国策破れて
山河あり
鳥獣生き盛ん
草木深し

かつてのますらおは
白頭かいて更に短し
今はただ補助金頼み
時に政府は
魅惑的な言葉で
つぎつぎと国民を酔わせ
あまーい夢を見させ ...
猪を素手で捕まえたヘラクレス

強靭な脚力と腕力

怪物はパンチにのけぞり気を失う

ヘラクレスよ! 蠍座で勝利せし、偉大なる戦士よ。

ヒュドラを、殺害せしものよ!

私が社会と ...
少女の髪はいつも御河童だったのですが

三つ編みとリボンに憧れていました
そして隣のお姉さんのようにセーラー服を着て
無色透明ではないリップクリームをポケットに忍ばせて
お姉さんが通っている ...
どうしても選べないみどりいろの服着ている彼女どこか優って


雨の夜あしたを想う想い過ぎまたキッチンで珈琲点てる


部屋のなかまで連れてきてる自転車は世界で一つの自転車だから


...
首都高に沈む夕日や秋彼岸 ぬれて可愛い犬のあたまを撫でてやる
自分の手が よいもののようにみえてくる

ほんとうのことを言っていればいいと思っているひとのとなりだと
まるでほんとうでないように見えるわたしの手が
...
言葉をしまって
寄り添って一緒に泣いた
愛 という名の林檎を一つ 手渡すべきだったと
うずくまっているので
その傍らに スミレの苗を置いた
少女は驚いたようにも
気づかないようにも
自在に
苗を抱きしめて帰っていった 夢のなかへ
 
 名残惜しげに太陽が
 舞台のそでにはけたなら
 今日の演目はこれにておしまい
 音響 照明 さようなら
 観客さまも さようなら
 またあしたね、と手をふった
 残る時計は かち  ...
速度は一定がいい
そんなに速くなくてもいい
あんまり遅くない方がいい
目をつぶらずにいられるくらい
微かに向かい風を頬で受けるくらい
しばらくこのままで進みたい
穴から出る瞬時の流速は

その穴の水面からの深さの平方根に比例する

平方根っていったい何だ

自然界は二乗だとか平方根がほんとに好きだ


紙吹雪まくしかないや

扇子をふって ...
赤い目をしていま
なにを読み
どこを跳ねるのか


あなたは謀った
{ルビ和邇=ワニ}たちの背を戯れ跳ねながら
目指すところへ近づいた時(それは幻想だった)
傲りと嘲りが
鈴のように ...
僕は今、好きな言葉を書いている。言葉でできた二次元の僕は、飛び出すことができない。僕は今、好きな僕を書いているだけで、いつか好きな君を書きたい。「好き」って言葉が好きで、「好き」って言葉が飛び出してほ ... どぅわし、知てますか?

鼻毛を伸ばしたままのブラジルさんが尋ねてきた

どぅわしです

どぅわし?

瞬時に日本語検索を脳内で追いかけると前頭葉あたりがホカホカしてきたので
帽子を ...
血から沸き上がる
力によって玄関が閉まる
血から発生する力で
八ページ目のA4紙が無くなる
旅立ちの時は騒がしく
でも直ぐ見つかるA4紙は
下敷き代わりに使って居た
アノンの野心東京展の ...
夏が終わっていく。カンカンと日差しに照り付けられていたアスファルト。道が太く細く血管のように行き渡っている町で、その熱は人の体温を越えるほどだった。
 夏の忘れ形見として、南の方からやってくるい ...
胸にS字の全身タイツに
赤パン、赤マントで
空飛んでいる訳じゃない
鎌倉にある高級スーパーの
レジの後ろで
袋詰めしているオッサンのことだ

あんたさ
不機嫌そうな顔してんじゃないよ
...
まるで時が止まったようだ

少し酔っぱらって空を眺めている

今夜も雨模様・・・

  

私は何を求めているのか

何を求めていたのか

憧れを追い続け

何時かは理想に ...
故郷の空の下で
僕は何を想う
都会で毎日毎日仕事に明け暮れていた
現役時代を想う
今となっては懐かしい思い出

故郷の空の下で
僕は何を想う
つらい時さびしい時
僕を支えてくれた人た ...
ある朝目覚めると、フィクションはノンフィクションになっていた
ある夜目覚めると、ノンフィクションはフィクションになっていた
フィクション「あれ……」
ノンフィクション「もしかして俺たち……」 ...
  薔薇の花をおくるよ
  ふかく悲しませたあとに
  気にしないでときみは言うけど


  鋭いナイフをおくるよ
  歓びをわけあったあとに
  面倒な人、ときみは言うけど
...
  舗道に落ち
  私はあなたを暗示したい
  トランプの女王、睫毛が捲れる
  陶製の仔犬、言語の荒地に割れる
  硬くそれでいて柔らかな
  焦げくさい夕立ち
  埠頭の昏さに
  沈んでいく今日までのかがやき
  海のうえの透きとおる膜の向うで
  世界の光の震えは蝶のように美しい


  あなたに、
  もう泣かないでほしいのに
...
やばいことはやばいところで起きる。そういう生き死にとはほとんど無縁な場所で自殺を考える俺の中にある余計な物を取り出したい。 蜩やソ連空母のカタパルト 残る蝉敗戦国の煙かな 『シン蝉』でまた動き出す心かな 今日の初めの一歩は
泥濘んだ土の上
靴が滑るのを必死に留まった

右足が自分の意志に逆らって
少し前に進む感覚は
ほんの少しでありながら
驚異であると同時に
快感さえも感じられる

...
トラックが泣いている

ひねもすのたり泣いている

何がそんなに悲しいか

雲のひかりに青ざめて

雲のひかりに汗かいて

ひねもすのたり泣いている

トラックが泣いている
...
 服を脱げ

 鏡の前に立て

 これが今の己の姿

 なにを隠すことがある

 見たい人には見せてやれ

 知りたい人には聞かせてやれ

 見せた事は見られる

 聞かせ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
地方創生ホカチャン自由詩116/9/25 7:52
mahavarahamaitre...自由詩116/9/25 6:52
キット・リボンもっぷ自由詩316/9/25 6:15
かおるのおと (五首)短歌516/9/25 4:07
秋彼岸 +俳句216/9/25 4:00
ぬれた犬はるな自由詩516/9/25 3:33
少女と神さまもっぷ自由詩116/9/25 3:27
少女とそして自由詩216/9/25 3:25
中原みのり自由詩016/9/24 23:13
ナビゲーション坂本瞳子自由詩2*16/9/24 23:08
平方根のふしぎ吉岡ペペロ自由詩116/9/24 23:07
うさぎのダンスただのみきや自由詩11*16/9/24 22:01
好き水宮うみ自由詩2*16/9/24 20:52
どぅわし5or6自由詩6*16/9/24 20:12
旅立ちの歌間村長自由詩216/9/24 19:41
はぁ木屋 亞万自由詩1*16/9/24 19:14
スーパーな男花形新次自由詩216/9/24 18:48
生かされて・・・星丘涙自由詩5*16/9/24 17:59
故郷の空の下でホカチャン自由詩116/9/24 12:42
入れ替わってる!?水宮うみ自由詩1*16/9/24 12:25
花束草野春心自由詩416/9/24 11:32
暗示自由詩116/9/24 11:28
蝶のように自由詩316/9/24 11:27
喉に刺さった鯖の骨奥畑 梨奈枝自由詩316/9/24 9:51
蜩やソ連空母のカタパルト北大路京介俳句116/9/24 9:40
残る蝉敗戦国の煙かな俳句016/9/24 9:39
『シン蝉』でまた動き出す心かな俳句116/9/24 9:39
この一歩は坂本瞳子自由詩3*16/9/24 9:00
トラックが泣いている吉岡ペペロ自由詩416/9/24 8:37
晒けだす佐白光自由詩3*16/9/24 8:27

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加筆訂正:
好き/水宮うみ[16/9/24 21:05]
修正しました
3.66sec.