足跡がしろい泡に食べられてぽむぽふと消えていくから
歩いていたはずのあたしも、はじけた
おかしいなあ昨日のあたしは窓辺で教科書のはじっこを弄りながら誰にもばれないようにみじめに泣いていたのに
髪 ...
応答してください
こちら宇宙背景放射ラジオ局エンケラドス支局の
遺言代筆執行人ナンバー1964でございます、
貴女は火星から海王星へ至る故障旅客船の尾びれの永久空席に居眠りキセル乗車した挙句
...
かりそめの空間のなかで薄明るい滲んだオーロラを着ている
着込んでも着込んでも熱は一向に下がる気配がなく
ずっとひざのうえで幻想の猫が鳴いている
にゃーにゃーにゃー、
にゃー宇宙は
北 ...
まん丸の
焼き菓子みたいな
今宵の月
雲に隠れてみたり
顔を出したり
なんだか不思議な
態度をとるよ
朝にはクラゲみたいに
薄うくそおっと光る
...
自称詩人が
ある時パッタリいなくなるのには
単に死んだという以外に
こんな理由がある
①元々ない才能が枯れたと思い込む
②女が出来る(ブス)
③金がなくなる
④まともに働くようになる ...
怒っていないよと言って、怒っている。
氣にしないで下さい、と言って、氣を使わせている。
いつから人は、習得するのだろう?
思いとは、かけ離れた言葉 ...
田植えが終わって
福島の祖母の家に行って
山菜を食べて
車の中でうたた寝をして
帰ってきて
隣の家から頂いた筍を灰汁抜きして
なんだか冷たいものが食べたくなって
サイダーを飲んだら
し ...
徳は隣りを照らす とか
されば
時空の四次元は
おのれ自身を 照らす のか
あぁ ねたましい
ねたましい
...
静かすぎる昼 脳の鼓動
まどろみを吸う
冷たい蝶
左目と左手にはばたいている
斜めに巨きく横たわり
街を隠す羽があり
明るく淡く 数え切れぬまま
ただ風ばかり ...
応接間のおおきなガラス窓が雨ににじむ
雨ごしの庭って
おとうさんの画集にあった
モネのすいれんみたいできれい
ドガのおどりこはなんだかこわい
おかあさんは砂糖は骨がとけるという
おばあ ...
患者が
生きる意欲まで
失ったら
アウトだ!
なのに
家族は再発を心配するあまり
あれは
してはいけない
これは
してはいけない
と言って
生きる意欲まで
取り上げようとする
眠れないのではない
眠らないのだ
やる気があるのではない
やるせないのだ
零れそうな涙を堪えるのでも
吐き出しそうな想いを飲み込むのでも
走り出したい気持ちを抑えるのでも
な ...
はちきれんばかりの心が
叫び出しそうで
泣き出しそうで
必死に口を押さえて
両手で覆って
精一杯のスピードで
駆け抜ける
何者をも諸共せずに
一直線に走り続ける
疾風のごとく
あら ...
素数
夕暮れ
夏
老いぼれた犬たちや
枯れた枝たちが
誰もが待ち望んでいるのだと
かつて見た夢を
ずるずる引きずって歩き回る
違うとも言えずに
階段を歩き続ける
老犬や枯枝たちの夢は生乾きのままだ
...
{引用=なみだの意味を云いたくない
ひとの言葉で賄えないから
なみだの意味を弄りたくない
塗れていくのを視たくないから
なみだの意味を失いたくない
この世で唯一の聖域だから
な ...
まぶしさは骨から出てるホッチキス
笑顔のダサい恋人
やました先生のメロン爆弾
ようかんのみぞおち破裂
時計の形の虫がいて聞こえない
実印の首筋いたい すきだった
...
西の空が淡い紅に染まり
旺盛に繁茂した用水路沿いの草木たち
一息尽く頃
私は鉛の我が身をベットに横たえ
もういいだろう?もういいだろう?
朦朧とそう空白に問い掛ける
応えはもちろんない ...
昴
髪
参上
医学がどんどん発達するはずだ
来る日も来る日も
患者が満ち潮のように押し寄せてくる
手術にしても投薬にしても
実験台になるモルモットは
いくらでもいる
しかも老い先短いシルバーばかり
う ...
祈ることは
どこでも
いつでも
できること
僕に決定的に足りないのは
祈ること
イスラム教徒のように
一日何回も祈ること
自分の幸せのためだけでなく
他人の幸せのためにも
...
ふたつの気持ちが重なって
消えてしまうことは
よくあることで
ガロイ先輩の
割れないたまご理論と
チブラさんの
割れるたまご理論と
のあいだで僕は
ふたりのたまごをあたためていた
...
やるせなさが消えない
こんな気持を抱えたままで
あとどれくらい遣り過せるのだろうか
不満など
爆発してしまえばいいのに
八つ当たりする対象も見つけられず
ただ黙々と時間が経過す ...
初めはゆっくりとした歩みから始まる
始まりの合図はリズムに乗った音楽の音色だ
一歩一歩歩いて行くと両足の速度は加速される
心は舞い上がり始め
今日の喜びの時間に期待する
100M、200 ...
当たり前すぎることだから
素直に応じた
お椀に浮かべた麩のように
あなたはあなたに浸されている
――まるで 無い
ない みたい
家では
タツノオトシゴの溺愛
...
闇夜に燈る不知火
篝を模り人を誘う
新月が封印を解き
古の亡者達が甦る
骸は躯を軋ませながら
悲痛な叫び声を上げる
轟きは山を越え響き渡り
悠久の世の終わ ...
五光三光
花見酒
ようやくの休みなのだった
TELすると
施設管理責任者は恐縮しながら
...
春の連休明けは晴れだった
教室に入ると
後方の席に君がいた
おはようという挨拶の後に
僕の想いに気づかれてしまいそうな
要らぬ一言を付け加えてしまった
席に座り入口を眺めていた ...
元気な時には
「病気は健康の対極にあるもの」
だと思っていた
入院したらよくわかった
「病気は健康のすぐ隣にあるもの」
ということが
すべて諦めかけたときに
コンビニに行って弁当買うてあたためた
何も変わらないいつもの弁当
俺の一所懸命にあたためつづけたもの
それと弁当
くれるレシートと夕陽
そして弁当
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
私だけが見た、私だけが夢見た色彩
北街かな
自由詩
1
17/5/12 21:26
エンケラドス支局第一報・海王星行き旅客船宇宙海難事故・放送原 ...
〃
自由詩
1
17/5/12 21:14
宇宙暗黒物質言語域で何度も私ではないと遺棄されるものとは
〃
自由詩
2*
17/5/12 20:35
月変化
吉岡ペペロ
自由詩
5
17/5/12 20:33
自称詩人がいなくなる10の理由
花形新次
自由詩
2
17/5/12 20:09
言葉
島貫めぐみ
自由詩
4
17/5/12 15:40
デジャヴ
小原あき
自由詩
3*
17/5/12 15:10
述懐(一)
信天翁
自由詩
0
17/5/12 9:38
白と震え
木立 悟
自由詩
4
17/5/12 8:30
子どもの澄んでる、のぞいてる
田中修子
自由詩
7*
17/5/12 7:20
患者の心
zenyam...
自由詩
1
17/5/12 6:46
ほとんど朝だというけれど
坂本瞳子
自由詩
1*
17/5/12 2:53
弾丸は暴れる
〃
自由詩
2*
17/5/12 1:16
平成29年5月12日(金)
みじんこ
短歌
0
17/5/12 0:15
逸話
虹村 凌
自由詩
1
17/5/11 23:56
「窓辺で春を」 なみだ A-side
もっぷ
自由詩
3*
17/5/11 22:45
ふぇのん
初谷むい
川柳
3
17/5/11 20:15
ささやかな煩悶
ひだかたけし
自由詩
2*
17/5/11 18:27
平成29年5月11日(木)
みじんこ
自由詩
0
17/5/11 14:59
有名病院
zenyam...
自由詩
0
17/5/11 11:06
祈りのある人生
〃
自由詩
0
17/5/11 10:07
あい
AB(なかほ...
自由詩
1
17/5/11 7:48
やるせない
坂本瞳子
自由詩
1*
17/5/11 0:12
歩みと走り
鷲田
自由詩
0
17/5/10 22:18
一人の女優に捧げる詩
ただのみきや
自由詩
7*
17/5/10 21:03
鬼火
1486 1...
自由詩
3
17/5/10 20:57
藤に鴉
TAT
自由詩
1
17/5/10 20:53
連休明けは晴れだった
しょだまさし
自由詩
2*
17/5/10 19:32
病気観
zenyam...
自由詩
1*
17/5/10 18:57
すべて諦めかけたときに弁当を
奥畑 梨奈枝
自由詩
6*
17/5/10 18:50
1433
1434
1435
1436
1437
1438
1439
1440
1441
1442
1443
1444
1445
1446
1447
1448
1449
1450
1451
1452
1453
1454
1455
1456
1457
1458
1459
1460
1461
1462
1463
1464
1465
1466
1467
1468
1469
1470
1471
1472
1473
加筆訂正:
一人の女優に捧げる詩
/
ただのみきや
[17/5/11 20:04]
小修正しました。
一人の女優に捧げる詩
/
ただのみきや
[17/5/10 21:11]
誤字修正しました。
4.56sec.