白い線の上を歩いてみる
この線がどこまで続いているのか分からないけれど
腕を拡げずに
ふらつくことなく
あまり下を見ず
できるだけまっすぐに歩く
一歩くらい踏み外したからと言って
何事も ...
髪の毛でふざけるのに飽きたら
諦観をもってこちらにおいで
シャンソンはもう進化することはない
ただただ伝統のなかで呟いているだけだ
アンティークな森の向こうで遠雷が聞こえる ...
誰も名前を呼んでくれないから
自分のこと
さっちゃんて呼ぶように
自称詩人は
自分のこと
詩人って呼ぶんだよ
うわっ、チョーさぶっ!
チョーーーーーーーさぶっ!!
ホントに ...
夕暮の路 小石を蹴り
空に小言。
きれいじゃない
靴を見て歩く。
前はみない。
どこからか聞こえる
各々の箱型から かほる灯と火。
夕げの支度
カチャカチャ、ジャー ...
二年前にこども医療センターで行われた
ダウン症をもつ書家・金澤翔子さんとお母さんが
講演する写真が、廊下に貼られていた
(写真の隅には、ダウン症児の
息子を肩車する僕と、隣の椅子に座る妻)
...
「
喜びは、去らないよ。
喜びは、君の中にある。
僕たちの15分間は、永遠だ。
砂の中に埋もれたサメのように、
埋もれ埋もれて、そして愛される。
許された存在。
深刻なほど、 ...
「私」はクリーニングされた折り目正しいまっしろなシャツ
「わたし」は金色に輝く産毛のように柔らかで
「ぼく」は遠足の前のワクワク、ワクワク
「僕」は雪舟が書く水墨画で
「おれ」は少年の日焼けし ...
これは架空の国
Abekobe Landのお話
Abekobe Landの王様は
反対意見が大嫌い
メディアにおふれを出しました
「『中立・公平』な報道をするように」
自分が信 ...
から だった
前進しようと思えば未だできたが
から だった
寝ても覚めても
あんまりカラカラと鳴るばかりで
もう嫌気がさしちまった
(なのに夢の空はまた
淡い淡い紅に染まり
何 ...
乾いた滴の跡が幾つも
木板の上につづいている
溝の流れから逃れた子蜘蛛が
葉に残る滴を見つめている
遅れてばかりの日時計に
忘れた夢がよみがえる
水彩の音
水彩の ...
妻は歩道を歩いている
妻はお茶を飲んでいる
妻はポスターを見ている
妻は児童公園で休んでいる
巨大な虫がいる
全長3メーターもあるようなカマドウマだ
ふすま挟んで居間にいる
触角をと ...
明日の朝ウキウキな夏希望者はここにズバッと並んでください
踊りを踊るには
こうするんだよ
といって
知らない男が窓から入ってくる
ひょろ長い腕が床にまで垂れ下がって
体がやけに白くすべっこい
黒い薄衣のようなものを羽織っていて
その下はまったく ...
面倒みいい面倒くささの
掛け合い
こんとんとんと
とことんとんと
精液は爪やすりと同じ
骨になったばかりの薫りには 面倒は居無くなり
冷えた灰からは ...
今日はダメというか
今日もダメというか
実のところ最近は
もうずっとダメダメで
救いようのないバカタレで
分からんちんの
アホンダラで
本当にどうしようもなくって
それでも生きていかな ...
出会い
それは突然
若者の
ありのままを知りたくて
入った店に
たまたまキンタマ
あなたがいただけ
ただそれだけのこと
「後ろから前川、どうぞ」
そう言われたかった・・・ ...
天使
検事
たいやき
My boy
大事な薬をスプーンで入れようとするのに
真一文字に口を結ぶ君は、頑固者だ
My boy
頑固に生きるってことは
自ずと苦労を背負うってことだ
頑固であるってことは
...
弱いのに
強いふりして、生きるから
しんみり…歩く
夜の散歩道
誰もいない公園で
のっぽの電灯に照らされて
ブランコに揺られる
独りの影
大人になった心の中にいる
小さな子供 ...
春みそか初めて電話で聴く姉はデジャヴのような懐かしい声
姉ひとり妹ひとりの生活を東京のなかで思い描く夜
両国の回向院まで手を繋ぐ姉と妹みずいろの初夏
港町夕焼け市場の小母 ...
想像のピントを合わせたい
白鳥のような美しいものへ思慕を寄せて
栗のようなとげとげしい厳しさへの愛情を思って
ぶれたイメージでは生きている甲斐もないから
失われていくものを保存したい
分かれ ...
風邪を引いた時
キコキコと 缶切りの音がして
ぷるんとした 大きな
桃が出て来た
なんて言うお話は
きっと ホームドラマの見過ぎで
実際問題 そんなトキには
味わう余裕も 無 ...
僕は見たんだ
きみは
そんなのはいないって
否定するけれど
横須賀の海に
照らされて
瑠璃色に輝く
ブタを見たんだ
「ジョンウォン!」って呼び掛けたら
ブタは僕の方を ...
子供の遊ぶ声
木々の梢にとまった名の知れぬ小鳥のささやき
どんな辞書でも計れないほんのすこしだけの幸福
一本の木はそんな幸福を見つめてただ沈黙している
鳥の中に鳥がいて、犬の中に犬がいる
そ ...
黄昏に錆びた空
淋しくて泣けてくる
心細くて泣けてくる
あのメロデー
聞こえるたびに
こころ震えて泣けてくる
ひとりですか
ひとは独りですか
上手く誤魔化し生きても
最期は
独りで ...
甘味は旨味であり
糖はいつだって甘く
舌に感知させ
甘味を脳に伝える
多幸感
人は甘味を欲し
人は甘味に執着する
甘味は人を縛るほどに依存させる
欲望は無限で際限がないと安易に ...
羽化したばかりの蝶の様に
危うい躰かかえてさ迷う
まるで思春期の少年のように
ひび割れた心かばいながら
全てに反応し傷つく
満月の夜を待って
花から花へと舞い飛ぶ蝶 ...
アイスクリーム
一本あるだけで
日々の暮らしが変わってくる
小鳥たちの早口な囀りに
花と花とが重なり合って
楽しげに揺れている
陽光はやさしく遮られ
差し出すてのひらに
さやさやと白い気が降りてくる
ときめきを ...
視線の先、ふたつのほくろ
気づきじゃなくて確認だった
並んで歩くリズムが少しずつずれていく
もうたぶん知っているでしょ
黒い地面に丸い染みが広がりはじめて
柔らかい肉に食い込むスーパーの ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
白線の向こう側
坂本瞳子
自由詩
0
17/6/3 0:51
ぼくはこのさきも花を育てることなどないだろう
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
17/6/3 0:36
曰く付き
花形新次
自由詩
1
17/6/3 0:27
虹のあっち
水戸 うしん
自由詩
3*
17/6/2 23:04
息子の見舞い
服部 剛
自由詩
1
17/6/2 23:01
会話の後で
由比良 倖
自由詩
4
17/6/2 22:16
140文字詩(@jitensya612)
zitens...
自由詩
1
17/6/2 18:38
Abekobe Land
眠り羊
自由詩
2
17/6/2 16:50
からがら
ひだかたけし
自由詩
10*
17/6/2 14:08
双つの色
木立 悟
自由詩
5
17/6/2 9:26
妻の夫
渡辺八畳@祝...
自由詩
3
17/6/2 2:55
明朝
水城歩
短歌
1
17/6/2 2:52
踊りを踊るには
春日線香
自由詩
3
17/6/2 2:46
面倒の匂い
つきのいし.
自由詩
2
17/6/2 1:39
だって、だってさ
坂本瞳子
自由詩
1*
17/6/2 1:16
後ろから前川
花形新次
自由詩
1
17/6/2 0:27
平成29年6月2日(金)
みじんこ
自由詩
1
17/6/2 0:04
一匙の薬
服部 剛
自由詩
1
17/6/1 23:59
夜のブランコ
〃
自由詩
2
17/6/1 23:55
「しずくいろの初夏」 一〇首
もっぷ
短歌
2
17/6/1 22:49
想像のピント
杉原詠二(黒...
自由詩
3*
17/6/1 22:30
色褪せぬ本気をください
藤鈴呼
自由詩
2*
17/6/1 21:29
美しいブタ
花形新次
自由詩
2
17/6/1 20:43
140文字詩(jitensha612)
zitens...
自由詩
1
17/6/1 19:07
ひとは独りですか
星丘涙
自由詩
4*
17/6/1 18:16
ブラックアップル
秋也
自由詩
1*
17/6/1 17:48
狂気の蝶々
星丘涙
自由詩
1*
17/6/1 15:31
大好物
zenyam...
自由詩
1
17/6/1 15:12
てのひら
祥希いつみ
自由詩
2*
17/6/1 13:38
左側、右頬
青の群れ
自由詩
4
17/6/1 12:51
1448
1449
1450
1451
1452
1453
1454
1455
1456
1457
1458
1459
1460
1461
1462
1463
1464
1465
1466
1467
1468
1469
1470
1471
1472
1473
1474
1475
1476
1477
1478
1479
1480
1481
1482
1483
1484
1485
1486
1487
1488
加筆訂正:
スティグマティクス
/
ただのみきや
[17/6/2 19:59]
何文字か消しました。
6.51sec.