山上でバルボアが咆哮する
風と共にやって来る
ウェンディーを迎えるために
登山して来たのだ
見下ろせばダムが
水を満々とたたえ
香りを放つ竜が潜む
これから三千世界へ
行こうとするバル ...
背中を押してくれる人が居なくて
公園のブランコに置いて行かれた
こんな時は世界が止まれば
早く身長を伸ばして欲しいと
留守番電話に吹き込んでやろう
ぶるぶるぶる
スマホが震える
通知バーには何も無い
あれ、と思い
通知バーをスワイプしてみる
やっぱり何も無い
メールもねぇ
LINEもねぇ
夫婦仲が冷え切ってるから仕方がねぇ
それ ...
猫でも
星の王子様でもないから
突然 行方不明になったり
ふらりと舞い戻ったり

渡り鳥に話をつけて
よその天体までひとっ飛び
旅してみたりもできないし

自ら死期を悟る事も
でき ...
 本日は晴天です
 雲ひとつない快晴です
 快いほど憎らしい青空です

 本日は晴天です
 空は飛んでゆくところでしょうか
 空は堕ちてゆくところでしょう

 本日は晴天です
 清々 ...
児童、制御装置は茶道しなかった
その代わりにユメ、爆発装置が痴爆し、
乱れた声帯は絞められた着物を
逆再生にチギリ、
バラマイタ、、

アクる日の夕方、
まだ煮え切らない泡は
美しい器 ...
となりでこんこんとねむっている君は
いま、夢の旅のどこらにいて
どんな風景を見ているのだろうか

空を飛んでいるのかな
くらい深い海に潜っている?
なにしろきみは獣だから
草原を走ってい ...
華麗な美しさで コーヒーをつつみこむ
ボーンチャイナの銘陶たち

マグ ノーマル デミタスと
姿をかえて寄り添う
コーヒーのパートナーは

ウェッジウッドとロイヤルアルバートの
可否道 ...
なめると息がすこし透き通るのが夏なら冬はなんなのだろう。きみの肌、しろくて少し怖かった。わたしたちのセックスは不定形、終わることをわかっていながら望むことは、わかってて驚くドッキリみたい。ねえ起きて。 ... 敗れた人に会った
敗れた選挙区で会った
敗れたときとおんなじ
白髪と皺だった
考えなしで原宿
スーパー帰りにアイオワ州
女子大生と研修生それぞれ
グラス傾けた(研修生は夫とね)
やっぱ ...
寒波が孤独と手をくんで
夜と星がふるえる


色おちした布団のなか
小さなぬいぐるみのようにつつまれながら
大きなぬいぐるみにつつまれて
ねむる
小さなぬいぐるみをつつみこむように
...
暗いトンネルを歩いている
はるか彼方に光が見える
這いつくばって前に進む
出口に向かい肘をつけ膝を擦りむき前に進む

何時トンネルに入り込んだのか分からない
気が付いたら真っ暗な世界を歩ん ...
滑らかな肌に温かい指先
抱擁して温もりを感じあう

白い月が震えている

水が形を変えてゆくように
貴女の身も心もすり抜け
透明な感覚と喜びをえぐる

白い月が漂い揺れる

白い ...
しろい風がふく

ふくふくとしたてのなかで
やわらかに睡蓮のはながまどろう

ひたひたとあしがすいめんをとらえて

やわしく飛翔す

すいめんとおくのそのさかい

あたしはそこに ...
酩酊をしている

ふりつもるゆきのはな

わたくしがどんなにほれようと
あなたはふりむいてはくれぬでしょう

あかいゆびさきひたした澄んだ湯のおくに

こごえたなみだがひとつぶひかり ...
蝶番の語源は、蝶の番

蝶番から、蝶がひらひらと生まれ落ちる

消えた戸の先
そこには、日本庭園が広がり

お池や、筑山、庭石に
水の流れを
滝を模し、
石を組立て
四季折々を表 ...
ぶなしめじ
響きが好きだ
声に出して
脳内で囁いて
ノートに書き殴って
タイピングして
予測変換して
ぶなしめじを愛でる

ぶなしめじ
キモ可愛いよ
ぶなしめじ。
最低限あればいいよ
衣食住があればいい
アソコを隠せて
餓死しない程度に食べて
雨風を凌げれば
それで
愛だの恋だの
望むべからず
今ある生を謳歌しようぜ
先を見たって、そこにあるも ...
勿体ぶった言い方をしているが
要は尿管結石なのである

正確には
大きめの石が
内臓(ここでは尿管)にあって
死ぬほど痛いので
助けて下さい

という意味だ
はじめにそれは夕闇のようであった
遠い地平の彼方に佇み
私を見つめ
幽かに微笑むようでさえあった

夕闇はじわじわと
私を取り囲み
驚くほどの速さで
にじりよってきて

気がつくと ...
雨の音耳に残って消えなくて梅雨を表す天気図を見る

六月の湿気塗れの空間に精神的に何だか重い

失恋後に見る大雨は物悲しい梅雨明け空前を向かせる

夏の日々日陰を見つけ一休み出逢いと別れ繰 ...
二回目のいぶすき菜の花マラソンだ
坂道の多いマラソンだ
当日は朝三時に起きて
雨の中を車で会場へ向かった
六時頃に着いてまず腹ごしらえをした
その後受付をすませ車の中で待機した
雨が強くな ...
   
 生きたまま花の化石になりたい
 という少女がいて
 街は、霞のようにかすかに
 かそけく 輝いているのだった

 ちちははの眠るやわらかな記憶の棺たち
 少女は母似の瞼をとじた ...
僕は
あなたの瞳に映る
自分を確かめたくて
今日も目と目を合わせる
言葉ではなく行動でもなく
あなたの瞳に映る
自分を確かめたくて
今日も目を合わせる
言葉ではなく行動でもなく
あな ...
私は
私は
一人の男の子に笑ってもらうためだけにこうしているの

悪いものを食べてしまったね えへへ……
えへへへへへへ……





ここはとても寒いよ
エヴァンゲリオンがゴミに塗れて
広い島に不時着すると
打算の奉仕が群がって
夕暮に鐘が鳴る
朝は朝でイラノサウルスが暴れ出す
結局二度寝してしまった
背が高いので拉致されてしまう(私)
...
盆地は風が微弱で頻繁に空気がたまり大変だと聞くぞ

だが平地をぐるっとする山脈の壮観な岩肌にぶつかる太陽やら月やらの繊維を纏った風が
大空からどえらい風神様になって渦巻き吹きつけると聞くぞ
...
さようなら 言葉よ
いろいろあったけど
楽しかったぜ お前のせいで
いや、おれのせいか
裸でこのせかいに降り立った
お前をお前のままで
いさせるためには
風はあまりにも冷たく
地面はあ ...
 梅花ははらり、ゆらめいて
 乙女の黒髪染めていく
 鶯は唄を奏で
 陽光は大地を抱き
 春は僕から奪ってゆく
 心ふるわす冬の冷たさと
 微笑んだ彼女を――
何年ぶりだろう
飯を炊くのは

湿った摩擦音が懐かしい
粉っぽい水の
ぬるぬるとした
妙な
温かさが
ありがたい

かつて
こうして
飯を
炊いたものだった
毎日というわけ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
三千世界(三千大千世界)間村長自由詩217/1/11 17:47
神様ミナト 螢自由詩117/1/11 17:00
謎バイブたいら自由詩317/1/11 14:32
薔薇の傍に (サン・テグジュペリ氏に敬意を表して)Lucy自由詩17*17/1/11 14:02
本日、晴天なり中原みのり自由詩417/1/11 12:59
添う憑依、微々たる湯炎の中で。狩心自由詩217/1/11 10:37
あまい雨田中修子自由詩5*17/1/11 8:10
可否道その3st自由詩3*17/1/11 5:18
にゃーんぱら初谷むい短歌717/1/11 1:48
鳥越&ヒラリー「敗れても好きな人」花形新次自由詩117/1/10 23:54
ぬいぐるみ本田憲嵩自由詩517/1/10 23:50
トンネルを抜けると天国だった星丘涙自由詩5*17/1/10 22:41
白い月自由詩5*17/1/10 22:33
水菜自由詩2*17/1/10 22:26
酩酊自由詩1*17/1/10 22:18
てふつがひ(蝶番)自由詩217/1/10 22:09
ぶなしめじたいら自由詩117/1/10 21:22
ミニマム自由詩217/1/10 21:18
大石内臓助花形新次自由詩217/1/10 19:01
喪失Lucy自由詩8*17/1/10 11:38
出逢いと別れ夏川ゆう短歌017/1/10 11:21
マラソン大会zenyam...自由詩217/1/10 10:53
花の化石白島真自由詩28*17/1/10 8:54
愛のまなざしzenyam...自由詩317/1/10 7:32
あなたへ、の藤本ちゃお自由詩017/1/10 5:21
プオーンも拉致されるのだろうか間村長自由詩4*17/1/10 3:09
盆地の友人末下りょう自由詩5*17/1/10 2:14
さようなら言葉よもり自由詩8*17/1/10 1:53
三月中原みのり自由詩317/1/10 1:50
スポット自炊北村 守通自由詩417/1/10 0:49

Home 戻る 最新へ 次へ
1449 1450 1451 1452 1453 1454 1455 1456 1457 1458 1459 1460 1461 1462 1463 1464 1465 1466 1467 1468 1469 1470 1471 1472 1473 1474 1475 1476 1477 1478 1479 1480 1481 1482 1483 1484 1485 1486 1487 1488 1489 
加筆訂正:
奥さんあなたが嫌いです/ただのみきや[17/1/10 20:24]
「動き」を「所作」に変えました。
6.34sec.