芋
あんまり得意やないんやけど
て とむ がゆうて
しゃあないなぁ
て じむ が
箸をのばしてきよる
なにが 違たんやろ
せやなく
なんで変わらへんのかったんやろ
誰かの思い ...
じっと空間を見つめていると、
何かが聴こえてくる。
実際には何も聴こえないが、
目にうつるものが音を帯びてくる。
色にも音があるのか、
音に色があるのか、
空間は息吹を宿して、
この身体 ...
風は奏で
光は描く
ハリエンジュのさざめきに
まなざしは戸惑い
優雅に失速する
水面に解ける止まり木
鳥は魚を続けた
裏腹に
なめらかに
時間には抜け道がある
探しても見つからな ...
誰かの考えが誰かを変える。
誰かが変わることで考える。
君が何かを考えることで何かが変わってほしい。
僕の言葉が変わることで何かが変わればいいな。
言葉について、考えることで変わって、言葉 ...
なのはわたしとこころ。
こころはわたしとは関係なくころころと変わり、コロッと転び、何故かは知らないが勝手に成長していく。
わたしはこころとは関係なく、わたわたとしながら一人称を変えて成長していく。 ...
さかなたちは宇宙の周りをくるくると泳ぐ。
さかなたちは世界の周りをくるくると泳ぐ。
なかには流れ星になるさかなもいる。風になるさかなもいる。波になるさかなもいる。
神さまだってくるくると泳ぐ ...
死ぬ前のジジイが
何かを残したいと思って
急に詩を書いたり
絵を描いたりしても
結局何も残せないし
逆に
立つ鳥跡をなんとやらで
見苦しいことこの上ない
とは言わない
だって
...
久しぶりに電話してみる
着信音が十回で、切る
内心ホッとする
まもなく向こうからかかってくる
少し慌てる
「なに?どうかした?」
声を聴いて安堵する
「いやどうもしないけど。今話せるの? ...
先週までのうだる暑さが嘘のよう
公園の木立は重い影を落とし
鬱蒼と風に吹かれているが
家々の庭に
咲き尽くした夏の花々が
どこか安堵したようにうなだれる
もうここからは秋
静かに目を凝ら ...
ぷくぷくと可愛らしい頬に光る
シャンパンのあぶくみたいな透明な
それが涙で ありませぬよう
毎年 祈る クリスマス
やけに狂い咲く時計
刻むリズムは 定刻なのに
気が急いた分だけ ...
男がため息をついている
背中はどんどん小さくなって
いつのまにかそこには
泣きそうな男の子がいるだけになる
男はせきばらいをひとつして
たちあがって歩いて行った
その背中はまだ少年だっ ...
写真として切り取られた 秋の断片たちが
ポジフィルムに蓄積されてゆく
くりかえされる季節の 物語りは
いつもおなじようで ちがっている
去年の台風でなぎ倒された コスモスた ...
虫の音がしあわせだ
俺の匂いがしあわせだ
深夜放送がしあわせだ
指原莉乃がいいとこつく
松田翔太がどこか遠い
林真理子がえらそうだ
虫の音がえらそうだ
扇 ...
一夜でカフェオレを
1リットル飲んだりする
大丈夫か、おれ
OLのおやつみたいな
物足りないチョコを
つまんで この
小さき物体にも所狭しと
書かれている
文字は
原稿用紙何枚分 ...
どうせ豚箱送りや
って言うてみたけどそんな予定はない
片方選べ言われて両方選ぶ
そんな生活できたらええな思て
陽が沈む前に俺らは抱き合う
何もない夜にお前が寝た後で
明日の朝無事にテレビ見 ...
有翼の人魚たちが踊る森が ほどけてゆく
有翼の一角獣たちが戯れる砂漠が めくれてゆく
忘却のような白い顔をした給仕たちが 一列に並んで
運んでくる皿の上にはプラチナの蜃気楼
異様に美しい怪文書 ...
君の那覇になるのが嫌なら
独立でも何でもして
歌って踊って
ラフテー食って
その間に
チュカチンミンキョワコクアルヨ
に乗っ取られて
チベットみたいに
大量虐殺されるか
朝貢国として ...
随分昔のことだが山里の学校で疎開児童をやっていたとき
先生は教えてくれた
「いいか、熊に出合ったら息を止めて死んだ振りするんだぞ」
レントゲン撮影技師はオシャベリ好きで
...
「蜘蛛の糸」(芥川龍之介)より
池の下に血の池地獄があるなど透視出来ないが
お釈迦様には見えるのだろう
大勢の亡者の中からカンダタを見つけ出した
(相当な視力の持ち主なんだ ...
それでも詩を書いてみようと思う。
雨は立体的な悲しみで、僕の悲しみに寄り添ってくれる。
雨を浴びると悲しくなくなった。〇になった。
わたしたちは立体的ではなく、平面的でもなく、〇だ。と僕が ...
言葉を口から吐き出したあとにことばを食べる。食物を口にする。口って何?食べ物ってなんだ。口から音を発する。口から吐瀉物を発する。口々になんか叫んでる。
ゴロゴロゴロゴロ、ピシャー、とか、ドシンドシン、とか、キャーー、とか、ドゴーーーン!!!、のないところに行きたい。すべての悲しい音が音楽になればいい。
ふふふとほくそ笑んでみる
訳はない
意味もない
他人が見たらさぞ気持ちの悪いことだろう
楽しいこともなく
面白いことを思い出したのでもない
笑顔を浮かべてみたくなったのとも違うけれど
そ ...
檸檬のまわりを、笑い声が歩いている
ちいさいね。
そして可愛らしいね。
酸っぱくて。
わたしあの子好きよ。
くすくす、くすくす
天鵞絨の大地の真ん中に
オーデコロンの風に晒されて ...
天気が良いなどという言い回しは誰が考えたんだか。
九月の晴れ渡る青空は凶暴としか言いようの無い
殺人熱光線の矢を地上に叩き込む。
しかも肌に纏わり付くスチーム爆弾を抱え込んで
アスファルトが歪 ...
まだ青々とぎらつく
その実を守る毬(いが)は
時には熟し切らないまま
木から落ちてしまう
栗の木の側の小道を歩けば
それは突然 気配もなく
私の背中や頭めがけて
数メートル上か ...
◯(生きる)
死ぬとわかっているのに
みな一生懸命に生きている
◯(比べられないもの)
世の中には
比べられるものと比べられないものがある
幸せは比べられないものである
◯(立場 ...
ジャッキーは俺に勝てると思ってる
2組で一番足が速いのはどっちか
きっちり分からせてやるひつようがある
ジャッキーは俺に勝ったと思ってる
...
窓辺から春のそよ風浴びている農道歩く数匹の猫
二、三日すれば桜は咲き乱れ春霧かかり花冷えの風
帰り道川面に映る夕暮れが今日一日のモヤモヤを取る
二人して波打ち際で大はしゃぎ春の冷たさ ...
最後に故郷に帰った日
灯台に座って
風に舞うとんびを
いつまでも見ていた
神様の木のてっぺんに
命を抱えるとんびたちは
巣に近づくと魔法の笛を吹く
目が回るほど
螺旋に ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
芋月仲間が秋夜に揺れる音
AB(なかほ...
自由詩
7*
16/9/14 22:03
喰らう音
あおい満月
自由詩
5
16/9/14 21:35
恋のようなもの
ただのみきや
自由詩
10*
16/9/14 21:18
考えは僕を変えた
水宮うみ
自由詩
3*
16/9/14 20:38
言葉からことばを読み取るのに必要
〃
自由詩
2*
16/9/14 20:36
お月さまになったさかな
〃
自由詩
3*
16/9/14 20:30
死ぬ前のジジイ
花形新次
自由詩
1*
16/9/14 18:48
会話
Lucy
自由詩
17+*
16/9/14 15:25
晩夏
〃
自由詩
3*
16/9/14 14:48
シャンパン
藤鈴呼
自由詩
2*
16/9/14 14:24
男はつらいよ
朧月
自由詩
5
16/9/14 9:19
秋の断片
st
自由詩
1*
16/9/14 7:02
九月の夜
吉岡ペペロ
自由詩
4
16/9/14 0:56
きょう
もり
自由詩
2*
16/9/13 23:36
どうせ豚箱
奥畑 梨奈枝
自由詩
2
16/9/13 23:08
戯言アポカリプス
塔野夏子
自由詩
3*
16/9/13 22:36
君の那覇
花形新次
自由詩
1
16/9/13 22:33
死語と愚痴
イナエ
自由詩
8*
16/9/13 21:48
「蓮池にて」
〃
自由詩
2*
16/9/13 21:12
あなたたちほどの悲しみはないけれど
水宮うみ
自由詩
1*
16/9/13 20:30
口
〃
自由詩
0
16/9/13 20:26
カタカナ
〃
自由詩
1*
16/9/13 20:24
ふふふ
坂本瞳子
自由詩
2*
16/9/13 16:47
檸檬
印あかり
自由詩
4*
16/9/13 15:09
九月の残暑
……とある蛙
自由詩
2
16/9/13 14:33
まだ青い毬(いが)
葉月 祐
自由詩
2*
16/9/13 13:15
独り言集5
ホカチャン
自由詩
0
16/9/13 8:03
ジャッキーは俺に勝てると思ってる
TAT
自由詩
1
16/9/13 6:47
モヤモヤ
夏川ゆう
短歌
0
16/9/13 5:24
時の場所
ガト
自由詩
6*
16/9/13 2:28
1434
1435
1436
1437
1438
1439
1440
1441
1442
1443
1444
1445
1446
1447
1448
1449
1450
1451
1452
1453
1454
1455
1456
1457
1458
1459
1460
1461
1462
1463
1464
1465
1466
1467
1468
1469
1470
1471
1472
1473
1474
4.18sec.