さくさくして美味しい
柿が大好き
大きく育った
甘さを示す色
四角に見える形
柿の木が多い地区
昔から変わらない
秋を表している
何となく感じる甘い香り
秋の深まりと共に ...
しんと冷えた朝
射し込んだ光
体を通り抜けていく
呼んでもいないコーディネーターに
窮屈な服を着せられて
愛想笑いをしたことに
何故だか酷く傷付いている
裸の君を風に感じたい
...
竹林に佇む己
夜の静けさ折り畳みながら
竹林に佇む己
折り畳まれた静けさに脳水押し戻され
ぴくりとも揺れぬ竹林に
脳水震え不可聴の響き蘇る
脳髄を道具とし血潮の温もりに含まれるも ...
むすめの太腿にあるうす茶色な柔らかい痣と
ほとんど同じな色と形とおおきさの痣がわたしにもある
生まれたときからあって
したしく思ってる
むすめがいつか
科学者になっても 売春婦になっても ...
窓の外から青い空を眺めていたんだ
冷房が壊れているせいでお部屋の中で汗だくさ
とりあえず目の前にある宿題を終わらせなくちゃ
ただでさえ暑さで参っちゃってるっていうのに
黒い鉛とインクがいっ ...
なぜこんな……
そう鳴いて(とても驚いて)
どこかの彼方に隠れに行った鴉が一羽
鏡過ぎるガラスの前でつい美味いもんみつけて
さてしあわせいっぱいで首を伸ばしたら
真っ黒で歪なこれが自分なのか ...
春が足元に
一夜限りの花びらの星座を描いた
夏の夜の夢は
浅く長い ひとつの戯曲のようだった
秋に降る火球の
行き着く先は誰も知らないまま
...
ことしも
庭の柿の葉が
一枚 一枚と散ってゆき
やがて 冬の裸木になるだろう
まるで 俺の老体のように
でも やがて 春には
芽を吹き 葉をつけるだろう
お ...
失うものがなければ
怖くないのか
失うものがなければ
素直になれるのか
失うものがなければ
人を恨むこともないのか
あなたにとって
失って ...
鏡は透明だ
鏡には、いつも星空が映っている
なにもかもが鏡の前にいない間、ずっと綺麗に映っている
なにもかもいなくなって、わたしもあなたも透明になって、一回眺めてみたいね
パソコン、スマホ、テ ...
ちゃぽりんと 浸かる湯の色 むらさきに
染まり我先 愛するを知る
思い出したんだ
一番 好きな色
見渡せば
すこぅしずつは
染まってる
フワフワの タオル
マイクロ ...
ねえ、あたしの携帯知らない?
オレが知っているはずないだろう!
ねえ、あたしの財布知らない?
オレが知っているはずないだろう!
オレに聞くなよ!
だって聞く人、あんたしかいな ...
僕はいつも
「ありがとうございました」
と言っているのに
医者はなぜ
「ありがとうございます」
と言わないのだろう
世の中広しといえども
金を取って
「ありがとうございます」
と言わ ...
未来では僕の一生は黒歴史だ
墨汁で真っ黒に染めた問題用紙ぐらい黒い
でもその黒さが誰かに伝わればいいな 今のあなたや、未来のあなたに
僕に「生きていけ」って言ってくれたひとたちのように、あなたに ...
「孤島」
樹や動物と共に棲み
助け合うことを知っている
ひとに蹂躙されない
蹂躙しない
等身大の月のひかりにただそよぎ
喜び 哀しみ 反射する
時に痛い波濤をかかえ
消滅を怖れない ...
家には、金太郎という三ヶ月の子猫がいます
愛称は、金ちゃんです
白黒でやんちゃで、真っ黒の円な目をして、甘えん坊の彼は、好奇心旺盛で
三ヶ月の子猫にしては、少しちびです
家に来たばかりの頃 ...
数え眼(まなこ)が肉体に張り付いていたんだ張り付いていたんだ磔
ヴィオラへ
各種の元素達
その血縁を辿り愛を一括する事に躊躇いをもち霊妙な徳を後ろから力で押さえ
ひきつった面持ちで髪を ...
いつか死ぬんだ、ジュクジュクした桃色の
痺れまくりのコギトの裸体に
はしる痛覚のノイズは白く、潮騒
宇宙に放り出されている、寝ぼけながら
いつの間にか物語らしきものを持っていました
生き ...
日曜日の公園で紙芝居を読んでくれるおじいちゃんがいた
聞いたことも見たことも無い、不思議な話で、子供達にはあまり興味が湧かないらしく、大半は遊具や砂場で遊んでいた
そんな中、一人だけ目を輝かして聞 ...
*あなたの都合にわたしを合わせられますように*
(わたしの視座は、あなたのお言葉で大きく広がる 羽を付ける だから)
だから、わたしは、すれ違う方々全ての、あなた目線でその都度、世 ...
チャルメラが聴こえたので
最後の千円札を掴んで飛び出した
台の上にロー引きの小袋がたくさん並んでいる
一つ、と云うと
千円。
と小母さんは応じる
く、っと差し出したら
三つくれた
泣き ...
とてもとても遠い昔、あるところに、こじきの女の子がいました。
笑うのも泣くのも、おしゃべりも、誰かのお気に入りになるのも得意。
こどものころは大変でしたが、大人になり、乳房が豊かに揺れるこ ...
じいちゃんの亡くなったカミさんが
うえたザクロの木のもとに
実がパッカリあいてころがっていた
皮からあふれ散らばっている実
鬼子母神の澄んだ涙を
庭におりたツグミがうまそうに食んでいる
...
錆びた鉄の懐かしい香り
焼け爛れる様な鉄工所で
ベアリングを炙る作業員
外せないヘルメットは
犬の首輪と何が違うのか
赤ラ-クにマッチで火を灯す
骸鉄を一輪車に高く ...
今日の空は
赤い色が眩しくて
涙が出る
泣き顔を見られたくないのに
涙が止まらない
自分の気持ちが
分からないよ
駆け出したくなる
否
逃げ出したくなる
このまま
...
ザリ砂利と
紙巻き煙草
うしろ足
消して群 ...
軒にぶら下がった
てるてる坊主
風に吹かれて
ブチリッ
遠くの空へ
そして、2週間後、
彼を見つけた
近所の家に吊るされた彼は
見違えるほど
たくましくなっていた
彼の顔は ...
包丁がなまってまったく切れず
庭に出て塀でごりごり研いできたところだ
落ち葉や新聞紙で試すとよく切れる
刃先をゆっくりと撫でてみたい気もして
それはぐっとこらえて
あらためて台所に戻ると
...
あなたの席は
私の前
姿を見ると
いつしか目で追って
あ、今日も来てる
って嬉しくなる
ある日から
あなたの席は
ぽっかり空いたまま
来るかな、来ないな
なんて考え ...
親子である限り愛はある
夫婦である限り愛はある
その愛は人を引き寄せる力であり
結局、人は支え合いの中で生きている
だが、愛に形はない
ある人の愛情表現は不器用で分かりにくく
日常の生 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
柿
夏川ゆう
自由詩
0
16/11/19 5:18
冬の光
アタマナクス
自由詩
1
16/11/19 4:53
竹林ノ声
ひだかたけし
自由詩
2
16/11/19 2:45
痣とむすめと
はるな
自由詩
2
16/11/19 0:08
サイレンと昼
黙考する『叫...
自由詩
1
16/11/19 0:07
或るポエジー
もっぷ
自由詩
3
16/11/18 21:19
『よるのうた』
葉月 祐
自由詩
5*
16/11/18 16:43
塑像(八)
信天翁
自由詩
2
16/11/18 15:36
失うもの
佐白光
自由詩
0*
16/11/18 14:26
鏡のなかの星空
水宮うみ
自由詩
0
16/11/18 12:12
マイクロファイバー
藤鈴呼
自由詩
0
16/11/18 10:37
僕たち夫婦の会話
zenyam...
自由詩
0
16/11/18 10:30
礼儀知らずの医者
〃
自由詩
0*
16/11/18 10:17
黒歴史!
水宮うみ
散文(批評...
2*
16/11/18 9:56
短詩4篇
白島真
自由詩
22*
16/11/18 8:40
金太郎がゆく
水菜
自由詩
0
16/11/18 8:39
count
5or6
自由詩
1*
16/11/18 7:59
コギトを寝かせて
青木怜二
自由詩
1*
16/11/18 6:53
泥棒の紙芝居
5or6
自由詩
2*
16/11/18 5:48
わたしなりの小舟にのって
水菜
自由詩
2
16/11/18 5:14
チャルメラ
もっぷ
自由詩
4
16/11/18 5:03
赤いぼろきれと蜘蛛
田中修子
散文(批評...
6*
16/11/18 2:32
ザクロと鳥と
〃
自由詩
5*
16/11/18 1:31
賽を投げるならず者
差羽ナガレ
自由詩
0
16/11/18 0:59
空の下
坂本瞳子
自由詩
1*
16/11/18 0:00
_
TAT
短歌
0
16/11/17 23:10
a fine day
opus
自由詩
1
16/11/17 23:02
なまくら
春日線香
自由詩
5
16/11/17 22:56
車椅子
rikupo...
自由詩
1
16/11/17 22:54
愛
鷲田
自由詩
2
16/11/17 22:50
1438
1439
1440
1441
1442
1443
1444
1445
1446
1447
1448
1449
1450
1451
1452
1453
1454
1455
1456
1457
1458
1459
1460
1461
1462
1463
1464
1465
1466
1467
1468
1469
1470
1471
1472
1473
1474
1475
1476
1477
1478
加筆訂正:
短詩4篇
/
白島真
[16/11/18 14:29]
泡を水泡に変えました
黒歴史!
/
水宮うみ
[16/11/18 12:47]
修正しました。ポイント入れてくれたお二方すみません
黒歴史!
/
水宮うみ
[16/11/18 11:29]
修正しました
3.54sec.