩
4
17/1/9 13:56
お餅、お持ち?おもち
水菜
自由詩
3*
17/1/9 13:48
ポリリズム
小林螢太
自由詩
20*
17/1/9 13:25
影のフィクサー
水菜
自由詩
2
17/1/9 12:56
自然体
星丘涙
自由詩
2*
17/1/9 12:18
AGIT AGITATION
アタマナクス
自由詩
1
17/1/9 11:32
車窓
這 いずる
自由詩
7
17/1/9 9:22
猫雲
そらの珊瑚
自由詩
14*
17/1/9 8:57
女心
zenyam...
自由詩
2*
17/1/9 6:46
DEAD Red BEET
アタマナクス
自由詩
1
17/1/9 6:09
蛆
藤本ちゃお
自由詩
1
17/1/9 4:27
1453
1454
1455
1456
1457
1458
1459
1460
1461
1462
1463
1464
1465
1466
1467
1468
1469
1470
1471
1472
1473
1474
1475
1476
1477
1478
1479
1480
1481
1482
1483
1484
1485
1486
1487
1488
1489
1490
1491
1492
1493
加筆訂正:
水花
/
水菜
[17/1/9 21:32]
レイアウトと文字の変更 削る作業
影のフィクサー
/
水菜
[17/1/9 13:03]
ぞえ→ぞな へ変更
5.13sec.