午後の羽の蝶が群がり
枝は一時 空に呑まれる
実は鉱に転がり 水に落ち
空へ還る空を見つめる


砂漠の火花に
鳥は降りる
そこに在ったかもしれない命の
無機と無 ...
自称詩人が
てめえのダメさかげんを
省みることなく
偉そうに
善だ悪だと言っているのを見ると
おまえの存在を
世間一般は悪だと思っていることに
早く気付けオラッ、と思う

自称詩人に ...
魚焼きグリルってさ
ホント後始末が大変なのよね
それでもね
面倒臭くても
秋にはサンマを焼くの
炎で焼くの
フライパンはNGだよ
滴る脂を見てると
つくづく
秋らしくない
秋の風物 ...
大切なのはこの詩を書いているのが別に僕じゃなくてもいいってこと
詩を読むとき誰が書いているかなんて気にしないでいいし詩を書くときも「僕」なんていらない
大切なのは詩が君に向けて書かれているって ...
>          161116
>
> 素敵な大人とは
> 嘘をつくのが巧くて
> 嘘だとは気が付かせない
> 詐欺師の笑顔に惚れた
> ...
誰もが歌っている
それぞれが愛する歌を

昨日を唄う歌
今日を唄う歌
明日を唄う歌

上手いも下手もある
でも誰もが唄うことをやめられない
なぜだろう どうしてだろう

そうでは ...
花野の無垢なそよぎに打たれ
綴じることができなかった
ごめんね雪が降ってきた
埋もれてゆくよつめたさに
みえなくなってほんとは
それは隠したかったかなしみ
信じ続けたい透明な愚か わたしの ...
不確かなものに
願いをかけるのは

目をつぶりながら
道を歩く事に
似ている

人は皆
目をつぶって
街の喧騒の中を
歩かないのに

人生の道は
目をつぶって
歩きだがる
...
貴方はもう眠っているんだろう。
そのかんばせに疲労と充足感をたたえて
閉じた瞼に縁取られるのは
かさついた睫毛か湿った青紫の隈か その両方か。

声を聞きたい。と
一人、ぽつりと呟いて
...
無私の愛が
人の魂の病を癒し
魂浸透した肉の病すら和らげる

冷える秋夜の森の静謐に
天使たちは降りて来るのだろうか
自愛に充ち病んで倒れる己の魂の許に

あの遠い日の海の夜明け
靄 ...
36度の体温の中には均等なバランスが組み込まれている
それはまるで一段一段の歩みを形作る階段の傾斜のように
着実であり、無難である
命の装億は平然な顔をして日常を過ごしている
森羅万象とその中 ...
つかのまの休日に天使がやってきてしばし話をすると
迷走する天界のことやいま抱えている天使間の軋轢のこと

ほんとうのリベラリズムや偽物のプロパガンダの見分け方や
彼?にもいるらしい兄弟姉妹や縁 ...
もう部屋じゅうに
季節が終わる報せが届きます
ネットポートは再び夕空でジャックされ
きっとポケット深く携帯電話にも
微かに振動は繰り返され
むかし聴いたあの唄が
そっと鳴るでしょう
波音 ...
うちの孫は
東京大学に行ってまして…

おじいちゃん、違うのよ!
「の」を忘れちゃ
東京の大学よ

「の」ぐらいいいじゃないか!
あなたは特別だよと
言ってあげたかったけど
特別なひとなんて
いないと習ってしまった

背中がちいさく ちいさくなって
あなたの涙だけが大きくなる
わたしはなにも言えない
言っても無駄 ...
舌先で像を結ばない
時代の陰りの不安漠然とした
――漏出か
灰に灰よりも濃く灰を溶き混ぜた
ような雲
 も 時折 
    裂 け
息苦しい断絶の青さ遠くかもめのように過る
無垢のまま ...
肘は曲がったまま
手折れた枝のように
か細くそれでも
萎えてはいない

傷ついた蝶を思わせる
華奢なバレリーナ
脚を高く挙げて
ニコリともしない

ぜんまいじかけの人形よ
その場 ...
振り返るだけの昨日より
先の見えない明日より
今を生きている今日が好き
色の無い花が咲きました

香りも無ければ
命を繋ぐ力も持たない
少しだけ
孤独に見える花です


  花はただ
  『生きられたらそれで十分だ』と
  私につぶやきます ...
秋空の下で

今日も洗濯物を干す

平和に感謝しながら
人は
パンのみで生きているにあらず
声かけで生きている
「おはようございます」
「お元気ですかあ!」
「だいじょうぶですかあ!」
いつか(あした)ミカってひとと
お友達になるかもしれない
電話番号を
交換し合うかもしれない
そしたら正直に
わたしお友達がすくなくて
だから携帯がうれしいなって
そこまでは言う、あとも ...
ゆるさない、しずかな鬼が
胃のうらで体育すわりをしてる
午前8時の喫茶店にて

ゆで卵のむき出しの
黄身に塩がかかりすぎて
窓辺から光さすきらきらの
砂丘はじごくでした。小さな人が
登 ...
私という存在は
先生という存在に根こそぎ持っていかれた
それは私が先生に惚れたということ
先生は太陽
先生は大地
先生は大海原
すべての父
私という存在は
先生という存在に根こそぎ持っ ...
息をしている
すべてのものたちが
息という名の
うたをうたう
うたという名の
命を

深く
息を吸いこみ
ふくらんだ分だけの
息を吐く
そのあと
わたしのうたは
誰かの肺の中 ...
暴力好きと
叙情性は
相容れないと
思っているあなた
無類の中上&梶原ファンである私は
そんなあなたを否定した上で
肘関節を逆に曲げたいと思う

「俺もあれくらい凄みのある顔ならなあ」 ...
 ピアノの音色が白く輝いている。
 僕はその中を歩いている。
 この先に何が待っているのか。
 初冬の風が厳しく吹いている。

 孤独とは。
 僕はピアノの音色に包まれている。
 ほ ...
4冊のノートを鉛色に埋め尽くし全てを破り捨てた

3日分の睡眠薬と絶妙な量のカフェイン
5分に一回火をつける安煙草のニコチンとタール
エンドルフィン&ドーパミン&ノルアドレナリン
しゃれこう ...
肩越しのとまどいに

秋の風か

冬の光か

坂道の横を

電車がいく

秋の匂い

冬の湿り

あなたの小麦の肌に


雑沓がうすくなる

あなたが手をふる
...
「ひとはなぜ生きているのかなぁー?」
「うまれたからさ」
まつりごともかみさまも
しんじないあなたはそういった

戦争に反対するお父さんとお母さん
こどものわたしは
ベトナム帰還兵とおな ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
夜へ ふたたび木立 悟自由詩716/11/17 22:48
胸糞減少「全然善です」花形新次自由詩016/11/17 20:05
サンマ食えっ!まいこプラズ...自由詩6*16/11/17 19:39
透明な青空水宮うみ自由詩1*16/11/17 18:22
> 嘘つきの魔法使いあおば自由詩9*16/11/17 17:06
HAL自由詩4*16/11/17 11:08
戦ぎもっぷ自由詩316/11/17 8:57
目を開いて薫子自由詩4*16/11/16 23:43
ラブレターは夜に書く愛心自由詩716/11/16 23:43
天使たちはひだかたけし自由詩7+16/11/16 23:20
感覚鷲田自由詩216/11/16 22:47
天使の訪問梅昆布茶自由詩1316/11/16 22:36
祈りりゅうのあく...自由詩8*16/11/16 22:29
孫自慢zenyam...自由詩1*16/11/16 22:17
大事なひと朧月自由詩216/11/16 21:52
ある朝こぼれただのみきや自由詩13*16/11/16 21:17
機械踊り子坂本瞳子自由詩1*16/11/16 21:10
リィ自由詩1*16/11/16 20:12
『透明な花の一生』葉月 祐自由詩7*16/11/16 17:32
洗濯物zenyam...自由詩016/11/16 17:07
介護自由詩016/11/16 16:00
ミカ ver.2もっぷ自由詩916/11/16 12:32
けさのじごく青木怜二自由詩3*16/11/16 9:25
男が男に惚れる渡辺亘自由詩116/11/16 9:12
星とうたうそらの珊瑚自由詩26*16/11/16 8:22
強面花形新次自由詩316/11/16 8:16
ヒヤシンス自由詩9*16/11/16 5:52
Drop Out Bahnアタマナクス自由詩016/11/16 3:07
肩越しのとまどい吉岡ペペロ自由詩416/11/16 1:36
陽のようないのり田中修子自由詩7*16/11/16 0:44

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加筆訂正:
ちりつも。/鵜飼千代子[16/11/17 20:41]
一部修正
祈り/りゅうのあくび[16/11/16 22:34]
改題
喋る雨傘と満月/りゅうのあくび[16/11/16 19:14]
2連目3行目挿入、4行目推敲しました。
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