よごれた犬が
私たちをみているのは寂しい
傷ついた脚を引き摺るようにして
暗く 穏やかな穴にひそむ
獣のかたちをした闇におびえる
あなたの瞳に濁るあどけな ...
今日は静かな
静かな一日だった
友と語らい
シチュウを食べ
午睡に緩やかな夢をみた
生きていることに感謝し
妻と晩祷を捧げ
明日の希望を祈る
静かな静かな
一日の祈り
忍び ...
羽を広げた蝶は
破られるのを
待っている
決して触れることさえ
できないだろうと
綺羅びやかに見せつけて
できるものなら派手にやってみせろと
寸出のところまで思わせぶりに
そし ...
きらびやかな金の明かりが木にからみつき
くらい空に昇りゆく
あれは龍
私はいっとき
唐の皇帝よりえらい人になる
ものがなくとも
こころさえあれば
だれだって
唐の皇帝よ ...
魂が彼女の肉体を超えているのに
なぜ人は彼女の囲いばかり 目にして嗤うのか
動かない右手に握り拳を置いて 左手で書いた文字より黒いのは
右手がやすやすと動く人たちの、コトバ
自由と ...
囁いています寒天は
上に乗って弾まれて
姿形はトランポリン
そんな過酷な状況で
囁いています寒天は
私の体がいつまでも
弾むなんて思ったら
見通し少々甘いです。
だって私のこの身体 ...
そろそろネタもなくなって
気がつけば
昔どっかで書いたことを
何度も繰り返している
自撮りしたときに
たまに写り込む彼女に
恋した青年の話
http://po-m.com/forum ...
事故を起こして
逃げようと考えるのと
自分は悪くない理由を考えるのと
どちらがより卑怯だろうか?
「俺が悪かったです
すみません!」って堂々と言う・・・・
んな訳ねえだろ!
俺な ...
2017年冷月17日(土)
薬を飲んで待っていた。僕は仕事が全然捗っていなかった。ベッドから起き上がり、パジャマの裾を引きずって、椅子に座る。パソコンのディスプレイの向こうでは、青白く電子墨の雨が降 ...
殺人的な空腹感
末期的な疲労感
生死も有無も
おそれのままに
自滅志向の自明性
神経系統の神秘性
自虐し自慰し
敗走する脳細胞
絶対的に絶体絶命
相対的に相思相愛
普遍 ...
捗らないのは仕事じゃなくて気持ち
気持ちが捗らないとは言わないけれど
気乗りがしないというのか
なにをやっても上の空
しばらくぼんやり窓の外を眺めていようか
うたた寝をし ...
明日を見たい
あたり前の単なる明日を見たいな
私は市井に溶け込んで
あたり前に八百屋で大根を買う
ネギを買う ニンジンを買う
肉屋では豚小間を
いまとおんなじ一人分でも
みんな馴染みのお ...
ただ息をしているだけの人もいる
生活のため
一年中朝から晩まで
親は働いていた
生活することの厳しさを
背中で教えられた
花柄は目立ちすぎると母が言う地味な服より派手なほうがいい
暑くなり冷たいものに手を伸ばす気温の変化急激で困る
長袖を止めて半袖選ぶ時期炭酸飲料飲みたくなる午後
似たような家が並ん ...
断崖絶壁を前にして
落石も気に掛けながら
桃太郎の里を目指す
空手の達人ヤンスエは
桃にかじりつきながら
相棒のEvaに微笑みかける
すばしっこい蜂に刺されても
ノアの大洪水で込み合って ...
障がい者が殺された
19人も殺された
殺人の理由がひどい
そんな理由なら
世界は俺をいらない
それでも泣きながら
歯でも食いしばりながら
誰かのために生き ...
数年ぶりに泥のように寝た。幼い頃はよく熱を出した。その度に母にせがんで何度も熱を測った。私は体温計が好きだった。ガラス製で冷やりとしていて、何よりも、中に収まっている銀色の液体はとても美しく危なげで ...
明日ぼくは
アンドロメダに向かって飛んでゆきます
幼い頃からの夢を叶えるために
サヨナラは誰にも言いません
何故なら
ぼくたちは何時までも一緒に居るからです
何処にいても一緒にいる ...
迸る涙はあなたのために
静寂に守られて
人混みの中から逃れ
海を渡る
その孤独は私が抱こう
忘れないで欲しい
見守っている
まだ出会っていない私達だけれども
私はあなたを知 ...
君は喜びを喜べ
僕は悲しみを悲しむ
トランプのタワーの王様がイカサマゲームを制して世界の王様に成って
テレビはひっきりなしに安値で飛べる酒のCMを流してる
大きなカジノを作るための法律がもうす ...
サンタクロースが
ついに狂った
12月も半ばで
低い雲の広がりは
初雪の予感さえ
醸し出している
もう季節の変わり目とは
言えない夕時に寄った
改札前のコン ...
自分の子供が 物書きで食って行くなんて 言い出したら 勘当するか 心中未遂すると思う(そして自分だけ助かる) 芥川賞獲ったって テレビタレントやらねえと 食っていけないご時世に (いや、逆か テレ ...
見た目に少なくとも毒はないらしい
わたしの顔立ちを思ってのこと
とにかくおまえは黙っていろとのアドバイスは
おとこ友達からしばしばもらっていた
ちゃんと頷く、そしてみんなで遊びに行った
飲み ...
緑をうしなった銀杏の葉っぱは清洌だ
黄色くてとうめいだ
西側の窓が額縁になって
たわわな銀杏が一枚の大きな絵のよう
風が吹くたび
朝の掃除の大変ばかりを考えてしまう
...
今年いちばんの冷え込みでした、とテレビが言っている、どおりで指さきまでかちかちに冷えるわけだ。凍るような朝焼けのあと、毛布のなかでからだをぎゅっとちぢこめていても伝わってくる娘と夫の体温にはさまれ ...
何もせず
ただ見ているだけの空に向かい
皆 手にしたものを次々に投げつけ
空はさらにかがやいてゆく
水へ水へ溶けた景色が
浮かび沈み 夜になり
駆け降りてくる空に照 ...
指を枯らし
宇宙を二回
排泄したら
時間は唱う
ジャガーと言う名前を聞いて
思い出したのは
真夏の スウッとする
清々しさ
それは
青い空に似合う 白い雲や
緑の山に 隠れるように
林立している
枝の隙間 ...
光の万華鏡
旋回する宇
浮遊する
温かく熱と溶け
輪郭失う体と体の
紫に静まる矛盾の浸透
[個我意識鮮明に保持サレ、私達はシッカリト抱き合い、
何処マデモイキ、何処ニモイキハシナイ] ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
桜並木
草野春心
自由詩
4
16/12/13 22:47
晩祷
レタス
自由詩
3
16/12/13 22:20
蝶の舞上がる
坂本瞳子
自由詩
2*
16/12/13 21:58
冬の龍
田中修子
自由詩
4*
16/12/13 21:58
左手からオアシス
為平 澪
自由詩
8*
16/12/13 21:43
ダイヤモンド寒天
ブルース瀬戸...
自由詩
3*
16/12/13 20:15
悲恋
花形新次
自由詩
1
16/12/13 20:06
当て逃げ
〃
自由詩
0
16/12/13 19:11
レモンジュース・ダイアリー(1)
由比良 倖
散文(批評...
1
16/12/13 17:55
一瞬ずつを
シホ.N
自由詩
2
16/12/13 17:20
午後の過ごし方
坂本瞳子
自由詩
0
16/12/13 14:28
冬茜
もっぷ
自由詩
2
16/12/13 12:39
人生いろいろ
zenyam...
自由詩
1
16/12/13 6:04
親の背中
〃
自由詩
0
16/12/13 6:03
炭酸飲料
夏川ゆう
短歌
0
16/12/13 5:27
辿り着いた
間村長
自由詩
7*
16/12/13 2:38
世界は俺を
吉岡ペペロ
自由詩
8
16/12/13 0:09
インフルエンザに罹る
ららばい
散文(批評...
2
16/12/12 22:30
彼方より
レタス
自由詩
5
16/12/12 21:53
待っている
坂本瞳子
自由詩
1*
16/12/12 21:52
十二月の夜の歌
TAT
自由詩
3
16/12/12 21:50
狂ったサンタクロース
しょだまさし
自由詩
4*
16/12/12 21:10
十分
花形新次
自由詩
1
16/12/12 21:08
瞬く聖域
もっぷ
自由詩
3
16/12/12 21:04
加齢臭もない
吉岡ペペロ
自由詩
3
16/12/12 20:57
_
はるな
散文(批評...
3
16/12/12 20:28
暗輝 はざま
木立 悟
自由詩
6
16/12/12 20:26
ノート(53Y.12・8)
〃
自由詩
3
16/12/12 20:24
車の名前
藤鈴呼
自由詩
1*
16/12/12 20:16
造形未知〇霊的交感
ひだかたけし
自由詩
4*
16/12/12 16:18
1425
1426
1427
1428
1429
1430
1431
1432
1433
1434
1435
1436
1437
1438
1439
1440
1441
1442
1443
1444
1445
1446
1447
1448
1449
1450
1451
1452
1453
1454
1455
1456
1457
1458
1459
1460
1461
1462
1463
1464
1465
3.81sec.