飲み込んだ言葉が
胸にわだかまりの
どろりとした沼を作る
沼の中で
人に見捨てられ大きくなった亀が
悠々と泳いでいる
よく見ると
子どもを食ってふくれた金魚の尾が
ひらりひらり
...
おにぎり
かもめ
宍道湖
父、母からの生に自立して
もう己自身がひとつの風土だ
と書いた北の国の詩人がいた
東京育ちのわたしにとって
風土とはどのような意味をもつのだろう
解体され ...
遠くに向かって泣く時は、
空は静寂の中に沈んでいる。
ひんやりとした夜の風が吹く。
私の感情はその風に吹かれて彼方に飛んで消えゆく。
12時の暗闇を回る頃、
諦めの遠吠えが響いている。
...
稀勢の里の本名が
萩原だということを
知っている人は意外と少ない
ショーケンは萩原だが
ショーケンと萩原は何の関係もないことを
知っている人は意外と少ない
ノルディック複合の双子が ...
やっと夜が訪れた
昼日中の肉の激痛修まって
静けさに 魂漂う 夜の深み
はっきりと
感じるのだ、自らの
奥底に未だ燃え盛る
生きる意志を魂を
やっと夜が訪れた
昼日中の肉の激痛 ...
通学時に一緒になる度
話しかける切っ掛けをくれる
君の携帯音楽プレーヤーに
感謝しながら今日もまた
肩先をつついてから聞く
聴きたい気分であろうと
無かろうと私は必ず
イヤホ ...
君が踊れば
ほらもう舞台までもが羽搏きはじめて
宙へ舞いあがってしまうのだ
君の身体から
君の狂おしさがあちこちに飛び火して
つぎつぎ燃えあがってしまうのだ
ほら星々までもが
その位置を ...
○どんな手術でも
最悪というものは
ある
ワイフに眼で
「今までありがとう!」
と言った
○入院前は
美人の看護師が
いいなあ!と思っていたが
入院すると
やっぱりやさしい看護 ...
湯の地に
美しい姫が居て
ゴミを捨てる
美しい姫は
腹を貸して
磯野カツオに会いに行く
じわじわと不治の病に犯されて
じわじわと
笑いがこみ上げる姫の名前は
ナンシーだった
コマを ...
解離体になりたい物はこちらへこいと
それだけしか指導を受けていませんので
役割が違うわたくしは
いつまでも放っておかれている
白いテントを思い浮かべるの
その中に入っていく
わたくした ...
青空の下
部屋の照明を全部つけて
新人女看護師の前で
先輩女看護師が
いきなり僕のマツタケを
左手でぎゅうと握りしめて
「まず尿口のところから消毒します」と言って
右手で尿口をさっと拭い ...
道路のど真ん中に靴をかたっぽ落として行ったのだぁれ
さっきの自転車から落ちた傘はだれがひろうのかなぁ
あなたがすてた空き缶はだれかの畑に転がりおちた
ねぇ君が
蹴っ飛ばした小石 ...
命
たけのこ
鼓
桜のように咲いて桜のように散った
そう言いたいのか
生きてさえいれば何度でも桜は咲くのに
敗けても焼けても国は残り桜は咲くのに
桜花よ
秘匿のために付けられたというその名
...
ありふれた新月も満月も
見上げることもなく家路に急ぐ僕ら
ただいま
とは言うものの
おかえりとは言うものの
すぐにテレビやモニタの光に飲み込まれ
て
朝の目玉焼き
月みたいだね ...
目を閉じると
宇宙と宇宙が対消滅してる
星々が呑み込まれてく
おもちゃをのせた
絨毯を畳むみたいに
カルナ基地から
通信レーザーを送る
はやくそこから逃げて
7 ...
目醒めたとき
夢は夢になる
目醒めなければ
夢は夢でない
夢と目醒めの
あいだはなに
生きてるからこそ
死を憂える
死によってはじめて
生は完全になる
生と死との
...
水滴が笑う
ちいさな
脚はがたを来たし
腰もひん曲がり
青い想いまでも涸れはてた
卒寿を迎えたおひとりさま
なにをささえにい ...
人間頭で考えたことは
あまりあてにならない
実際に体験しないと
わからない
痛い!と言われても
どのくらい痛い!かは
実際体験しないと
わからない
特に初めてのことは
そうである
...
入院すると
病気と戦っている
歴戦の勇士が
たくさんいらっしゃる
初年兵の僕は
ビビることばかりだ
今日は人生初の手術だ
心臓の手術だ
後は自分の体と医者を信じて
任すだけだ
今朝 ...
それぞれの詩人にはそれぞれの言葉の個人史がある。詩の中で用いる言葉は、かつてどこかで自分が書いた別の詩の中でも固有の位置を占めていたものである。例えば「水」という言葉をかつて別の作品で用いたとする。 ...
*
初めての旅をした
魅力に富んだ表紙のついた 本の
扉を開けるように
それは 始まったわけではなかった
足を引き摺り ひと気のない
トンネルを歩くように
それは まだ終わらない ...
幽鬼
落花流水
鋏
VXガスを製造し
異母兄を殺害するまでの
苦難の道程を
中島みゆきの歌と
田口トモロヲのナレーションでお送りする
感動の物語
プロジェクトVX~朝鮮者達~
今週は「キムジョンウォン、最後 ...
あなたの傘は
少し小さく
私は少し
はみ出してしまう
私は誰かの
傘を求める
心地よい
雨音を聞く
あなたの傘は
同じ角度で
いつでも
そこに咲いている
私は ...
足首が凍りつくほどの寒さを堪えて
桜の花びらを踏み付け
横殴りの雨の中を
傘を握りしめて前へ進む
灰色の空は遠く
希望を掻き消し
さらに冷たい風が吹き荒ぶ
嗚咽を押し殺して
目 ...
ほんとうか
疑うことは
確かめるための第一歩
だった
しかし
うたのおにいさんは
うたのおねえさんの
秘密を守ろうと
画面からも
現実からも
その姿を
全自動システムで
消 ...
花びら
ユーカリ
酒
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
みどりの沼にひそむ
田中修子
自由詩
13*
17/4/14 0:53
平成29年4月14日(金)
みじんこ
自由詩
0
17/4/14 0:49
風土
白島真
自由詩
12*
17/4/14 0:27
間違え
鷲田
自由詩
1
17/4/13 23:49
稀勢の里
花形新次
自由詩
1
17/4/13 22:04
佇む魂
ひだかたけし
自由詩
6+*
17/4/13 21:53
イヤホン
しょだまさし
自由詩
2*
17/4/13 20:40
舞踏連鎖
塔野夏子
自由詩
2*
17/4/13 20:07
入院独り言集6
zenyam...
自由詩
2*
17/4/13 16:06
姫の名前はナンシー
間村長
自由詩
6
17/4/13 14:48
サイケな夢を見せてくれ
這 いずる
自由詩
2
17/4/13 13:27
尿管
zenyam...
自由詩
1+*
17/4/13 11:19
道路事情
朧月
自由詩
1
17/4/13 11:00
平成29年4月13日(木)
みじんこ
自由詩
1
17/4/13 0:30
桜花
ただのみきや
自由詩
9*
17/4/12 21:24
見えない満月
AB(なかほ...
自由詩
2
17/4/12 20:40
starry eyes girl
mizuno...
自由詩
2
17/4/12 19:47
間のまま
シホ.N
自由詩
4
17/4/12 17:08
水田
水菜
自由詩
2
17/4/12 12:48
卒寿を過ぎて
信天翁
自由詩
1
17/4/12 11:35
体験
zenyam...
自由詩
2*
17/4/12 6:34
歴戦の勇士
〃
自由詩
1
17/4/12 6:28
言葉の個人史
葉leaf
散文(批評...
5
17/4/12 5:22
さりげないソネット#2
ハァモニィベ...
自由詩
4*
17/4/12 2:45
平成29年4月12日(水)
みじんこ
自由詩
1
17/4/12 0:34
プロジェクトVX~朝鮮者達~
花形新次
自由詩
2
17/4/11 22:41
驟雨
uminek...
自由詩
15*
17/4/11 22:04
いと寒き春の夜に
坂本瞳子
自由詩
5*
17/4/11 19:08
誰もいない
末松 努
自由詩
2*
17/4/11 18:02
平成29年4月11日(火)
みじんこ
自由詩
0
17/4/11 17:03
1450
1451
1452
1453
1454
1455
1456
1457
1458
1459
1460
1461
1462
1463
1464
1465
1466
1467
1468
1469
1470
1471
1472
1473
1474
1475
1476
1477
1478
1479
1480
1481
1482
1483
1484
1485
1486
1487
1488
1489
1490
加筆訂正:
見えない満月
/
AB(なかほど)
[17/4/13 18:10]
また、誤字が、、
3.6sec.