不死身で居られない切人
過去を眺めている左目のジュリ-
遠ざかる恋人と手を取り合って
毒の河を渡り切れずに崩れ去る
鋼よりも強靭な躯ですら
留まる事は出来やしないなら
...
ぼくはチェスしかできない
しかし友人のルージンは数学ができた
ルージンの友人のペトロフはチェンバロを弾くことができた
みんなバッハが好きでこころの奥から愛していた。
ぼくは人と関わることが ...
古びたバス停で
僕を乗せてくれる
優しさを持つバスが来るのを
かれこれ数日は待っている
そろそろ
待ち疲れてしまいそう
もうすぐ
自分の中の最後の糸も
切れてしまいそ ...
FRONT。
笑顔を向けた瞬間、ふと見せたきみの、海
苔の付いている前歯に、堪らなく欲情して
しまい、唇と、唇を触れ合い、前歯に、舌
を這わせていた、きみと、彼女の、息の色
が変わり始め ...
お前さんは膝の上で手を重ねてはいけません
しゃがんだ時の膝がひっかけに
顎の力が強いワニから反らせるようにです
コンビニ前であいつの訃報を聞くことになって
来世で約束通りメビウスにのまれてくな ...
金色の風に吹かれ茜色に染まる烏たち
柿の豊作は歓喜の狂気と乱舞
幾つもの奇跡と落胆と絶望の混沌
宇宙の膨張と永遠と破壊の予言
百年の平和の平凡を感謝せず悲哀
我らが自我のアンバランスと不調和 ...
今の若者たちは
音楽がないと生きていけないようだ
電車の中でも
歩いている時でも
風呂に入っている時でも
寝ている時でも
音楽を聴いている
おっぱいも盛った盛らぬで精査する
あなたがいないと
この部屋の温度は少し下がる気がします
特に冬は辛いです
だから温めに来てください
お手透きの際に
出来れば今すぐ
この部屋を
暴力的な愛に突き上げられてしょっぱさでぐちゃぐちゃになる
愛してと願う度にぶたれて鍵のかかったこの部屋からもこの人からも逃げられないんだと悟る
砂利と泥っぽさで汚れた床には赤いスニーカー
ワイン ...
唇に針を刺して、
ぐるぐるとかき混ぜる。
歪んだ赤い月が、
いくつもうまれる。
その月のなかに、
あなたが映っている。
人形を抱いた幼いあなた。
小さなあなたは泣いていた。
唇をかみし ...
懐かしい星を誰と指したか
老いた母に訊くと、うんうんと不明瞭に頷いている
分からないまま過ぎていく時間が過去をぼやかしていき
だんだんと星の色が落ちていく
ひとつ星を指した幼さを忘れてか
...
「余命一年と言われました。ちょっと発見が遅かったようです」
オバサンのいつもの元気な電話声
なんであんなに元気な声が出せるんだろう
いつも自分のことよりも
介護の必要なオジサンのことを ...
病棟には喫煙所が無くて
その為には東口玄関の区切られたルームまで赴かねばならないのだった
歯の抜けた老人や
バイクで事故った族が
白々しい冬の午後に
メビウス(当時はマイ ...
選択肢はたくさんある
あり過ぎて迷うけれど
幸せの輝く道を選んで進む
選んだ道は間違えはない
たくさんの学びを得られる
光に照らされた道
元気が湧いて
どんどん前向きになる
...
雪は白いから尊いのよ
透明だったら見えないでしょう
ほかの色だったら世俗を纏うでしょう
おままごとあそびです。
ゆみは、ちいさな手でジャッキーとクーピーのお弁当を作ります。
(幾枚もの薄衣を重ねて
血色の良い足が足首側を上にして
歩いている
生白い足の裏は足指や土踏まず ...
あなたたちが愛し合ってた時
わたし「renntann」ってマシンに打ち込んでいました
検索するといろいろね
優しいひと残酷なひと親切なひと丁寧なひと
あなたたちが愛し合ってた時
わたしア ...
ビル
群れ、
忘れながら白く残る影、
あなたの話は
死ぬとか生きるとか
ちっとも美しくないの
だから素敵
日々は洗浄
蝶のかたちに
群れ、
ひと
だれかの
背骨のよこに ...
「もう長くはない」
透き通るような頭頂部を見たとき
心にさざ波がたった
あなたとの時間は
いつまでも続く
疑いもなく
過ごして来たのは
ただ私が幼かったから
終わりのな ...
息を止めて
走ってみる
あらん限りの力を込めて
肩を大きく揺らして
歩幅を大きく広げて
これ以上は出せないほどのスピードを出してみる
スローモーションにして見て欲しい
この努力の体現化を ...
聖地へ巡礼
精子の循環
投げやりなまでの生死の受け渡し
ヒトという最小単位が群れを作り
最大公約数的な仮面をつけ街を闊歩する
あの渡り鳥の群れはどこへ行くのだろうか
私があの日投げた紙 ...
壁一枚向こう側の
瞬きの広がる藍色の世界は
どこかでその姿を現し
誰かの心に語りかけているだろう
この壁は天高く分厚い
砕こうにもこの両手は届かない
...
土の人と書いて土人
コンクリートジャングルに生きる
現代人から見て
こんなに素敵な人達って
他にいるかしら
土人、土人、土人、土人
なんてエコロジー
なんてオーガニック
...
「足はもっと高くあげて」
「まだやれるよ。今度のも一発で決めて。」
「手の動きにキレがなくなってる。リズムに合わせて。そこで回し蹴り。足を変えて踵落とし。駄目駄目。全然遅れてるよ。」
橋本さ ...
すっかり寒くなってきた、土曜の早朝
僕はいつもの様に
四階にあるベランダで煙草を燻らす
景色はいつも通りのようで
いつもとは違うように見えた
特に、空が違う
だから、空が好きだ
一度 ...
「消えやがれ」って
言われた言葉を反芻してると
いっそ
消えてしまいたくなる
いやいやそれでは敵の
思うつぼ
「消えるもんか」って、
頑張るものだよ普通って
言い聞かせてみるけど
そ ...
気付きは、思考を削り鋭くしてくれる
取捨選択の作業の助けと成り
それがルーティンとなれば
日々は豊かなものと成る
そして
日々の連なりの最終地点である死をも
豊かなものとしてくれるであろう ...
金木犀車の窓を明けさせる
オマンチョベロンチョ
オマンチョベロンチョ
粘膜と粘膜の出合い
オマンチョベロンチョ
体液と体液の格闘
オマンチョベロンチョ
貴女の一番大好きな
オマンチョベロン ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
シャネルNo.19
差羽ナガレ
自由詩
0
16/10/29 18:27
ゴルドベルク変奏曲
fujisa...
自由詩
0
16/10/29 17:50
バス待ちの青年
葉月 祐
自由詩
3*
16/10/29 16:58
BACK/FRONT
5or6
自由詩
1*
16/10/29 16:34
何かしようと思って一日が終わった
黙考する『叫...
自由詩
1
16/10/29 15:51
赤子の産声の墓碑銘
星丘涙
自由詩
2*
16/10/29 15:38
音楽世代
zenyam...
自由詩
0
16/10/29 12:15
盛土問題
六九郎
川柳
0
16/10/29 11:43
来る冬
向日葵
自由詩
2
16/10/29 10:13
ワイン
不思議な色の...
自由詩
3
16/10/29 10:04
かざぐるま
あおい満月
自由詩
7
16/10/29 9:22
星を指した日
這 いずる
自由詩
4
16/10/29 8:42
余命
zenyam...
自由詩
0
16/10/29 8:10
病棟
TAT
自由詩
0
16/10/29 6:55
幸せの道
夏川ゆう
自由詩
0
16/10/29 5:41
東京 #1
もっぷ
自由詩
1
16/10/29 3:34
薄衣
水菜
自由詩
2
16/10/29 3:22
ビーフステーキ
もっぷ
自由詩
1
16/10/29 1:31
洗浄
はるな
自由詩
3
16/10/29 0:46
限りなく透明に近いハゲ
花形新次
自由詩
1
16/10/29 0:33
堕ちて行く
坂本瞳子
自由詩
2*
16/10/29 0:31
ミゼラブル
倉科 然
自由詩
1
16/10/28 23:32
曇り空の向こう側、星は瞬きをやめず
葉月 祐
自由詩
3*
16/10/28 23:23
土人
花形新次
自由詩
0
16/10/28 23:22
Miz 23
深水遊脚
散文(批評...
1*
16/10/28 23:14
霜月の空
小林螢太
自由詩
3*
16/10/28 22:56
「消えやがれ」って思われてるんだなっていう思いをずっと転がし ...
Lucy
自由詩
11*
16/10/28 22:46
シンプル
小川麻由美
自由詩
0*
16/10/28 22:22
金木犀
六九郎
川柳
0
16/10/28 22:20
愛している
花形新次
自由詩
0
16/10/28 22:18
1453
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3.67sec.