表層を削り取って
ピンセットで貼り付けたような
そんな言葉なら、私はいらない

そんな風に笑わないで
薄めないで

見えなくなってしまう、貴方
キューティーハニーが
早朝に狙撃されたのは
誤算であった
美しさを代表して居たハニーは
紳士の曲を
歌っていた所を狙撃され
イッヒ(Ich)(私)(自我)が
縮小した
リトム(リズム) ...
糖蜜工場が爆発したことによって
甘い蜜たちが
静かに街を流れ出しました
その粘度たるや
もう人の手にはおえない類のものです
アスファルトの上の蜜はそのまま冷えて固いかさぶたとなり
土の上の ...
人は人と手を繋ぎたがる
すぐ放すくせに
私はそう思う

くっついたカラダみたいに
離れないとしたら
あなたのこときっと嫌いになる
だけどもっとすきになるだろう

運命を信じない
き ...
行方知れずの怒りを持て余して
恋のときめきなんて知らなくて
「一番美しい」はずの十代が
ないものねだりで終わっちゃった

なんかもうやになっちゃったの
にきびみたいな自分に
でもこれは私 ...
まっすぐに見つめたレンズ越し
君はもしかして気付いていたのかな?

少しだけ見つめ合って視線を逸らした夏の夜
小さな欠片ほどでも良いから覚えていて欲しかったと
心の片隅に置いたまま。

...




夕暮れ
赤い鳥居にシャラン鈴の音
綺麗に舞う黒髪の巫女さん
おしまいに飲んだ御神酒に
ほかりあたたまり赤らむ頬
わたしの厄は去ったかしら
まっ白な梅の花がひとひら
地に落ちるをぼうっと追う
すこ ...
ゆっさ ゆっさと 揺れる竹
先に飾られた 幾つもの願い

海と陸とを繋ぐ 小路を抜けて
浪の花を そっと 眺めてる

かわいらしい こんぺいとう
あまい ちいさな つぶだから

...
きみのためになにも流されないような夜には
何処にも行き場がない

すべてのネオンサインに照らされて
きみは光の街のなかで成長していく
だからせめて泣き止んでいてほしい
安らげる誰かの隣 ...
1.薄暮

食卓には
真っ白なお皿と、銀のフォーク
窓から扉へ吹き抜ける風と
その匂い

飴色の空
地平線
瞬きながら暮れる、滲んだ宝石

泳ぐ魚の群れを追いかけて
追 ...
真実を虚偽で割ることと、真実を水で割ることは
いったい、どちらが罪深い
しかし天秤が水に傾くことは当然である
たった今
目の前を蜘蛛の子が落ちていった

重力を欺けた試しがない

うち ...
山学校(やまがっこう)

ずいぶん昔の話
親戚中が集まって酒が入ると
何人かの酔ったおじさんたちが
「我や山学校どぅ卒業さんど」
と言い始める

小学校・中学校へはどうも足が向かず
...
あなたの静かな骨の上を一本の真新しい国道が通る
あなたの大きな悲惨の中を一つの真新しい意味が走る

眠るあなたの骨が今こうして車輪の下で砕かれていく

ぼくはその音を聞いているのだ
きみに ...
新たな因果 日雇いの応報
お前らみたいな社会を味わう
妖精に触れると背中が遠くなっていくよう
ヴォイニッチ手稿をマネしてるんだ
推敲が足りないのかな
力が欲しいと右手が疼く
夜があけた ...
今日も公園でいつものノラ猫が
寒そうにじっとしていた
お腹もすいているようだ
三匹のうち一匹は子猫のようだ
寒さの厳しい中を
これからどうやって生きていくんだろう
暖かい布団の中に入ったら ...
こどものころ、100はとてつもなく大きな数だった
けれど、どこまでも大きな数があるって、100なんて全然ちっぽけだって、大人になるにつれて知った
70億という数字が教えてくれたのは、僕が世界の一員 ...
妻が
幸せなら
私も幸せ
今宵は
何だか空気が甘い


愛のような
花の香り
押し寄せてくる
瞬間瞬間が
身体に馴染む
口をすぼめる
とても内気でおとなしいあなた
優しい人だ
誰のことも悪く言わない
辛さを耐え
コアラのような思い
お母さんの温かいおなか
地球を抱擁するような人
苛烈な意見を聞いているの ...
今日は博多への出張だ
大分駅からホームへ向か

う が・・・

あの階段を降りればホームへ行け


  
ない・・・・・

まるでエッシャーの階段の様にぐるぐると
次 ...
緩慢に手を汚さずに隣人は企てているその背後には


母親は産んで五年の少年に姉を殺せと包丁渡す


しゅっちょうかたんしんふにんかせったいか父さんあたしいま痛くされてる!


{引用 ...
叫び出しそうな心は
放置しておこう

叫んでしまってもいいし

抑制できるのもまた

我慢なんて後回しでいい
我慢なんてしなくてもいい

なにをしてもいいわけではないが
どうしよ ...
哂う 山茶花
唇の色合いを 秤にかけて
軽く 溜息

笹で 囲われた
冬の風景が
気に入らないと 嘆く

雪の 白さも
空の 藍さも
自らの 青さに 変わるだけ

竹藪は  ...
そうなんです
そのポピーですきっと と
云えなかったけれど あのつらい時に
うれしかった 教えてくれたひとが居た

ヒマラヤン・ブルーポピー
いますぐにあなたまで
駆けていきたい
会い ...
バスに乗りバスから降りて徒歩二分会社に着いて忘れ物に気づく

きっちりと半分分けするアイスモナカ子供の頃に見た光景

画用紙に愛の景色を描いていく自然に出来た森林の香り

隠れんぼ向日葵畑 ...
                 ――F.T.へ

君はとても複雑な静止画の連なりだった。複雑な君を愛する人は、きっともっと複雑な、例えば自然美の移ろいのような人なのだろう。君たちが複雑さを映 ...
プランクトンは
しゃかしゃか動いて泳いだり
一つが二つになったりする

蟻は
虫の死体を集めたり
卵をお世話したりする

私は
ラーメン屋に入ったり
女を抱いたりもする

ガイ ...
目眩く



歓送
{引用=先生、わたしには尊厳なんて無いですよ
もともと与えられてはいないですよ
市民たちの娯楽のために生まれてきたようなものです
それがなぜなのかはわからないけれど
存在していることが非常に苦 ...
罪と罰を破り捨て

埋もれた遠い記憶

眩いその向こうへ

手を伸ばしてはいけない

それは何時も摑めずに

指の隙間からすり抜ける

醒めない夢を抱き続け
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
耐え難い青井とり自由詩017/2/1 10:19
ハニー間村長自由詩2*17/2/1 9:37
糖蜜の街そらの珊瑚自由詩21*17/2/1 8:38
半身朧月自由詩217/2/1 8:16
にきびはつぶさないで四角い丸自由詩417/2/1 7:48
宝石箱梓ゆい自由詩117/2/1 5:41
平成29年2月1日(水)みじんこ自由詩2*17/2/1 3:04
ことばあそび九田中修子自由詩2*17/2/1 2:41
金平糖藤鈴呼自由詩1*17/2/1 1:56
光の街末下りょう自由詩4*17/2/1 1:28
空についての三編自由詩217/2/1 1:04
道端挽歌北井戸 あや...自由詩817/1/31 23:27
山学校と学惚りぃAB(なかほ...自由詩217/1/31 23:10
海辺にてzitens...自由詩1217/1/31 22:37
シモタネライム黙考する『叫...自由詩117/1/31 22:00
ノラ猫zenyam...自由詩117/1/31 20:13
水宮うみ自由詩2*17/1/31 19:22
五行歌夏川ゆう自由詩117/1/31 19:02
おとなしい人杉原詠二(黒...自由詩7*17/1/31 17:54
博多へ行けない朝焼彩茜色自由詩617/1/31 15:07
「辞世にはまだ遠く」 壱 ~2017.01.31もっぷ短歌117/1/31 11:46
心の叫び坂本瞳子自由詩2*17/1/31 9:39
夢の世界で藤鈴呼自由詩3*17/1/31 7:50
ブルーブルーブルーもっぷ自由詩317/1/31 7:35
森林夏川ゆう短歌117/1/31 5:30
祝婚歌葉leaf自由詩317/1/31 5:14
昇順巡り藤山 誠自由詩017/1/31 3:42
平成29年1月31日(火)みじんこ自由詩017/1/31 1:44
それでも明日の夜明けが見たいもっぷ短歌2*17/1/31 1:35
終わりの無い終わり差羽ナガレ自由詩017/1/31 1:24

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