不眠症には二通りある
眠れないものと
眠らないもの
眠れないときは眠らない
起きれないときは起きない
動けないときは動かない
話せないときは話さない
それでは
社会で生きれ ...
夢の奥でチカチカ瞬いているもの
柔軟で可塑的な生き物の浮遊する
その余韻に浸ったまま目が覚めた
◇ ◇
夢の奥、
瞬きを
チカチカする瞬きを
感触として察知した
それは ...
男爵はいつも眠そうな顔でポーカーフェイス
纏っているのはラビットファー
銀色に光るふわふわの毛皮
男爵はふらりとこの街へやってきた
強固な鍵付きの家に住み
滅多に外に出てこない
何故か ...
「僕だけのものだ」って言葉思う度虚しくなるので君にもあげる
僕たちは言葉の種を温めてこの寒い季節乗り越えていく
絵に描いたみたいな空を飛んでいく飛行機に乗る人が見る空
手をつなぎ ...
くさくさする夜だった
何もかもがうまくゆかない
できたと思った即興のソネットは
書きとめようとした途端に
すべて蒸発してしまった
くさくさするこんな夜に
あなたにはごめんなさいを繰り返 ...
ぼくは今
青空に
虹ができるのを待っている
虹ができたら
ぼくは
白鳥に姿をかえて
青空へ飛んでいく
虹のプラットフォームについたら
雲の列車の切符を買って
...
空気の冷たさは
ただそれだけのことで
なんの期待も
後悔をも振りまくことはなく
消えることもない
あの日の涙は
嬉しかったのか
悲しかったのか
知るよしもないけれど
滴の記憶 ...
その頃どんなに目をこらして頑張ってみても
夜空には星と月しかみえず
ひとりでは
生きるってそんなもんだと今でも思っています
時計台のある北の街で感じた
そうでないひととき
その人は白い ...
歌声が聴こえる
夜の海を越えて
さざ波のメロディに乗せて
誰かが歌っている
外を見れば灯り一つ見えない漆黒の闇
しばし アリアに聞き惚れる
私以外にも眠れぬ夜を過ごす誰かがいることに
ほ ...
「きっと」
それは魔法の言葉
それは希望の言葉
「きっと」
それは絵空事
それは絶望へ転じる
叶わない願いを
諦めきれない想いを
誤魔化し遠ざけ甘く緩く温く
どこまでもいつま ...
一枚のを、まん中からわけたら、裏と表のなかにもうひとつ裏と表ができますよね。っていうのを繰り返して、とうとうわけられなくなった薄っぺらの一枚はきっと透けてて向こう側がみえる。おもてとうらが、ぶつか ...
ゆめへ行きたいという声が聞こえる
ひとりがかなしい雨のよる
とおい旅にでるのはいましかないと
たましいのいちばん深いところで
『天国』の文字が点滅する
あかいろの危機をつ ...
最近 笑うことをしない
たまに笑うと
笑っている自分を
不思議に思う
つい笑ってしまう
虫の鳴き声
秋を歌っている
耳を澄ませば
秋を伝える声
秋を実感させられる
身体にあたる風
木々の色づきが
声になって伝わってくる
心地良い空間
忘れられないひととき
...
――B.j.へ
君には朝一杯のコーヒーが必要だった。悪意や復讐を溶かし込んだ生命の源泉としてのコーヒーが。コーヒーは強靭な孤独を湛え、君に生きる意志を与えてくれた。コ ...
秋の夕暮れ、お寺の境内でようやく歩き始めた小さな君が笑っている。
空の彼方に雁の群れが飛んでゆく。
秋の夕空は私の感情に似ている。
どうしようもなく弱いくせに明日に希望を託している。
...
よく晴れた日、木の下に立って空を見上げる。
くたびれた木の葉が太陽の光を受けてオレンジ色に透けていた。
これほど美しい情景があろうか。
溢れた感情がフレームに収まり切れずシャッターは ...
満ちていた
哀しみ あるいは痛みのように
煌めいて
昨日を潤し明日を照らす
零れ 滴り 流れ落ち
さらに溢れ
駆り立てる
とどめる術もない力で
押し寄せる波
こみ上げる欲望 ...
今宵、酔いどれの
耳には
便所を出た
白い洗面台の横に置かれた
金のニワトリの
悲痛に明るいお叫びが
脳裏の遥か彼方から
ひびいてくる
それは陽気だったけれど浅はかだった
何もかもニューウェーブ
私は羽のハエや木の森
だからおっぱいは隠さないよ
勤勉を傷つけ町に出ることもなくただ歌う
君は歌えない
きっと脳がな ...
時の流れなど感じていないかのような
安古いこのモーテルは中も狭い
下着もつけないままで
君はテレビを黙って見ている
やる気のない企画物が垂れ流れている
俺はベッドに座り煙草をくゆらせる
君 ...
春に出会う
あたりまえのように
それが君だった
日々があった
見えるものは見えるもので
見えないものは見えないもので
見えるものを二組の目で見て
二人はたまたま近い気持ちを感じた ...
他人のために尽力したのに
「馬鹿じゃねえのかお前!」
と罵声を浴びせられた日に
国道114号線を実家に向かう
私は一人のブラックジャック
憎まれ役で結構
強靭な孤独に基づき生きてい ...
空には、星
地上には、花
されど この季節には
宝石箱をひっくり返したような
幻想的な落ち葉の森
木漏れ日と艶やかな色彩は
晩秋の静寂に包まれ
聖なる空間を織り成す
言 ...
頼まれたら嫌と言えない
自分がその器で無いことを知っていても
頼まれたら嫌と言えない
だから いつでもキャパオーバーで
自分で自分の首を絞めることになる
OK OK 任せておいて
そん ...
羊のいない街などに
住みたくはない
眠れない夜に
数えるものがなにもない
夜中まで起きていて
地球でたった一人になって
季節の星座に笑われる
地上に貼りついているものの
そ ...
全部嘘だと秋の風が言ったので
それでは終わりですねと冬の空が言いました
春の花は無関心そうに頷いて
かたわら、夏の虫が死にました
青空で、歪んだ月明かり
うさぎ達は人を解体して笑っていま ...
目に見えないできごと
ずっと心のなかで燃え続けている炎が
目に見えない事象を照らしだす
人はずっと神々しく輝いていて
まざまざと見せつけるように
その才能を映しだしている
気持ちが ...
天気よし
血圧よし
女房の機嫌よし
僕は
秋の光りの中を
のんびり田圃道を歩く
ああ!これを悠々自適というのだろうか
現実とは何か
これが僕は
今だによくわからない
わかるようでわからない
「現実、ほらそこにあるじゃありませんか」
って言われても
夢のようでよくわからない
どうやったら現実をしっかりとら ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
不眠症
イオン
自由詩
2*
17/10/28 14:57
感触としての像
ひだかたけし
自由詩
5*
17/10/28 14:36
ポーカーフェイス
無限上昇のカ...
自由詩
2
17/10/28 14:01
君にもあげる
水宮うみ
短歌
1*
17/10/28 12:53
存在失格 (真夜中の三叉路)
もっぷ
自由詩
4
17/10/28 11:53
雲の列車
st
自由詩
2
17/10/28 11:04
木枯らしが吹く前
坂本瞳子
自由詩
1*
17/10/28 10:47
さくらいろ
犬絵
自由詩
2
17/10/28 10:25
幻聴
無限上昇のカ...
自由詩
4
17/10/28 10:23
キット
たいら
自由詩
1
17/10/28 8:16
0、ゆりかごとレース、踊り子の傘のことなど
はるな
散文(批評...
6
17/10/28 8:15
うつくし声のとどくあさ
秋葉竹
自由詩
2
17/10/28 6:30
このごろ
星丘涙
自由詩
4*
17/10/28 5:40
秋を伝える声
夏川ゆう
自由詩
1
17/10/28 5:15
唯一の親友
葉leaf
自由詩
1
17/10/28 4:27
逃避
ヒヤシンス
自由詩
4*
17/10/28 4:26
秋の名残り
〃
自由詩
8*
17/10/28 3:39
海が涸れる
Lucy
自由詩
14*
17/10/27 21:10
お叫び
服部 剛
自由詩
1
17/10/27 20:32
20171027_work0000@poetry
Naúl
自由詩
0
17/10/27 20:05
氷の女王
渡辺八畳@祝...
自由詩
1
17/10/27 19:26
さよなら
もっぷ
自由詩
4
17/10/27 18:09
114号線
葉leaf
自由詩
2
17/10/27 17:30
メグリメグル
忍野水香
自由詩
2
17/10/27 16:49
OK OK
無限上昇のカ...
自由詩
3
17/10/27 13:46
羊の街
やまうちあつ...
自由詩
3
17/10/27 12:44
全部嘘だと秋の風が言ったので
倉科 然
自由詩
3
17/10/27 12:19
心の炎は
電光石火
自由詩
3
17/10/27 11:52
秋空
ホカチャン
自由詩
1
17/10/27 10:22
現実
〃
自由詩
0
17/10/27 10:14
1187
1188
1189
1190
1191
1192
1193
1194
1195
1196
1197
1198
1199
1200
1201
1202
1203
1204
1205
1206
1207
1208
1209
1210
1211
1212
1213
1214
1215
1216
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1220
1221
1222
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1227
4.49sec.