長い冬の間ハリネズミの毛皮のコートを着ていた女
今は春の嵐を纏っている やがて
花と言う花を散らし生乾きの恋情のむっとした匂いが消えるころ
裸のまま海に溶けて往く
白いブラウスが風の乳房を包ん ...
ねぇ?
ん?
前世とか信じる?
信じる
じゃあ自分の前世は何だったと思うの?
人間だよ
いつの時代の人
一昔
なんか漠然としてるね
でも大昔ではないよ
それでどんな人だったの?
...
ねぇ?
ん?
前世とか信じる?
信じる
何だったと思う?
木
木!?何で?
学芸会でやった時先生から褒められたから
ウケる~
やったウケた~でそっちは?
信じない
何で?
私が ...
慣れるまでは息苦しかった
耳も痛かった
けれど
目の前の他者との間に
いい感じの距離感が
だんだん心地よくなって
バリケードの裏に立てこもっている感じ
言いたいことなんて
言わなくてい ...
眠れない者達へ、安らかにと祈りながら
眠りは体を包みこむ
眠りは無力を教える
眠りは浅いと深いを繰り返す
眠りは野望を引き留める
眠りは希望を休ませる
眠り ...
暖かな陽の光が差しこむ
昼下がりの各駅停車
疎らな乗客
緩やかな進行
部活を終えた女子高校生が
座席でふたり 眠っている
この状況は
とても身近なことの暗喩
ではないだ ...
俺は大きな子どもと一緒に弁当を食べていた。
賑やかな中。
俺たちだけが無言で、俺達だけが静かだった。
幸せだった。
ゴミ箱を漁るときには多少演技が必要になる。
声をかけられるからだ。
...
珍しく衝動買いした赤ワイン
電動オープナーの使い勝手が掴めなくて
旦那に丸投げ
最初 コルクが上手く取り出せなくて
四苦八苦
ボタンを押し続けて
最後まで一度 押し上げる ...
動かなくなったきみの
頬が笑う
「冷た過ぎやしないか」
そう、遠くから伝えてみる
アノ
澄んだ温もりは
いま
灰色の何処に熔けてみた
のか・・・
...
元気印で、地域のボス的な存在の先輩に
ガンが見つかった
ちょつとわきの下にしこりがあるので
念のため診てもらったところ
リンパガンだった
明日から大学病院に入院して
放射線と抗がん剤治療を ...
「人にきちんと説明できないことは
やらない」
たとえ人間関係がおかしくなっても
このラインは死守する
エリート官僚であっても
自治会役員であっても
デッドラインだ
嘘ををついてまで
自 ...
いちごみるくのいちごとみるくをぱっくり分離した色の
花は散っていったけど
四月のバリアに張り付いて流れていったけど
またね
ありがちなころがる嘘につまずきたくて、
だけどおとなの ...
ピーマンはもともと顔が赤かった弱み握られ中もスカスカ
金の斧くれる女神のいる泉 水ぜんぶ抜く春のスペシャル
年収を会っていきなり訊いてくる黒目のなかに私がいない
声にならない声
共有されることのない音楽
私たちは音で心にフタをする
なぐさめられているようで
全くなぐさめられない心
いつもうえて
雑踏をさまよう
たくさんの人がいるのに
...
目蓋の重みにもはやこれ以上は耐えられないというとき
せばまる視界の遠い向こうにボンヤリと輝くあれは
きっと黄金虫に違いない
徐々に眠りに堕ちながらも脚はそちらへと歩み
腕はそちらへと伸ばさ ...
お医者様は私の悪いところを切る
いらないでしょうと切る
あっさり縫い合わされた私はまた
外見だけはかわらない
そのうちどんどん軽くなって
それで空へのぼってゆくのでしょう
切れ ...
ビ る
| れ
チで履くサンダルのビーダルと呼ば
可 ア
能 の
性程度に ...
もうあと一二週間すると
自称詩投稿サイトは
新規会員や久々に投稿する古い会員で
賑わいだす
何故なら偉い詩人が
言ったように
4月はとても残酷な季節なので
「新しい場所なら
こんな ...
愛情は
河の底に
静かに沈んでいる
流れと
その先の空を見上げ
子供たちは
両親の歌を
歌い合っている
小鳥が
朝を泳ぎ
パンがこん ...
水を飲む
がぶがぶ飲む
お腹が苦しいよ
水にも飽きてきたところで
一回死ねと叫んでから
コンソメスープを飲む
コップで五杯飲んだ
そんでうなだれる
俺の人生なんとも言えない
幸せ ...
池袋の西口公園
横たわる知識の死骸
かつての栄華はもうどこにもない
風とともに去ってゆく 崩落した本の切れ端
高層ビルの屋上で飛び降り自殺をリフレインする若者達
本を飲み ...
△
春愁の夢の中より
黄蝶が生まれる
ほどなく蝶は消えたが
夢はくっきり
覚えている
あまりにも鮮明な
夢だったので
私は眠れなくなり
起き出して窓を開ける
するといたのだ
...
ノスタルジア
また いやな夢をみたんだね
どうせなら魚になって海を泳ぎたかった
かなわなかった夢 石ころ
誰も傷つけないように生きてきたつもり
うまれてはじめて 風を切る
真っ ...
読み手に渡ってこそ詩になると
言う人がいるが、
そんなことはない
読まれる前、いやむしろ書かれる前からそれは詩だったのだ
詩は、お前の中、または外の世界に散らばっている、
読み手が感じた ...
*
肛門
自分の首から上を取り外して
体を四つん這いにさせてじっと
□(シカク)が発生するまで
眺めてみたい
今まで本当にお世話になったな
一番汚いことをお前に押し付けて
...
あちこちから
出てくる猫
ガードレールの羊
見もしない猫
あちこちで何かが倒れ
あちこちで何かが外れ
崩れ こぼれ 流れ
道を路を径を横切る
電 ...
ベランダと窓とレースのカーテンをはさんでみるひざしはやさしい。5階からみる中くらいの街なみも。
駅から歩いてくるだけでもたくさんの花がみられる。うすいオレンジ色のぺなぺなしたひなげしとか花水木と ...
お茶を飲み今ある時間ただ感じるただ落ち着いた時間を過ごす 街の音聞こえていてもうるさくない集中力が聞こえなくする 温もりのある言葉には愛があるから出てくる優しさ カフェに行き新メニューを進められ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
逆襲
ただのみきや
自由詩
4*
18/4/11 21:55
君の前世
しょだまさし
自由詩
1
18/4/11 21:22
前世は人でなし
〃
自由詩
1
18/4/11 21:21
マスク
Lucy
自由詩
6*
18/4/11 20:46
眠り
暁い夕日
自由詩
2*
18/4/11 17:27
各駅停車
ヤスヒロ ハ...
自由詩
2
18/4/11 16:30
20180411_work0000@poetry
Naúl
自由詩
0
18/4/11 13:58
ボジョレヌーボー
藤鈴呼
自由詩
0
18/4/11 9:52
INVESTIGATION
ハァモニィベ...
自由詩
2*
18/4/11 7:07
突然のガン
zenyam...
自由詩
1
18/4/11 6:36
デッドライン
〃
自由詩
1
18/4/11 5:52
うらうら
唐草フウ
自由詩
8*
18/4/11 3:53
ピーマンはもともと顔が赤かった弱み握られ中もスカスカ
北大路京介
短歌
2
18/4/11 1:10
金の斧くれる女神のいる泉 水ぜんぶ抜く春のスペシャル
〃
短歌
2
18/4/11 1:10
年収を会っていきなり訊いてくる黒目のなかに私がいない
〃
短歌
1
18/4/11 1:10
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たこ
自由詩
2
18/4/10 22:52
今宵もまた黄金虫は輝く
坂本瞳子
自由詩
3*
18/4/10 22:43
すてる
朧月
自由詩
2
18/4/10 21:50
チンダルのはしご/即興ゴルコンダ(仮)時間外
こうだたけみ
自由詩
3*
18/4/10 21:21
荒らし
花形新次
自由詩
2
18/4/10 20:34
トロイメライ
ヤスヒロ ハ...
自由詩
2
18/4/10 18:03
超つまんね
moote
自由詩
3
18/4/10 17:21
およそ一万年後の東京都豊島区池袋
古具をふね
自由詩
2
18/4/10 16:38
春愁
オキ
自由詩
2*
18/4/10 15:34
おさかな少女
tidepo...
自由詩
5
18/4/10 14:29
花形創一郎
狩心
自由詩
2
18/4/10 12:57
不慮の自己
〃
自由詩
0
18/4/10 12:04
白と園
木立 悟
自由詩
0
18/4/10 11:01
アマリリス、お行儀のよいバター、盲目のこと
はるな
散文(批評...
1
18/4/10 9:06
自然体
夏川ゆう
短歌
2
18/4/10 5:03
1198
1199
1200
1201
1202
1203
1204
1205
1206
1207
1208
1209
1210
1211
1212
1213
1214
1215
1216
1217
1218
1219
1220
1221
1222
1223
1224
1225
1226
1227
1228
1229
1230
1231
1232
1233
1234
1235
1236
1237
1238
加筆訂正:
祈り、ただ、このちいさなもの達の為に。
/
秋葉竹
[18/4/11 0:42]
冒頭、加筆いたしました。
3.72sec.