ライトアップが終わると
足下の桜は消えていった
老婆は海側へと
手摺伝いに歩く
このまま
夏の花火を観たかった
美しい春の夜に
手をひかれながら
...
失っていくものなど
気づかなくていい
何も知らず
何も悟らなくていい
ただ美しい桜の下に
いつまでも子供のように立っていて
桜の季節は
故郷へ帰りたい
生まれた町の
小高い丘の公園に咲く
あの
ささやかな花吹雪こそ
懐かしい私の桜だ
愛があるなら
泣かずにはいられない
そんな場所が
...
儚いのは
花ではなく
人なのです
この
美しい花は
誰のためでもなく
悠久の時を生きている
その木の下に
人が様々な人生を当てはめ
懐かしんだり
見上げて泣くのを
...
水の色の響きだ
自らの生を差し出し
自らの死を告知する
全ての自己執着捨て
捧げ流出し犠牲となる
覚醒した自己意識を保ち
その時星達は輝くだろう
恒星の漆黒の輝きは水の響き
愉 ...
迷路の奥では 知らない男の子たちが
もぐらの毛皮のように折り重なっていて
僕は腐葉土を靴底に詰めながら
午後の取引がはじまるのをじっと待っている
JR代々木駅東口徒歩30秒
こんな時間から白 ...
なんの詩を書こうかな?
これからの事
いままでの事
げんざいの事
出来上がった詩は
いつ誰に見てもらえるかな?
この詩を見たあなたは何処にいるの?
未来?過去?今?それとも
人は規律を守って孤立しても
生きていけるよう
自律しなくてはいけない
人は自律を守って孤立しても
生きていけるよう
規律を整えなくてはいけない
おお!! してヤラレタ!!
…して 何を?
会話が成立するような背表紙
物語の終焉は
決まっているようで
整ってはいない
定められている感覚で
変更は 可能なのです
...
聞こえるのは細やかな笑い声
見えるのは頬の赤み
伏し目がちなその瞳は
一体、何を考えているのだろう
コーヒーカップを持つと
カタカタと音が鳴る
笑顔が引き攣り
目蓋が痙攣する
声は ...
ふだんの平凡なふつうの暮らしの中に
幸せはある
幸せは
何か特別なものではなくて
ふだんの平凡な暮らしの中にある
早寝早起き朝ご飯
午後の散歩や友達との語らい
夜の一杯の焼酎など
ふだ ...
冬のあいだに育った
ふわふわの毛に包まれてみる夢は
ねじ巻き振り子のようにかなしかった
(なんでアンゴラ山羊になどうまれついちまったのか)
けれど
春のひざしに
あたためられて
気化して ...
散りゆく桜に想いを寄せて書き下す一編の詩。
夢に刻まれる走馬燈。
愛をそれと気付かずに駆け抜けた青春。
後悔の後の懺悔を心はどう捕らえようか。
恍惚と愉楽の両翼にまやかしの日 ...
子供の遊ぶ声が聞こえない
静まり返った夜の公園
住宅地に囲まれた公園
高台にある公園
見下ろす街の明かりが踊る
日々に横たわる
あらゆる出来事に
左右されない心
美しい木々 ...
6畳半の自室にはシングルのベッドが
横たわると鴨居と窓枠が幾何学模様を作る
壊れかけのベッドは身体を沈めると泣きながら私の体を抱いた
薬で虚ろな私の自我が溶け出して
ベッドに思想のしみをつ ...
散りゆく桜がとても綺麗だった
灰色から薄紅色
薄紅色から新緑に移り変わる頃
私の世界がモノクロに変わったあの頃
今思えばあの頃が私の世界の分岐点で
散った花びらは数あれど
掴めやしない ...
タイプライター
山桜
原っぱ
眠いか 眠くないかと 問われたら
今 眠いです
そして クサイ
そんなこと言うなんて 水くさい なんて
自分で突っ込んで しまいたいくらい
鼻が もんぎゅー って なってる
ス ...
僕は小心だから
体の異常がちょっとあると
気になるから
すぐに病院に行く
血圧が高い!
目が赤い!
顔色が悪い!
体が痒い!など
でも、いちいち気にしていたら
かえって病気になる
...
欲望
柊
懐中時計
高層ビルの展望室が好きなのは
地上に降り立ち
展望室を見上げ
あんなにも高い所にいたのだと
あそこから美しい景色を眺めたのだと
余韻に浸ることができるからで
高い場所に居続けること自体は
...
社会という尺度に弾かれた私は
だんだんと薄くなる紺色の空を見て
ああまた無為な一日が始まると
ベッドに沈み目を伏せる
この痛みの最中
もし一筋の光があるなら
それはきっと
朝焼けでもない ...
他称詩人が
何故、自分を他称詩人と
主張しなければならないのか
ボクサーだって
将棋の棋士だって
オペラ歌手だって
産婦人科医だって
警察官だって
AV女優だって
連続強姦魔だっ ...
燃える火の中心地の要素を
分解して、解読すると
見えない形をした「動機」という
怪物が現れる
今日一日を元気に過ごすことに
疑問を持ち始めると
この動機という怪物に
火でも噴いてもら ...
○入院すると
生きる目標が
明確になる
もちろん目標は
「退院」
○薬は
意識して飲まないと
飲んだかどうか
わからなくなる
○身元引き受け入が
一人もいないと
入院もで ...
田舎の入院情報は
ラインよりも早く伝わる
地域の人たちから
「近ごろホカチャン見ないねえー」
と尋ねられるたびに
ワイフは複雑な気持ちになる
どこに入院してます、と言ったら最後
どうっと ...
4月は
草木も芽吹けば
自称詩人も大量発生する
きっと新しい生活に
早くも絶望した
行き場のない気持ちとかってやつを
誰かに聞いてもらいたいとか
誰かと共有したいとかっていう
クソ ...
水に嫌われ
水で追われる
隠れることもできず
すぎてゆく日々
飛ばされそうになりながら
どこへ帰るともなく進みゆく
すれちがう花も
すれちがう蝶もわからない
...
頑張った分だけ報われるなら
思った分だけ頑張れるなら
思えるほどの何かを秘められるなら
空虚な私は構成されず
故に立ち尽くす交差点のど真ん中で
情報に溺れ窒息寸前な私は
人として欠落してい ...
友
貝
図
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
widow's violet
mizuno...
自由詩
3
17/4/8 22:08
母
ガト
自由詩
3*
17/4/8 21:00
記憶
〃
自由詩
0
17/4/8 20:49
さくら
〃
自由詩
4*
17/4/8 20:40
ブラック・スター
ひだかたけし
自由詩
2*
17/4/8 18:35
アングラモール
紋甲メリー
自由詩
2
17/4/8 15:45
置き手紙
リィ
自由詩
0
17/4/8 12:52
自律神経成長病
イオン
自由詩
0
17/4/8 12:02
人間統一
藤鈴呼
自由詩
1*
17/4/8 10:59
伏し目がちな彼女
opus
自由詩
0
17/4/8 10:40
幸せ
zenyam...
自由詩
2*
17/4/8 9:40
アンゴラ山羊のみる夢は
そらの珊瑚
自由詩
13*
17/4/8 9:13
桜
ヒヤシンス
自由詩
3*
17/4/8 6:03
夜の公園で過ごす
夏川ゆう
自由詩
0
17/4/8 5:34
壊れかけのベッド
倉科 然
自由詩
1
17/4/8 2:41
春
〃
自由詩
0
17/4/8 2:13
平成29年4月8日(土)
みじんこ
自由詩
0
17/4/8 0:59
眠気との戦い
藤鈴呼
自由詩
0
17/4/7 20:01
気にしない力
zenyam...
自由詩
2
17/4/7 10:03
平成29年4月7日(金)
みじんこ
自由詩
0
17/4/7 3:40
高層ビルの展望室
坂本瞳子
自由詩
1*
17/4/7 1:00
きっとその先に
倉科 然
自由詩
0
17/4/7 0:18
申告制
花形新次
自由詩
1
17/4/6 20:40
廻る
鷲田
自由詩
1
17/4/6 17:06
入院独り言集4
zenyam...
自由詩
0
17/4/6 13:55
見舞い
〃
自由詩
0
17/4/6 11:29
新しい自称詩人たちへ
花形新次
自由詩
1
17/4/6 10:42
夜に至る夜
木立 悟
自由詩
8
17/4/6 8:49
分岐
倉科 然
自由詩
0
17/4/6 1:58
平成29年4月6日(木)
みじんこ
自由詩
0
17/4/6 1:25
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1460
1461
加筆訂正:
花の針
/
田中修子
[17/4/7 21:56]
最後、修正しました、
4.49sec.