何時だって 穴の先は 暗いから
抜けた瞬間に 広がるのは
青い空だと 決めていた

白い 浪の花ばかりが 目下の課題
ふわふわ 浮いて居て くれたなら

カモメか ウミネコか
迷う ...
海のきらめき風に乗り山に運ばれ

やわらかな反射

こすれた緑は血の薫り

五月の薫り光そのもの

真珠を目で追う

鼻にまとわりつくのは光そのもの


坂本龍一いがいしっく ...
ふと眠くなるのを
春のせいにする

怠惰な気持ちで溢れ
意欲という言葉すら忘れ

のんべんだらりと
日がな一日を過ごすというか

半分寝ているような心持ちで
過ぎゆく時間を眺める
...
雨の幕間に耳目を伏して
乾いた水脈を手繰るように


生命の中核へ
堅い樹皮を穿つように
かつて滾り迸ったもの
跡形もなく
洞に ただ
ぬるく饐えた匂い


記憶――暗愚な夜
...
やることない
金ない
友達いない
彼氏いない
彼女いない
仕事ない
才能ない

ないないづくしの
自称詩人にあるものと言えば
ズバリ時間だけだが
その時間をクソ自称詩のために
...
 
 
ネパールのおばさんと話していると
初夏の風が吹いて
自ずとら抜き言葉になる

門扉のところで自転車にまたがっている男に
日本語ではない大声でおばさんは話しかけ
それがネパールの ...
遠くで春雷鳴っている
遠い遠い国からの
流出する熱、光

此処は既に
隙間だらけのあばら家だ

板張りの破れ目から
熱の光の炸裂する
俺は戦慄錯乱、
混沌渦!混沌渦!
呑まれのた ...
○ここの病院に入院する
と車の免許証がないワイフに話したら
ここ、交通が不便なのよね
だった

○入院してわかったことがある
絶対こうなければいけない、ということは
そんなにないんだとい ...
そらの匂いが
あじさいの花に
かぞえきれないかげを穿つとき、
虹の残り香が めをさます。

こどもじみた言いわけみたいに
するり、と
きえてしまった
あるはずだったものたち。

( ...
ワイフは
僕が何か言うと
すぐ怒る、と言う
僕は怒っているつもりはないけれど
すぐ怒る、と言う
怒ってない!
怒ってる!
怒ってない!
怒ってる!
僕はこれからは
英語で話すことに ...
長いブランコって
苦手な人にとっては 

罰ゲーム以外の
何者でも ないですよね

横に揺れるバンジーさながらのブランコは
三半規管が可笑しくなって しまいそう

たまに運転中  ...
水城

やませ

泊まってる部屋から市ヶ谷のアンテナが見える

金正恩か、北朝鮮か

地震もミサイルも

格差も人工知能も幸福も

こんなとき音楽は

小説も、詩にしても

泊まってる部屋には路 ...
とても薄っぺらいものを見ている気がする
夢の国に居るみたいだ
どこに居ても夢の国なのか
ひどく薄っぺらい
ないめん深海のポールにぶら下がって
千代田線直通
れいてんかえさるは
まいしくるのまいしくる
点景はばつぐん
かかるGで呼吸するいきものたちよ
幸あれ
夕暮れ時の薄いブルーたちよ
腸の ...
優しいピアノの旋律が響く中
目の前で崩れていく世界
このアンバランスが充満して
飲み込んでいく刹那を
救う手立てはなにもなく
立ち向かうための武器もなく
精神だけが抗うことを求め
背中に ...
あなたはわたしのなかにいる

あなたの肌にはその日になると
青や緑の痣が浮かぶのだと
教えてくれた

うごかない左腕で
必死に笑ってた
じっと見つめるとちからのぬけた顔になった
それ ...
11の


黒い王子の

フルハウス









11と2の






オールドジャック
雨が降って、山に降り注ぎ、
川になって、栄養を海に届ける
のを、道路やら護岸が邪魔をしている
海では海藻が減って、磯焼けが増えて、
生き物が知らない間に減っている

漁師さんは知ってるのか ...
友人の結婚式で
ドリカムを熱唱する
新婦の友人代表がいた
確かに驚くほど歌は上手かった
しかし、新郎新婦そっちのけで
歌い上げるその姿は
許されるなら
ウェディングケーキに
顔を突っ込 ...
桜舞う

色男には

香る夢

涼しい視線

包む春風
病院への送り迎え
手術のアドバイス
手術の立ち会い
見舞いなど
いろいろな人にお世話になった
人の有り難さをつくづく感じた初手術だった
地元の寺の住職が
病院への送り迎えをしましょうか
...
空虚な柩に捧げた花は

赤く染まる頬に似たり

焼けた道は歩かねどと

滴る指先白い糸を掴む

赤く滲み貴方のもとへ
前略 いくちゃん お元気ですか?
さて、いくちゃん 突然のオープンメールでごめんないさい。
あなたは、いまでも私にとって秋田の素晴らしい女流詩人のひとりですが。メールアドレスなどをなくしてしまいま ...
寒い冬だから
おしくらまんじゅうをして
楽しんだ

外を舞う 雪の代わりに
笑顔 沢山 舞い踊り

迷っている 暇なんて
まるでない くらいに

服と服が 触れ合うと
摩擦力 ...
新しく出来た総合公園は老若男女楽しめる場所

夏の花思いつくのは向日葵で色濃い夏を象徴してる

暑くても「外に出たい」と子供たち川遊びより山登り好き

蝉の声聞きたいと思う昼下がり病室にい ...
まあ、ひとつの法則を
抜け出すとして
歪ませる
他のやり方を知らないから

猫背のあいつに誘われて
脳味噌渡してみたけれど
刈り取るように
刃を入れて

残った大地に
種を埋めよ ...
科学

大臣

熨斗
僕の絶望は語り尽くされたもの
誰彼構わず乱射する
穴兄弟になっちゃったでも
取るに足らんなそんな事象
お前は二丁目でモテるからって言われて
早速面接合格
じゃあ行こうか?予約してあるから
...
あなたはちっともうたわなくなった
かわりにわたしはピアノをひくよ
それにあなたは笑わなくなった
かわりにわたしはテレビをつけた
あなたはぜんぜん眠らなくなって
かわりにわたしがみる夢 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
水際のマーメイド藤鈴呼自由詩017/4/20 12:39
五月の薫り吉岡ペペロ自由詩117/4/20 0:20
春微睡む坂本瞳子自由詩0*17/4/20 0:09
ガラパゴスの雨ただのみきや自由詩6*17/4/19 22:22
時間だけがある、無駄な時間だけが花形新次自由詩117/4/19 22:20
ネパールの親戚たもつ自由詩417/4/19 21:58
春雷(改訂)ひだかたけし自由詩2*17/4/19 17:03
入院独り言集7zenyam...自由詩017/4/19 15:21
そらの匂い草野大悟2自由詩517/4/19 11:08
怒るzenyam...自由詩017/4/19 7:51
きゅい~ん藤鈴呼自由詩017/4/19 5:32
平成29年4月19日(水)みじんこ自由詩017/4/19 3:18
市ヶ谷にて吉岡ペペロ自由詩017/4/19 2:13
とても薄っぺらい水菜自由詩017/4/19 1:52
底辺はるすかいむ次代作吾自由詩117/4/19 0:43
混沌の始まり坂本瞳子自由詩017/4/19 0:28
おかあさんの音田中修子自由詩8*17/4/18 23:40
OLd jackTAT短歌017/4/18 22:19
欠けた空、忘れた海相田 九龍自由詩117/4/18 21:49
自分に酔いしれる花形新次自由詩117/4/18 20:12
桜道勇姫短歌017/4/18 17:08
初手術zenyam...自由詩117/4/18 17:03
白い糸勇姫自由詩017/4/18 17:00
いくちゃんも はたはたパイ 食べろ るるりら自由詩6*17/4/18 14:27
擦れ違った空気の分だけ藤鈴呼自由詩1*17/4/18 9:50
病室夏川ゆう短歌017/4/18 5:17
猫鍋鯖缶自由詩117/4/18 2:38
平成29年4月18日(火)みじんこ自由詩017/4/18 0:43
明日はライブ、どんな歌を歌えばいいかわからないまきしむ自由詩017/4/17 23:57
はるな自由詩317/4/17 22:52

Home 戻る 最新へ 次へ
1445 1446 1447 1448 1449 1450 1451 1452 1453 1454 1455 1456 1457 1458 1459 1460 1461 1462 1463 1464 1465 1466 1467 1468 1469 1470 1471 1472 1473 1474 1475 1476 1477 1478 1479 1480 1481 1482 1483 1484 1485 
加筆訂正:
ガラパゴスの雨/ただのみきや[17/4/20 6:23]
最後の二行少し変更しました。
おかあさんの音/田中修子[17/4/19 15:26]
少し訂正しました。
3.4sec.