飛魚が跳ねた
決して飛んではいないが
それを目で追う切っ先
閃光と刹那
汗を振り切った海面
四ミリメートル違った心
真空をまた飛魚が跳ねる
飛ぶことはないはずが
生きてこそ
その三六 ...
心を失った訳ではなくて
ただ悲しいフリをしたかっただけ
温もりを失った訳ではなくて
ただ眠っていたかっただけ
ちょっと疲れたときの言い訳が
あんまり大きいせいで
優しさが痛くなって ...
浮かんだのは たてがみ色の雲
何処に と 聞かれれば 迷う事なく空と応える
けれど 否 ここは海 そういう表現だってあると
教えてくれた 一房のたてがみ色をした髪を持つ少女
一年目は全 ...
繰り返される日々の中で
身も心もすり減ってゆく
紫陽花が咲く坂道を駆け下りる
雨色の風が頬を撫でる
ここまで生きてきた
どこまで行くのか
わからぬまま
歩く
蛍火はなつかしく揺 ...
ガリクソンは
メジャーでも活躍した
元巨人の投手で
糖尿病を克服したことで知られる
糖尿病で苦しんだアスリートと言えば
横綱隆の里やアントニオ猪木もそうだ
身体が資本の人達が
食 ...
東の空が金色に染まっている
バイパスは渋滞していなかった
感じのよい人と話した
仕事は首尾よく片付いた
昼の定食は美味しかった
久方ぶりにメールが届いた
休暇は上手く取れそうだった
過払 ...
静けさという音が
降ってきて
{引用=それは
大人に盛られた
眠り薬}
影という影が
今という現実の
いたづらな写し絵になる
いつまでも暮れてゆかない夜があった
小さな公 ...
町明かりで星がみえない
町明かりで星がみえない
真夜中ハッとして目が覚める
そういう暗闇もあるのだ
そういう暗闇もあるのだ
半身が
痺れるほどの
あやまち ...
ばあちゃんよ
あなたの息子であり
わたしの叔父の命を
どこかに連れ去って言ったオートバイに
わたしが好きで乗っていると思わないで
「昭和ヒトケタ生まれの女は嫉妬深い」
あなたはいつ ...
気持のいい青嵐、目を閉じる。
湿度がいない隙に
溢れたしょっぱい水を絞りだした、
要らない物は捨てて
新たな柔らかい風を入れよう
ひけらかしたいの大好きな人の
宝もの
...
愛は見えないもの
見えないから
ふと不安になる
見えないから
騙される
欲望は見えるが
愛は見えない
必要は見えるが
愛は見えない
憎しみは見えるが
愛は見えない
愛は見えないが ...
人の悪口は
言葉の矢だ!!
人の心を傷つけるものだ
思うのはしょうがないが
わざわざ口に出して言わないことだ
発しられた矢は
ブーメランのように
自分の方へ向かってくる
真夏が似合いそうなシースルー
英字新聞のような洒落っ気も忘れず
透明感に包まれた肌
演出するのは若い監督
そこ もうちょっと 寄せて上げて
何時だって実物は黴嫌いだ
より美しく ...
*
どぼんと
水面のまぶた
開いて
揺れる呼吸の
ただいま と おかえり
夜
喪失の臭い
幼子の瞳に隠れんぼする
木製の掌はうつつ
...
私は今、最初の一行を考えている。
詩を書こうとしているのだ。最近、詩が書けないのでそろそろ書きたい。
いつも詩が書けるときは、良い一行を思いついた時だ。
詩を書けるような、良い一行はいずれ見 ...
夕日が地平に没しても
なお 街々の西の空が
かすかに明るみをおびている
足を止めて
やや赤みがかった
仄白いものを
見ていると
無性に泣きたくなっ ...
「くわいえっと ていくおふ」
手の届く角度の間に開いた対称線の。
空を見ながらゆっくりとおちていくはずのモーションで。
私は空間に静止したまま、円 ...
3本に見える親父のしわも
近づいて見ると
土星の環のように
たくさん見えてくるのだろう
でも近づき難い威厳がある
物忘れが多くなったけど
柔らかくなっていく眼差しで
威厳を保 ...
乳白色
鼻濁音
富士山
あー
頭のフタがとれちゃった
花に話しかけようとしなかったから
ぽろっと落ちちゃった
コップにも話しかけておけばよかった
水入ります
であるとか
靴下でも
ネジでも
スズメでも
...
昔から奇跡は実在していて
いまも目の前に当たり前のように続いている
だからここにいると
奇跡は懐かしい顔をして在る
私は慌てて感じとる
それを真剣白刃でかき集める
...
今日は映画を見た
題材はニューヨークに住む
ビジネスマンである男の ある 物語
しかし彼は純粋な恋愛に対しては不能な男だった
そしてメディアをはじめとした性風俗などの悦楽にはまり
...
暴露事務次官が
見栄晴顔だと気付いた人は
見栄晴の競馬予想TVでの司会が
思いの外まともで上手いことを
知っている
ところで
獣医学部を作ることが
ミサイル撃ち込むことや
教育関係 ...
かわいそうな方を選ぶなんて
悪趣味だからやめて
映画も本もどうでもよくて
春はアスパラガスがおいしいと言って
そんなことでかんたんに幸せになって
あたらしい恋にはさっさと飽きて
いつの間に ...
休みの日の朝
ガスコンロとトイレを掃除することにしている
付着した汚れが気になる
私は一言多いから
言わなければよかったと
何度も思うのに
沈黙に耐えられず
また余計なことを言う
...
花も御団子もそして
忘れてはいけない それは
あなた
三択なんてできない
もしも川で溺れていたら
わたし 全部を
熊になって銜える
言葉でも
抱擁でも 違わなかった
はず
薔薇に囲まれた
木製のベンチでも
暖炉の前の 刺繍の施された
英国製のクッションでも
違いはなかった
はず
禁断の欲情を交わすには ...
動かない水の上に
架かる小さな橋に
枯葉が一枚一枚
落ちる
たびに
思い
出してしまいそうになる
地図の上に屹立する白い
直線 とか
影
だけが見えた猫の
鳴き声 とか
煤 ...
Jと別れてあたらしい生活が始まっていたのだけれど、車の世界の帰りだというJがこの家へたずねてきた。
ただあたらしい生活と言っても、螺旋階段を一周して、すこし昔に帰っただけのような気がする。奇妙な ...
夕ぐれのさんぽなんだかさみしくてえのころぐさを掴んで離す
夕ぐれのさんぽなんだかおかしくてスキップ三度だけしてみてる
夕ぐれのさんぽ マンゴーの香る手 懺悔「ひとりで食べてしまった」
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
残心
えこ
自由詩
1
17/6/12 22:35
Lack of sleep
〃
自由詩
1
17/6/12 22:24
5年ライオン
藤鈴呼
自由詩
1*
17/6/12 21:23
紫陽花の坂
星丘涙
自由詩
11*
17/6/12 18:44
ガリガリガリクソン考
花形新次
自由詩
1
17/6/12 18:01
比較的良い一日
やまうちあつ...
自由詩
0
17/6/12 17:25
きつねつき
そらの珊瑚
自由詩
17*
17/6/12 14:29
無明
吉岡ペペロ
自由詩
1
17/6/12 12:57
ばあちゃん
一 二
自由詩
1
17/6/12 12:24
負け戦に挑む おかしな人だ
水戸 うしん
自由詩
5*
17/6/12 11:58
愛は
zenyam...
自由詩
1
17/6/12 11:14
言葉の矢
〃
自由詩
0
17/6/12 11:03
小娘のおっぱい
藤鈴呼
自由詩
0*
17/6/12 10:28
楽車 DanーJiri
ハァモニィベ...
自由詩
0
17/6/12 9:57
一行
水宮うみ
散文(批評...
0
17/6/12 7:20
かなしみ
前田ふむふむ
自由詩
7*
17/6/12 7:06
くわいえっと ていくおふ
戌丸 ぜの
自由詩
2
17/6/12 3:34
親父
讃岐どん兵衛
自由詩
1*
17/6/12 1:36
平成29年6月12日(月)
みじんこ
自由詩
1
17/6/12 1:08
あー
次代作吾
自由詩
2
17/6/12 0:15
奇跡
吉岡ペペロ
自由詩
4
17/6/12 0:05
家で映画を
番田
自由詩
1
17/6/12 0:00
見栄晴
花形新次
自由詩
1
17/6/11 22:27
かわいそうな方を選ぶなんて
ユッカ
自由詩
3
17/6/11 22:22
つぐない
朧月
自由詩
3
17/6/11 21:44
シャケ
もっぷ
自由詩
2
17/6/11 21:15
和音
Lucy
自由詩
5*
17/6/11 21:05
少し冷えた左手を白い月に翳すと
noman
自由詩
3
17/6/11 19:58
夢夜、三 「孔雀いろの鍵」
田中修子
散文(批評...
2*
17/6/11 18:24
夕ぐれのさんぽ/即興ゴルコンダ(仮)時間外
こうだたけみ
短歌
0*
17/6/11 18:17
1441
1442
1443
1444
1445
1446
1447
1448
1449
1450
1451
1452
1453
1454
1455
1456
1457
1458
1459
1460
1461
1462
1463
1464
1465
1466
1467
1468
1469
1470
1471
1472
1473
1474
1475
1476
1477
1478
1479
1480
1481
加筆訂正:
夢夜、三 「孔雀いろの鍵」
/
田中修子
[17/6/12 0:11]
ちょこ。
和音
/
Lucy
[17/6/11 22:58]
横書きを、縦書き表記に修正しました。(ケータイから投稿していたので・・)
4.49sec.