ふでばこのなかにことばがある。
えんぴつはかつての旅人だ。
あなたがえんぴつを手に持たないあいだ、
えんぴつは暇だ。暇なのであくびをしている。
消しゴムはあなたの文字を消すときを、ずっと待 ...
風のなか草原を走る猫バスはみんなが知ってるうたをうたってる
天井が身体にふれるわたしたちふーせんみたいにことばが飛んだ
眠らない秒針に
わたしは度々起こされる
なかなか寝付けなくなり
夜の部屋に響く針の音を
縫い合わせるようなイメージで
呼吸をしてみたけれど
その規則正しさに
追い付けるは ...
予感は、急角度に侵入する胎児だ
樹々が複雑に伸ばした細い腕の先のほうに留まると、其処で眠る
それがいつ後悔に姿を変えるのか瞬間を見たものはいない
気づいた時にはもう
...
ヌメヌメの蝉や踏切警報機
第三の眼を開けない 蝉がいる
傷心の蝉ピノキオの鼻の先
ルージュ未満のままに手持ちの籠には
瑞瑞しい実りも僅かとなった
朝夕の風を聴く意味を喪い ただ
茫茫と在るわたしの心
唯一なのに大切にできなくて
ごめんね のあてもなくて
あの日以来覚えて ...
石壁の家の裏手に枯れた葱ほんの四方に人は生き抜く
山青なり枝芽つき
川縁に掃除機が壊れてあり
もう駄目やった三月とくたびれた俺
要塞に割り箸持って引き籠り
どないにでもなる
西陽を庭で吸いながら
終わった夢について考えると ...
捨て去った
過去の一つの話と
一つの思い出
誇りは蒸発し
私はまた新しい道を歩いて行く
この道は不変だ
過去は消えて行かない
無言のまま
現在、見える景色を見守っている
変わ ...
曇天に忙しないあたま
陽のサウナからながれ落ちた汗
染みついた女鯒の滑りのようだ
冷珈琲が苦い
台所で背を向けたまま
居間のテレビから声が途切れることもない
「男はつらいよ/噂の寅 ...
生まれる前はゼロだった
生まれたときもゼロだった
生きている今もたぶんゼロ
いつか無限になって永遠になる
ハチの字螺旋のその上で
ゼロのまんまで生きていく
...
好きな人に告白したら
みんなに笑われた
好きな人に好きと言うのは悪?
その子と恋人になったら
悪を育むということなの?
ひーーんwwwwwwこーーんwwwwwwカーーンwwwwwwコーーーンwwwwww
ひーーんwwwwwwこーーんwwwwwwカーーンwwwwwwコーーーンwwwwww
...
蟻の角はまだ あるのだろうか
遠吠えや 躓きや 読みかけの頁は
まだあるのだろうか
目をあけて見やる身辺に
ころころと付属する色色を
憎んだり愛したりもせず
ただそれと知って引きず ...
ビジネスホテルには
聖書がない
(少なくとも俺が泊まったことのあるホテルには)
今日チェックインしたホテルにもやはりない
ホテルグループ創始者の自伝は置いてあるのに
こいつはキリストよりも偉 ...
ぼくはCIAにはいりたい
とほうもない目標だけど
情報分析には自信がある
とにもかくにも語学の勉学に
うちこまなければ
自らの目標にはぶれないようにしたい
インテリ ...
さんまさんが言っていた
「生きてるだけで丸儲け」
ホントにそうだと思う
生きてる事に感謝できれば
あとはもう何もいらないね
太陽が輝いているだけで
空が青いだけで
空気があるというだけで ...
約束の未明に私は夢のなかだったかもしれない 目覚めると
テーブルの上のマグの位置がすこし違う気もする
さびしさを雪ぐために顔を洗い
鏡をみて 謝るように確かめてから
さびしさと一緒に部屋に戻り ...
鏡よ鏡
この世でいちばん美しいのは
だあれ?って言われたら
それはあなた様でございますと
臆面もなく
誰にでもそう言うんだろう
わたしにはなにもかもわかってるんだ
お優しいことね
この ...
弱き心を西陽と吸って
道すがら酒に酔っていた
雨上がりの川は強く荒く
木々を幹ごと攫っていった
アスファルトを抉る竹の根と
路傍に窄むアサガオと
君らがいつか開くとき ...
きちっと整えた髪が
夏に少し焼けた肌が
季節に染まり始めた葉が
その母親である温かい木が
静かに乾いていた地が
大きく広がった空が
緩やかな速度で
穏やかに濡 ...
「有働NHKアナウンサー
財布忘れてリオへ出発」
われわれボケ老人に
生きる勇気を与えるニュースだ
「いやあ、有働さん
ひさびさに生きる勇気をもらいました
ありがとう!」
さ ...
いつもスマイル顔だけど
度胸あるね
厚化粧の下に毛の生えた心臓を持っている
それほどしらを切るなら
「この桜吹雪、散らせるもんなら散らしてみろい!」
片肌脱いでタヌキオヤジたちを威嚇する日を ...
長距離を運転すれ疲れ出る家族旅行の疲れも思い出
四月になり柔らかな陽射し満ちてくる八月の堅い陽差しと違う
マンションのような客船高級なホテルのように行き届くサービス
空があり山と海が ...
今日地球最後の日
明日になればこの地球の全てが無になる
そんな日に僕は生まれた
なんで今日僕は生まれたのだろう?
なんで明日になったら終わるんだろう?
今から僕は何をしたらいいのか?
24 ...
君が願ってることを
勘ぐる夜に日が昇った
僕にとって最悪の
アイデアを試してみる
でんわしてきてよ
でんわしてきて
僕のほうの願い
やっとこれで
良かったって
思えるまで ...
どうして陽は登るのだろう
どうして星空は輝くのだろう
どうして人は笑うのだろう
どうしてあなたは私の親なのだろう
どうして道は出来るのだろう
どうして街は夜に光るのだろう
どうして人は ...
その蝉はホログラムだよ明智くん
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ふでばこ
水宮うみ
自由詩
1*
16/9/7 8:15
うた・ことば
〃
短歌
0
16/9/7 8:09
秒針
葉月 祐
自由詩
1*
16/9/7 1:59
純粋な記憶
ハァモニィベ...
自由詩
5*
16/9/7 1:07
ヌメヌメの蝉や踏切警報機
北大路京介
俳句
3
16/9/7 0:40
第三の眼を開けない 蝉がいる
〃
俳句
2
16/9/7 0:40
傷心の蝉ピノキオの鼻の先
〃
俳句
1
16/9/7 0:40
今日の風
もっぷ
自由詩
1*
16/9/7 0:37
石壁の家の裏手に枯れた葱ほんの四方に人は生き抜く
フユナ
短歌
6
16/9/7 0:24
どないにでも
奥畑 梨奈枝
自由詩
5*
16/9/7 0:18
ただ
鷲田
自由詩
0
16/9/6 23:42
黒く指された脊骨
アラガイs
自由詩
6*
16/9/6 23:17
ゼロハチ
ゼロハチ
自由詩
3*
16/9/6 23:06
悪愛
リィ
自由詩
0*
16/9/6 22:17
貧困カンコン
黙考する『叫...
自由詩
1
16/9/6 21:43
日々の粉
はるな
自由詩
6
16/9/6 20:42
ビジネスホテルの夜の唄
花形新次
自由詩
1
16/9/6 20:40
スパイと語学の哀歌
fujisa...
自由詩
0
16/9/6 20:35
ひかり
渡辺亘
自由詩
2
16/9/6 18:51
それから
もっぷ
自由詩
3*
16/9/6 17:02
鏡とわたし
カニさいとう
自由詩
0
16/9/6 16:35
骨
奥畑 梨奈枝
自由詩
3*
16/9/6 15:16
真昼の空
葉月 祐
自由詩
0*
16/9/6 12:16
生きる勇気
ホカチャン
自由詩
0
16/9/6 10:04
江戸の小池都知事
〃
自由詩
0
16/9/6 9:54
長距離
夏川ゆう
短歌
0
16/9/6 5:26
地球最後の日に生まれた子ども
リィ
自由詩
2*
16/9/6 0:12
自爆事情
竜門勇気
自由詩
0
16/9/5 23:57
どうして
鷲田
自由詩
3
16/9/5 23:44
その蝉はホログラムだよ明智くん
北大路京介
俳句
2
16/9/5 23:42
1439
1440
1441
1442
1443
1444
1445
1446
1447
1448
1449
1450
1451
1452
1453
1454
1455
1456
1457
1458
1459
1460
1461
1462
1463
1464
1465
1466
1467
1468
1469
1470
1471
1472
1473
1474
1475
1476
1477
1478
1479
加筆訂正:
ねこめし
/
AB(なかほど)
[16/9/6 21:41]
だらだらと続けます
4.18sec.