鯵/秋刀魚 海鰻/甘鯛 団扇海老

沖潤目 鱓/石鯛 尾長黒

鯒/細魚 鮋/島鯵 目近鮪

夕陽焼 鼻福/眼福 鱈腹途
磨いても磨いても光らない

いったい
いつ輝いていたのか

目にいたいほど
肌をえぐるように
光をうばうほど
輝いていたのかしら

ああ
ある日、ぼくは夜の町へと逃げだした。
夜の静けさのなかで、色々なことを考えた。生きる意味とか。このしんどさはどうすればなくなるのかとか。
あの頃のぼくは、とてもしんどかった。とてもつらかった。この ...
サウジの記者が
江戸川乱歩の主人公みたいに
されちゃったらしいが
私は何とも思わない
いい加減なことを垂れ流している
日本のマスコミ連中は思い知ればいい
反撃の機会を伺っているのは
サウ ...
恥知らずなところが嫌い
もの凄く頭悪くて
勉強も仕事も
何やらせてもダメで
低収入で
社会の底辺を這いつくばってるくせに
まだ望みがあると思っているところが嫌い
生きて行く上で
やらな ...
やみくもに色を塗り続けて真っ黒になるみたいに
いろんな感情をぶつけて心を塗り潰したい

ばっさり切った髪は、忘れたからでも吹っ切れたからでもない


落とした視線の先

長い髪のシルエ ...
溶鉱炉で白熱する
脳髄
掬い上げれば
途端に
灰色の唄が

始まる
始める

歯で噛む
歯応えの無い
灼熱
一オンスの光る肉

歯も溶けているし
口も無いから
大脳皮 ...
雲の切れ間から
青が光って覗いている
俺はくたびれ脱力して
道端に腰掛けている
わけの分からない宣伝カーが
ゆっくりと通り過ぎて行く
ひんやりと動かない空気
傾きかけた太陽
何も変わら ...
誰彼の配慮で自死となりちゃんと伝えたかったことばが消える 秋空の下
漱石の「こころ」を読む
「坊っちゃん」でもなく
「三四郎」でもなく
「明暗」でもなく
「こころ」を読む
靴下の日焼け跡が残る足
それを隠すために選ぶ長さが
メスシリンダーの目盛りを上げて
短い夏に終わりを告げるよ

新しい靴下が止まる場所に
黒いサテンのリボンが似合うから
翼を広げてどこへ ...
切り落とした無数の黒髪が
浴室の床に散らばっている

鼓膜の真横から聞こえてくる
二つの刃物が擦れ合う音

例えるならば泡
閉ざされた水槽の底から
少しずつ浮かび上がってくる
泡 泡 ...
シューベルトが作曲するとき


意識して

あるいは無意識で


ほとんど 

といってよいほど

歌曲の世界へと向かう


ストリングクァルテットが ピアノクインテット ...
たまには
こっそり
味噌ラーメン
一人
かくれて
味噌ラーメン
仕事の合間に
移動の途中に
立ち寄り
すする

たのむのは
いつも
同じメニューのはずなのに
メニューブック ...
青い秋空を背負って大きな芋虫が私の頭上を走り去った
半分だけ残った発泡酒を飲み干せばB級映画のような
夢を見ることが出来る
それで満足
いつの日か、私は私の墓標を見ながら
誰かが供えてくれた ...
よくわからないけど
人は土でできているらしく
それなら私、自分に種を植えよう

今は秋だし、春咲きの花なんていいんじゃないかな
お芋とかトマトとか、おいしいものもいいし

ねえもしかした ...
いびつに切り貼りされた現実の、ぺらとぺらのすきまにきみはしがみついていた。きみの顔をのぞくこの瞳はさながら怪物に見えるだろうか。差し出した爪の先を巨大な肉切り包丁とたがえるだろうか。鏡なんて当てになら ... やさしいひとが
笑えない世の中で
山河に吠えている

一体何と戦っているんだ



言葉を交わせないひと
心を通わせ合えないひと
ひとつの世界しか見ないひと
ふりかえることのない ...
サブイボが出そうなことを
平気で書き散らせるあなた
一度鏡を床に置いて跨がり
自分の肛門を見て下さい
きっと想像以上に
黒ずんでいますから
その後は
サブイボ自称詩を書こうとしても
「 ...
部屋に飾る写真が
色褪せないような
角度を探す

大切にするよ
景色も匂いも

分け合う前の
勝利みたいに
誰かと一緒に
抱き合えるかな

将来の夢は
写真への思い

ソ ...
ランドセルを振り回し
カエデを蹴りつけた
少年は
舞う羽にはしゃいでいる

いつか
ナナカマドを蹴りつけ
私に雪を浴びせた
君は
夏の綿雪のように
どこかへ
飛んでいった

...
○「情報過多」

朝インターネットでニュースを見て
それをまた朝の新聞で読んで
それをまた朝のテレビで見て
それをまた昼のテレビで見て
それをまた夜のテレビで見る
リタイアすると情報過多 ...
叶わない恋ばかりをして
安全地帯に置いた自分の
抜け殻を抱いて落としたマスカラ

涙に濡れて旗を揚げた今
遮断機を超えて会いに行きたい

募らせる想い果てなく続く
地震が起きて沈んでく ...
降る星は 私のもとには降りてこない

きっと 遠くの誰かのもとに落ちたのだ

願い事 ひとつする前に消えていく

一体 誰のもとへ行ったのだろう
ジャンケンなんてしなくなっていた
それはすっかり大人だから
もう子供には戻れないから

ジャンケンなんてしなくなっていた
もう鬼ごっこはしないし
できないし
かくれんぼは
どこにも隠れ ...
遠い声を聞いた 海の底のようなはるかな声だ
耳に残る 今はおぼろげな記憶のようだと
貝殻の奥にある秘密の旋律のようだと


遠い道を歩いて抱いてしまった憧れに逢いに行く
人々が集って来る  ...
見たところ肝臓のようだ。中学校の階段の踊り場の高窓から差し込む夕日に照らされて、赤黒い肉塊が落ちている。まるで今しがた体内から摘出したばかりとでもいうようにてらてらと艶めかしい輝きを放って、よく見れば ... ホワイトタイガーは
人間一人食っちゃったぐらいでは
何のお咎めもない
何故なら色が白いからだ

その一方で
ブラックタイガーは
海老だ、タイ産の

この差別は
如何ともし難い

...
恋人は路地裏をゆく冒険者


恋人の地球をはみだしがちな足


恋人の瞳で暮らす小人たち


恋人が銀河で鯉を釣っている


恋人が夕陽に向かって走り出す


恋人の心に ...
雪が降っている感覚に、薄目を開けた
凍りつく湿度と、ほのかな光を感じる

雪の一片一片には
冬の陽がほんのわずか宿っているのだという
だから真白く淡く輝いているのだと
幼い頃、母が聞かせて ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
漁港AB(なかほ...俳句2*18/10/18 23:21
_印あかり自由詩418/10/18 23:06
水宮うみ自由詩3*18/10/18 20:59
ジャーナリスト花形新次自由詩018/10/18 20:38
自称詩人が嫌い自由詩018/10/18 20:17
冬の灯は、螺旋を描いて十一月の失敗...自由詩118/10/18 20:04
メルティーブレインゴデル自由詩2*18/10/18 16:01
道草ひだかたけし自由詩13*18/10/18 14:56
自殺きらく短歌018/10/18 12:28
読書zenyam...自由詩118/10/18 10:51
15センチメンタルミナト 螢自由詩118/10/18 10:17
シオマネキ1486 1...自由詩618/10/18 7:26
すべては歌曲から・シューベルトst自由詩018/10/18 6:25
道草北村 守通自由詩018/10/18 1:46
B級腰国改修自由詩018/10/17 23:24
塩でも砂でもないんだし凍湖自由詩218/10/17 22:16
親愛なる虚像たち青花みち自由詩2*18/10/17 20:38
手袋はとってくださいAB(なかほ...自由詩418/10/17 20:27
自分を見つめ直す花形新次自由詩018/10/17 18:34
少年ミナト 螢自由詩118/10/17 17:02
ポプラの噂話に乗せて自由詩218/10/17 15:56
独り言75集 zenyam...自由詩118/10/17 10:46
断層ミナト 螢自由詩118/10/17 10:03
流れ星天鳥そら自由詩2*18/10/17 9:16
ジャンケンをこたきひろし自由詩218/10/17 8:23
遠い集会石瀬琳々自由詩17*18/10/17 5:33
偽文集春日線香自由詩318/10/17 5:29
海老相撲花形新次自由詩018/10/16 23:26
恋の人水宮うみ川柳3*18/10/16 17:42
「春を待つ」桐ヶ谷忍自由詩518/10/16 15:58

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