実も心も引き締まるような
しばれる風が 空気を切り裂く

雲が割れる理由は
大抵そんなことろだ

皆が転寝したくなる陽気に
瞳を見開いて

ヒラ 平 片と繋がる花びらと
雛と惑 ...
暖かな湯気が立ち上る南瓜と小豆の煮付け。
薄く切った胡瓜の上に鰹節をのせたら
慣れた手つきで父がぽん酢をかける。

こんなものしか出せなくてごめんね。と
母はみそ汁をよそい
今焼けたばかり ...
庭でとれた夏蜜柑
刃元で厚い皮に線を引く
ふくいく

薄皮はぐと
黄王がぎっしり

時間の結晶をたべる

からだに飾れなくても
どこにでもきれいな宝石がある

スーパーの帰り
...
{ルビ他=ひと}の平凡をうらやんではいけないからいっそ私は石っころ 視機能B:軽度異常 1回前B

診察A:異常なし 1回前A 所見なし

胸部X線A:異常なし 1回前A 所見なし

体格指数A:異常なし 1回前A

聴力A:異常なし 1回前A

...


ニジマス

シンドローム
「音のない声」


ただ近くにいたくて
姿を追いかけたのかもしれない
幻の意味ってしってる?
そう突然きかれて
ぼくにはこたえられなかった
こたえがないことに、心を求めて ...
       
凍るような闇に
おおわれている
もう先が見えなくなっている
わたしは手さぐりで
広い歩道にでるが
そこには夜はない

誰もいない路上
灰色の靴音を
ききながら歩 ...
世の中から
自称詩人がいなくなるように
毎日祈っています

自称詩人が
自称詩を投稿する度に
こいつ、地獄に堕ちねえかなと
切に願っています

自称詩人は生きながらにして
既に地獄 ...
ありうべき嘘だと思う創作を巡る血潮にこころ赤裸々 天使が生まれた日

私は知らないフリをする

天使が生まれた日

あなたは柔らかな詞を囁く

そそくさと向かう天使の住処。
温かいココロのスープを作るよ

手慣れたもんなのです。 ...
生まれ持ったもの 遺伝だろうか
あるいは環境 日陰育ちなのか

わたしの扱い方が悪かったのか
つい荒々しく掴み 力任せに――

その瑞々しさとは裏腹 なんという辛口!
泣いているのは わ ...
みあげればくもってる
けっとばす小石なし
花水木は手折られ枯れた
こんちくしょーの六月七日。
かなしいとひとが告げたとき、突然かなしみはしょくもつの形になって、ガリガリと噛み砕いてしまえる。しょくもつを食べるのには限度があり、胃がすくまでは口内にモゴモゴととどまっている。

はきだす。
...
暑い日は
暑さを楽しむ
寒い日は
寒さを楽しむ
そんな人生を送れたらなあ!
二つに分かれた道の
内側を 歩いている

外側は 危険だ
あちら側は 強い者の通る場所だ
そう 教えられた

子供よりは 大人
女性よりは 男性
道幅が どんなに狭くっても
弱 ...
なんにしても
人のため
世のために
やっている人は
偉い人だ

なんにしても
ただ自分のためだけに
やっている人は
偉くないやつだ
俺もその一人だけど
先生
助けてください
スマホから
一瞬も
目が離せなくなりました!!
古い写真のおじさんは
口をへの字に曲げて
堂々と背筋を伸ばす。

綺麗に整えた軍服の襟元は
これから死に行く運命でさえも
「私の誇りだ。」と
言っているかのようだ。

行ってらっしゃ ...
輝き

寂しさ

本堂
翼もがれて堕ちてゆく
なだらかに弧を描きながら
緩やかな速度で
痛みを覚えるために
気を失うことはなく
流血も軽やかに
飛沫を放つこともなく
身を捩ることも捻ることもできず
嗚咽さえ上 ...
疲れたけれど
明日も歩こう
疲れちゃったけど
云わないで歩こう
神さま疲れた
神さまだけには
疲れちゃったよ
天と地と
自分だけ知って
明日も歩こう
自分を最優先してほしいのに

そうではないとあなたは振舞うから

それならどうなるか教えてやるって

それはいけずで怖いけど

普通と近い距離にある

僻地で営む夏の夢

あな ...
心の深層に潜む本当の顔は見えない
抑え込んで心の底に沈めて蓋を閉めた
葬り去った思いは蘇えることはないのか
私は幾つもの仮面を被り演じている
私でない私を
偽った私を
偽りの人生を歩んでい ...
恐れている
それは確かなことだ
分析はできる
誰にでも理解できるであろう
委縮するのは
あたりまえだ
あれだけの傷を受けたのだから
抑圧された心で
空を飛ぶことはできない
吐き出せば ...
おぼつかない
てのひらでうけとった
灰色の雲間からの
太陽球のささやかな光筋に
もうすでに摩耗しきった熱の残滓
会話と歩幅に
かたつむりの速度を馴染ませた
潤いの傘の季節
かつての興隆 ...
寝床は
闇の螺旋をえがき
赤い瞳に底を映す

白昼の日常に忍びよる
気づかれない
巧妙に仕組まれた罠

不可視での攻防は
繰り広げられる




からまって
ゆるりと
...
サンゴ礁の様な幸せを探して居たら
脱衣場で急に扉が飛んで来て
指を負傷してしまう
猛烈な扉に
右手の人差し指が
痒みまで作る

サンゴ礁の様な倖せを探して居たら
洗面所の電気を急に消さ ...
貝がらが君の右の手から放たれて、しなだれた花びら一輪を左の手から掬った。泣いてしまう前に話そう。潮の満ち引きのこと、涙の渇く早さのこと、月の光の明るさと甘さのこと、君との足あとのこと、私の ... もしも涙が雨だったなら

「涙なんか流すな!」と怒る人の
なんと愚かしいことか

シトシト
ポツポツ
ザーザー

もしも涙が雨だったなら
現在過去のつらいことは
それを作る雨雲だ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
春の覚醒藤鈴呼自由詩2*17/6/8 9:12
ただいま梓ゆい自由詩417/6/8 8:54
なつみかんとおとな田中修子自由詩10*17/6/8 2:00
≡☆もっぷ自由詩117/6/8 0:53
受診番号041893哉果自由詩017/6/8 0:46
平成29年6月8日(木)みじんこ自由詩017/6/8 0:23
音のない声戌丸 ぜの自由詩317/6/7 22:46
距離前田ふむふむ自由詩13*17/6/7 22:38
自称詩人が酷い目に遭うのが楽しい花形新次自由詩117/6/7 22:13
『うそ』もっぷ短歌1*17/6/7 21:20
赤い風船水戸 うしん自由詩3*17/6/7 18:28
白いふくらはぎただのみきや自由詩7*17/6/7 18:26
心太もっぷ自由詩117/6/7 17:31
きずとしょくもつ。木築自由詩117/6/7 16:59
日々好日zenyam...自由詩017/6/7 11:24
冬のジュゴン藤鈴呼自由詩2*17/6/7 10:15
偉い人zenyam...自由詩017/6/7 7:38
スマホ依存症自由詩017/6/7 6:55
そこにある日常梓ゆい自由詩217/6/7 5:54
平成29年6月7日(水)みじんこ自由詩117/6/7 5:01
晴天のそれ坂本瞳子自由詩2*17/6/7 0:59
もっぷ自由詩717/6/6 23:05
から騒ぎ短角牛自由詩317/6/6 22:49
叫び星丘涙自由詩3*17/6/6 22:16
昇華自由詩2*17/6/6 21:42
ニュートラル本田憲嵩自由詩417/6/6 21:37
星丘涙自由詩2*17/6/6 20:53
右手の人差し指間村長自由詩317/6/6 19:42
もう君の声も聞こえないほどかんな自由詩4*17/6/6 18:43
もしも涙が雨だったなら巴(ともえ)自由詩317/6/6 17:10

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加筆訂正:
風紋/田中修子[17/6/8 2:27]
だいぶ。
4.15sec.