夏の気配が確かに漂う
まだ肌寒い夕方
この居心地の悪さが
不気味にすら思われ
全速力で駆け抜けようと
試みた後で思い出した
速くは走れないことを
あんまりにも格好悪くって
笑って誤魔化 ...
デビュー以来16連勝を飾った相手が
赤旗名人のアマチュアで
赤旗名人って何かというと
新聞「赤旗」主催の
アマチュア将棋大会優勝者に
贈られる称号だそうだ

赤旗名人ねえ・・・・
何だ ...
NPO法人「子供の人権を守る大人連盟」は
巨人の星の星一徹さんと
亀田3兄弟の父亀田何とかさんの二人を
児童虐待の疑いがあるとして
二人で金儲けした講談社、TBSとともに
刑事告訴した

...
気もふれるほどの青い影だった
心許ない残響音と
歯軋りのようなわだかまり
鴨居の端から垂れ下がり
口笛を吹いていた
ああ、闇雲に祈る娘よ
透明過ぎるのだ、お前のその
偽りの在り方 ...
月のひかりを求めてちいさな不思議が森を出ていく
君たち塩梅は
ちょうど同じころだ わたしは森に一歩を刻む
……晴れ晴れと

ゆるやかな坂の上りも下りも選べる彼ら
時の源泉にゆるされて
よ ...
【人間になれなかった】
人間になれなかった
野原をひたすらつんのめり
海原を懸命に切り裂いた
だが
人間になれなかった
人間はずっと向こうにある
どこを走ったのか
どこを泳いだのか
...
そとのあかるさは
風のように部屋を訪れる
異国の布の隙間からのエトランゼ
誘うように歌いながら

もう春のワルツでなく
初夏、その一歩だけ手前の
ひと時だけの静けさへの{ルビ招待状=いざ ...
ソファの下に隠れていたジグソーパズルのピースが一つ
綺麗な青のそれはいつかのパズルの空

わたしは貴方というパズルのピースに成れているだろうか
複雑な絵の貴方を構成するピースの一つに
真ん中 ...
休日のぎょうざ割引き75円
つい貧乏性で買ってしまった
詩にしがみついた死神と言われたくないが

売れないホステスに肩入れするみたいに

研修中の保険屋さんになった50過ぎの彼女がちょっと ...
病棟の窓から
自分のふるさとが見える
上から眺めると
人が住んでいるようには
まったく見えない
山と木しか見えない
まるで緑のジャングルのようだ
あんな所で
生まれ
育って
都会へ ...
墓の前では時間が固まっている
墓の前にはいつでも同じ風が吹いている
あなたがここに葬られた
まさにその日の私もここに葬られている
墓を取り巻くこの自然の一隅には
私たちの青春がその色 ...
こころのいこうとしてるばしょに
からだをつきあわせちゃだめだ
ひとがひっぱるばしょに
きもちをつきあわせちゃだめだ

わかってるこたえを
ただくりかえしちゃだめだ
そうなるようになっ ...
まあ逆さま
二日酔いのまんま
ちらつく場所を
追って昼下がり

誰かの家
誰かの居場所
僕の家
僕の居場所
あーなんかちがう
違うのは罪なのさきっと

古びた溺れ
まだ酔 ...
ホームパイ 割れた原因 キツツキか

円柱の 赤に差し込む ラブレター

春になり 下されるのは どのポスト

クチバシで 作る樹液の 吸い口を

ココア味 買いそびれたの ホーム ...
諧謔

至宝

遜色
遠く純粋は健気で不器用でカッコ悪くて

温かなバイオリンの音

未来の悲劇も孕ながら

もっと未来には野に咲く花が揺れている


なんでだろう? 偉そうに……

長い石段を学生 ...
すでに起きたのか 
これから起きることか
おまえの吐息 ひとつの形のない果実は
始まりと終わりを霧に包み
不意に揺れ 乱れても 損なわれることのない
水面の月の冷たさへ
わたしの内耳を し ...
どこかで誰かが泣いていても

私はまったく気がつきません

どこかで誰かが笑っていても

私はまったく関係ありません

けれど

今日も沢山の人が感情を殺して生きている

...
しみじみと感情を浸すには落ち着かず乾きすぎた

ひとの切実や逡巡はまるで駒のように把握できた

だからなんだというのだ

それはひとが生まれてきた意味ではない

生きている意味ではない ...
今日はあの子は一人みたい

水玉模様の傘をさしてバス停のまえ

神様ありがとう 恵の雨よ

こうもり傘をさして馳走を狙う

ぽつ、ぽつ、ぽつ、と 雨の鳴き声

ぴち、ぴち、ぴち、と ...
どん詰まりの人生から
あるいは
眼前の大きな障害から
目を逸らすために

自分で蒔いた種を
なかったことにするために

自称詩なんか書くんじゃない

詩は逃亡者のためにはない

...
彼方少年はいつも彼方を駆けている

街の彼方を
丘の彼方を
地平の彼方を
世界の彼方を

彼方 という成分が
分離しようもなく組み込まれてしまっている

だから
たとえば
自ら ...
 近所から けたたましくも
       聞こえてきた
     一一九の 唸り音
    さぞや 顔色かえて 
     いられるのだろう
  担架以外のご家族さまは
 
    あぁ ...
赤いボールペンばかりインクがなくなっていく
これでもう4回目の買い物
忘れない様に赤のインクを握りしめてレジへ
研修中のお嬢さんは
奇妙な顔をして作業をこなす

3つパックのプリンと無糖の ...
像の消失した世界、
ふとした瞬間に立ち上がる
 全て失い弱り果てている時に
 神経尖んがり一杯一杯の時に

無視しても無駄だゾウ
ソレは混沌を超えた
異様な響き力動の界
剥き身の形象世 ...
君笑う 秘密の庭の ヘビイチゴ

猫の子の 変わる目の色 恋の色
ファドが5月に合うのはなぜだろう

過ぎ去りし日々を過去と言うのは

今だろうか

すこし未来だろうか

ずうっと先のことだろうか

きらめく緑から光がやわらかく生まれる

生 ...
朝立がないのは
更年期障害だと
テレビでやっていた
若い頃は
朝立昼立夕立まであったが
今はまだ朝立だけはある
更年期障害になったら
男も深刻だ
うつ病、心筋梗塞、脳梗塞などの
リス ...
聞き流すだけで
驚くほどに人間関係が
改善する
解釈を加えて
失敗している
おかしな話ほど
聞き流す
肯定しても否定しても
いけない
本人には
そう見えたのだから
本人は
そう ...
ドクイチゴのジャムはどうですか
焼きたてのパンにぴったりです

あの日貴方にぶたれた頬は赤く染まりました
初めての衝撃から幾回も繰り返された蛮行は
わたしをわたしにしてくれました

一瞬 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
成長の過程坂本瞳子自由詩3*17/5/4 18:47
藤井四段花形新次自由詩117/5/4 18:33
こどもの日自由詩017/5/4 18:00
デリシャス・メニューホロウ・シカ...自由詩1*17/5/4 15:58
十七夜もっぷ自由詩217/5/4 15:56
青春の記憶(小詩集)宣井龍人自由詩13*17/5/4 12:19
ひかりの風もっぷ自由詩717/5/4 12:16
一人ぼっちのピース卯月とわ子自由詩117/5/4 10:07
Life梅昆布茶自由詩9*17/5/4 8:45
病棟からの眺めzenyam...自由詩5*17/5/4 6:18
葉leaf自由詩117/5/4 5:09
かんじている竜門勇気自由詩3*17/5/4 3:57
ロートル通り自由詩117/5/4 1:31
ホームパイ藤鈴呼自由詩1*17/5/4 0:39
平成29年5月4日(木)みじんこ自由詩017/5/4 0:25
野に咲く花吉岡ペペロ自由詩317/5/3 22:32
濡れた火の喪失ただのみきや自由詩16*17/5/3 22:30
貴方と私と、どこかの誰か薔薇の人自由詩217/5/3 21:29
生きている意味吉岡ペペロ自由詩017/5/3 20:32
雨の日の悲劇薔薇の人自由詩117/5/3 19:51
俺は自称詩人ではない花形新次自由詩117/5/3 17:46
彼方少年塔野夏子自由詩4*17/5/3 16:52
五月雨の朝信天翁自由詩117/5/3 15:14
初心者のための赤卯月とわ子自由詩417/5/3 15:10
像世界/蛾兆ボルカ氏への一つの応答としてひだかたけし自由詩2*17/5/3 15:03
午後三時卯月とわ子俳句017/5/3 13:12
5月のファド吉岡ペペロ自由詩017/5/3 12:41
朝立(あさだち)zenyam...自由詩017/5/3 10:53
聞き流すラーニング自由詩017/5/3 10:24
after breakfast卯月とわ子自由詩317/5/3 9:46

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