私の中にはおさかなが住んでる
ぴちゃん
揺れて

ねぇ、ちいさな音

震えるみたいな ちいさな音

怯えないで

高い音ではねるときもある

ぴちゃん
とがって

ねぇ、 ...
寂しさを荷物にして歩いていると、
明るい空が見えた。
そのとき、寂しさを忘れた。
くらやみが、ひかった。
明るさが海の底でキラキラと、笑う。
今までの寂しさを、
海のように、あたたかく ...
明日の朝餉で
煮物たちは
ついに食べられるつもりです
かぼちゃの君は
セミロング気味に散髪され
さらりと初冬の乾いた風になびかせ
そっと魔法の馬車馬が走り出す
だいこんの僕は
降りしき ...
あなたは、きっと、私のことが嫌になっていると思います
それとも、呆れ返っていますか……?
私は、あなたに言いたいことを我慢しなかったし
今までなんでも打ち明けてきました
あなたは、私の悪い ...
涙が流れない

枯れてしまったのか
風が吹いても
零れ落ちない
滴ることのない雫

渇いた気持ち
渇いた心
色を付けたいほどの焦り

焦ってなどいない振りをする
そんな悦び
...
恐れと不安で心が弱る

瞳も力を失う

大罪を思い返しては

神を恐れる日々が続いた

もしかして もう許されないのでは

滅びてしまうのではと思う

神が恐い 信頼できない
...
不幸と
自称詩人の間に
極めて強い因果関係があることを
自称詩人研究の第一人者で
自称東京詩か?大学
幸せ度No.1鈴木ブータン教授が
発表し話題となっている

自称詩人850人に聞き ...
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881730271/episodes/1177354054882107405 こいつは一体何を言っているんだ?
それともこれが狙いなのか?
ひょっとして
理解出来ていないのは俺だけか?

不安に陥っているあなた!
ご安心下さい
あなたには何の問題もありません
む ...
“あの人やあの人の
手にもカフェがある”



平日に駅前へ出る
ベンチで一休みしている
会社員の手には缶コーヒー

それを見て
予定を早め喫茶店へ
入ることにした ...
悔いてはいない
あの頃のこと
ただちょっぴり生き急いでいただけ
あの人に伝えてほしい
本当は好きだったと
もう季節は冬
都心では雪が降ったという
ただちょっぴり生き急いでいただけ
生き ...
かたつむりの まねをして
「時」をつぶしている
卒寿となった おひとりさま

臨死のまなざしとは
あの「空」のことなのだろうか

過ぎ去りし「時空」にすがりつく いま
もうあの友も そ ...
給料が出なくて
仕事がきつくて
人間関係が難しかったら
だれでもやめていくだろう
街路樹は衣を脱ぎ去り
湿り気のある白い羽衣を
その身に纏っていた


落ち葉の変わりに
視界を奪うのは
真綿のような結晶の群れ


通り過ぎる車達は
ワイパーで懸 ...
ずっと ずっと 
走り続けて 止まらない

そんな あなたに 
似合う車は なんでしょね

内緒の話は あのねのね~ 
なんて

可愛らしい少女の 口笛まで 
響きそうな 刻
...
 * * *

雪は白いから尊いのよ
透明だったら見えないでしょう
ほかの色だったら世俗を纏うでしょう

 * * *

一つの部屋では未明を迎え
東京の骨が窓辺でうたう
(白い白 ...
あしたは雪が降るそうです
大気がこころを揺らすんだ
あと三日で母が逝った日だ
目が腫れぼったくなる夜中
花柄の枕に涙が沁みて真昼
飛び降りても抱きしめると
窓の外雪が降り積もってた
それ ...
T型フォ-ドに揺られた二人は

トランクに積め込んだ札束すら

如何でもよくなっていた

何度も強盗を繰り返す内に

生と死が混濁し同居する

明日には躯を拾われるとしても

...
自称詩人に近いもんを考えている

大概、外側に飛び出すと
自分の実力がどの程度か分かって
めちゃくちゃに打ちのめされるけれども
自称詩人にはそれがない
いや、本当はあるんだけど
誰も打ち ...
みんなじぶんが正しいと思っている

それがどれだけ陳腐であろうと

みんなじぶんの切実を演出するのだ




感情を圧し殺して

傍観しているぼく




みんなじ ...
幻聴にぶっ飛んだ俺は、ディナーの後のデザートにカメレオンの脳味噌を喰らう、それがどこかで食されているものなのかは知らない、寄生虫や、ヤバい菌があるのかどうかも知らない、とにかくカメレオンの脳天を掻 ... 時計がこわれてしまっても、時間は流れる

時間は、壊れずに流れる。ひとそれぞれ、自分の時間の流れを持っていて、
自分を持っていて、
自分の時間を自分の速さで歩いていく
音楽は世界と違う速度で ...
私が生まれたその日の朝に
カナリアが鳥籠から逃げて行き

音の消えたリビングルームには
黒いグランドピアノが置かれて
私の居場所は椅子の上になった

ソナチネが弾けるようになっても
指 ...
あなたがさやかな{ルビ詩=うた}をというなら
二歳の心にリボンを掛けて

あなたがかなしみをと望むのなら
わたしは{ルビ現在=いま}を隠さない

あなたが絶望のかたちをと、
それならわた ...
親父より一つ上のK伯母さんは
八十半ば過ぎだが
健康そのものである
今でも自分で高速道路をぶっ飛ばして
県外にいる娘に会いに行くし
グランドゴルフは
夏の暑い日でも元気にプレーしている
...
そんなクソみたいな言葉使いで
自称とはいえ
詩人だなんて
どの口が言いやがるんだ
イィィィッ!ってほっぺつねるか
ハゲ頭をペン!って叩きたくなるぜ

おまえだよ、おまえ!
後ろ探してん ...
湯のなかで痛む指
数えても終わらない曇の流れ
冷たさを呑むこと
手のひらの空をかき混ぜること


双つの明るい星
火と火の生きもの
森の目 岩の目がひらき
ふたたび静 ...
           161124

雪の予報に戦いて
昨日買い物に行ったのは青海だった
50何年ぶりかの11月の初雪
初雪屋蛙の姿早くも見えない(字余り)
鼻歌代わりに幼い川柳思い出す
...
子どもの頃
母に連れられていったもらい風呂の夜を
ときどき思い出す
ちょうど今頃の寒い時季だった
もらい風呂の帰り道
冬空の星がいっぱい降るように輝いていた
その降るように輝いていた星空の ...
あなたがかみにリボンをまくとき

つよがってもいい

ただいるのでもいい

リボンは 陽に あわくひかる。

ひつじが ねころぶ。

あまい味がする、そして、

レモネードの ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
おさかな水菜自由詩12*16/11/26 1:52
寂しさ水宮うみ自由詩5*16/11/26 1:18
待ちぼうけの煮物たちりゅうのあく...自由詩5*16/11/26 0:10
世界はあなたのそのひと枝で水菜自由詩4*16/11/25 23:42
ナミダノイロ坂本瞳子自由詩4*16/11/25 23:04
ハレルヤ!星丘涙自由詩0*16/11/25 22:55
今、自称詩人が熱い花形新次自由詩0+16/11/25 22:53
スカートmaitre...自由詩1*16/11/25 22:10
自称詩人とのつきあい方花形新次自由詩1+16/11/25 20:47
めぐるカフェしょだまさし自由詩116/11/25 20:36
相変わらず「駄詩」書いてます渡辺亘自由詩416/11/25 15:32
自戒(九)信天翁自由詩216/11/25 15:08
主婦業zenyam...自由詩116/11/25 9:34
朝の交差点葉月 祐自由詩6*16/11/25 9:27
蒼パール藤鈴呼自由詩1*16/11/25 8:55
東京もっぷ自由詩3*16/11/25 4:54
ことばあそび六田中修子自由詩5*16/11/25 1:56
ルイジアナシャッフル差羽ナガレ自由詩1*16/11/25 0:25
すごいぞ、自称詩人花形新次自由詩0+16/11/24 23:44
切実吉岡ペペロ自由詩216/11/24 23:20
カメレオンの脳味噌ホロウ・シカ...自由詩3*16/11/24 22:53
チクタクとは流れない時間水宮うみ自由詩2*16/11/24 22:51
夕べの祈りミナト 螢自由詩416/11/24 22:04
本日開店「初雪屋」もっぷ自由詩516/11/24 21:17
先生、お薬をzenyam...自由詩016/11/24 20:30
自称詩人とは花形新次自由詩116/11/24 19:35
ひとつ 露光木立 悟自由詩716/11/24 19:27
初雪屋あおば自由詩3*16/11/24 15:06
もらい風呂zenyam...自由詩216/11/24 14:21
あなたがかみにリボンをまくときミカ自由詩016/11/24 4:39

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加筆訂正:
チクタクとは流れない時間/水宮うみ[16/11/25 22:59]
修正しました
蝶々/水宮うみ[16/11/24 22:13]
酔った勢いで投稿してしまったものなので、大幅に修正しました
石となりし人に/佐々宝砂[16/11/24 12:50]
表記変更
3.67sec.