波打ち際を歩いては
地獄と極楽を彷徨い
明日の定めを占った
胃を失ったからなのか
精神の病からなのか
私にはよく解らない
こんな私に明日というものがあるのなら
未來という扉は開き
私を ...
黒が悪で
白が善と言うのは
西洋文明に毒された
差別主義者の物言いだ

ホワイト企業って方が
何か胡散臭いぞって
感じるぐらいでないと
世の中から人種差別はなくならないぜ

「電通 ...
かなしいさびしいでは
最大公約数としてしか判らない
と言われたって
余裕あるわけないじゃない
さらにポエジーも忘れずになんて
がんばったけど
リサイクルショップから着払いで戻ってきて
咄 ...
集合時刻五分前に行ったら

「遅い!」と言って

怒られた
大事なのは

観光よりも

トイレ休憩です
床に一ぴき蜘蛛がいる。
あれはこないだ殺した仔だ、
滴るような銀色のナイフで
老婆のようにひらめくちり紙で
その八本の脚は散り散りになり
身に詰まった哀愁
ぞくりとするほどの哀愁は
くし ...
雨上がりに
名前も知らない花が
芯まで濡れながら
凛と咲いていた


雨の匂いは
濡れた土や
草花の匂いを
際立たせている



木々は細かい秋雨を
その全 ...
題名を知らないシャンソンが鼓膜から記憶へと
空気を振るわせ、時間と空間を潰して流れる
後になって知る、このフレーズは本来なく
この旋律は架空であると。

記憶の断片が忘却の窪みで発酵する
...
裸の男が消えたあと
庭の片隅に不思議な植物が生えてきた
ひとつひとつの葉がのっぺりと丸く
それが重なって層をなし
傍目には一個の大きな球体のように見える
つやのない葉は太陽の光を反射せず
...
物凄い数の巨大な光球だ!
凍結した天空から突出し
黄色く、青白く、白く白く
凝視している凝視している
雪原に独り立ち尽くすこの俺を
生きてひたすら凝視しているんだ

深く彫り込まれた眼窩 ...
 こういう真新しいチェーン店のカフェにはほとんど立ち寄らないのだが、入ったのには理由があった。
 ここには、今どきのカフェには珍しく喫煙室があるから煙草が吸える。
 慣れないカウンターでコーヒーを ...
ひとり
空を見上げているのは
雑踏の中私だけだったから
やっぱり
一人ぼっちなんだと思ったのよ

それはBBQをしている河川敷の人たちを
一人橋の上から見つめている
ようなそんなもの
...
あ、と指をさされている
振り返ってもなんにも無くて
張り紙がちらと目を掠めたようだ
手は届かないから 張られたまま諦めた

どうやらこうやら
そんな目で見られているらしい
重なっていく紙 ...
物憂げな予感に満ちて
黄昏時に立ち止まってじっと
夕日を見ている人がいた
空が暗色に沈んでいく
目に丸い陽の跡が残って
月の横に暗色の太陽が浮かんだ

空に色を付けるのなら
赤しかない ...
会いたいあなたがいる
きょういる
いまいる
けれど
会えないあなたがいる
きょういる
いまいる
きょうのいまのこの風の吹く夢のなかに
花のなかの
蜘蛛の影を吸い
水の螺子を巻く指が
静かに空をまさぐっている


まだらな闇
居るはずのない家族との約束
ところどころ見えない階段
現われては消える粉 ...
 
昔、{ルビ通=かよ}っていた中学校の屋上に
天体観測の丸いドームがあった


天体望遠鏡を覗き込むと
こころの暗がりがみえた


こころはどの星だろうと
それから何十年も探 ...
つらい

大切な言葉なんだろう
滅多にゆっちゃいけないんだろう
切り札なんだろう
切符と言えるのかも 愛よ
また遠ざかったらしい
また薄めてしまったらしい
それでもほかに なかったです ...
ナンデーナンデーが増殖する頭をかかえ
森の中をさまよっておりますとパトカーの
音が谷あいに響いて山に反響して 谷の
町々のどこに パトカーがいるようだか
さっぱり分からないの 心の中はそんなか ...
一冊の恋愛小説読み切った部屋を満たしたアンハッピーエンド

曖昧な季節を過ごす人々は汗をかいたり寒くなかったり

白い月浮かぶ青空海のよう飛ぶ飛行機が小舟に見えた

逢いたいと願えば必然的 ...
意味もなく
手探りで歩いてゆく
情ない
情ない
こんなことしかできないぼくは
とぼとぼと歩いてゆく

言葉が百枚の枯れ葉になっても
この身が化石になっても

崩れない何かがある
...
嗚呼 月が逃げた夜に
刻まれし運命を 憂いて
微熱帯びてる少女
癒えることなきメロディ 口ずさむ

群青の 空の下
散らばる鼓動が目覚める
新しい 瞳は今 何を捉えてる

躍り狂った ...
例えばいま一仕事終えた、としよう
君は自由であると同時に自由ではない
たしかに無重力空間には重力の束縛はない
しかしそこでどれほど自在に動き回れるか想像してみよ
あるいは流れる川を見ているつも ...
懸命に生きなければならない
そう理解してはいる
だが体がついていかない
心が追いついていかない

それを疲れたというのだ
そう理解している

ただわからない
どうしたら良いのか

...
自分探しの旅に出て
帰って来たのか
帰って来てないのか
さっぱり分からない奴が
この間BSの番組に出ていたが
黒のレザージャケットにひげ面が
ジョージ・マイケルを彷彿とさせた

自分探 ...
君の指先は、瞳のようにひらかれた触覚をしている
私の顔など、誰よりもよく捉えていて
鼻筋は好きだが唇は嫌いと、批評も手厳しい。

ある日、乾き荒れた私の背中を撫でて
「頑張ってきたね」と、ふ ...
西から夜(よ)が来て ざわめく森
乞食たちは騒いで 気狂いは遠吠え
丘の教会で鳴った時計の音
緑に木霊してゆっくりと消えてく

どれだけ 生きれば

狂いそうなもどかしい 呼び声は
昨 ...
どうか許してほしい
私には言葉しか
あなたに贈るものがない

言葉は無力だから
あなたにふるさとを返してやれない
金色の楽器も見つけてやれない

ただ伝えることができるだけ
「おはよ ...
喋ったり書いたりしていた僕らは、どんな言葉だって使えた。
こんな言葉だってそんな言葉だって使えた。

「うれしい」「またね!」「ごめんね…」「さよなら。」

いろんな言葉を使えた。彼女の言葉 ...
暗示を拾いに
街に出る
見えない関係性を
確かめる

あらゆるものの
在りようは
偶然的必然か
必然的偶然か

不本意ながら
隠れた欲求は
すべてが繋がっているように
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
生まれ出るものへレタス自由詩416/11/8 21:35
ブラック企業花形新次自由詩216/11/8 21:31
御団子四姉妹もっぷ自由詩416/11/8 19:51
時間を守れないシルバーたちzenyam...自由詩116/11/8 19:50
シルバー旅行自由詩116/11/8 19:47
蜘蛛梅宮迷子自由詩116/11/8 18:59
『咲いていた』葉月 祐自由詩4*16/11/8 18:48
誤解の猿酒青木怜二自由詩216/11/8 18:03
おのころ草春日線香自由詩216/11/8 17:53
覚醒夢〇天空眼ひだかたけし自由詩416/11/8 16:31
ドトールにて高林 光自由詩316/11/8 16:09
上から見てる這 いずる自由詩216/11/8 14:19
張り紙自由詩116/11/8 14:17
空は二十キロの渋滞自由詩516/11/8 14:13
いまいるもっぷ自由詩216/11/8 10:21
午後と秘名木立 悟自由詩616/11/8 9:21
天体とこころ Ⅲ白島真自由詩21*16/11/8 8:57
いまも泣いてるものもっぷ自由詩316/11/8 8:24
りぼんるるりら自由詩17*16/11/8 8:23
必然夏川ゆう短歌216/11/8 5:16
日輪レタス自由詩316/11/8 4:01
強くなる者たちよ颯太@自由詩1*16/11/8 1:48
定位の問題Dolly_...自由詩016/11/8 0:53
ある夜文字綴り屋 ...自由詩016/11/7 22:52
ヒデ花形新次自由詩016/11/7 22:30
瞳のように触れる、君へ。青木怜二自由詩316/11/7 22:07
【歌詞】アシッドブルー八雲みつる自由詩116/11/7 20:41
ことばあそびやまうちあつ...自由詩5*16/11/7 19:05
水宮うみ自由詩1*16/11/7 17:28
生まれたての詩シホ.N自由詩516/11/7 17:11

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加筆訂正:
天体とこころ Ⅲ/白島真[16/11/8 18:29]
ルビ
砂の中の海/るるりら[16/11/8 10:28]
×あったとしら ◎あったとしたら
天体とこころ Ⅲ/白島真[16/11/8 9:09]
3聯、私をわたしに
口癖についての不思議/りゅうのあくび[16/11/7 21:28]
推敲
/水宮うみ[16/11/7 18:26]
いっぱい修正してすみません!
3.68sec.