剽窃したい人はそこに居て、夏のセロリをしっぽから齧っている。水は生温い 
 が金魚鉢の赤い魚たちは夢を追わずきょうも元気だ。猫は背を丸めしっぽりと
  寝ている。 
 猫を抱き ...
今は23時37分やろ。
この現実を概念にスライドさせたら、
今は任意の21時17分や。
ここで間違ったらいかんのは
決して今は16時12分ではないということや。
こういったデリケートな込み入 ...
友人

ポプラ

淡雪
{引用=
いずれ途切れてしまうようなことからは、

直視、をこばんでいる、埃っぽい部屋のなかで、

ガレキのように積みあげられてゆく、粗末なボトルシップ、

木製の机のうえの、白いコーヒ ...
平然の感情を取り戻す道程は
岩盤の鋭角の上を歩く途方も無い日常
果てに向かう鳥の群れは本能のままに羽ばたき
生物学的な運命に従う他
有力な解決策はないことを自覚する

目の前にある獲物を無 ...
あばただらけの頬に敷くレール
よろこび工場が煙を吹く

うつむく産後のマトリョーシカ
凹凸のないギアが散らす火花
むずむず

胸が

むずむず

傷ついているのか

もやもやしているのか

イライラしているのか

むずむず

胸が

むずむず


ただまあはっきりしていること ...
何が起きても
見てみぬふりをする土地に
しっぺ返しが 訪れる気がする


何も無く
誰も知らない器の内に
ひとつの鈴が 降りる気がする


手のひらの傷に
...
中途半端に宙に浮く機械が
何度も何度も夢に出てくる
膝の高さくらいにしか
到くことのない不安定な円柱


追手から逃れ
火事から離れ
大学構内を飛び回り
だがある ...
零した涙
ほころんだ笑みが
私をつくった

超えた
山や谷
全ての試練が
私をつくった

受けた愛
憐れみ
恵みが
私をつくった

今 
私はどんな
形をしている?
...
「明日はとっておきのを作るから、ちゃんと全部食べてね」





やってきました ついにきました
俺とお前にとって初めての2.14
甘くほろ苦いチョコをこの俺に
...
もう義理チョコさえも
なくなって久しい
今年は
ワイフチョコもない
忘れていたらしい
ないとなると
むしょうに
チョコを食いたくなる
振り返ってみると
両手に抱えるぐらい
チョコを ...
何億年かの時を経て
進化 風化 浸食した

生命と
大地達

吹き荒れる風に
荒れ狂う波に

曲げられ
削られ
順応してきた

アダムとイブの
反逆以来
積み重ねられた
...
つらいの?
私はワタシに聞いてみた

つらい
ワタシは答えた

そっか、ふて寝した?
私は続けた

あまり眠れない
ワタシが言った

眠ったときは、いないよね?
私は問うた
...
ハロウィンに圧され気味なのを
危惧したお菓子業界は
好きな人がいる方角を向いて
チョコバナナを
舐めたり咥えたりすれば恋が叶うといった
恵方巻の要素を取り入れることで
巻き返しを狙っている ...
ガチョウは
野生の雁が飼い慣らされた
いわば、イノシシに対する
ブタみたいなもんらしいが
「この白ガチョウが!」とか
「この雌ガチョウが!」とか言っても
みんなピンとこないガチョウ、もとい ...
明けないはずの
夜が明けて
僕はまたしても
僕の一人を
夜の向こうへ
置き去りにしてきた

明けなかった夜は
もはや異次元
永久に交じわらない
平行線の世界

明けない ...
幸せの街、幸せの国
グロスナショナルハッピネス
GNHが世界一
何が幸せの基準なのか
GDPは156番目
民主主義には程遠い
民族衣装の着用義務
何をするにも許可がいる
それでもみんな ...
打ち上げられた六百頭のクジラにナイフを刺した
どうしようもなく大きなかたまり
どうしようもなく身を投げた人の命が溶け込んでいるから
潮の匂いは生の匂いがする

冷えた肉体をプランクトンが分解 ...
「何のために」

という問いが

常に追いかけてくる
「明日から」「明後日から」と先延ばし今すぐやろうとしない長男

真夜中に激しい雨で目が覚める梅雨はまだまだ衰え知らず

雨上がり静寂だけがそこにある賑やかな夏引き寄せている

花の雨降らせ ...
酷薄

美麗

教科書
赤茶けたカーテンを捲って覗く
窓のむこうの電柱
電球の切れかかった外灯が
ぱちぱちと青白く点滅しているのを
ひとり、ぼんやりと眺めている
机のうえの白いコーヒーカップの底には
固まったまま ...
ぼくはあのときに逝く

過去のあのときに

あなたが轢かれるそこに

ぼくはあなたを護りに逝く


あなたがいなくなる世界と

いまもあなたがいる世界は

あの日生じたパラレ ...
海のない丘に暮らす森人
草花や木の葉に語りかければそれだけで幸せだった。

海はときに荒れ狂い
山は木霊が嘘をつく

誰かの言動に傷つき失望する。
もう誰も信用はできない。

親 ...
上から降りてくる
愛も
喜びも
平安も

躰ごと受け止めて
満ち足りている

迷いも
憂いもない

穏やかに
ただ穏やかに
微笑み寛ぐ

朽ちてゆく肉体に
宿る御霊に感 ...
ある日の地球にわたしは生まれ
ある日の神様は言う「ぷふい!」
ある日の朝はあざやかに咲き
ある日の夜はよろよろよろめく
ある日の空にわたしは笑い
ある日の風に不器用に泣く
ある日の本は知識 ...
  

凍てついた川面を蹴って舞い上がる
氷点下の風
丈高い建造物の隙間を吹き抜け

厳しく雪を吹き下ろしていた雲が
ため息ついて
気まぐれのように座を譲る
冬だけが見せる裸身の蒼穹 ...
薄氷の上を
危うくも繊細な
ステップ踏み
僕は進む
いつ崩壊しても
後悔だけはしないように
慎重に大胆に僕は進む

世界は獰猛な場所
人と人が争い喰い合い
天返に隠れ胡坐かく支配者 ...
いま
手のひらがたのボトルの手首あたりまで
黄昏がせまっている

背中に受ける波を愛しながら決める
もう捨てよう
ここも あそこも あの本も
本物の海を見たり聞いたりしたこともあった ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
剽窃 白島真自由詩21*17/2/15 9:08
カップ麺次代作吾自由詩217/2/15 0:50
平成29年2月15日(水)みじんこ自由詩017/2/15 0:32
ボトルシップ(short ver.2)本田憲嵩自由詩3*17/2/14 23:43
本能鷲田自由詩217/2/14 23:05
公式有無谷六次元自由詩017/2/14 22:44
むずむず吉岡ペペロ自由詩117/2/14 22:21
ノート(齋)木立 悟自由詩317/2/14 22:00
ノート(機械)自由詩017/2/14 21:58
私というかたち星丘涙自由詩4*17/2/14 21:47
Cutie Dull少年(しょー...自由詩117/2/14 21:43
バレンタインデーの独り言zenyam...自由詩1*17/2/14 21:34
原罪星丘涙自由詩2*17/2/14 21:17
どうしたの末松 努自由詩417/2/14 21:07
性バレンタインデー花形新次自由詩117/2/14 20:24
家禽自由詩117/2/14 20:08
夜の背後シホ.N自由詩1217/2/14 17:15
標高2600メートルのティエンブー……とある蛙自由詩2*17/2/14 16:04
浅瀬のクジラ青の群れ自由詩717/2/14 15:58
問いzenyam...自由詩017/2/14 14:59
自然体夏川ゆう短歌117/2/14 5:24
平成29年2月14日(火)みじんこ自由詩017/2/14 2:43
ボトルシップ(short ver.)本田憲嵩自由詩117/2/14 2:01
あのときに逝く吉岡ペペロ自由詩317/2/14 1:04
無題「森」ツノル自由詩1*17/2/13 23:32
天から来る星丘涙自由詩2*17/2/13 21:51
aruhinoやまうちあつ...自由詩117/2/13 21:16
二月の空にLucy自由詩15*17/2/13 21:02
珠玉の道具ひだかたけし自由詩717/2/13 20:06
黄昏はるな自由詩117/2/13 19:29

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加筆訂正:
二月の空に/Lucy[17/2/13 21:23]
タイトル修正しました
4.39sec.