物を知らないと言うことは
恥ずかしいことだと思いなさい
人の心を思いやると言うことよりも
重大な過失だと信じなさい
十代の頃
硝子のハートを抱えた僕は
そんな台詞に
一喜一憂した ...
とめどなく
こぼれおちる
涙のしずくが
アルバムに置いた
紅葉をぬらし
しみこんでゆく
さよならを
言えずに別れたひと
くれないに
黄金色に
塗り ...
背を向けた時計との会話
雨のむこうの夜は赤く
音の径を
少しだけ照らす
指の鋏で
切る仕草
切りたいものを
切れない仕草
溝が 淵が
永く暗い 一本の ...
Ⅰ
わすれてもらへるなんて
うらやましいことです
たれの目にもふれず
こころのうちに咲き
たれに憶えてもらふこともなく
たれにわすれられることもなく
時のは ...
穢れた少年時代 穢れた青春
上手く言えるわけじゃない
だけど僕を壊したのは紛れもなく
「時代」そのものなんだろう
怖いもの知らずとは よく言われるけども
沢山犠牲にしてきた
心を偽りに ...
選挙に行ったことがない
日曜には競馬があるからだ
ディープインパクトの血が
どれだけ凄いものか確認するのに忙しく
下らない選挙に行ってる暇がない
いや、本当の理由は別にある
クソ市 ...
ホウキが大きすぎて
庭がはけなかった
バスは停留できないのに
風呂場だけは設置されて居た
庭だった
次第にコゼットはイラついて
ホウキを投げだす
母のファンテーヌは化粧ばかりして
自分 ...
春の空が欲しい
ふと
そんな想いが過ぎった
だからと言って
できることはない
桜の花が好きでもない
お気に入りの季節でもない
けれど
そんな風に思ってしまって
どうに ...
ワンカップのミルク
おどらされた花かんむり
つまびく糧は
ひとさじの砂糖
さらさらと
ながれるのは
、刻
やわらかなちぶさ
ならべて
そらをさかさまに
およぐせいし
...
熱に浮かされて
ひとりで居る間
私たちの上空を
留めていた骨が
溶けだし
また骨に
戻るまでの
湿度を保つ
鳴りだす私を/連れ戻す
架空のお前の声が聞えて
...
夜明け前から降る雨に冷やされて知らず固化するわたしであるよ
いえぬちにいるとき雨は沁みてくる。知ってる、外に出ればいいのだ
見上げれば雨がざーざー降っている 染みひとつないしろうい天井
...
センジツライノメガフレバ
先日来の雨が降れば
煎じつつ爪ライ麦のフレーバー
赤色灯滲む父の引かれていく
センジツライノメガフレバ
先日来の雨が降りゃ
私は帰ることが出来るらしい
進む一歩 ...
よもやまよもやま
そふえみだれつ
ちのまたちのまた
ゆれつほふれつ
しゅくじょの
まつのよ
はなさきやあれ
あれさきやはれ
ないしょのおくの
もずはちまん
よもやまゆやま
あさら ...
言葉では伝えきれない想いは
どうやって表現すればいいんだろう
焦っても仕方ない
ゆっくりと考えよう
いつも同じ想いをグルグル考えているのだから
無理しない
無理する必要はない
無理に詩を ...
憧れと郷愁の感情は
対象を全く欠いたままに
どうしようもなく湧きあがり
魂の奥処に垣間開く
渦巻く宇宙の輝きの余韻
響き木霊し流れ出す
そうしてまた、
森羅万象と繋がり合う
止 ...
羽田からの帰り機内で三歳ぐらいの女の子と一緒になった
女の子が僕の隣に座ろうとしたら
若いパパが
「窓側でしょう」と言って
窓側に座らせた
若いパパは僕の隣に座るとすぐに
「うるさいですが ...
花つぶら
笑顔が揺れる
あの音が
こころを
落ちつかせ
少し肌寒い
夕暮れ
わたしは
めがねをはずし
そこに座る
遠くに見える
水色の雪の珠
ふんわり
丸 ...
私は空気にもなれない
せつなくもありません
ひとはどうして
けなし嘲笑うのでしょう
壊れたブリキのロボット
汚物扱いめだけぎょろぎょろ
私今日決めました。
風 ...
だれかの手袋が車に轢かれる季節がくるね
あと二十四歩でたどり着く家の明かりは暗いまま
金木犀散らす弱い雨に一つの傘をさす
住宅街の自販機にはまだ温かい飲み物がなくて
裏側に隠れた太陽を待ち ...
希望は絶望の始まりか
幸福は不幸の始まりなのか
でも誰だって 不幸になりたくて生まれてくるわけじゃないだろう
命あるもの必ず死は訪れる
人は死ぬために生まれてくる
問題なのは死に行きつく ...
夕闇に溶けてゆくまでほおずきは小さな庭を灯すままごと
窓際にほおずき掲げ猫を待つおまえはどこに行ったのだろう
ぴりぴりと外を破れば顔を出すほおずきの内はト或る秘め事
昨日より幸せにな ...
おととい、あるいてほどなくある実家の父に「婚姻届けのサインをもらいにいっていい?」と電話をした。「いま、選挙期間中だから忙しい」私は黙った。それで、父は慌てて「時間がある今日中にサインしにゆく」「あ ...
公園で
夜のベンチで
おとこがきもちを冷ましている
仕事や人間やじぶんも含めたまわりや未来
おとこがきもちを冷ましている
夜のベンチで
公園で
何度みつめ ...
晴れた空に小さな雨粒が兆す
漆黒の夜に光の種が兆す
そのようにして
私は私を兆す
死せる沈黙から呟きを
倦んだ身体から歩行を
鈍い感覚に一閃の痛みを
静かな静かな夜陰の時に
涼風秘やかに空気を揺らし
懐かし憧れの未知からの訪れ
還流しながら予感に巡る
余りに忙しい社会の営み
余りに貪欲な資本の増殖
逃れ逸脱、寡黙に落ちれば
戻って ...
町のノイズか
バッハのパイプオルガンか
UFOの襲来か
割れたスピーカー音か
耳鳴りか蝉かせせらぎか
滝かドローンか
電子ビームがなにかになりたがる
だか ...
灯台回転光
遠くを見ています
見えない人に
私はここですと
夜中に見つけて下さい
灯台回転光
星たちよりも
ずっと正確
気まぐれに
流れいく事もないから
少しずつで ...
今日がその日なら
靴はそろえて
笑い顔で笑い泣き顔で泣く人の
歯に挟まった敗者の長い髪の毛を
結びつけた中身のない御守り袋が
まだ乾かない粘土の心臓をまさぐる赤ん坊の手だ
無 ...
静寂に満ちた神聖な森の気配
その圧倒的な深い森に包まれた時
今の私たちが忘れかけていた
大切な記憶が蘇ってくる
ずっとずっと昔から
人は森と共に生きてきた
私たち一人一人はこの森に生き ...
日常の勝負師は
滑稽だろう
まるで冷たい海
非情だ
常に勝負にこだわり
負ける事を恐れ
楽しめない
勝つってなんだ
つまらない
逆に惨めになる
滑稽になる
負けに甘ん ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
たまごあえ
藤鈴呼
自由詩
1*
17/10/13 11:07
涙のインク
st
自由詩
4
17/10/13 10:14
ふたつ 離れて
木立 悟
自由詩
3
17/10/13 10:09
春のスケツチ三題
石村
自由詩
19*
17/10/13 8:56
声なき叫び-本性
橘 紫苑
自由詩
1
17/10/13 8:51
選挙に行かない
花形新次
自由詩
0
17/10/13 6:56
入浴して行った
間村長
自由詩
6*
17/10/13 2:20
どうしようもなく
坂本瞳子
自由詩
3*
17/10/13 0:37
精飲
むぎのようこ
自由詩
11*
17/10/13 0:09
五月には枯れる花
伊藤 大樹
自由詩
3
17/10/13 0:00
崖 より
沼谷香澄
短歌
3
17/10/12 22:39
願い散りそう
tem874...
自由詩
1*
17/10/12 21:28
古墳群
〃
自由詩
3*
17/10/12 21:17
無理しない
無限上昇のカ...
自由詩
3
17/10/12 20:52
中庸の歓喜
ひだかたけし
自由詩
12
17/10/12 20:46
育メン
ホカチャン
自由詩
2*
17/10/12 13:16
ウォータースノー
tem874...
自由詩
1*
17/10/12 11:59
生きる価値
花姫
自由詩
2
17/10/12 11:55
センチメートル
青の群れ
自由詩
6
17/10/12 11:38
本能とでも言いますか・・・
無限上昇のカ...
自由詩
2
17/10/12 9:38
ほおずきざんまい
そらの珊瑚
短歌
5*
17/10/12 8:58
ジャンヌ・ダルクの築いたお城 蛸
田中修子
散文(批評...
2*
17/10/12 8:03
おとこがきもちを冷ましている
吉岡ペペロ
自由詩
13
17/10/12 7:19
兆し
葉leaf
自由詩
3
17/10/12 4:13
新生
ひだかたけし
自由詩
6
17/10/12 1:23
不協和音
吉岡ペペロ
自由詩
4
17/10/11 23:25
灯台回転光
おっぱでちゅ...
自由詩
5
17/10/11 22:55
今日がその日なら
ただのみきや
自由詩
7*
17/10/11 21:31
古の森にて
忍野水香
自由詩
4
17/10/11 21:27
負けてしまえ
星丘涙
自由詩
2*
17/10/11 21:16
1195
1196
1197
1198
1199
1200
1201
1202
1203
1204
1205
1206
1207
1208
1209
1210
1211
1212
1213
1214
1215
1216
1217
1218
1219
1220
1221
1222
1223
1224
1225
1226
1227
1228
1229
1230
1231
1232
1233
1234
1235
3.71sec.